押し目買いとは?「押し目待ちに押し目なし」を見分けるコツ

    押し目買い

    押し目買いとは?株初心者が「押し目買い」で失敗しないために

    (最終更新:2021/2/15、元記事:2018/11/7)
    「押し目買いに押し目なし」

    実はこの格言、間違っています。

    正しくは「押し目待ちに押し目なし」です。

    押し目買いとは、上昇トレンドの押し目(一時的な下落場面)を拾うトレード手法のこと。

    押し目買いは一見簡単そうに見えるのですが、失敗する人が多い。

    そこで、押し目買いのメリット・デメリット、押し目の見分け方などについて解説していきます!

    押し目買いとは?

    押し目買いとは、上昇トレンドの押し目を拾うトレード手法と述べました。

    言葉だけよりも実際のチャートを見た方がわかりやすいので、チャートを使っていきましょう。
    押し目買いチャート
    ※出典:ヤフーファイナンス

    2020年のメルカリの株価チャートです。
    きれいな上昇トレンドを描きながら株価が上がっているのが見て取れます。

    注目してほしいのは、オレンジのマルをつけた箇所。

    押し目」です。

    小さな押し目を入れると、9か所の押し目が確認できました。

    上昇トレンドの初動に乗り遅れても、押し目買いしていれば、その後の上昇による利益を獲得できたことになります。

    この押し目をねらったのが押し目買い。

    チャートを見るとかんたんそうに見えるんです。

    その理由は、チャートが過去の株価情報を映し出した鏡だからです。

    後から過去を振り返れば、あの時が押し目だったんだなと誰でも確認できます。

    押し目買いのむずかしいところは、上昇トレンドの中、現在進行形で株価が下落した時。

    「押し目」なのか?
    「トレンド転換」なのか?

    この見分け方がむずかしい…!

    押し目であれば、買った後に株価が上昇していきます。
    しかし、上昇相場が終了して下落トレンドになれば、損失となってしまいます。

    押し目買いのタイミングとコツ

    実はクロサキも株で押し目買いをすることがあります。

    私自身が押し目買いをねらう時に大切にしているタイミング、コツをご紹介。

    クロサキが押し目買いをねらう時、テクニカル分析をします。

    テクニカル分析をする際、

    ・サポートラインを引く
    ・インジケーターの確認

    この二つを重要視しています。

    <サポートラインを引く>
    サポートラインは、ある二か所のローソク足の下値同士を結ぶことで引けます。

    テクニカル分析の考え方では、サポートラインに株価が反発される回数が多いほどサポートラインは機能しており、株価の上昇トレンド継続の可能性が高まります。

    ヤフーファイナンスのテクニカルチャートは無料で利用できるので、押し目買いをねらう時には、自分で書いてみることをおすすめします。
    サポートライン株価チャート
    ※出典:ヤフーファイナンス

    サポートラインに跳ね返されそうな押し目買いをねらうのがコツです。

    <インジケーターの確認>

    押し目買いのタイミングを見分ける時、クロサキは移動平均乖離率というインジケーターを分析します。

    移動平均乖離率は、現在の株価が移動平均線からどれぐらい乖離しているかを表した割合です。%で表記されます。

    かんたんに言えば、株が「買われすぎ」か「売られすぎ」か判断するインジケーターです。

    移動平均乖離率
    ※出典:ヤフーファイナンス

    移動平均乖離率は以下の数式で算出されます。
    移動平均乖離率=(株価-移動平均株価)÷移動平均株価×100

    移動平均乖離率の場合、何%になったら買い、売りというのは銘柄によって異なります。
    これは銘柄によってチャートの動きにクセがあるからです。

    ローソク足と移動平均乖離率を比較して、押し目をつくって反発する時にこの銘柄の移動平均乖離率は何%くらいが多いな…というクセをクロサキは見るようにしています。

    5日移動平均の移動平均乖離率が-5%で株価が反発しやすい銘柄の時は、チャートにサポートラインを引き、移動平均乖離率を見ながら押し目買いをねらっていきます。

    押し目買いのデメリット:「押し目待ちに押し目なし」と「株価急落」

    クロサキが思うに、押し目買いには下記2つのデメリットがあります。

    ・押し目待ちに押し目なし
    ・株価急落

    冒頭でも触れましたが、相場格言の1つに「押し目待ちに押し目なし」があります。

    「押し目待ちに押し目なし」とは、文字通り押し目を待っていても株価が下がってこない状態。

    基本的に押し目を待つのは上昇トレンドの時なので、押し目が来ないということは株価が上昇継続中。

    下がってこないものをいつまでも待っていても、時間と機会損失。

    他の良さそうな銘柄を探した方が時間・資金ともに効率が良い場合が出てくるので、押し目買いのデメリットといえるでしょう。

    もう1つのデメリットは「株価急落」。

    押し目は上昇トレンド中に一時的に株価下落するタイミングのことですが、そのまま反発せずに急落していくことも…

    押し目だと思って買ったものの、株価が急落した場合に取るべき方法は3つ。

    ・損切り
    ・ナンピン
    ・反発を待つ

    きちんと長期的な視点と戦略を持ち、株価が今後上昇していくと思うのであればナンピン買い、反発を待つことも良いでしょう。

    ただ、ナンピン買いには忍耐が必要ですし、もしそのまま株価が下落したら深手を負います。

    伝説の投資家ギャンがあみ出した「ギャン理論の価値ある28のルール」ではナンピン買いはNGとなっており、私も短期目線の投資家にはおすすめしません。

    押し目買いをねらうべき銘柄とは

    押し目買いをねらうタイミングの基本は上昇トレンド継続+サポートラインで何度も跳ね返されていること

    それに加え、「好業績」+「上方修正期待」などがあれば尚よいと思います。

    押し目買いとは、モメンタム投資の一種。

    モメンタム投資とは、株価チャートが上昇トレンドを形成している銘柄を狙う投資法です。

    モメンタムには「勢い」という意味があり、長期で勢いよく株価が上昇していく銘柄をねらっていきます。

    そのため、好業績の継続銘柄がカギになるとクロサキは考えます。
    さくら押し目買い

    長期上昇トレンド継続中の銘柄を見つけ、ファンダメンタルでも今後の期待が高い場合、投資戦略としての「押し目買い」は有効に働く可能性を秘めていると思います。

    インジケーターとして、移動平均乖離率をご紹介しましたが、MACDやRSI、ボリンジャーバンドなど自分に合うインジケーターを利用することをクロサキはおすすめします。

    移動平均乖離率を使うのはあくまでクロサキのやり方です。

    インジケーターは人によって相性などもありますので、どのインジケーターが自分に合うのか、色々と試してみると良い投資結果に結び付くのではないでしょうか。

    基本的に株価は長期で上昇していても、その途中では上下の循環を繰り返しています。

    だからこそ、押し目買いも成り立つわけです。

    今回、押し目買いのタイミングについてもお話しましたが、それでも銘柄選びに自信が持てない場合もあることでしょう…

    そんな時にはAIツールを活用してみるのも良いかもしれません。

    循環物色アナライザーは、相場の循環をAIが読んで銘柄を自動で抽出してくれます。

    もしご興味があれば、以前クロサキが循環物色アナライザーの検証をした結果を記事にしたのでチェックしてみてくださいね。

    ⇒ ⇒ ⇒ 循環物色アナライザーの検証記事


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