米国株のテンバガー候補【2022年】有望銘柄8選

米国株 テンバガー候補

米国株テンバガー候補、2022年はどんな銘柄なのでしょうか?

いくつくらいの米国株の有望銘柄が2022年にはテンバガーを達成するのか?

今回は米国株のテンバガー候補2022年版と題してご紹介していきます。

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クロサキさん、2022年の米国株のテンバガー候補にはどんな有望銘柄があるのでしょうか?
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そうだね、ハイテク株やIPOしてまもない銘柄など、多岐にわたると思います。
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ぜひ米国株のテンバガー候補について教えてください。

米国株といえばテンバガー候補が日本株よりもたくさんあるイメージですよね。

2020年から2021年にかけてもテンバガーを達成した銘柄が続出しました。

特殊な事例ではありますが、2021年の年はじめにはゲームストップ株の株価急騰は日本でも多く報道されましたね。

ゲームストップ株は1月4日の始値19ドルから数日で483ドルまで急騰しました。

米国株 テンバガー候補 ゲームストップ

※引用元:トレーディングビュー

しかし、米国株のテンバガーはまだまだあります。

それは2022年にも同じ事がいえるでしょう。

そこで、米国株のテンバガー候補2022年版と題して、米国株の有望銘柄を厳選してご紹介していきます。

米国株のテンバガー候補(2022年)有望銘柄TOP8

(最終更新日:2022/7/6、元記事:2021/10/22)
それでは早速、2022年の米国株のテンバガー候補をご紹介します。

米国株には成長銘柄が2022年も豊富にあります。

今回は厳選に厳選を重ね、8銘柄をスクリーニングしました。

【ティッカー】 【銘柄】
DOCS ドキシミティ
UPST アップスタート・ホールディングス
DDOG データドッグ
COUR コーセラ
AFRM アファーム
U ユニティ・ソフトウェア
DLO ディー・ローカル
MGM MGMリゾーツ・インターナショナル

この8銘柄の米国株のテンバガー候補をそれぞれご紹介していきましょう。

※なお、ここで紹介する銘柄を推奨しているわけではありません。
投資のご判断はご自身でお願いします。

また、米国グロース株がFRBの金融政策の影響で株価下落局面のなか、長期でみて買い時だと思われる銘柄をnoteで公開しています。

ドキシミティ(DOCS):シェア80%以上の医療SNS

米国株 テンバガー候補 DOCS

ドキシミティは医療従事者が意見交換などに利用するSNSを展開する企業。

すでに米国のドクターの80%以上が登録していて、医療業界で必須のサービスという地位を固めつつあります。

2021年6月にIPOした企業で、直後の8月の第1Q決算(4~6月期)では、市場予想を超える成長を見せているなど、2022年も期待の有望銘柄。

その時の決算では売上高7,270万ドル、純利益2,630万ドル。

前年同期の数値が売上高3640万ドル、純利益150万ドル。

ちなみに2021年第1Qの売上高の市場予想は6346万ドルでした。

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前年同期からの売上高と純利益の成長がすごいですね!
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そうなのです。さらに売上高純利益率が36%と非常に高く、高い競争力を保持していることを証明しています。

DOCSチャート

※引用元:トレーディングビュー

ドキシミティの株価チャートを見ると、上場後の株価上昇が一服して現在は調整中。

株価が底を打ったところを狙いたい。

ファイブ・ビロウ(FIVE):米国版ドンキの高成長力に期待

米国株 テンバガー候補 FIVE

ファイブ・ビロウは米国のティーン向けに5ドル以下の商品を販売するディスカウントストアを展開。

扱っている商品はゲーム・玩具・パーティグッズ・雑貨・カード類・キャンディ・スナック類など。

SNS世代にウケる店舗づくりに強みを持っています。

日本の企業だとドン・キホーテがイメージに近いかもしれません。

2021年1月期こそコロナ禍の影響で利益率やEPSが落ちましたが、米国でのコロナ禍が終息すれば消費も本格的に回復し、再び成長軌道に戻ることを期待。

直近の決算書を見る限りでは、前年同期比で売上2倍(124.4万ドル)、純利益は黒字転換しており好調な伸びを見せているように感じます。

またインフレが続く米国のなかで、5ドル以下の商品を販売することをコンセプトにしていることもあり、勝ち組企業になるポテンシャルを秘めていると思います。

<ファイブ・ビロウの損益計算書>
ファイブ・ビロウPL

ファイブ・ビロウの株価チャートを見ると、直近はナスダックの調整に引きずられる形で調整を続けていましたが、これからクリスマス商戦、ブラックフライデーなどを控えており、値を戻してきました。

ファイブ・ビロウチャート

※引用元:トレーディングビュー

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日本でもドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルHDも数年かけてテンバガーを達成しています。
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かわいいコスメなんかも置いてあるともっと人気が出そうですね!

データドッグ(DDOG):SaaSで監視・分析プラットフォームを提供

米国株 テンバガー候補 DDOG

データドッグは米国のソフトウェア企業で、国内外の開発者・IT運用チーム・ビジネスユーザー向けに、SaaS形式の監視・分析プラットフォームを提供しています。

データドッグの業績面に目を向けると、売上高の成長が目を引きます。
2017年12月期から2020年12月期までで売上高は6倍になっています。

<データドッグの通期決算>
データドッグ 通期決算

※引用元:株探

2021年12月期は上半期(3~6月)の売上高が431となっており、すでに前年通期の70%以上となっています。

<データドッグの四半期決算>
データドッグ 四半期決算

※引用元:株探

この高い成長率が続くようであれば、データドッグも米国株のテンバガー候補の一員と言えそうです。

コーセラ(COUR):オンライン教育の直近IPO有望銘柄

米国株 テンバガー候補 コーセラ

コーセラは世界の主要な大学や企業とパートナー提携し、質の高いオンライン学習講座や学位取得プログラムをリーズナブルな価格で提供しています。

料金体系は個人、企業からのサブスクリプション料を収益の柱としています。

21年2Q(1~6月)は売上1億208万ドルで前年同期比38%の大幅成長を遂げています。粗利率も高く約60%あります。

コロナ禍が長期化するなかでオンライン授業の需要が伸びてきましたが、今後さらに長期化すれば需要のさらなる伸びが期待されます。

授業内容も言語習得、プログラミング、ビジネス分析、グラフィックデザイン、社会科学など多岐にわたっており、米国に限らず世界中から授業を受けられるのも強みと言えるでしょう。

コーセラは2021年4月にIPOしたばかりの会社で、IPO後の売りが一巡すれば、米国株テンバガー候補の1つとして注目されていくのではないでしょうか。

<コーセラの株価チャート>
コーセラ チャート

※引用元:トレーディングビュー

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チャートを見ると株価は下落トレンドにあるようですね。
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現状ではそうだね。なので、トレンド転換を見極めてから投資を心がける必要があります。

アファーム・ホールディングス(AFRM):Amazonの信頼パートナー

米国株 テンバガー候補 アファーム

アファーム・ホールディングスはフィンテック企業で、Eコマース用に後払いサービスを提供している。

また、デジタルやモバイルコマース向けの次世代プラットフォームも構築する企業です。
若年層ユーザーに強みを持っています。

Amazonやショッピファイ、ターゲットといった名だたる企業からパートナーとして選ばれており、業界のリーディングカンパニーの地位を確立しているといえます。

2021年1月にIPOした有望銘柄です。

2021年9月発表の直近決算では、市場予想を上回る業績となっており、株価は動意づいております。
アファーム チャート

※引用元:トレーディングビュー

<アファームHDの2021年第4Q(5月~7月決算)>
・EPS(1株損益)※調整後:-0.14ドル(市場予想:-0.30ドル)
・営業収益(売上):2.62億ドル(市場予想:2.27億ドル)

<2022年6月期の通期予想>
営業収益(売上):11.6~11.9億ドル(2022年6月期の実績は8.7億ドル)

今期も売上高は33.3%~36.8%の高い成長が予想されています。

※参考:営業収益(売上高)の推移
2019年6月期(実績):2.64億ドル
2020年6月期(実績):5.09億ドル
2021年6月期(実績):8.70億ドル
2022年6月期(予想):11.6~11.9億ドル
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とても高い売上高の成長率ですね。
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20年は前年比93%、21年は同71%、22年は同33.3%~36.8%と、毎期の高い売上成長率となっています。

利益の源泉は売上にありです。

したがって、高い売上高成長率をキープしているアファームもまた米国株のテンバガー候補の1つといえそうです。

ユニティ・ソフトウェア(U):売上毎期40%成長の有望銘柄

米国株 テンバガー候補 ユニティ

ユニティ・ソフトウェアはソフトウェア企業で、ゲーム開発・芸術・建築など、様々なクリエイターのアプリ開発に利用されるソフトウェアソリューションを展開しています。

ユニティ・ソフトウェアはメタバース関連銘柄としても大注目されています。

※メタバース関連銘柄(アメリカ版)を下記記事でまとめています。
↓↓↓
メタバース銘柄のアメリカ(米国)株一覧と本命を公開

ユニティはメタバース関連銘柄の米国株の大本命として紹介しています。

ユニティ・ソフトウェアは2020年9月にIPOしました。

2021年8月発表の上半期(4~6月)決算では、市場予想を上回る業績となっております。

<2021年8月10日取引後発表の決算内容>
・売上高:2.74億ドル(市場予想2.42億ドル)

・調整後EPS(1株利益):-0.02ドル(市場予想-0.12ドル)

・7~9月期売上高見通し(会社発表):2.60億~2.65億ドル(市場予想2.54億ドル)

・2021年12月期の通期売上見通し:従来の10.0億~10.2億ドルから10.5億~10.6億ドルへ上方修正(市場予想10.1億ドル)

・リモートデスク、ゲームのストリーミングを手掛ける企業の買収を発表

通期の業績予想も上方修正され、業績としては市場予想よりも良くなったことはプラスといえるでしょう。

※参考:営業収益(売上高)の推移
2018年12月期(実績):3.80億ドル
2019年12月期(実績):5.41億ドル
2020年12月期(実績):7.72億ドル
2021年12月期(予想):10.5~10.6億ドル

19年は前年比43%、20年は同43%、21年は同36%と、平均40%近くも売上高が毎期成長しています。

この毎期の売上高の成長率の高さこそ、米国株のテンバガー候補の実力といえるでしょう。

ディー・ローカル(DLO):新興国進出企業の頼みの綱

米国株 テンバガー候補 DLO

ディー・ローカルは新興市場で事業展開する加盟店向けに、統合されたクラウドベースの決済サービスプラットフォームを開発・提供しています。

ケイマン諸島籍ではありますが、本社はウルグアイの首都モンテビデオにあります。

2021年にIPOしたユニコーン企業です。

ディー・ローカルの顧客には、アマゾン、スポティファイ、マイクロソフトなどの錚々たるグローバルテック企業が名を連ねています。

2021年9月発表の第2Q(5~7月)決算では、市場予想を上回る業績となっております。

<2021年8月10日取引後発表の決算内容>
・売上高:5900万ドル(市場予想4070万ドル)
※売上高成長率は前年同期比186%増

・調整後EPS(1株利益):0.06ドル(市場予想0.05ドル)

市場予想を大きく上回る決算となっており、コロナ禍をものともせず、高い成長を続けていることがわかります。

米国株の成長銘柄のなかでは、2022年も大いに期待できる銘柄です。

過去2期の決算を見ても高い成長力がわかります。

【2020年12月期】 【2019年12月期】
【売上高】 1億414万ドル 5529万ドル
【営業利益】 3094万ドル 1756万ドル
【税引前利益】 3142万ドル 1782万ドル
【当期利益】 2818万ドル 1560万ドル
【EPS】 52.7ドル 29.3ドル
【総資産】 2億47万ドル 7960万ドル
【自己資本】 4505万ドル 2436万ドル
【自己資本比率】 22.47% 30.61%
【BPS】 83.87ドル 45.35ドル

そんな高い成長力を誇るディー・ローカルですが、株価チャートを見ると現在は調整中。

ディー・ローカル チャート

※引用元:トレーディングビュー

新興国向けのフィンテック企業ということもあり、新興国の新型コロナウイルスの新規感染者が減ってくればビジネスが活発になり、同社の取引額も増加することが予想されます。

株価がすでに大きく上昇していない分、投資のチャンスはありそうです。

トレンドの反転を狙っていきたいところです。

米国株のテンバガー候補2022年版の一角として、ディー・ローカルの高い成長力は十分ではないでしょうか。

MGMリゾーツ・インターナショナル(MGM):大阪IRにも期待大

米国株 テンバガー候補 MGM

MGMリゾーツ・インターナショナルはマンダレイ・ベイなどのリゾートブランドを展開する統合型リゾートの運営会社です。

観光業ということもあり、コロナ禍の影響をもろに受け、2020年12月期こそ赤字に転落してしまいましたが、四半期ベースではすでに黒字転換を果たしています。

MGM 決算

※引用元:株探

上表を見ると、2020年6月に売上高・各利益とも急減・赤字転落しているのがわかります。

しかし、その後は四半期ごとの決算を見ても毎期売上高が上昇しているのが分かります。

営業利益を見ても、赤字幅が毎回縮小していき、2021年6月期決算ではついに黒字転換しています。

米国のみならず、コロナ禍の終息により観光需要が高まれば業績の上方修正も見込まれます。

MGMの株価チャートはすでに最悪期を脱して上昇トレンドとなっています。

MGM チャート

※引用元:トレーディングビュー

米国株のテンバガー候補2022として、MGMリゾーツ・インターナショナルを取り上げた理由の1つは日本のIR(カジノを含む統合型リゾート)の存在です。

MGMは大阪がIRの候補地に選ばれた場合、オリックスとともにIR運営をすることが事実上決まっています。

そして、大阪は現在IR誘致の最有力候補とみなされています。

日本政府が決めたIR誘致のスケジュールは以下のとおり。

・IR誘致に挑む自治体は2021年10月1日~2022年4月28日に国に申請を行う。
・国は申請のあった自治体の中から最大3箇所を選ぶ。
・2022年後半~2023年頃に正式にIR候補地が認定される。

運営会社がオリックスとMGMの2社だけなので、MGMの売上と利益も莫大なものになるのではないでしょうか。

カジノのほか、開業時には計2500室規模の3つのホテルなどを備える予定となっています。

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IR候補地が大阪に決まれば、期待からMGMの株が買われそうですね。

米国株のテンバガー候補のスクリーニング手法

米国株のテンバガー候補を探したいと思ったら、一般的にスクリーニングをすることになります。

スクリーニングとは、PERやPBR、ROE、売上高成長率など、さまざまな条件を設定して銘柄をリストアップしていく行為です。

米国株の成長銘柄に2022年も投資したい場合には、スクリーニングが必須といえるでしょう。

米国株のスクリーニングができるツールは無料のものですと

「バフェットコード」
「finviz」(英語サイト)

などがあります。

証券会社であればSBI証券やマネックス証券のスクリーニングツールがおすすめです。

米国株のスクリーニングの仕方やスクリーニングサイト情報は下記にまとめています。
↓↓↓
米国株スクリーニングのおすすめ条件とサイトを厳選

米国株版テンバガー候補のスクリーニング条件

米国株でも日本株でもテンバガー候補をさがすスクリーニング条件は、基本的には長期的に高い成長率を今後も達成していく会社になります。

では、そんなテンバガー候補を見つけ出すのに、どんなスクリーニング条件をツールに入力していけば良いのでしょうか。

・PER:株価水準
・EPS:利益の成長
・ROE:経営陣がお金を上手に使っているか
・流動比率:財務状態
・営業利益率:競争力の高さ
・売上高成長率:成長力の高さ

という観点からスクリーニングしていきましょう。

ちなみに日本株のテンバガーのスクリーニングも参考になると思いますので、2022年のテンバガー候補(日本株)もご参照してみてくださいね。
↓↓↓
テンバガー候補【2022年日本株】有望株5銘柄公開

PER(株価収益率)

PERは株価の割安度を知るための指標として知られています。

PERは株価をEPS(1株あたり純利益)で割ると算出できます。

米国株の平均PERは20~30倍ほどといわれています。

米経済紙のウォールストリートジャーナルのHPを見ると、米国株の代表的なインデックスのPERをチェックできます。

ダウ工業平均:23.38倍 ※21/10/21

ラッセル2000:372.96倍 ※21/10/15

NASDAQ100:35.41倍 ※21/10/15

S&P500:30.49倍 ※21/10/15

※参考:日経平均PERは約14倍

※引用元:ウォールストリートジャーナル

テンバガー候補を探すとなると、PERがあまりに高すぎる銘柄は除外した方がよいでしょう。

できればPER30~35倍あたりからスクリーニングしたいところです。

EPS(1株あたり純利益)

EPSとはearnings per shareの略で一株あたりの純利益を意味します。

米国株のテンバガー候補をスクリーニングするのに、なぜEPSが重要なのか?

その答えは株価がPER×EPSで算出されるからです。

PER=株価÷EPS

であることは説明したとおり。

ということは、この式から

株価=PER×EPS

と、導き出せるわけです。

つまり、PERかEPSどちらかでも増えれば株価が上昇するわけです。

それゆえ、EPSがどれほど成長しているのかを見ることが重要になります。

売上高のように何%上がったら良い銘柄というよりは、市場予想を上回ることが求められます。

ROE(自己資本利益率)

ROEはどれくらい会社が資金効率よく稼げているかを見る指標。

ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROE(%)=EPS(一株当たり利益)÷ BPS(一株当たり純資産)× 100

上記どちらの計算式でも求められます。

米企業のCEOたちはROEを意識する人が日本の経営者よりも非常に多いです。

米国株の平均ROEは15%くらいとされています。

テンバガー候補のスクリーニング条件としては20%以上ほしいところ。

流動比率

流動比率とは、1年以内の現金化しやすい資産を豊富に持っているかを知るための指標です。

流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100% で求められます。

200%以上あることが望ましいとされています。

流動資産:1年以内に現金化できる資産
流動負債:1年以内に返済する必要のある負債

米国株のテンバガー(10倍株)候補をさがす際も、できれば200%以上の流動比率があると望ましいですね。

売上高営業利益率

売上高営業利益率もテンバガー候補をスクリーニングするのに大事な条件です。

最初に用語解説ですが、営業利益とは本業の儲けを意味します。

つまり、売上高に対して本業の儲けの割合はどれくらいなのかを知るための指標が売上高営業利益率です。

営業利益率と呼ばれることもあります。

営業利益率が高いと、価格競争などをせずに競争力の高いビジネスを展開できていると一般的には判断します。

営業利益率は業界によって平均水準が大きく異なります。

ですので、同業他社と企業比較をすることで、その中から営業利益率の高い銘柄を選ぶのがベターです。

売上高成長率

テンバガーになりやすい銘柄は日米共通していて、IPOから年数の経っていないグロース株というのがセオリーです。

グロース株の場合、本業の利益を再投資にまわすことがとても多く、損益は赤字になる企業が多いのも特徴的です。

本来であれば売上と利益の両方が毎期大きく成長していく有望銘柄がテンバガー候補としては理想ですが、赤字でもテンバガーになる企業もありますので、ここでは売上高成長率を米国株のテンバガー条件に加えたいと思います。

売上こそが利益の源泉でもあるので、毎期できれば20%以上は売上高が成長している企業がスクリーニング条件としては望ましいです。

四半期決算が市場予想を毎回上回る

テンバガーになりやすい銘柄には、四半期決算のたびに業績が市場予想を上回る企業が多い傾向にあります。

米国株の成長銘柄は2022年も市場予想を上回ってテンバガーに近づくと思います。

売上、営業利益、営業利益率、EPS成長率…

これらの数値が決算の度にどれ一つ欠けずに市場予想を上回っていると、アナリストが市場予想を上方修正せざるを得なくなり、それを見た投資家の買いが入りやすくなります。

スクリーニングツールに市場コンセンサスを条件に加えられるものがあれば、加えるとなおベターです。

米国株の場合、成長銘柄が2022年にも続々出てくることが予想されます。

その多くの銘柄の中から、テンバガー候補を選り分けるスクリーニング条件となります。

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なるほど。市場予想を超える決算を出し続ける企業ですか。メモしておきます。

米国株でテンバガーを過去に達成した銘柄

米国株でテンバガーを過去に達成した銘柄はどれほどあるのでしょうか?

2020年、2021年に達成した米国株テンバガー銘柄をご紹介していきましょう。

なお、2020年~2021年と年をまたいてテンバガーになった米国株も含まれます。

米国株のテンバガー達成銘柄2020

米国株のテンバガー達成銘柄、2020年の一覧です。

2020年は3月に世界的なコロナショックがあり、その後のFRBの政策もあって米国株でもテンバガーが続出しました。

【銘柄名】 【ティッカー】 【テンバガー達成年】
オキュジェン OCGN 2020
マラソン・パテント・グループ MARA 2020
グリニッジ・ライフサイエンシズ GLSI 2020
エスエム・エナジー SM 2020-2021
シルバー・ラン・アクイジション・コープII AMR 2020-2021
ラレド・ペトロリアム LPI 2020-2021
フェログローブ GSM 2020-2021
ピーボディ・エナジー BTU 2020-2021
キャロン・ペトロリアム CPE 2020-2021
ゼッジ クラスB ZDGE 2020-2021
センテニアル・リソース・ディベロップメント CDEV 2020-2021
エイビス・バジェット・グループ CAR 2020-2021
マイクロストラテジー クラスA MSTR 2020-2021
バイオナノ・ジェノミクス BNGO 2020-2021
リオット・ブロックチェーン RIOT 2020-2021
エヌエックスティーId NXTD 2020-2021
セントラス・エナジー LEU 2020-2021
アメティス AMTX 2020-2021
インテリア・セラピューティクス NTLA 2020-2021

米国株のテンバガー達成銘柄2021

続いて、米国株のテンバガー達成銘柄2021年の一覧です。

【銘柄名】 【ティッカー】 【テンバガー達成年】
キャッサバ・サイエンシズ SAVA 2021
トーチライト・エナジー・リソーシズ MMAT 2021
AMCエンターテインメント・ホールディングス AMC 2021
ゲームストップ クラスA GME 2021
リー・エンタプライジーズ LEE 2021
オンコノバ・セラピューティクス ONTX 2021

米国株投資のおすすめ情報

米国株のテンバガー候補をスクリーニングするためには情報が命。

ここでは米国株投資に役立つおすすめ情報をご紹介していきます。

米国株のテンバガー候補2022年版を見つけるのにも役立つことでしょう。

米国株(アメリカ株)のテンバガー候補・有望銘柄探しは2022年に転機

米国株(アメリカ株)のテンバガー候補、2022年に探しやすくなるかもしれません。

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どういうことでしょうか?
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それは2022年に米国株の信用取引が日本で解禁になることが関係します。
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解説をおねがいします!

2022年7月、多くの投資家が待望していた米国株の信用取引が日本で解禁となります。

それがなぜ、米国株のテンバガー候補を探しやすくなるのか?

その答えは「流動性」です。

クロサキが注目しているのは、信用取引のなかでも「空売り」です。

空売りというと

・意図的に株価の下落を加速させる
・投資ではなく投機的な行為

といった意見や批判が昔から根強くあります。

ただ、一方で空売りが許されていることで、銘柄の流動性が向上しているメリットもあります。

「流動性がある」ということは、取引が活発に行われている証拠。

流動性がないと、買いたい価格で買えない、売りたい価格で売れないといったリスクが増大してしまい、銘柄の人気そのものが落ちてしまう可能性をはらんでいます。

日本株同様、米国株もテンバガーになるような銘柄には「流動性」が重要になります。

不人気な銘柄はいつまで経っても株価が上がりにくいですし、流動性が低いと活発な売買が行われませんからね。

日本人の米国株投資は近年、目覚ましい勢いで増大しており、信用取引を行う人も増えれば米国株の流動性はさらに増すことでしょう。

それが、アメリカ株におけるテンバガー達成のチャンスを増やしてくれる可能性を秘めていると思います。

米国株の信用取引の解禁については下記記事で解説しています。
↓↓↓
米国株信用取引が解禁!空売りできる証券会社と銘柄

米国株テンバガー候補投資におすすめの証券会社

米国株投資におすすめの証券会社を4つ紹介します。

・SBI証券

・楽天証券

・マネックス証券

・サクソバンク証券

米国株投資におすすめの証券会社4社の比較表をごらんください。

米国株 おすすめ証券会社

それぞれ特徴が異なり、ご自身の投資スタイルによってお好みの証券会社を選ぶようにしましょう。

クロサキの個人的なおすすめはSBI証券です。

米国株アプリでは米国株専用スクリーニングができること、一般NISAや特定口座でも取引できることが魅力ですね。

積立投資したい人向けのサービスが充実しているのも魅力的です。

米国株投資の初心者には一番入りやすい証券会社かと思います。

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松井証券も2022年から米国株を取り扱うようになるので、サービス内容など要チェックです

SBI証券

SBI証券の特徴は下記のとおり。

・取扱銘柄数:約4200銘柄
・売買手数料:約定額の0.495%/最低手数料$0/上限手数料$22
・為替手数料:25銭
・特定口座:取引OK
・NISA:取引OK
・米国株・ETFの定期買付サービス
・貸株あり
・逆指値注文OK
・米国株専用スクリーニングOK
・ドル決済、円貨決済の選択可

楽天証券

楽天証券の特徴は下記のとおり。

・取扱銘柄数:約4200銘柄
・売買手数料:【約定額$2.22以下】$0/【約定額$2.22~$4444.45】約定額の0.495%/【約定額$4444.45~】$22
・為替手数料:25銭
・特定口座:取引OK
・NISA:取引OK
・国内株式超割サービスを選ぶと、取引手数料1%をポイントバック
・楽天証券指定のETFを買うと手数料ゼロ

マネックス証券

マネックス証券の特徴は下記のとおり。

・取扱銘柄数:約3900銘柄
・売買手数料:約定額の0.495%/最低手数料$0/上限手数料$22
・為替手数料:買付時0銭/売却時25銭
・特定口座:取引OK
・NISA:取引OK
・配当金再投資サービス
・時間外取引OK
・定期買付サービス
・逆指値注文OK
・トレールストップ注文OK

サクソバンク証券

サクソバンク証券の特徴は下記のとおり。

・取扱銘柄数:5000銘柄以上
・売買手数料:取引金額×0.2%/最低手数料$5/上限手数料$15
・為替手数料:片道0.25%
・特定口座:取引できない
・NISA:取引できない
・24時間取引OK
・銘柄数が一番多い
・配当金再投資の手数料ゼロ
・アナリスト予想が豊富
・テクニカルツールが豊富

米国株投資の成長銘柄探しのおすすめサイト

米国株投資におすすめのサイトを紹介します。

・Yahoo!ファイナンス
・バフェット・コード
・株探米国株
・Nasdaq IPO Calender
・Portfolio Visualizer
・DividendInvestor.com
・finviz.com
・Fear&Greed Index
・ウォールストリートジャーナル
・ブルームバーグ

株価情報や会社情報、IPO情報、ポートフォリオ情報、配当利回り情報、マーケットニュースなど

米国株投資をするうえでおすすめサイトを厳選しました。

Yahoo!ファイナンス

各銘柄情報、株価、チャート、企業概要、直近3カ年の業績など、日本語で検索できるのが特徴。
英語ができる人は英語版もおすすめ。

バフェット・コード

米国株のスクリーニング機能を搭載。8775社の情報を網羅。
企業の財務状況、成長性、企業比較に強みがある。

株探米国株

株探の米国株版。各銘柄情報、株価、チャート、市場ニュース、開示情報(英語)を知ることができる。
各銘柄がどんなテーマ株なのかもすぐにわかる。

Nasdaq IPO Calender(ナスダックIPOカレンダー)※英語サイト
米国株テンバガー IPO

※引用元:Nasdaq IPO Calender

<特徴>
米国株新興市場のナスダックの新規上場(IPO)予定がわかる。
米国株のIPO銘柄に投資したい人の強い味方。

Portfolio Visualizer(ポートフォリオ・ビジュアライザー) ※英語サイト
米国株テンバガー ポートフォリオ

※引用元:Portfolio Visualizer

<特徴>
ポートフォリオ機能(Backtest Portfolio)を使って自身のポートフォリオのパフォーマンスを確認できる。
ポートフォリオをグラフでチェックできるため、視覚的にとてもわかりやすい。

DividendInvestor.com ※英語サイト
米国株テンバガー 配当

※引用元:DividendInvestor.com

<特徴>
米国株の配当実績と利回りをすぐに検索できる。
各銘柄の連続増配年数・配当利回り・配当スケジュールがわかる。

finviz.com ※英語サイト
米国株テンバガー 株価情報

※引用元:finviz.com

<特徴>
米国株の主要銘柄の株価情報や騰落率の一覧がわかる。スクリーニング機能も充実。

Fear&Greed Index ※英語サイト
米国株 恐怖・貪欲指数

※引用元:Fear&Greed Index

<特徴>
米国市場の投資家心理がビジュアルでわかるサイト。
現在どれほどリスクオンかリスクオフかを「恐怖・貪欲指数」で一目でわかる。

ウォールストリートジャーナル

米国最大の発行部数を誇る経済新聞。情報の影響力が国際的に高くて信頼されており、マーケット情報、マクロ情報を知るのに利便性が高い。

米国株投資のおすすめ関連記事

最後に、米国株投資を考える人にお役立ち情報の一覧をご紹介します。

※一覧は随時更新していきます。

・今買い時の米国グロース株とは(2022年)
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今買うべき株銘柄の見つけ方【米国グロース株編】

・米国株投資家のおすすめブログ
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米国株ブログ FIREを目指す人におすすめの5選

・米国株でテンバガー達成したら税金の知識がないと損します
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米国株と税金 確定申告で配当の二重課税を取り戻そう

・株価200倍達成!米国株のレバレッジETF「TECL」の情報
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TECLの構成銘柄と今後も株価を上げる理由を解説

・米国株のスクリーニングにも使えるバフェットコードとは?
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バフェットコード 使い方をわかりやすく図説【プロ推奨】

・土日に動き、週明けの投資参考になるNYダウ「サンデーダウ」
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サンデーダウとは?リアルタイムチャートを見る方法と信頼性

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