メタバース銘柄 アメリカ株の将来性TOP3銘柄

メタバース銘柄 アメリカ

メタバース銘柄のアメリカ株に注目する投資家が増えているようです。

メタバース関連株…日本株でもとても人気がありますよね。

投資情報サイト「株探」においても、22年7月現在メタバースは量子コンピューターを抑えてテーマランキング1位となっています。

メタバース出典:株探

この記事では、メタバース銘柄のアメリカ株の将来性や有望株をご紹介していきます。

日本株のメタバース銘柄本命株は下記記事から。
↓↓↓
メタバース銘柄・関連株 日本株44銘柄の本命を公開

きっかけはFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が2021年10月28日に社名を「META(メタ)」に変更すると発表したことです。

ザッカーバーグ氏はメタバース事業が今後数年は収益を生まない認識を示しながらも、今年1兆ドルものメタバース事業への投資をしたことを明かしています。

そして…、1兆ドル(約110兆円)ものビジネスチャンスがあることも。

Facebookの株価も社名変更発表をきっかけに、下落トレンドから上昇トレンドに転換したほどです。

メタバース銘柄 META

※引用元:トレーディングビュー

メタバースはこれからのテーマ。

メタバース銘柄、メタバース関連銘柄にはまだまだ出遅れ株や、今後IPOしてくる銘柄が出てくる期待があります。

インターネットも検索エンジンもSNSも5Gも、新しいITサービスやハイテク技術は常にアメリカが先行してきました。

メタバースに関しても同じことがいえるでしょう。

メタバース銘柄はアメリカにもっとも大きなチャンスが転がっているのです。

メタバース関連銘柄の米国株版と銘打ち、将来性の高い有望株をご紹介していきます。

メタバースの先駆者セカンドライフを引き合いに出しながら、メタバースの将来性についても解説します。

メタバース銘柄の株価の今後

(最終更新日:2022/7/26、元記事:2021/11/19)

メタバース銘柄の株価の今後はどうなっていくのか?

投資家として一番気になるところかもしれませんね。

先に紹介したザッカーバーグ氏はメタバース事業が今後数年は収益を生まない認識を示しています。

こんな話を聞いてしまうと、メタバース銘柄の将来性や株価が今後どうなるのかについて不安もあることでしょう。

クロサキが注目するメタバース関連株のアメリカ株を3つ厳選し、各銘柄の将来性について語っていきましょう。

ユニティ・ソフトウェア: メタバース本命株の将来性

メタバース銘柄 ユニティ・ソフトウェア出典:ユニティ・ソフトウェア

メタバース銘柄の将来性を語るのにご紹介するメタバース関連株。

1つめはメタバース米国株の本命「ユニティ・ソフトウェア(U)」。

ユニティ・ソフトウェアの将来性はメタバース関連株のなかでも高いものと考えています。

株価にかんしては、米国の利上げやQTの影響などもあり短期的にはなかなか上昇しづらい場面があるかと思います。

ただ、その時期が仕込み時になる可能性が高いとみています。

短期では下がっても、数年単位の長期スパンでみれば上昇していく可能性が高いのではと思います。

ユニティ・ソフトウェアに関しては、「米国株のテンバガー候補2022年版」の記事でも紹介しています。
↓↓↓
米国株のテンバガー候補【2022年】有望銘柄8選

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ユニティ・ソフトウェアはどんな会社なのですか?
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ユニティの特徴をかんたんにまとめてみました。

  ユニティ・ソフトウェアとは

【事業内容】
ゲーム開発・芸術・建築など、さまざまなクリエイターのアプリ開発に利用されるソフトウェアを開発・販売する

【特徴】
インタラクティブで、リアルタイムで2Dや3Dコンテンツを創造作・運用するプラットフォームを展開していること

※インタラクティブ:双方向という意味があり、クリエイターがPC画面を見ながら対話形式でツールを操作しながらコンテンツを作れる

【導入例】
ポケモンGO、ドラクエウォークなど

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ポケモンGOはユニティのツールを使って開発されているのですね。イメージがしやすくなりました。
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ユニティ・ソフトウェアのメタバース銘柄としての将来性はピカイチです。

ユニティ・ソフトウェアの将来性がピカイチといえる理由を解説しましょう。

<ユニティがメタバース銘柄で将来性ピカイチの理由>
・事業内容のメタバースとの親和性の高さ
・決算から見る高い成長力
・ユニティのビジネスモデル
・ユニティのプラットフォームの使いやすさ
・ロード・オブ・ザ・リングのVFX(視覚効果)を手掛けたWeta DigitalからVFXのツール群、技術、エンジニアを買収
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親和性の高さとは?
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仮想空間に作るコンテンツを手軽に作れるプラットフォームを提供するユニティは、メタバースとの親和性がとても高い企業といえます。
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決算から見る高い成長力とは?
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2018年12月期~2021年12月期の売上高の成長力がすばらしいです。

<ユニティ・ソフトウェアの売上高の推移>
2018年12月期(実績):3.80億ドル
2019年12月期(実績):5.41億ドル
2020年12月期(実績):7.72億ドル
2021年12月期(実績):11.10億ドル

ユニティ・ソフトウェアの売上高成長率は平均40%近くになります。

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ユニティのビジネスモデルはどんな仕組みなのですか?
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ユニティ・ソフトウェアのビジネスモデルは2段階のモデルとなっています。概要をかんたんにまとめました。

  ユニティのビジネスモデル

2段階のビジネスモデル

★Create Solutions(クリエイト・ソリューションズ)
コンテンツ制作者からの月額課金(サブスクリプション)

★Operate Solutions(オペレート・ソリューションズ)
コンテンツ収益化機能を顧客に提供したうえで、成功報酬型と従量課金型のビジネスを展開

【特徴】
顧客が成長して、売上が増加するほどユニティの収益も増える

⇒サブスクで安定収益を上げながら、顧客のコンテンツが成長して売上が増えるほどにユニティの取り分も増えるビジネスモデル

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よく練られたビジネスモデル。さらにプラットフォームが使いやすいとなると鬼に金棒ですね!
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ユニティのプラットフォームの使いやすさは抜群で、専門的なプログラミングの知識などがなくても、クリエイターはかんたんにコンテンツ作成できるのが特徴です。

最後に、Weta Digitalの買収についても解説しましょう。

ユニティ WETA

ユニティ・ソフトウェアはWeta Digitalの買収について

この買収は、Weta独自のVFXツール郡を世界中のクリエイターとアーティストに提供し、ツール群をUnityのプラットフォームに統合することで、次世代RT3Dを生み出し、メタバースの未来を形作ることが目的

引用元:Unity、「ロード・オブ・ザ・リング」などのVFXを手掛けたWeta Digitalを16億ドルで買収 「メタバースの未来を形作る」

との声明を出しています。

Weta Digitalの創業者にして会長を務める映画監督ピーター・ジャクソン氏は発表文でこう述べています。

UnityとWeta Digitalは、あらゆる業界のアーティストがWeta Ditigalのツールを活用できるようにするために協力していく

引用元:Unity、「ロード・オブ・ザ・リング」などのVFXを手掛けたWeta Digitalを16億ドルで買収 「メタバースの未来を形作る」

ロード・オブ・ザ・リングのピーター・ジャクソン監督まで登場してくるとなると、何か面白いことをやってくれそうなワクワク感、期待感があふれてきますね。

メタバース銘柄の中でもユニティ・ソフトウェアを本命として挙げる理由はこれだけあるのです。

メタバース銘柄アメリカ株の本命には期待が集まります。

マターポート:メタバース有望株の将来性

メタバース 銘柄 アメリカ マターポート

※出典:マターポート

メタバース銘柄の将来性の高い株。

2つめは「マターポート (MTTR)」。

マターポートも将来性の高いメタバース銘柄だといえそうです。

ユニティ同様、株価は利上げやQTの影響などもあり、短期的には上昇しづらいかもしれません。

ただ、メタバース業界全体が順調に成長していけば、マターポートには追い風となり長期的にみて株価の成長にもつながることでしょう。

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マターポートはどんな会社ですか?
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マターポートについてかんたんにまとめました。

  マターポートとは

【事業内容】
不動産・旅行・保険会社などに、建造物・空間のデジタル3Dモデルを作成するソフトウェアを提供

【特徴】
メタバース空間に新しい街や建物を作る時、マターポートが蓄積している膨大な空間ライブラリに圧倒的な強み

【導入例】
不動産会社のHPなどでよくみられる「VR内見」など

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不動産会社のVR内見はわたしも見たことがあります。身近なところで使われているのですね

マターポートの将来性が有望といえる理由を解説します。

<マターポートがメタバース銘柄で将来性有望の理由>
・3D体験の開発プラットフォームを提供
・Matterport Captureでかんたんに3Dキャプチャの撮影ができる
・400万件以上の空間ライブラリ(データ)があり、10億回以上も閲覧されている
・不動産、建築現場にも多数利用され、メタバース空間の作成に応用できる

ストックされている空間画像などのデータの多さ、3Dキャプチャをかんたんに撮影できるアプリ「マターポートキャプチャ」の使いやすさがマターポートの将来性に期待できる要素です。

メタバース空間に新しい街や建物を作る時、マターポートが蓄積している膨大な空間ライブラリは圧倒的な強みになります。

下の画像の説明文にもありますが、Matterport Captureはボタンをタップするだけで空間キャプチャを取れます。空間の奥行やデータ、画像までも瞬時にキャプチャできるということで、メタバース空間を構築するのにとても適したアプリといえそうです。

スマホで手軽に利用できるのも、利用者が増える要素といえるでしょう。

マターポートキャプチャ出典:マターポート

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業績はどうなのでしょう?

マターポートの2022年1Q決算を見てみましょう。

マターポート決算出典:株探米国株

上の表はマターポートの四半期決算です。

2022年3月(1Q)は経常利益と最終利益が黒字転換しています。

本業の利益をあらわす営業利益はまだ赤字続きですが、前回の四半期決算よりは赤字幅が縮小しています。

営業損失が大きいのは販管費と研究開発費の増大によるものです。

研究開発費の増加は、メタバースが本格化することを見据えて投資しているのかもしれませんね。

ルーメン・テクノロジーズ:メタバース大化け予想株の将来性

メタバース銘柄 ルーメン出典:Lumen

メタバース銘柄の将来性の高い株。

3つめは「ルーメン・テクノロジーズ (LUMN)」。

ルーメン・テクノロジーズも陰からメタバースを支える将来性の高い関連株です。

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ルーメン・テクノロジーズはどんな会社ですか?
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ルーメン・テクノロジーズの特徴を以下にまとめました。

  ルーメン・テクノロジーズとは

【事業内容】
各国の企業や公的機関、通信会社向けに、通信関連サービスと製品を提供

【特徴】
クラウド接続やネットワークインフラ、アプリ管理ソリューション、接続セキュリティ、音声サービスなどのメタバースを展開するうえで重要な要素に強み

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メタバース空間への接続や、その際のセキュリティ、メタバース空間内での音声サービスなどに強みを持っていそうですね。

ルーメン・テクノロジーズの将来性が有望といえる理由を解説します。

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ルーメン・テクノロジーズの将来性がいいなと思う点は、メタバースのコンテンツではなく、インフラなどの周辺ビジネスを展開していることです。コンテンツは当たれば大きいですが、はずれれば業績への悪影響も大きい。

周辺ビジネスを展開することは手堅くもあり、成長するメタバース産業にあつまる投資資金の恩恵も受けやすい利点があります。

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なるほど。そうなるとルーメンの業績も気になりますね。

ルーメン・テクノロジーズの通年決算を見てみましょう。

ルーメン通期決算出典:株探米国株

2018-2020年12月期は赤字続きでしたが、2021年12月期に黒字転換。本業の利益をあらわす営業利益は4.5倍にも成長しています。

好調ぶりは2022年1Q決算にもあらわれています。

ルーメン四半期決算出典:株探米国株

22.03の経常利益、最終利益ともに前四半期より伸びています。

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通期で黒字転換した翌期の決算が好調かどうか。非常に重要なのですが、ルーメンはとても好調です。

成長が持続しているということは、短期的な理由で業績が回復したわけではないことの証左。

今後の長期にわたる成長も期待できそうですね。

メタバース銘柄アメリカ株の期待株「オートデスク」

メタバース 銘柄 アメリカ オートデスク

※引用元:オートデスク

メタバース関連銘柄のアメリカ株のダークホースはオートデスクです。

オートデスクは、建築家やエンジニアが建築物、製品を設計するために利用するプログラムを提供している会社です。

オートデスクが持つプログラムの技術は、メタバースに非常に役立つポテンシャルを秘めています。

なぜなら、同社の技術はゲームやエンターテインメント用の仮想世界構築に役立つ可能性が非常に高いからです。

メタバースの成功は仮想空間内の建築物のリアルさや格好良さなどにも大きく左右されるでしょう。

メタバース空間が魅力的でなければ、ユーザーは増えないしアクティブユーザーがすぐにデッドユーザーになってしまうからです。

<オートデスクがメタバース銘柄アメリカ版の注目株である理由>
・3Dアニメ、モデリング、シミュレーション、レンダリング用ソフト「MAYA」を展開
・エヌビディアのOmniverse 内で、「MAYA」を使ってメタバース空間を作れる
・Omniverseの利用者拡大により、MAYAの利用者の増加も見込める
・海外での強気の価格設定

オートデスクが販売する3Dアニメ用ソフト「MAYA」は、エヌビディアのOmniverseで利用可能となっています。

ということは、Omniverse(オムニバース)の市場シェアが拡大すれば、比例してオートデスクのMAYAを利用するクリエイターが増加する可能性が高いといえるでしょう。

オートデスク MAYA

※引用元:オートデスク

クロサキはMAYAの価格にも注目しました。

米国と日本でかなり開きがあるのです。

<MAYAの料金の日米比較>

【米国】 【日本】
【3年契約】 $4,590 \772,200
【1年契約】 $1,700 \286,000
【1か月契約】 $215 \36,300

同じ製品を海外に持っていくだけで3年契約だと20万円以上も高く売れるのは、オートデスクの強みといえるでしょう。

価格競争をしないで済むということは、競争力の高さの表れ。

日本でもメタバースはブームになりつつあり、オムニバース、MAYAを利用するユーザーは増えることでしょう。

高価格設定でも売れるのは、オートデスクの強みといえます。

※参考:オートデスク英語サイト

※参考:オートデスク日本語サイト

メタバース銘柄「アメリカ株(米国株)」一覧

メタバース銘柄、メタバース関連銘柄と言っても、アメリカ株のなかにどんな銘柄があるのか全体を把握するのは難しいですよね。

メタバース関連銘柄の一覧を米国株版と題してご紹介します。

米国株に絞ってメタバース銘柄の一覧表です。

<メタバース関連銘柄の一覧(米国株)>

【銘柄】 【ティッカー】
アップル AAPL
アドビ ADBE
オートデスク ADSK
アカマイ・テクノロジーズ AKAM
アドバンスト・マイクロ・デバイシズ AMD
アマゾン AMZN
アクティビジョン・ブリザード ATVI
ベントレースシステムズB BSY
コインベース・グローバルA COIN
ウォルトディズニー DIS
エレクトロニック・アーツ EA
メタ・プラットフォームズA FB
ファストリーA FSLY
アルファベットC GOOG
アルファベットA GOOGL
イマージョン・コーポレーション IMMR
インテル INTC
ライムライト・ネットワーク LLNW
ルーメン・テクノロジーズ LUMN
マイクロソフト MSFT
マターポートA MTTR
クラウドフレアA NET
エヌビディア NVDA
PTC PTC
ペイパル PYPL
クアルコム QCOM
ロブロックスA RBLX
スナップA SNAP
スクエア SQ
スカイワークス・ソリューションズ SWKS
テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア TTWO
ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ ZM

アップル、ディズニー、マイクロソフト、ズームなど、日本人にもなじみの多い企業が多いですね。

今後もこのリストには企業数が増えていくものと考えられます。

メタバース銘柄一覧企業のメタバースへの関連をかんたんに解説していきます。

【アップル】
自社でVR/AR事業に投資

【アドビ】
クリエイターが新しい仮想現実用コンテンツを作れる「Adobe Substance 3D Collection」

【オートデスク】
ゲームやエンターテインメント用の仮想世界構築に役立つ建物の設計プログラムを提供

【アカマイ・テクノロジーズ】
サイバーセキュリティを提供

【アドバンスト・マイクロ・デバイシズ】
サーバー用CPU「EPYC」がMETA(旧Facebook)に採用。
この回路線幅7ナノメートルの最先端技術CPUの投入で、インテルから市場シェアを奪いつつあることにも注目。

【アマゾン】
メタバース空間への出店期待

【アクティビジョン・ブリザード】
大ヒットゲーム「World of Warcraft」でメタバースに進出済み

【ベントレースシステムズ】
ソフトウェア開発とクラウド環境でのソリューションに強み

【コインベース・グローバル】
ゲーム内のトークンやアイテムにNFT(非代替性トークン)が利用される可能性大

【ウォルトディズニー】
映像作品などに強み。メタバース(巨大な仮想現実空間)への参入を準備とCEOが発表

【エレクトロニック・アーツ】
ゲームなどのデジタルコンテンツに強み。将来NFTへの進出に関心。

【メタ・プラットフォームズ】
旧Facebook。社名の通り、メタバース業界のプラットフォーマーを目指している

【ファストリー】
拡張性の高いデジタル体験をサポート

【アルファベット】
デザイン性の高いスマートグラスの企業を買収。グーグルマップとARナビの将来的な連動

【イマージョン・コーポレーション】
触角を再現するハプティクス技術(触覚技術)のメタバース空間への応用期待

【インテル】
メタバース産業の拡大による半導体需要の拡大

【ライムライト・ネットワークス】
デジタルコンテンツ配信のネットワークサービスを提供。高速通信に強み。

【ルーメン・テクノロジーズ】
クラウドアプリケーション、音声サービスなどに強み

【マイクロソフト】
メタバース上でコラボを可能にする「Mesh for Microsoft Teams」を2022年スタート

【マターポート】
3Dスキャン技術、空間のデジタル化に強み。

【エヌビディア】
仮想空間を作り出すソフトウエアプラットフォーム「オムニバース」を展開

【PTC】
AR、IoT、CADなどを通じ組織が抱える問題を解決することに強み

【ペイパル】
仮想空間内の支払いへの期待

【クアルコム】
AR開発プラットフォームSnapdragon Spacesを展開

【ロブロックス】
ノーコードでゲーム作成ができる

【スナップ】
ARグラスの販売

【スクエア】
仮想空間内での支払いに強みを持つとの期待

【スカイワークス・ソリューションズ】
メタバース産業の拡大による半導体需要の拡大

【テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア】
人気ゲーム「Grand Theft Auto: San Andreas」のバーチャルリアリティ版を開発中

【ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ】
仮想空間内でのビデオ会議などに強み。

メタバース銘柄とは

メタバース銘柄とは、オンライン上に創造された3DCGの仮想空間を作り上げるプラットフォームを提供している会社の株を意味します。

メタバース関連銘柄(株)とは、メタバースに必要な技術などをもった会社や、メタバースを利用してビジネスを展開する会社など、メタバースに関連した事業を行っている企業の株を意味します。

ただ、一般的にはメタバース銘柄とメタバース関連銘柄は、同義で使用されることが多くなっています。

そもそもメタバースとはなんでしょうか?

メタバースとは

メタバースとは「メタ」(超)と「ユニバース(宇宙)」を掛け合わせた造語です。

「metaverse」=「meta」+「universe」

メタバースとは、オンライン上に創造された3DCGの仮想空間に、世界中の人々が自身の分身「アバター」で参加し、もうひとつの現実世界を作り上げることを意味しています。

メタバースの仮想空間には商店街、オフィス、ショールーム、イベント会場など、無限に近い種類の世界を作り上げることができます。

メタバースのイメージ

メタバースの仮想現実の世界は、以下の技術の進化で可能となりました。

<メタバースを可能にした技術>
・スマートフォン、タブレット、ゴーグルなどの端末の技術進化
・「5G」など通信技術の高速化・大容量化
・VR(仮想現実)、AR(拡張現実)の技術革新

メタバースで生活は将来どう変わる?

メタバースが私たちの生活、将来をどう変えるのでしょうか?

現時点で考えられることをまとめました。

<メタバースが変える将来>
・テレワークが進み、満員電車とさよなら
・仕事の効率が良くなる
・非日常体験を家にいながら味わえる
・副業で稼ぎやすくなる可能性

日本企業のメタリアルはオフィス機能を仮想空間内に移転したことで話題となりました。

現実世界で出社しなくても、仮想空間内のバーチャルオフィスに出社することでテレワークが進む未来が予想できます。

この流れは今後も進んでいくものと思われます。

自分の集中しやすい環境を作ることで、作業効率もアップすることでしょう。

副業、リタイア後の不足年金分を稼ぐ、育児をしながら働くなど、私たちの働き方や稼ぎ方を大きく変える可能性もあります。

好きなアーティストのライブなど、実際に行くことができなくても非日常体験を味わえる機会も増えると予想されます。

メタバース銘柄の将来性

“メタバースが盛り上がっているけど、すぐにブームが下火になるんじゃないの?”

“メタバース銘柄のアメリカ株(米国株)を買ってもすぐに下がるんじゃないの?”

そんな疑問をお持ちの方もいることでしょう。

メタバース銘柄の将来性についても語っていきましょう。

アメリカの市場調査会社のEmergen Researchは2021年11月10日、世界のメタバース市場規模は2020年に476.9億米ドルに達し、2028年までには8289.5億米ドルへ拡大するだろうとの予想を発表しました。

わずか8年で17倍以上になる計算です。年平均成長率にして43.3%。

このレポート通りならメタバース銘柄の将来性は明るいといえるでしょう。

※参照:米市場調査会社、世界のメタバース市場規模が2028年に8,289億5,000万ドルに達すると予想

メタバースはスマートフォン、タブレット、ゴーグル、5G、AR、VRの進化で成長してきたと解説しましたが、さらに発展をしていく可能性大です。

次にくるのは、NFT(非代替性トークン)との連携といわれています。

メタバースはNFTとの親和性が高く、関係を深めることでさらに進化すると予想されているのです。

メタバース銘柄はNFTと発展していく

NFT(Non Fungible Token)とは、アートや音楽、コレクターズアイテムなどの代替不可能なデジタル資産にブロックチェーン上で所有証明書を記録し、固有の価値を持たせるトークンです。

2021年、Beeple(ビープル)ことMike Winkelmann(マイク・ウィンケルマン)氏のスケッチ作品がオークションで6900万ドル(約75億円)の値で落札されたことも話題となりました。

NFT自体、注目の投資テーマとなっていますね。

NFTには以下の特性があります。

NFT特性

※出典:NFT(非代替性トークン)を活用したデジタル世界の未来【前編】

メタバースの仮想空間内でのアート作品の流通、盗作防止、作品制作者への対価の還元などがNFTによって可能となります。

つまり、メタバース内でアート作品、音楽などを発表する人も増えて、経済活動も活発になるということ。

メタバースはNFTの技術が導入されることで、マーケットの健全性と作品の流通量が増して発展していくと思います。

メタバースの先駆者「Second Life(セカンドライフ)」

メタバース銘柄がアメリカで熱いと聞いた時、Second Life(セカンドライフ)を思い浮かべました。

ご存じの方もいると思いますが、再確認の意味も込めてお付き合いください。

Second Lifeは、米国のLinden Lab社が2003年に公開した3D仮想空間です。

Second Lifeはユーザーがアバターとして仮想空間に住み、もう1つの人生を生きるコンセプトでした。

セカンドライフ

<Second Life(セカンドライフ)の特徴>
・ユーザーはアバターを作って仮想空間で生活
・仮想通貨リンデンドル(L$)が存在し経済活動ができた
・リンデンドルは本物の米ドルと交換できた。
※参考:2007年9月のレート、1$=約270L$
・IBM、ナイキ、ゼネラルモーターズ、マクドナルドなど多くの米企業も進出
・1つの仮想世界(シム)には最大50人まで入れた。
・ユーザーが自由に空間を作れた。

ビットコインが登場する前に仮想通貨が使えたり…先見性はかなりあったと思います。

日本でも2006年ごろにブームとなりました。

が、残念ながらすぐに下火になりました。

上のイメージ画像を見てもわかると思いますが、現在のメタバースのイメージにとても近いです。

なぜなら、メタバース銘柄として注目されているアメリカ企業は、メタバースの定義をセカンドライフのイメージに寄せつつ、再定義しているところがあるからです。

META(旧Facebook)のマーク・ザッカーバーグCEOを始め、米国のメタバース銘柄の経営者たちは、セカンドライフの失敗から多くの教訓を学び、新しいメタバースの形を作り上げようとしているように感じられます。

Second Life(セカンドライフ)衰退の原因

セカンドライフがすぐに下火になってしまった原因は以下のように考えられています。

<セカンドライフが失敗した理由>
・人口(アバター)密度の低さ

・ユーザーが集まる仕組みが欠けていた

1つのシムに50人までしか入れない人数制限があったのもデメリットでした。

どちらもそうなのですが、人が密集しづらいので何か経済活動を行おうとしても人集めに苦労していたわけです。

広告効果を狙って進出した企業も、人が集まらないので撤退していったと思われます。

セカンドライフ内で経済活動をしてリアルマネーに換金して稼ごうと思った人たちも、実際にはあまり稼げず、撤退した人が多かったようです。

Second Lifeを反面教師にしたメタバース銘柄の将来性

セカンドライフを反面教師に、メタバース銘柄はアメリカに限らず成長していくと思われます。

例えば、テレワークを導入している企業。

社員同士のコミュニケーションの場としてメタバースを利用するのであれば、そこが仮想空間内のオフィスで人が集まります。

メタバースはセカンドライフ失速以降もゲーム業界で進化を遂げてきました。

ゲームやエンターテインメント業界といえば、集客イベントなどはお手の物。

そのノウハウが他の業界などにも波及していくことでしょう。

今後は、Amazonなどの流通業もメタバース内での出店などをして、仮想空間内で買い物したものが実際の家に届くことにもなるでしょう。

メタバース自体の成長性は高いと思います。

比例する形でメタバース銘柄、メタバース関連銘柄がアメリカにもさらに増えていくことでしょう。

将来的なメタバースの市場規模の拡大は大きい。

メタバース関連銘柄からテンバガー達成するような銘柄がアメリカ株からも出てくるのではとクロサキは予想しています。

メタバースに注目しているのはクロサキ以外の投資家もおなじで、FIREを実現した人や目指している投資家のブログからもそれが伝わってきます。

おすすめの米国株ブログをまとめていますので、良かったらチェックしてみてくださいね。
↓↓↓
米国株ブログ FIREを目指す人におすすめの5選

メタバース銘柄米国株のスクリーニング(探し方)

メタバース銘柄、メタバース関連銘柄の米国株のスクリーニング方法を解説していきます。

実は2021年11月現在、米国株を投資テーマで探す方法は多くありません。

米国株を扱っている証券会社でさえも、投資テーマでスクリーニングする機能を提供していないところが多いのです。

そこで、「メタバース銘柄」のようにテーマで米国株をスクリーニングする方法をご紹介していきましょう。

メタバース銘柄をスクリーニングする方法は、2STEPです。

STEP1:テーマ検索
STEP2:STEP1でリストアップされた銘柄を絞り込む

とても簡単な方法ですのでぜひ覚えてくださいね。

テーマ株以外の米国株のスクリーニング方法は下記記事にまとめています。
↓↓↓
米国株スクリーニングのおすすめ条件とサイトを厳選

米国株のメタバース銘柄の探し方:テーマ検索編

メタバース銘柄を始めとした「投資テーマ」で銘柄をスクリーニングする方法は、2通りあります。

<メタバース関連銘柄(米国株)のスクリーニング方法>
・SBI証券外国株アプリで検索
・株探米国株で検索

それぞれの検索の仕方を紹介していきます。

SBI証券外国株アプリでメタバース銘柄を探す

アプリの「テーマ・キーワード」のページに移動し、検索窓に「メタバース」と入力する。

これだけです。

2021年11月現在、35件ヒットします。

メタバース 銘柄 アメリカ スクリーニング

※引用元:SBI証券

株探米国株でメタバース銘柄を探す

株探米国株

※引用元:株探米国株

投資情報サイト「株探米国株」のトップ画面にテーマというカテゴリがあるのでクリック。

投資テーマの一覧が表示されるので、「メタバース」を探しましょう。

2021年11月現在、13ページ目に「メタバース」は出てきます。

メタバースをクリックすると、SBI証券外国株アプリでリストアップされた銘柄と同じものが出てくることが確認されています。

米国株スクリーニングサイト「finviz.com」で銘柄選定

英語のサイトになりますが、米国株のスクリーニングに役立つサイトがあります。

「finviz.com」です。

メタバース 銘柄 アメリカ スクリーニング finviz

※引用元:finviz.com

トップ画面から「Screener」のカテゴリをクリック。

株探米国株などでリストアップしたメタバース銘柄のティッカーシンボルを検索窓に入力します。

マターポートであれば「MTTR」と入力します。

MTTR

※引用元:finviz.com

すると、マターポートのチャートとともに業績、財務状態、ROE、EPS、目標株価など…

米国株投資をする上で重要な情報が一覧で表示されます。

そのファンダメンタルと株価チャートを見比べ、メタバース銘柄のアメリカ有望株かどうかを判断していきます。

このfinviz.comは米国株のテンバガー候補をスクリーニングするのにも使えるので、下記記事でも紹介しています。
↓↓↓
米国株のテンバガー候補【2022年】有望銘柄8選

米国株投資のお役立ち情報

最後に、米国株投資をする上で役立つ情報や記事についてご紹介しましょう。

★米国株のおすすめスクリーニングとは?
↓↓↓
米国株スクリーニングのおすすめ条件とサイトを厳選

★株価200倍を達成した米国株レバレッジETF「TECL」情報のまとめ
↓↓↓
TECLが今後も株価を上げる理由と構成銘柄を解説

★2022年注目テーマ「全固体電池」米国株の本命を紹介
↓↓↓
全固体電池銘柄の本命+有望7銘柄「日本とアメリカ」

★米国株の税金・確定申告の役立つ知識
↓↓↓
米国株と税金 確定申告で配当の二重課税を取り戻そう

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