サンデーダウ(ウィークエンドダウ)について解説してほしいです。
さくらくんからこんなお願いをされました。
米国株投資をする人が近年急増しており、「サンデーダウ」への注目度も高まっているようです。


目次
サンデーダウとは(ウィークエンドダウとは)
(最終更新日:2022/7/22、元記事:2022/4/15)
サンデーダウとは「NYダウの中東レート版」のことです。具体的にはIG証券がサービス提供をする「Weekend Wall Street」という「CFD市場」におけるNYダウを指します。



「サンデーダウ」と呼ばれることが多いのですが、正式名称は「Weekend Wall Street」。
「ウィークエンドダウ」と呼ばれることもあります。
※出典:IG証券
サンデーダウの取引時間
サンデーダウ(ウィークエンドダウ)の取引時間は、日本時間の土曜午後13時~14時ごろから、月曜日のNY市場の取引開始までとなっています。
夏時間、冬時間によって1時間程度の差があると考えた方が良いでしょう。
元々の名称が「Weekend Wall Street」というだけあって、週末のみに指標が動いて平日は動きません。
ダウ先物との違いは?
サンデーダウとCMEダウ先物との違いについても解説しておきましょう。
先に用語解説しておくと、「CMEダウ先物」はシカゴマーカンタイル市場に上場しているNYダウ先物の指数のことです。
このダウ先物に連動した金融商品もあるため、サンデーダウとの違いがわかりにくいと感じる方もいるようです。

サンデーダウのリアルタイムチャートはどこで見れる?


サンデーダウのチャート「IG証券のウィークエンドダウ」
※出典:IG証券
サンデーダウこと「ウィークエンドダウ」はIG証券の提供する「Weekend Wall Street」。
ですので、IG証券のサイトで確認するのが王道かなと思います。
IG証券内の「Weekend Wall Street」のページでサンデーダウのリアルタイムのチャートをごらんになれます。
ウィークエンドダウはCFD市場におけるNYダウだとお伝えしましたが、IG証券はCFD取引(差金決済取引)に力を入れている証券会社です。
サンデーダウのチャート「世界の株価と日経平均先物」
※出典:世界の株価と日経平均先物
サンデーダウに注目している人は、このサイトを見ている人が多いかもしれませんね。
「世界の株価と日経平均先物」というサイトです。
このサイトでは表記も「サンデーダウ」となっており、数字も大きくてチャートも見やすいのが特徴です。
クロサキもIG証券よりはこちらのサイトでサンデーダウを確認することが多くなっています。
このサイトのサンデーダウのデイリーとウィークリーチャートをご紹介します。
※出典:世界の株価と日経平均先物
※出典:世界の株価と日経平均先物
サンデーダウ(ウィークエンドダウ)が注目される理由
サンデーダウに注目する投資家は多いです。
なぜ、サンデーダウがこれほどまで注目されるのか?「
その理由はずばり
土日に相場が大きく動いた時の先行指標になるから
です。
サンデーダウが大きく下落するようなら、週明けの月曜日にダウが大幅下落することに備え、その逆もしかりです。
また、株価だけでなくFXなど、ダウと相関関係が確認されるような金融商品のトレードをしている人も注目する指標となっています。
サンデーダウの影響と信頼度(信憑性)
土日に世界経済を揺るがすような大きな出来事があった場合、サンデーダウが大きく動く可能性が高まります。
そのサンデーダウはNYダウにも先行指標として影響を与えることでしょう。
とはいえ、そのようなビッグイベントの時は影響力が大きくなりますが、平時にはそれほどまで大きな影響力はない傾向にあるように思います。


ウィークエンドダウには次の特徴があります。
ウィークエンドダウは取引量が少ないため、実際のNYダウの株価とは乖離する事が多くあります。
参加者が少ないと、少し大きな資金力を持った市場参加者が「買い」でも「売り」でも大量注文を出した場合、かんたんに大きく動いてしまうことになります。
そのため、信頼性や信憑性については、鵜呑みにせずに参考程度にしておいた方が良いでしょう。
下図は、サンデーダウとNYダウのチャートを比較したものです。
※出典:世界の株価と日経平均先物
チャートを見ると、サンデーダウとNYダウがきれいな正の相関関係にはあらず、乖離している部分もあるのがわかります。
サンデーダウの方は取引の参加者が少ないので、値動きは似て非なるものとなることが多いようですね。

サンデーダウはあてにならないのか?
サンデーダウは参考程度にした方がよいとお伝えしました。
では、サンデーダウはあてにならないのでしょうか?
そんな疑問をもつ方もいるかもしれません。



上のサンデーダウとNYダウの比較チャートを見てもわかりますが、ウィークエンドダウが上がれば翌日のNYダウも上がり、下がればNYダウも下がるという大まかな傾向は一致しています。
だからこそ、ウィークエンドダウは多くの投資家から注目されているのでしょう。
細かな値動きには乖離が生じることもありますが、大まかな週明けのNYダウの値動きを図るバロメーターとしては有効だとクロサキは考えます。
したがって、サンデーダウがあてにならないという結論には至りません。
ただし、あくまで参考程度にしておいた方がよいでしょう。
米国株投資の関連情報
IG証券が提供するウィークエンドダウは、米国株投資をしている人にとっては投資戦略を練るためのバロメーターになることでしょう。
ここでは、ウィークエンドダウ以外の米国株投資のお役立ち集をご紹介していきます。
米国株(アメリカ株)ブログ FIREを目指す人におすすめの5選

