メタバース銘柄は日本でも株価を急上昇させていますね。
メタバース銘柄の日本株にはどんな本命、関連株があるのでしょうか。
※引用元:トレーディングビュー
この株価チャートはシーズメン(3083)のものです。
米国のFacebookが社名をMETAに変更したニュースが報道されて以降、日本株のメタバース関連銘柄として動意づき、シーズメン株価は数日で300円から2540円まで急騰!
シーズメンほど急な株価チャートの上がり方ではないにしろ、メタバース関連株の本格相場の到来はこれからだとクロサキは考えています。
メタバース銘柄の日本株が急騰しているのに手が出せなかった人、すぐにブームは終わると思って見送った人、まだメタバース関連株は上がるのかなと不安な人…
2022年もメタバース関連銘柄はド本命のテーマになる可能性があります。
90年代末の「インターネット株相場」、2000年代後半の「スマホ関連株相場」、2010年代後半の「AI関連株相場」…
次に来る(というか来ている)のが、「メタバース関連銘柄相場」ではないでしょうか?
スマホブームが来た時、スマホの時代はやってこないと思った人は投資チャンスを逃して悔しい思いをしました。
AIブームも同じです。
メタバースブームでは同じ轍を踏まないようにしましょう。
メタバース関連銘柄の日本株はまだまだこれからが本番。
そこで、メタバース関連株の本命を44社のメタバース関連株の中から厳選してご紹介していきます。
目次
メタバース銘柄、本命の日本株
(最終更新日:2022/4/7、元記事:2021/11/30)
日本株のメタバース銘柄、メタバース関連株の本命はどんな銘柄でしょうか。
おとなの株ラウンジが期待するメタバース銘柄日本株版の本命銘柄をご紹介します。
メタバース銘柄、本命の日本株「CRI・ミドルウェア」
メタバース関連銘柄の日本株の本命は「CRI・ミドルウェア」(3698/マザーズ)です。
CRI・ミドルウェアがなぜメタバース銘柄(日本株)の本命なのか?
理由をファンダメンタル、テクニカルの両面から解説していきます。
日本株の本命メタバース関連株の理由:ファンダメンタル
CRI・ミドルウェアが日本株のメタバース関連銘柄の本命と考える理由は2つ。
・CRI・ミドルウェアの音声解析ミドルウェア「CRI LipSync」がバーチャルアバター制作支援ツール「Animaze」に標準搭載
・次期主力製品「CRI TeleXus」の技術開発に2億円以上の投資予定と発表
Animazeとは?
Animazeは誰でもかんたんにVチューバーになれるソフトです。
特徴は以下の通り。
・アバターをZoomやSkypeなどのビデオ会議やライブストリーミングに使用できる
・自分で作ったアバターも使える
つまり、メタバース空間内でのライブやイベントなどにCRI・ミドルウェアの音声解析ミドルウェアが利用されることが多くなるということ。
メタバース市場の将来性はお伝えしたとおり。
仮想空間内のライブも増えることでしょう。
同社ミドルウェア需要の大幅な増加が見込めます。
※出典:Animaze
CRI TeleXusとは?
CRI・ミドルウェアの「2021年9月期決算補足説明資料」から引用すると、
CRI TeleXusとは
“メタバースやオンラインゲームを実現するためのリアルタイムコミュニケーションツール”
のことです。
「CRI TeleXus」は同社の次期主力製品で、技術開発に2億円以上の投資を予定していることを決算で公表しています。
※出典:CRI・ミドルウェア「2021年9月期決算補足説明資料」
メタバースの成功は映像だけでなく音声も重要な要素です。
話声、歌声、音楽、動物の鳴き声、効果音など、あらゆる音にCRI・ミドルウェアの製品は利用される可能性を秘めています。
なぜメタバース関連株(日本株)の本命?テクニカル理由
メタバース関連株、本命「CRI・ミドルウェア」の株価チャートをごらんください。
※引用元:トレーディングビュー
CRI・ミドルウェアは2021年1月から長期下落トレンドを10月まで続けてきました。
しかし、Facebookの社名変更をきっかけにメタバース銘柄が注目され、潮目が変わりました。
チャート上段のボリンジャーバンドは-3σにタッチ後、反発。
下段のMACDもゼロライン(0ライン)より下でゴールデンクロスし、上昇トレンド転換しました。
シーズメンやグリーと違い、株価が急騰しているわけではないので割高感はありません。
MACDを見ると買いサインが出ているので、メタバース関連株の本命と言いたくなってしまいますね。
メタバース関連株で日本株の注目銘柄
メタバース銘柄、メタバース関連株の本命以外の注目株もご紹介します。
・メタリアル(6182)
・バンクオブイノベーション(4393)
・ピー・ビ―システムズ(4447)
それぞれどこに注目して、メタバース関連銘柄の注目株としているのかも解説していきます。
メタバース銘柄:日本株の注目銘柄①「メタリアル」
※出典:メタリアル
メタリアルは9月に社名をロゼッタから変更したばかりの会社です。
ロゼッタ時代から、メタリアルは自動翻訳に力を入れています。
英語のつづりはMetaRealとなっており、FacebookがMETA Platformsに社名変更したのと共通点を感じるのはクロサキだけでしょうか。
どちらも社名にメタを入れているのは偶然かとは思いますが、何か感じるものがあります。
メタリアルがメタバースに本気なのは、2020年9月に本社機能をVR(仮想現実)空間に移転すると公表したことからも伺えます。※移転済み
本社機能を仮想空間に移転する時には
人類を地理的・時間的・言語的な制約から解放するグローバル・ユビキタスのミッションを掲げる企業にふさわしく、xRで国境フリー、AIで言語フリーのオフィスを創ります
と宣言しています。
決算説明会もVRオフィス内で行っており、これからメタバースに参入しようという企業よりも先行している感があります。
メタバース銘柄として注目した理由は、メタリアルが母国語だけで自由に会話できるVR(仮想現実)空間上のオフィス「VRオフィス」を開発しているからです。
自社機能がすでにVRオフィス内にあり、自分たちで利用しながらさらに商品としての開発を進めているわけです。
※出典:ロゼッタ(旧社名)
メタバースの仮想空間は世界中からアクセスできる反面、言語の壁がこれまでありました。
音楽のように言葉の壁を超えられるコンテンツなら良いでしょう。
しかし、ビジネスとなると言語の壁はやはりネックでした。
その問題を解決しようとしているのがメタリアルです。
母国語で会話すると自動的に相手先の言語に変換されるのはとても便利ですよね。
日本人はまだ外国語を苦手としている人が多いのが実情といえるでしょう。
ニーズは大きそうですね。
すでにメタリアルは以下のVR(仮想空間)事業を手掛けています。
・YouConnect & VR Trip(言語フリーの世界旅行)
・YouConnect & VR Party (言語フリーのカラオケ)
・VR Music (言語フリーのコンサート)
・生活VR「OASIS」(非ゲームの生活娯楽VRポータル)
メタバースが本格化するなか、メタリアルのサービスへの期待が高まります。
メタバース銘柄の注目株としてメタリアルを取り上げた理由がおわかりいただけたでしょうか。
メタバース銘柄:日本株の注目銘柄②「バンクオブイノベーション」
※出典:バンクオブイノベーション
バンクオブイノベーションは、ファンタジーRPG「幻獣契約クリプトラクト」(累計1400万DL突破)、「ミトラスフィア」(累計700万DL突破)で知られるゲーム会社です。
元々ゲームとメタバースの相性は良いのですが、ゲーム会社ならどこでも良いわけではありません。
メタバース銘柄、日本株の注目株としてバンクオブイノベーションを挙げた理由は3つ。
・メタバース活用の“ゲーム×マッチング”アプリ「恋庭」が好調
・2021年9月期決算発表にて「メタバース・プロジェクト」の組織化を公表
・四季報によるサプライズ記述
「恋庭」とは
※出典:恋庭
恋庭は、ゲームと恋活をミックスしたマッチングアプリです。
2021年4月にサービスがスタートして以降、メディアでも多く取り上げられて人気を集めています。
公式サイトでは「ゲーム恋活アプリ利用者数№1」と表示されています。
2021年11月時点のApp Store評価も4.1と高評価を受けています。
恋庭は、仮想空間内にアバターを作り、農業をしながら出会いを求めていくマッチングアプリとなっています。
仮想空間とあるようにメタバース系のマッチングアプリといって差し支えないでしょう。
オリジナルIPなので、収益性も高く2022年後半には恋庭の売上貢献により、バンクオブイノベーションの業績は黒字化する予想となっています。
「月額料金プラン」のプレミアムプランを導入予定でサブスクのビジネスモデルにより、収益の安定化が望めます。
2022年2月末時点における、会社発表の恋庭の情報は以下のとおり。
2月の課金高が過去最高を更新(68,547千円、前月比+6%[1月の課金高64,426千円])
Google Play セールスランキング(出会いカテゴリ)過去最高を更新(7位)
AppStoreセールスランキング(SNSカテゴリ)過去最高を更新(27位)
※出典:バンクオブイノベーション
さらに、会社四季報の2022年2集に“「恋庭」に続く非ゲームサービスも発表秒読み”とのサプライズ記述が掲載されました。


「メタバース・プロジェクト」の組織化
バンクオブイノベーションは、2021年9月期決算発表にて「メタバース・プロジェクト」を組織化すると公表しました。
上の画像が決算資料内で公表されたイメージですが、ゲーム制作会社だけあってファンタジックな世界観ですね。
バンクオブイノベーションはメタバース・プロジェクトについて
・アバターでのLIVEコミュニケーションやエンターテインメント、ユーザークリエイト、経済活動などを自由にできる仮想空間
・2D(2次元)で日本の2Dデザイン文化を追求
というビジョンを明かしています。
恋庭とは別件のメタバース・プロジェクトであり、イメージ画像を見るだけでもユーザーの期待感が高まりそうですね。
同社は大作RPG「メメントモリ」のリリースを22年4~6月に控えており、事前登録者がミトラスフィアの事前登録者数を上回っている(22年3月時点で20万人突破)ことから、長期で見て株価上昇の可能性を秘めていそうですね。
まとめると、
・恋庭の売上
・メメントモリへの期待
・メタバース・プロジェクトの組織化
メタバース銘柄(日本株)としてバンクオブイノベーションに注目した理由は以上です。
メタバース銘柄:日本株の注目銘柄③「ピー・ビ―システムズ」
※出典:ピー・ビーシステムズ
3つ目に紹介するメタバース銘柄の日本株は「ピー・ビーシステムズ」です。
ピー・ビーシステムズは福証Qボードに上場する知る人ぞ知る銘柄。
“隠れメタバース銘柄”としてクロサキは注目しています。
地方市場だとどうしても東証銘柄に比べると注目されることが少なく、投資資金も集まりにくいのがデメリットとしてあります。
しかし、北の達人(札証)、オウケイウェイヴ(名証)など、たまにテンバガー達成銘柄が出ます。
もしかしたら大化けするかもしれないメタバース関連株の日本株としてご紹介します。
ピー・ビーシステムズ(PBシステムズ)は、基幹システムのクラウド化・仮想化事業をメインとした会社です。
しかし、クロサキが注目している理由は特許取得済みの360°VRシアター「4DOH(4D王)」です。
※出典:4DOH
「4DOH」は360°全周囲に投影された3D映像により、目前に迫るものが手に掴めそうなリアル感覚を体験できる装置です。
「4DOH」専用に開発された「360°から迫る6.1chサラウンド」と「体感振動装置」が、視覚と聴覚だけでなく、触覚を通じて迫力ある体験を味わわせてくれます。
メタバースの仮想空間で振動を体感できる仕組みは現状あまり聞きません。
ライブやアトラクションなどのエンタメ系のメタバースコンテンツに大きな需要がありそうです。
特許を取得しているところもピー・ビーシステムズの強みですね。
ピー・ビーシステムズは2021年9月期決算にて、「メタバース戦略」を打ち出しています。
その内容は
・メタバースへの他社との協業による参⼊を積極的に検討
というものです。
そして、2021年11月29日の引け後、2022年1月1日付でメタバース推進部を設置することを決定したと発表。
この発表を受け、11月30日のピー・ビーシステムズの株価はストップ高となりました。
出典:ヤフーファイナンス
ストップ高でも時価総額はまだ40億円程度。
割高感はありません。
本格的に他社との協業が進むようになれば面白い銘柄となりそうです。
あまり注目を集めていないからこそ、あえてメタバース銘柄の注目日本株としてご紹介しました。
メタバースとは
メタバースとは「メタ」(超)と「ユニバース(宇宙)」を掛け合わせた造語。
「metaverse」=「meta」+「universe」
元々は1992年に米国のSF作家ニール・スティーブンスンの小説「スノウ・クラッシュ」の中で登場した言葉です。
作中のなかでは、インターネット上の仮想世界のことをメタバースと定義していましたが、転じて仮想空間サービスの通称としてもつかわれるようになった言葉です。
※参照:早川書房


投資の世界のメタバースとは、オンライン上に創造された3DCGの仮想空間に、世界中の人々が「アバター」で参加し、もうひとつの現実世界を作り上げることです。
メタバースの仮想空間にはモール、オフィス、ショールームから遺跡や迷路など、無限に近い種類の世界を作り上げることができます。
メタバースの特徴
メタバースには3つの特徴があります。
・現実世界ではできないことができる
・NFTにより、土地や作品、コレクターアイテムを売れる
現実世界の地震、津波、パンデミックなどがない
メタバースには現実世界の外的要因がありません。
外的要因とは国境、地球温暖化、飢餓、戦争、パンデミック、地震、津波などです。
また、現実世界だと国によって商習慣や法律が異なりますが、メタバース空間では世界中のユーザーが同条件で、経済活動などを行えます。
ボーダーレスで共通のルールが適用されるので不公平感が現実世界よりも少ないのが特徴ですね。
現実世界ではできないことができる(非日常体験)
メタバース空間はバーチャル世界なので、現実世界ではできない非日常体験ができます。
例えば空を飛ぶ、キャラクターに変身する、カリスマミュージシャンになるなど
現実世界ではなかなかチャンスに恵まれない人でも、メタバース空間であれば違った自分の一面を出して“デビュー”することも可能でしょう。
普段つながることのできない国や地域の人とつながれるのも魅力の1つだと思います。
2000年代にメタバースの先駆け「セカンドライフ(Second Life)」がブームになったのも、非日常体験と仮想空間への可能性を感じる人が多かったからでしょう。
※セカンドライフのブームと衰退については、メタバース銘柄米国株編にて詳しく書いています。
↓↓↓
メタバース関連銘柄のアメリカ株一覧と本命を公開
NFTで土地や作品を売れる(ビジネスチャンス)
メタバースは暗号資産やNFTなどのブロックチェーンとの相性の良さがピカイチです。
「メタバース関連銘柄のアメリカ株一覧と本命を公開」でも紹介しましたが、NFT(Non Fungible Token)とは、アートやコレクターズアイテムなどの代替不可能なデジタル資産にブロックチェーン上で所有証明書を記録し、固有の価値を持たせるトークンです。
作品をコピーされることなく、仮想空間上で販売できるようになるためアーティストやコレクターにとっては、世界中のユーザーを相手にしたビジネスが可能となります。
メタバース空間上の土地にも固有の価値を持たせて売買できるため、例えば建築士のライセンス未保有者が仮想空間にとてもおしゃれな家を作ってそれを販売することもできるようになります。
現実世界では不可能なことができるのも魅力ですね。
メタバース銘柄の将来性:2028年の市場規模$8300億
米市場調査会社のEmergen Researchが2021年11月10日に発表した文書から引用すると
世界のメタバース市場規模は2020年に476.9億ドルに達し、2028年までには8289.5億ドルへ拡大する
とのこと。
ちなみに数値どおりになれば、年平均で43.3%の成長率となります。
Facebookから社名をMETAに変更したマーク・ザッカーバーグ氏は1兆ドルものビジネスチャンスがメタバースにはあるとの発言をしています。
これらの調査結果や発言から考えても、メタバース市場の将来性は非常に明るいといえそうです。
メタバース銘柄・関連株一覧【日本株】
メタバース銘柄、メタバース関連株の一覧をご紹介します。
メタバース関連企業、参入企業が続々登場しており、ここで紹介していない企業の中にも隠れメタバース銘柄があるかもしれません。
おとなの株ラウンジでは、現時点でわかっているメタバース関連銘柄を一覧にしました。
各銘柄のメタバースとの関連をひと言解説付きでご紹介します。
- グリー(3632):子会社REALITYのライブエンターテインメント事業をメタバース事業と再定義し積極投資
- CRI・ミドルウェア(3698):ミドルウェアがバーチャルアバター制作支援ツール「Animaze」に標準搭載
- IMAGICA GROUP(6879):東京ガールズコレクションでメタバース時代のファッションショーを実現
- 任天堂(7974):「あつまれどうぶつの森」が大ヒット。さらなる展開にも期待。
- シーズメン(3083):メタバース専門のアパレルブランド「ポリゴンテーラーファブリック」を新設
- シャノン(3976):メタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」を提供開始
- エイベックス(7860):子会社がオンラインライブ配信サービスの「Z-aN(ザン)」で開催するチケットにNFTを導入
- 理経(8226):同社のVR(仮想現実)映像制作がメタバース分野で可能性を秘める
- 燦キャピタルマネージメント(2134):各地域の観光名所をメタバース化し外国人に疑似地方観光機会を提供
- エムアップHD(3661):VR映像配信サービス「VR MODE」を提供
- ブイキューブ(3681):バーチャルイベントシステムを手掛ける米タッチキャストの製品を国内独占販売
- フーバーブレイン(3927):シンガポールのNFTプラットフォーム企業と資本提携
- サイバネットシステム(4312):ホンダとVRを活用した新技術を共同開発
- フジ・メディア・HD(4676):フジTVが海外向けに番組販売ECシステム導入。番組をメタバース内で販売期待
- サイバーエージェント(4571):アメーバピグを2009年から運営。メタバース事業の歴史が長い。
- ガーラ(4777):子会社がブロックチェーンベースのメタバースプラットフォーム内で提供するゲーム開発契約締結
- メタリアル(6182):母国語だけで自由に会話できるVR(仮想現実)空間上のオフィス「VRオフィス」の開発
- エスユーエス(6554):「バーチャル・オープンキャンパス」を京都芸術大学と共同開催
- ソニーグループ(6758):メタバース空間内での音楽イベント
- ポート(7047):メタバースを活用したマッチングDX事業の実証実験。就職イベントなどを想定。
- ギークス(2118):ARアプリ「空想レンズ」を提供
- バンダイナムコHLDGS(7832):2022年3月期中間決算で「(メタバースを)グループ全体で準備を進めている」発言
- 伊藤忠(8001):ファミマ、NTTドコモらとデジタル広告事業を設立。メタバース内での広告事業に期待。
- 三井物産(8031):X-FORGE」を活用した、携帯用3D仮想空間サービスの共同事業をアクロディアらと推進
- GFA(8783):「CLUB CAMELOT」メタバースにて、イベント主催者ら向けに空間プロデュースのプロモメニュー取扱い
- 日本電信電話(NTT)(9432):NTTドコモがメタバース開発とVRサービスの開発ソリューションを行うHIKKYに出資
- KDDI(9433):メタバースプラットフォーム「バーチャルシティ」を発表
- スクウェア・エニックス(9684):メタバースを活用したゲーム作品「FF14」「ドラクエウォーク」をすでに展開
- カプコン(9697):VR版「バイオハザード4」の発売決定
- アクロディア(3823):「X-FORGE」を活用した、携帯用3D仮想空間サービスの共同事業を三井物産らと推進
- バンクオブイノベーション(4393):2021年9月期決算発表にて、メタバース・プロジェクトの組織化を公表
- ピービ―システムズ(4447):360°VRシアター「4DOH」の特許取得済み。メタバース戦略を2021年9月期決算で公表
- YE DIGITAL(2354):IoT等で企業のDXを推進。バーチャルショールームの活用
- Shinwa Wise Holdings(2437):美術品オークションを展開。NFTの生成・販売事業を開始
- アスカネット(2438):空中に美しい映像、物体を投影する空中結像技術で特許保有
- アエリア(3758):子会社が世界初の音楽専門の NFT マーケットプレイス『The NFT Records』をスタート
- メディア工房(3815):VR、AR、MR技術を使ったハードとソフトを開発
- アイフリークモバイル(3845):3D・VRプロジェクトを展開
- ユークス(4334):臨場感のあるARライブ。エイベックスと共同事業
- 地盤ネットHD(6072):仮想住宅内とその外観を自由に歩いてスマホ等で詳細に確認
- サン電子(6736):ドコモと5G&ARスマートグラス活用の遠隔作業支援ソリューションを展開
- セルム(7367):凸版印刷と共同でVR技術を活用した研修サービスを開始
- 壽屋(7809):VR技術と連携し、仮想空間での生活を快適にするアバターを開発
- KADOKAWA(9468):メタバース空間を舞台にした大ヒット作品「SAOシリーズ」
メタバース関連株の日本株44銘柄をご紹介しました。
ゲーム関連株などはメタバースとしてイメージしやすいですが、伊藤忠や三井物産などの総合商社までメタバース関連銘柄としてカウントされているのは意外かもしれませんね。
ここで紹介した44銘柄以外にもメタバース関連企業、参入企業はあると思います。
今はメタバースに参入していなくても、今後参入してくる上場企業もあることでしょう。
決算発表などで、メタバースへの参入を表明する企業もあるのでこまめにチェックすることをおすすめします。
日本のメタバース銘柄の株価チャートが急騰
2021年10月28日にFacebookが社名をMETAに変更してから一気に動意づいたメタバース関連銘柄。
冒頭でお伝えしたシーズメン以外にも、日本のメタバース銘柄の株価は急騰しました。
その中でも株価が急騰した銘柄のチャートをご紹介します。
投資家のメタバース関連銘柄への期待の大きさがわかります。
日本のメタバース銘柄の代表格「グリー」
※出典:グリー
メタバース銘柄の日本株一覧でも解説しましたが、グリーでは子会社REALITYのライブエンターテインメント事業をメタバース事業と再定義し積極投資しています。
ゲームだけでなく、ライブなどのエンタメをメタバース事業と位置づけ、仕切り直してメタバースに参入していく姿勢が投資家から熱い注目を浴びました。
グリーの株価はメタバースへの期待もあり、天井知らずの右肩上がりをしています。
※引用元:トレーディングビュー
グリーの株価の上がり方も急上昇で目を引くのですが、10月に入ってから出来高が急増しているのも見逃してはいけません。
出来高を伴った上げの力はとても強いからです。
グリーは日本株のメタバース関連銘柄の王者になるかもしれませんね。
株価はまだ調整らしい調整をしていないので、どこかで下がる場面があると思います。
そこが1つの狙うタイミングといえるでしょう。
メタバース銘柄関連のお役立ち情報
メタバース銘柄は脱炭素やEV、全固体電池などと並び、日本株でも2022年の主要テーマになることでしょう。
しかし、「メタバース」「メタバース銘柄」「メタバース関連株」という投資テーマは注目されたばかりで、明確な定義があやふやな部分があります。
投資情報サイト、証券会社のスクリーニングツールによってメタバース関連株に指定される銘柄数が異なるのです。
また、メタバース銘柄の本場は米国株であり、株価の大きな上昇を見込めるメタバース銘柄も複数あります。
そこでメタバース銘柄の探し方や米国株メタバース銘柄についての情報をご紹介していきましょう。
米国株のメタバース銘柄本命「ユニティ・ソフトウェア」
米国株でもメタバース銘柄の株価は急騰しています。
「ユニティ・ソフトウェア」は当サイトで米国株のメタバース銘柄の本命と位置付けています。
ユニティは、ゲーム開発・芸術・建築など、様々なクリエイターのアプリ開発に利用されるソフトウェアソリューションを手掛けている会社です。
ユニティ・ソフトウェアの株価チャートをごらんください。
※引用元:トレーディングビュー
とても強い上昇トレンドです。
ところどころ株価が調整して押し目を作っても、すぐに上昇していきます。
ユニティ・ソフトウェアは「ドラクエウォーク」や「ポケモンGO」などの制作に使われているツールで、メタバースの仮想空間内のコンテンツを作るのに同社のサービスは需要が増しています。
ユニティのようなメタバース関連株が米国株にはゴロゴロしています。
メタバース関連株からテンバガー銘柄が出てくる可能性もとても高いと思います。
日本株とともに要注目ですね。
気になる方のために、米国株のメタバース銘柄と2022年テンバガー候補をまとめた記事をご紹介します。
メタバース銘柄、本命の日本株の探し方
メタバース銘柄、メタバース関連株を探すのは実は結構むずかしかったりします。
テーマ自体が新しいために、まだ証券会社の投資テーマに登場していない場合があるからです。
ネット証券№1のSBI証券アプリで「メタバース」のテーマを探そうとしても、まだありません。※2021年11月25日現在
では、どうやってメタバース銘柄を探せば良いの?
そんな方のために、メタバース関連銘柄の探し方をご紹介します。
・投資情報サイト「株探」で探す
・楽天証券アプリ「iSPEED」で探す
株探と楽天証券アプリ「iSPEED」でのメタバース銘柄の探し方を解説します。
メタバース銘柄、本命日本株の探し方:株探
株探を使ったメタバース銘柄の探し方は2ステップです。
STEP1:トップページの検索窓に「メタバース」と入力し、「テーマ」ボタンをクリック。
※この時、間違って「検索」ボタンをクリックしないでください。
※出典:株探
STEP2:検索結果に表示の「メタバース」リンクをクリック
これだけで、メタバース銘柄の一覧が表示されます。
ただし、ここに表示されたメタバース銘柄は、上場企業のメタバース関連銘柄をすべて網羅しているとは限りません。
・株探は地方市場銘柄を扱っていない
・新規でメタバース参入企業が増えており、追い切れていない
などの理由が原因として考えられます。
メタバース銘柄、本命日本株の探し方:楽天証券「iSPEED」
楽天証券アプリ「iSPEED」を使ったメタバース銘柄の探し方も2ステップです。
STEP1:「検索」ページから「テーマ」をクリック
※出典:楽天証券
STEP2:検索結果に表示の「メタバース」をクリック
すると、メタバース銘柄日本株の一覧が出てきます。
これだけです。
株探、iSPEEDで探した銘柄をファンダメンタル分析
株探や楽天証券アプリ「iSPEED」でスクリーニングした日本株のメタバース銘柄。
これをさらに企業分析していくことで、株価上昇が見込めるか、投資判断をしていきます。
メタバース銘柄として投資するかという点で考えるのであれば、その企業のメタバース事業の段階がどの程度なのかをチェックしましょう。
チェック項目をいくつかご紹介します。
・すでに事業として確立していて売上も立っているのか
・メタバースへの検討段階なのか
・メタバース関連の開発を行っている段階なのか
・単独でメタバースに参入か、協業か
・企業が参入(予定)のメタバース事業の市場規模
・ライバル企業の多さ・強さ
上記項目などのファンダメンタル分析をした上で、有望株をスクリーニングしていきましょう。
ふるいにかけられて残ったメタバース銘柄は日本株の中でも有数の有望銘柄かもしれません。
大化けする銘柄であることをクロサキも願っています!
こんなにいろんな企業が進出してるんですね。知りませんでした。
アスカネットの空中ディスプレイは2014年ぐらいから試作が進んでいて、「これはくる!」と思ってその頃は保有してたんです。なかなか製品化せず株価も微妙なので、2017年ごろに手放して資金を暗号資産に回しちゃいました。
ずっと持ち続けてたら良かったのかな〜とこの記事を見ながら思いました。持ち続けられる人が勝つんでしょうね。
凸版印刷もいろいろ手を出してて面白いですよ。
NTTとKDDIのデータセンター事業の世界シェアがそこそこあるので、メタバースが進んだ場合の物理インフラとして機能したら面白そう。
任天堂、スクエニ、Kadokawaは豊富な独自コンテンツ(キャラや世界観?)をNFT化していくと、よそのメタバース内でも収益化できそうな予感。
テンセント(Unreal Engine 5を提供するEpic Gamesの大株主)とUnityはメタバースのインフラ基盤になりそうな気がします。Epic Gamesにはソニーも出資してますね。
UnityやUEで作ったメタバース内の全課金額の数%を手数料で取ったら巨大プラットフォーマーだ。めちゃ叩かれそうだけど。
>ゆきをさん
コメントをありがとうございます。
はい、アスカネットはセブンイレブンの空中ディスプレイの試験導入が終わってかた本格導入されればまた株価も伸びそうな気がしますね。
日本の持つアニメやゲームのコンテンツはメタバースとの相性が非常によいので、これらの知財をいかに有効活用できるかどうかがカギだと思います。
本命株や注目株には入っていないけど、メタバース銘柄一覧にあるアスカネットめっちゃ上がってきましたね。セブンイレブンの空中ディスプレイカッコいいわ。アスカネットテンバガー行くんじゃないか?
>メタバースさん
コメントをありがとうございます。
クロサキも見ました。近未来を感じる空中ディスプレイですね。あの技術はメタバースにも展開できると思います。隠れたメタバース注目銘柄かもしれません。
グリーを上がる前から持っています。メタバース銘柄がこんなに一気に注目されるとは思わなかった。2022年の日本株はメタバース中心になりそう(^ ^)
メタバース銘柄ブームすごいね。日本株も2022年の主要テーマでしょうね。グリーの株価急騰は凄い。CRI・ミドルウェアは本命になるか注視していきます。
メタバース銘柄の日本株ってこんなにあるんですか。驚きました。
グリーはもう上がっているので高値掴みしたくないなぁ。一言銘柄解説ありがとうございます
参考になりました。
>メタバース日本さん
コメントをありがとうございます。
そうですね、関連株を入れるとメタバース銘柄の日本株は銘柄数が多くなります。
ここで紹介した企業以外にもメタバース参入企業は出てくると思うので動きを追っていきたいと思います。