“TECLの株価は今後も長期上昇するのでしょうか?”
“TECLの構成銘柄や積立投資をした方が良いのかについて教えてください”
TECLについての質問が増えてきています。
TECLとはDirexionデイリー・テクノロジー株ブル3倍ETFの略で、米国のDirexion Investments社が運用するITセクターに特化したレバレッジETFです。
最近、クロサキもTECLを購入しました。
2021年11月11日現在、31ドル(+3.91%)の含み益。
長期で積立投資していこうかと考えています。
クロサキがTECLを長期積立投資で購入しはじめた理由は、今後の株価見通しと構成銘柄にあります。※後述(→TECLの株価が今後も長期上昇と確信する理由)
TECL投資を始めたのと、TECLへの質問が多くなった時期が重なるのは偶然ではないでしょう。
注目されているということです。
そこで、「TECLとは」という基本的な部分から今後の見通し、株価推移、構成銘柄やメリットとデメリットなど、TECLにまつわる多くの人が疑問に感じることを解説していきます。

★TECLの購入を検討している人
★TECLの構成銘柄や今後の株価の見通しを知りたい人
★TECLへの長期投資を考えているけれど、不安を取り除きたい人
目次
TECLの株価
(最終更新日:2021/12/7、元記事:2021/9/3)
TECLの株価は2008年12月の設立以降、2021年11月までの約13年間で約230倍になっています。
TECLには3倍のレバレッジがかかっているとはいえ、このパフォーマンスは驚異的といえます。
TECLの株価がこれほどの上昇を達成した理由は、米国がGAFAMの台頭などにより、ITサービスの世界で圧倒的なトップを走り続けてきたからに他なりません。
TECLはNY市場に上場しているレバレッジETFです。
NY市場には世界中から投資マネーが集まります。
リーマン・ショックやコロナ・ショックがあっても、米政府やFRBが巨大財政出動、規制緩和を続けたことで株式市場にお金がだぶついたこともTECLの株価を押し上げた要因となりました。
TECLの株価チャート
TECLの株価の上昇のすさまじさはチャートを見れば一目瞭然。
TECLの月足チャートをごらんください。
※引用元:トレーディングビュー
★TECLのチャート解説★
TECLのチャートを見ると、上昇トレンドの角度が上がり始めたのは2017年ごろからであることがわかります。
特に2020年3月のコロナ・ショック後、急上昇しているのが確認できます。
その背景には、米政府やFRBの史上最大級の金融緩和や財政出動があることを忘れてはなりません。
株価が何度か大きく調整をしているのも見て取れます。
TECLといえど、一本調子で株価が急上昇してきたわけではないということです。
株価が調整したときにパニック売りした人は、損切りした可能性もあります。
長期トレンドが継続しているかをTECLのチャートを見て分析することが重要になります。
TECLとノンレバETF「VGT」の株価比較
TECLと構成銘柄がほぼ同じノンレバレッジETF「VGT」があります。
TECLとVGTを比較することで、3倍のレバレッジが効いているTECLのパフォーマンスがどれほど際立っているのかを見てみましょう。
下図はTECLとVGTの株価比較をしたチャートです。
※引用元:トレーディングビュー
TECLとほぼ同じ組み入れ銘柄だけあって、VGTの株価チャートの形状は似ていますね。
しかし、3倍のレバレッジが効いている分、パフォーマンスは雲泥の差。
特にTECLの株価チャートが右肩上がりの時は、その差が大きくなります。
反対に、株価が下がった時は、レバレッジが効いている分、TECLのパフォーマンスの方が悪化します。
TECLとは
TECLとはDirexionデイリー・テクノロジー株ブル3倍ETFの略で、米国のDirexion Investments社が運用するITセクターに特化したレバレッジETFです。
TECLは米国の代表的な株価指数「S&P500」の構成銘柄のうち情報技術セクター銘柄の値動きの3倍の運用成果になるよう設計されたレバレッジETFです。
似たような投資商品にはNASDAQ100の2倍の値動きをする投信「レバナス」などもあります。
TECLの元指数はS&P500の情報技術セクター銘柄の指数「テクノロジー・セレクト・セクター・インデックス」(IXTTR)です。
つまり、TECLは元指数IXTTRの3倍のパフォーマンスをめざしたETFということになります。
TECLはIXTTRの3倍になるように、構成銘柄(組み入れ銘柄)を頻繁に変更することでも知られています。
TECLの概要をかんたんにまとめました。
<TECLの概要>
TECLはブル型のレバレッジETFです。
同シリーズのベア型ETFにはTECSがあります。


TECLが暴落すると思うのであれば、TECSを購入してリスクヘッジをすることもできます。
TECLの構成銘柄・組み入れ銘柄【最新】
TECLにはどんな構成銘柄があるのでしょうか。
TECLの組み入れ銘柄の上位10銘柄をご紹介します。
<TECLの構成銘柄TOP10> ※2021/9/30現在
【Apple】 | 22.01% |
【Microsoft】 | 20.98% |
【Nvidia】 | 5.11% |
【Visa】 | 3.72% |
【Paypal】 | 3.03% |
【Mastercard】 | 3.00% |
【Adobe】 | 2.72% |
【Salesforce】 | 2.61% |
【Cisco】 | 2.27% |
【Intel】 | 2.14% |
AppleとMicrosoftだけで構成銘柄の43%を占めています。
TECLはアップルとマイクロソフトの株価にパフォーマンスを大きく左右されることになります。
さらにNvidiaとVisaを加えた4銘柄で52%を占めています。


最近話題のメタバース関連銘柄が多く組み入れられているのがおもしろいですね。
メタバース銘柄アメリカ版については下記記事で紹介しています。
↓↓↓
メタバース関連銘柄のアメリカ株一覧と本命を公開
ちなみにTECLとはS&P500のうちの情報技術セクター銘柄から構成されるとお伝えしましたね。
情報技術セクターとは、具体的に下記の銘柄群を指します。
・コンピュータ・周辺機器
・ソフトウェア
・各種電気通信サービス
・通信機器
・半導体・半導体製造装置
・インターネット・ソフトウェア・サービス
・情報技術サービス
・電子装置・機器・部品
・無線通信サービス
・事務用電子機器
TECLのセクター別構成比率は下表のようになっています。
<TECLのセクター別構成比率> ※2021/9/30現在
【ソフトウェア】 | 33.55% |
【テクノロジー・ハードウェア、周辺機器】 | 23.06% |
【半導体&半導体製造装置】 | 20.16% |
【ITサービス】 | 17.73% |
【通信機器】 | 3.06% |
【電子装置・機器・部品】 | 2.44% |
TECLの分配金、過去7回の実績
TECLの分配金(配当)の過去の実績をご紹介します。
TECLは2008年に上場後、しばらく分配金を払っていませんでしたが、2017年以降は不定期で分配金を出しています。
<TECLの過去の分配金(配当)> ※2021/11/11現在
【2017年12月19日】 | 0.11181ドル |
【2018年6月19日】 | 0.28069ドル |
【2018年9月25日】 | 0.11589ドル |
【2019年3月19日】 | 0.43343ドル |
【2019年9月24日】 | 0.07141ドル |
【2019年12月23日】 | 0.11117ドル |
【2020年3月24日】 | 0.1945ドル |
TECLは過去7回の分配金を出しています。
ただ、20年3月を最後に分配金の実績はありません。
TECLは分配金目的ではなく、キャピタルゲイン目的の金融商品だということですね。
TECLの構成銘柄の中には配当を出さず、利益を再投資して企業価値向上に努める企業も多いことが背景だと考えられます。
TECLの今後の見通し
TECLの今後の見通しをお話します。
記事の冒頭でTECLへの長期投資をクロサキも始めたとお伝えしました。
つまり、TECLは今後も長期的な成長していくと見通しを立てているのです。
TECLの株価が今後も長期上昇と確信する理由
TECLの株価はすでに200倍以上。今後も上昇していくのか不安かもしれませんね。
この懸念に対してクロサキはポジティブに捉えています。
・米国に優秀な人材がつねに海外から入ってくる
・中国政府のテック企業いじめ
・米市場に中国企業が上場しづらくなっている
・米国は人口増、中国は人口減に向かう
・GDPは2030年前後に中国に抜かれるが、それでも米国の力を維持
米国には世界中から優秀な頭脳を持った人材が入ってきています。
こうしたソフトパワーがGAFAMに代表されるような巨大IT企業を生み出す原動力の1つとなっており、今後も続いていくことが予想されます。
中国政府がアリババ集団などの自国テック企業が力を持ちすぎることに警戒心を強め、ペナルティを課しています。
習近平氏がかかげる「共同富裕」政策が、中国のIT企業の力を弱めることにつながると予想されます。
習近平氏は、企業の独占禁止にも力を入れていく方針を打ち出しています。
今後、中国から圧倒的な力を持つテック企業が出にくくなるのも米国のIT企業には追い風となるでしょう。
TECLの構成銘柄はIT企業が組み入れられているため、今後の長期成長の後押しとなる可能性が高いと予想します。
米国が中国企業の株式上場を制約しているのも大きいですね。
投資マネーが米国IT企業に流れる下地になります。
企業の成長にもつながり、TECLの株価の長期的な上昇につながるポテンシャルとなっています。
もちろん、短期的には大きな調整が入ることもあると思います。

TECLに上場廃止の可能性
TECLの今後の見通しについて、マイナス要因についても解説しておきます。
今からお話するのはTECLというよりレバレッジETF全体の話です。
レバレッジETFが米国で「上場廃止&レバレッジ変更」と「証券取引委員会による規制」のリスクを負っていることに起因します
レバレッジETFには米国で廃止論も出ているのです。
TECLの上場廃止とレバレッジ変更の可能性
実はTECLを運用するDirexion社は2020年、10銘柄のレバレッジETFの倍率変更&8銘柄を上場廃止にしています。
当時はコロナ・ショック発生直後&原油相場の暴落(初のマイナス値)など、非常に特殊な原因があったことは否めません。
・パニック相場でボラティリティの予測が困難であった
・コモディティの取引コストが上昇した
などの理由があったようです。
こうした動きは、今後TECLの採算が合わなくなったり、ETFの市場価格と原資産価格のかい離が開きすぎると加速する可能性があります。
証券取引委員会による規制の可能性
米国の証券取引委員会(SEC)によるレバレッジETFへの規制の可能性もあります。
本来レバレッジETFとは、デリバティブ取引の一種です。
デリバティブ取引をするには、一般的に中級者程度の取引経験が必要だと思われます。
しかし、TECLは通常のETFとおなじように上場されているので、誰にでも購入できてしまいます。
商品の特性への理解不足の人もおり、投資家保護の観点からレバレッジETFを問題視する声も聞かれているのが実情です。
それがTECLを含むレバレッジETFに米国で上場廃止論が出ている理由です。
TECLのメリットとデメリット
TECLの株価が2008年のスタート以来、200倍以上になったことに魅力を感じた人も多いことでしょう。
しかし、それだけで投資しようかどうかを決めるのは、やや早計です。
TECLのメリットとデメリットをしっかりと押さえておきましょう。
TECLのメリット
クロサキはTECLには3つのメリットがあると考えます。
★分散投資しながら米国株テンバガーを狙える
★短期トレードで大きな利益を狙える
★長期投資でも大きな運用成果が見込める
各メリットについて解説していきましょう。
分散投資で米国株テンバガーを狙える
TECLは多数の銘柄を組み入れた銘柄構成になっています。
言い方を変えると、成長著しい米国株に3倍レバレッジを効かせて分散投資できるETFです。
Google、YouTube、Twitter、Facebook、iPhone、Amazon、Windows、Netflix、Uber、Airbnbなど…
ITサービスやハイテク機器で世界経済を席巻しているのは米国のIT企業・ハイテク企業です。
近年は中国企業も増加してきていますが、今後も米国の企業が最新のITサービスなどを生み出していく可能性は非常に高いと思います。
なぜなら米国には人もお金も情報も集まってくるからです。
日本にはなかなかGAFAMのような企業が誕生しませんが、米国には今後も誕生するポテンシャルがあると言えるでしょう。
これらの米国のIT企業などは成長力と利益率の高さが特徴です。
TECLのメリットは、そんな米国ハイテク株に3倍のレバレッジをかけて投資できることにあります。
米国株でも個別銘柄でテンバガーを見つけるのは大変ですが、TECLであれば長期投資で10倍になる可能性を秘めています。
※米国株のテンバガー候補については下記記事にまとめています。
↓↓↓
米国株のテンバガー候補【2022年】有望銘柄8選


TECLは短期トレードで大きな利益を狙える
※引用:Google Finance
TECLは短期トレードでも大きな利益を狙いやすいです。
上のTECLチャートは2021年の年初~8月のデイリーチャートです。
チャートの矢印をごらん頂くとわかりますが、上昇トレンドがとてもわかりやすく出ています。
短期トレーダーにとっては順張りで非常に稼ぎやすかったと思います。
トレードで稼ぎやすいのはトレンドがはっきりしている相場です。
TECLはチャートを読める人にとっては短期トレードで大きな利益をねらいやすいETFといえそうです。
まさに相場格言「トレンドはフレンド」だと思います。

TECLは長期投資でも大きな運用成果が見込める
TECLの株価が2008年の運用開始以降、13年間で200倍になったことはお伝えしました。
ここで注目してほしいのは、株価が何倍になったかではなく、約13年間にわたって成長したというポイントです。
TECLの原資産はS&P500のうちのハイテク・ITセクター銘柄です。
S&P500は“世界最強の指数”とも言われており、世界中から投資資金が集まっていることから、今後も長期的には上昇トレンドを続けていく可能性が高いと予想されます。
1981年9月4日 120.07
1991年9月6日 389.10
2001年9月7日 1085.78
2011年9月9日 1172.72
2021年9月2日 4536.95
※引用:Google Finance

TECLのデメリット
TECLのデメリットも解説しておきましょう。
★ボラティリティが激しい
★暴落に弱い
★ボックス相場に不向き
★経費率が高い
各デメリットについて解説していきましょう。
TECLはボラティリティが激しい
TECLはハイテク系セクターのレバレッジETFであるため、株価のボラティリティ(変動性)が高いのが特徴です。
大きく上昇する時はメリットになりますが、下落相場ではデメリットになります。
目先の株価の上下に一喜一憂してしまう人には不向きかもしれません。
明確な投資戦略やトレード戦術がないまま買ってしまうと、TECLの一時的な株価下落に耐えられず、損切りすることになることでしょう。
TECLの投資には自分なりの投資ルールをあらかじめ設定しておくことがリスクを減らし、資産を増やすカギとなります。
伝説の投資家ウィリアム・ギャンが考案したギャン理論「価値ある28のルール」は初心者にもわかりやすい投資ルールのつくり方が記されています。
ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
↓↓↓
※ギャン理論 価値ある28のルールを投資のプロが解説
TECLに投資する時は、短期トレードなのか長期積立投資なのかくらいは最低限決めておきましょう。
★短期トレードであれば、思惑がはずれれば迷わず損切り
★積立投資であれば、売らずにドルコスト平均法を活用して長期資産運用
というスタンスで臨めます。
投資スタンスを決めないで買ってしまうと、株価が下落したときに右往左往してしまいます。
最初に投資スタンスを決めておきましょう。
TECLは暴落に弱い
TECLの最大のデメリット・弱点と言っても良いでしょう。
TECLは暴落相場に弱いです。
これはTECLというよりは、ブル型のレバレッジETF全体の弱点といえます。
TECLには3倍のレバレッジが効いていますので、株価が暴落したときも3倍のレバレッジがマイナスに働いてしまうのです。
そして株価が暴落した後、その下落分をリカバーするにはより高いリターンが必要になるのです。


【例】株価200円のA株の株価が株価100円に暴落してしまった。
この場合、株価の下落率は「―50%」。
では、株価200円までリカバーするにはどれほどのリターンが必要でしょうか?
100円を200円にするわけですから「+100%」のリターンが必要になります。
例題だとリカバーするためには2倍のリターンが必要になるわけです。


TECLはボックス相場に不向き
TECLは暴落に弱いのと同様に、ボックス相場(レンジ相場)にも弱いです。
その理由は暴落に弱いのと同じで、株価下落にたいするリカバーで不利だからです。
これもやはりブル型のレバレッジETFの特徴といえます。
たとえば、TECLの株価が40ドル~60ドルのレンジで動く相場があるとします。
【例】TECLの株価が60ドルから12ドル(20%)下落し、48ドルになったあと60ドルに回復する。
この例題の場合、
★48ドルから60ドルにリカバーするためには25%のリターンが必要になります。
レンジ相場の底値で買って天井で売れれば問題ありませんが、毎回それを実現するのは非常に困難です。
買った後に株価が下がることはよくあることです。
こうしたことから、TECLはボックス相場(レンジ相場)には不向きといえそうです。
このことは大きなデメリットといえます。

経費率が約1%と高い
21年9月2日現在、TECLの経費率は0.95%と高水準にあります。
これはレバレッジETFという商品の特性上しかたありません。
レバレッジをかける分、コストがかかってしますためです。
TECLに限らず、レバレッジETFの経費率はレバレッジなしのETFや投資信託よりも高水準になります。
例えば、S&P500に連動するインデックス・ファンド「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の信託報酬(税込み)は0.0938%程度。
TECLの10分の1のコストとなっています。
ただ、高い経費率であっても、株価の上昇率というメリットがそれ以上にあるためにTECLは多くの投資家に買われているのです。
長期投資を考える場合、経費率や売買手数料などのコストは非常に重要になります。
TECLへの投資を検討する際も、コストに見合うかどうかを分析することはとても重要になります。

TECLの購入方法
TECLの購入方法をお伝えしましょう。
TECLを購入するには、外国株を扱う証券会社の口座を開設する必要があります。
ここでは外資系を含め、レバレッジETF「TECL」を取り扱う国内の証券会社をご紹介していきます。
TECL購入におすすめの証券会社を比較
TECL購入におすすめの証券会社を比較してご紹介していきます。
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・DMM株
・IG証券
・サクソバンク証券
※2021年11月時点
★各社のここに注目★
◎DMM株は取引手数料がゼロ
◎外資系2社はCFD取引を取り扱う
◎マネックス証券は取引時間が長い
◎IG証券は取引手数料が「%」ではない
個人的には、銘柄数の多さ、特定口座が使える、手数料などを総合的に勘案してSBI証券がおすすめです。
SBI証券は米国株の個別銘柄のスクリーニングなどにもおすすめです。
米国株のスクリーニングについては下記記事でまとめています。
↓↓↓
米国株スクリーニングのおすすめ条件とサイトを厳選


TECLのSBI証券での購入記録【画像あり】
TECLの株価が長期的に上昇していくと予想し、購入し始めたことを最初にお伝えしました。
この記事を読んでくださる方はきっとTECLへの興味が人一倍強い方だと思います。
そんなみなさんのご参考になればと思い、クロサキのTECL購入履歴を披露します。
SBI証券外国株アプリを使って取引しています。
最初にTECLを購入したのが2021年9月14日。65.36ドルで約定。
最後にTECLを購入したのが2021年11月11日。77.39ドルで約定。
11回にわたってTECLを積立投資しています。
基本的には長期投資を心がけています。
ただ、
・長期下落トレンドに転換
・手数料負け
など、TECLのメリットを享受できなくなったら売却を考えています。
ちなみにクロサキ以外の人の米国株投資家のETF情報などを知りたい場合には、下記記事にておすすめのブログを紹介しています。
↓↓↓
米国株ブログ FIREを目指す人におすすめの5選
TECLの投資戦略【短期・長期】
TECLが今後も長期で上昇していく可能性をお伝えしました。
では、TECLへの投資・トレードを考えたとき、どんな投資戦略が有効でしょうか?
「短期投資」と「長期投資」…それぞれの投資戦略について解説していきます。
※あくまで個人の見解です。推奨はしません。投資は自己責任でお願いします。
長期投資はNISAを使おう
長期投資にはNISAが最も効果的だと考えられます。
NISAの場合、5年間の運用が可能です。
長期の積立投資であれば一時的な下落があっても、ドルコスト平均法のメリットを享受できます。
さらに、利益が全額非課税になるメリットがあるため、TECLの原資産である指数IXTTRが長期で上昇していく限りは大きな利益が見込めるでしょう。
ただし、NISAには期限がありますので期限が来る前に利益確定をしておいた方がよいでしょう。


TECLの短期投資は「押し目買い」と「こまめに利確」
短期投資と長期投資では戦略が異なります。
TECLに限らず、短期トレードで大切なのは戦略とルールづくり。
TECLの場合は順張り投資が基本なので、「押し目買い」をねらっていくのがセオリーかと思います。
押し目買いは、チャートに上昇トレンドラインを引き、そのラインにタッチしたら「買い」が基本です。
あとは、何%上昇したら利益確定するかを決めておき、こまめに利確しましょう。
もちろん、思惑がはずれた時にはすぐに損切りすることが重要です。
※引用:Google Finance
※「押し目買い」と「トレンドラインの引き方」は下記記事で解説しています!
↓↓↓
「押し目買い」と「戻り売り」を株で成功させるコツ
TECLのまとめ


★TECLとはS&P500の中のハイテク・ITセクター銘柄から構成される指数に3倍のレバレッジをかけたETF。
★2008年の上場以降、2021年8月までに株価は200倍になった。
★TECLの構成銘柄はApple、Microsoft、Nvidia、Visaなどが上位を占める。
★TECLへの投資は上昇トレンドの時
★TECLは暴落とレンジ相場に弱い
★TECLは今後も長期上昇が期待できるが、上場廃止やレバレッジ規制への懸念もある。
★投資戦略:長期投資はつみたて・短期投資は押し目買いとこまめに利確
これでレバレッジETF「TECL」の基本的なことはあらかたお伝えできたと思います。
レバレッジをかけている分、リスクもありますが長期上昇トレンドが崩れない間はTECLへの投資にはチャンスがあると思います。
大事なことはトレンドの見極めと投資ルールづくり、そして損切りです。
TECLへの投資をご検討されるようでしたらこの3点は忘れないでください。
そうそう…TECLで大儲けしたら税金や確定申告の心配をしなければなりませんね。
米国株の税金と確定申告にかんするお役立ち情報を下記にまとめています。
↓↓↓
米国株と税金 確定申告で配当の二重課税を取り戻そう
また新情報などがありましたら、TECL情報をお伝えしていきます。
TECLの構成銘柄は興味深いですね。組み入れ比率も変動するし、銘柄の変更もあっておもしろい。TECLの柔軟性が今後も株価を上げていくと思います。調整はあるでしょうが…
>TECLさん
コメントをありがとうございます。
TECLの構成銘柄は頻繁に変更されるので、定期的なチェックが必要かと思います。組み入れ銘柄が変わるときには特にチェックするようにします。
TECL実際に長期投資しているのですね。
ただ紹介するだけの人よりずっと信頼できる。
株価が上がる⤴️と良いですねぇ
>TECL今後さん
コメントをありがとうございます。
恐縮です。米国株のハイテク銘柄の暴落には気をつけるようにしていますが、長期で期待したいところです。
リスク管理はしっかりとしていくつもりです。
TECLの株価復活してきました。ついに含み益!
今後も上がると思いますので長期投資していきます!
TECLを4株持ってます。毎月1株ずつ積立投資していく予定。上場廃止にならなければ10年スパンで上がっていくと思います
TECLの今後の株価に期待したい。長期投資を狙います。
>テクリストさん
コメントありがとうございます。
クロサキも同様です。TECLは現在、株価調整中ですが推移を見守っていきたいと思います。
TECLに長期投資したいので上場廃止だけは勘弁してください^^
TECLの購入を考えています。TECLの今後の見通しが知れて良かったです。
>長期投資家さん
コメントをありがとうございます。
TECLのようにレバレッジのかかった商品はリスクも高くなりますのでご注意くださいね。
TECLの株価下がってきましたね。長期投資で見れば買い時到来でしょうか?
テーパリング実施でもう一段下がる気もする。つみたて投資しようかな
>買い時に悩むさん
コメントありがとうございます。
そうですね、S&P500が長期で上昇していく前提に立てば買い時かもしれませんね。
ですが、リスク管理はしっかりとした方が良いと思います。
もうちょい下がったらTECLの投資を検討します。基本的に長期投資でいきます。上場廃止にはならないでください。
TECL最近下がってきてますね。長期投資なら下がった時は買いですが、分散投資はしていきます
>TECL積立人さん
そうですね。中国の恒大集団のデフォルト危機とテーパリング、米国のコロナ感染者増など、足元の不安やリスクがありますので調整が入ることはあると思います。
短期トレードなのか長期積立なのか、投資スタイルを決めておいた方が良いと思います。
TECLの分配金、配当金まで載っている記事がなかなかないのでありがたい。長期投資してみます。
>レバレッジETF投資家さん
コメントをありがとうございます。
TECLは最近分配金が出ていないせいか、情報は少なめかもしれませんね。
SBI証券の外国株アプリを見ると載っています。
たまたまこの記事を読んでTECLを知りました。チャート見たけど2020年からの上昇がエグい。FRBの金融政策の力恐るべし
>テーパリングはイヤやさん
おっしゃる通りです。FRBの金融政策がTECLの株価急上昇の要因だと思います。組み入れ銘柄の株価上昇が凄かったので。
TECLもいいけどS&P500の3倍レバレッジETFもハイパフォーマンス❗️テーパリングになるまでは上がると思うわ。
TECLってテクルと読むのですか?
>てくらさん
コメントをありがとうございます。
TECLで正式に何と読むのかは不明なのですがクロサキはテクルと呼んでいます。
TECLって分配金もあったんですね
株式分割したのは知ってましたが…
>TECLテクル?さん
コメントをありがとうございます。
はい、TECLも分配金を出したことがあります。ただ、2020年3月を最後に出ていません。今後再び分配金がでるかは不透明なので、分配金目当てではなく売買益目当ての投資となりますね。
TECLの長期投資を積立投資でやってます。長期上昇トレンドさえ崩れなければリターンはすさまじい。
>TECLの神様さん
コメントをありがとうございます。
そうですね、この10年間TECLに毎月積立投資をしていればテンバガー以上になっていたことでしょう。
長期上昇トレンドが続いている場合はTECLは長期投資がベターだと思います。
TECLの株価の今後がめっちゃ気になってます^ – ^構成銘柄は結構変動があるみたいですね。暴落には気をつけます。
>匿名さん
コメントをありがとうございます。
TECLの株価はテーパリングの懸念などもあり、気になるところですよね。
短期的には調整があるかもしれません。
長期投資なのか短期投資なのか、投資スタイルを決めてからの方がよいかと思います。