ボロ株の探し方でおすすめの見つけ方【2022年版】

ボロ株

ボロ株のおすすめ、2022年はなんでしょうか?」

さくらくんからそう言われた時、クロサキはニヤリとしました。

ボロ株投資の魅力
★ボロ株の探し方・見つけ方

に、さくらくんも気づいたのだなと…

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はい、気づいてしまいました…ボロ株の魅力に。テンバガーになったグローバルウェイはボロ株のおすすめ2021年筆頭でしたね。ぜひボロ株の見つけ方を教えてください。
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ボロ株投資は個人投資家にこそ向いている投資手法です。ボロ株の探し方や売買の仕方など、詳しくお話していきましょう。
◎この記事はこんな人におすすめ
★ボロ株投資の基本から知りたい初心者

★ボロ株の探し方・見つけ方を知りたい人

★大化け株・テンバガー株を探したい人

★上がりそうな安い株の探し方をマスターしたい人

目次

ボロ株の探し方・見つけ方【大化け期待】

さっそくボロ株の探し方・見つけ方についてお話していきましょう。

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気になります。ボロ株の探し方のどんなお話が聞けるのですか?
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要点は2つ。ボロ株(超低位株)のスクリーニングツールの紹介とスクリーニング条件についてです。

ボロ株の探し方・見つけ方はどんなスクリーニングを使うのかにもよります。

自分に合ったスクリーニングツールを使うことが、ボロ株投資の成功のカギとなるかもしれません。

なので、まずは色々と試してみてフィットするものを選んでいきましょう。

ここでは低位株スクリーニングに利用できる2つのスクリーニングツールをご紹介します。

<ボロ株の探し方・見つけ方【スクリーニングツール】>
★バフェットコード

★証券会社のスクリーニングツール(SBI証券アプリ)

低位株スクリーニングツール「バフェットコード」「SBI証券アプリ」

ボロ株の探し方の基本は、低位株のスクリーニングをしてファンダメンタルズ分析をすることにあります。

そこで威力を発揮するのがスクリーニングツールです。

ボロ株スクリーニング「バフェットコード」

バフェットコードは証券口座を持っていなくても無料で利用できます。

バフェットコード

※引用:バフェットコード

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バフェットコードを使うメリットはどこにあるのでしょうか?
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バフェットコードは無料でここまでの機能があるのかといえるほど多機能なところです。
下記にメリットをまとめました。
<バフェットコードのメリット>
★PER、PBR、ROEなどの基本はもちろん実装
★PSR、粗利率、売上進捗率など細かい条件検索ができる
★企業比較ができる
★売上高・利益の成長率もスクリーニングできる
★IR資料も閲覧できる
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無料でここまで使えるスクリーニングツールはなかなかないと思います。

※バフェットコードの使い方が知りたい方はぜひ下記もチェックをお願いします。
↓↓↓
バフェットコード 使い方をわかりやすく図説【プロ推奨】

ボロ株スクリーニング「SBI証券アプリ」

次にSBI証券アプリを紹介しましょう。

SBI証券はネット証券の口座開設数1位。

また、最近はスマホなどで株式投資する人が増えているのでボロ株投資のスクリーニングに強いアプリを紹介します。

下の画像はSBI証券のアプリが提供しているスクリーニングツールです。

ボロ株 スクリーニング

※引用:SBI証券

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SBI証券のアプリを使うメリットはどこにあるのでしょうか?
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検索条件が豊富なことや、チャートの形状からもスクリーニングができるところですね。
<SBI証券アプリのメリット>
★PER、PBR、ROEなどの基本スペックが充実
★チャートの形状検索もできる
★アナリストのコンセンサスも検索できる
★信用情報もスクリーニング条件に加えられる
★リアルタイム株価を用いたPER、PBRの検索ができる
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実はバフェットコードの無料版で表示されている株価は前営業日の株価となっています。リアルタイムではありません。そのデメリットをSBI証券アプリでは克服しています。
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最新の情報でスクリーニングすることがボロ株投資でも大事なのですね。
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その通りです。

ボロ株の見つけ方としてはPERやPBR、自己資本比率など、様々な条件の数値を入力し、投資先の銘柄をスクリーニングしていきます。

では、クロサキがどんなボロ株の見つけ方をするのか?

クロサキ流ボロ株のおすすめスクリーニング条件、2022年版をご紹介します。

ボロ株のおすすめスクリーニング条件【2022年版】

ボロ株で上がりそうな株の見つけ方を公開します。

<ボロ株の見つけ方・探し方:スクリーニング条件>
【投資金額】1万円以内
【PER】10.0倍以下
【PBR】2.0倍以下
【ROE】15%以上
【自己資本比率】60%以上
【配当利回り】2%以上
【流動比率】200%以上
【売上高成長率(予)】20%以上
【経常利益成長率(予)】5%以上
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全体的にかなり厳しめの条件じゃないでしょうか。この条件に当てはまるボロ株はあるのでしょうか?
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たしかに厳しめのスクリーニング条件です。1件もリストアップされない場合もあります。だからこそ、リストアップされた時には、そのボロ株の上昇期待が上がるわけですね。

この条件からリストアップされる銘柄群は、財務が健全で本来の価値よりも株価が安く、自己資本を使って効率よく稼げている企業です。

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各項目について解説していきましょう。

PER・PBRでボロ株の割安度をチェック

【PER】10.0倍以下
【PBR】2.0倍以下

★★【PER】★★
・日本株の平均PERが15倍程度と言われるなか、15倍以下でも割安ですが、さらに厳しめに10.0倍以下。
★★【PBR】★★
・通常は1.0倍以下で割安とみなされますが、2.0倍以下でも上昇期待の安い株は結構あるので。

自己資本比率と流動比率で財務健全なボロ株に投資

【自己資本比率】60%以上
【流動比率】200%以上

★★【自己資本比率】★★
・自己資本比率が60%以上ある会社はそうそう倒産しません。ボロ株の中には倒産寸前のものもあるので、それらを除外するためにも財務健全企業のスクリーニングをかけます。

★★【流動比率】★★
・流動比率は流動資産÷流動負債で算出される指標です。
※流動資産:1年以内に現金化できる資産
※流動負債:1年以内に返済しなければならない負債

流動比率が200%以上あれば、当面キャッシュがショートする心配は低い。

売却のしづらい不動産ばかりではなく現金預金をたくさん保有する自己資本比率の高い企業をスクリーニングするのがボロ株の見つけ方としてはベストです。

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キャッシュリッチが良いのには理由があるのでしょうか?
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業績が復調でもキャッシュがショート(枯渇)して黒字倒産…というパターンも現実にはあるのです。また、キャッシュリッチのボロ株は海外ファンドにTOBやLBOを仕掛けられて株価が急騰する場合があります。

ROE、売上成長率、利益成長率で稼ぐ力をチェック

【ROE】15%以上
【売上高成長率(予)】20%以上
【経常利益成長率(予)】5%以上

★★【ROE】★★
・ROEが15%以上もあるような資金効率よく稼げている会社は、いずれ株価が見直される可能性大。

★★【売上高成長率(予)】★★
・株価の源泉は利益、利益の源泉は売上高です。

つまり、売上高が大きく成長することが株価上昇の大原則といえるでしょう。

ボロ株の場合、株価が大きく上昇していくには相当大きなインパクトが必要です。

5~10%程度の売上高成長では弱いかもしれません。

そこで20%以上の成長率と厳しくスクリーニング条件を設定しています。

★★【経常利益成長率(予)】★★
売上が大きく成長しても利益が減っているのでは意味がありません。

売上高の成長率に比例して経常利益や当期純利益がきちんと増えているボロ株に投資するのがベターといえます。

配当利回り2%で配当利回り狙いの投資家もやってくる

大前提として、通常配当を出せるということは財務に余裕があることを意味します。

配当利回りが2%以上ある銘柄ですと、配当狙いの投資家も入ってきやすくなります。

業績回復の兆しがあり、なおかつ配当利回りも2%以上となれば、ボロ株投資家の見直し買いが入る可能性は高まります。

株主還元を大事にする企業は個人投資家からも好まれます。

ただし、無理に配当を出している企業への投資は控えた方が良いでしょう。

失敗しないボロ株売買のやり方

ボロ株投資を成功させるには銘柄選びだけでなく、買い方と売り方も重要です。

特に売買タイミングをつかむことがボロ株投資を成功させるカギとなります。

ボロ株の買い方・売り方について解説をしていきましょう。

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ボロ株の探し方の次は買い方、売り方ですね!

ボロ株とは

(最終更新日:2021/12/17、元記事:2018/9/14)

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ボロ株とはどんな株のことでしょうか?
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実はボロ株には明確に決まった定義がないんだ。
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えっ?そうなのですか?
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驚く気持ちはよくわかるよ。ボロ株には大体の定義はあるけれど、正確なものがないということですね。

しかし、話を進めていくうえで定義があいまいなのでは軸がぶれてしまいます。

そこで、「おとなの株ラウンジ」内のボロ株を位置づけを明確にしてから詳しいお話をしていきましょう。

ボロ株とは株価100円以下の超低位株

おとなの株ラウンジでは、

ボロ株とは株価100円以下の超低位株

と定義して話を進めさせていただきます。

ボロ株とは?

と聞くと、人によっては「300円以下の株」「500円以下の株」といった答えが返ってきます。

ただ、一般的には100円以下の株をボロ株と呼ぶことが多いので、当サイトでもそうさせていただきます。

そしてもう一つ。

クロサキは「ボロ株」にもう一つの意味を持たせています。

“ボロ儲けできる株”であると。

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ボロ儲けできる株でボロ株ですか?クロサキさん、ダジャレ好きですね!
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半分はさくらくんの言う通り。だけど、ボロ株には大化けやテンバガーを達成して文字通りボロ儲けとなった銘柄が過去にたくさんあるんだ。
<ボロ株が大化け・テンバガーになった例>
★テラ(2191):2020年 株価92円⇒2175円
ボロ株 テラチャート

※引用:トレーディングビュー

★ダントーHD (5337):2020年 株価58円⇒1065円
ボロ株 ダントー

※引用:トレーディングビュー

★REVOLUTION (8894):2019年 株価8円⇒84円
ボロ株 レボリューション

※引用:トレーディングビュー

ボロ株と低位株・超低位株・クズ株・ゴミ株の区別

株価の低い株、安い株には色々な呼び方があります。

ボロ株、低位株、超低位株、クズ株、ゴミ株など…

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正直どれもあまり良い呼び方ではありません。
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こうした安い株の名称と定義があいまいになってしまっているのですね。
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そのとおり。そこで当ブログでは下記のようにボロ株と低位株を定義します。
<ボロ株と低位株> ※おとなの株ラウンジ内の定義
ボロ株:株価100円以下の株

超低位株 = ボロ株と同義

クズ株 = ボロ株と同義

ゴミ株 = ボロ株と同義

低位株:株価500円以下の株

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呼び方もいろいろあるのですね。
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そうなんだ。人によっては低位株が1000円以下という人もいるし、ボロ株は300円以下という人もいます。当サイト内では上記の定義で話を進めていきます。

ボロ株は仕手化で大化け・テンバガーの可能性あり

ボロ株の特徴の1つに仕手株化しやすいことが挙げられます。

仕手株化すると株価が急騰して時にはテンバガーになることもあります。

一般的に仕手化する銘柄は人気のないボロ株が多い傾向にあります。

仕手とは、投機的に大量の株を買い占めて株価をつり上げ、上がったところで売り抜けて利益を得る方法です。

なぜボロ株が仕手株化しやすいのか?

その理由をまとめました。

<ボロ株が仕手化しやすい理由>
・コストを抑えて大量に株を買い占められる

・株価の上昇余地が大きい

・注目されていない銘柄が多く、静かに株を買い集められる

・時価総額が低く、株価を動かしやすい

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過去に仕手化した銘柄はふたたび仕手株になりやすいので注目です。
なお、仕手株については下記の記事で詳しく解説しています。

↓↓↓
仕手株とは?銘柄・チャートの特徴と見分け方

ボロ株のおすすめは「好財務or好材料」+「安値で放置」

ボロ株の見つけ方の解説の前に、クロサキが考える“上がるボロ株とはどんな銘柄なのか”を解説していきましょう。

ボロ株は100円以下の株と定義しました。

100円以下の株を探すだけならヤフーファイナンスや株探などですぐに見つけ出せます。

しかし、多くの人が探したい株は株価が安い株で、今後上昇していく株だと思います。

その条件に合ったボロ株の見つけ方を解説していきます。

クロサキが考える上がるボロ株とはどんな銘柄なのか?

解説します。

クロサキが考える狙い目のボロ株(大化け期待)とは…

「好財務or好材料あり」+「安い株価で放置」された株(割安株

のことです。

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株価が100円以下というだけでなく、好材料などが含まれるボロ株が狙い目なのですね。
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投資家から見放された株の中にある、株価上昇の可能性を秘めている銘柄を見極められるかが成功のカギです。

ボロ株の見つけ方や探し方として、低位株のスクリーニング条件が大事なのはそのためですね。

クロサキがボロ株(超低位株)、低位株を好み、個人投資家におすすめだと思う理由は

“いつかはボロ株の本来の価値が見直され、本来の価値に株価が寄せられていく”

と考えるからです。

言葉だけだとわかりにくいので、「ABCドットコム」という架空の企業を使って解説しましょう。

<ABCドットコムの財務内容>
・発行済み株式数100万株
・純資産10億円
・現在の株価100円

BPS(1株純資産)は1000円。
※10憶円÷100万株=1000円/株

現在の株価は100円。

言い方を替えれば、1000円の価値のある株が100円で売られている90%OFFのバーゲンセール状態です。典型的なボロ株(超低位株)といえます。

「ABCドットコム」に

・多額の負債がない
・本業でしっかりと利益が出ている
・最近発売された商品(サービス)の売れ行きが好調

などの条件が加わっていたとしたら?

いずれ市場(投資家)は、この株の本当の価値に気づき買い注文が増えていきます。

そうなると後は早いです。

株価が急上昇し、今まで同社に気づいていなかった投資家も「ABCドットコム」に注目するようになります。

買いが買いを呼び、ボロ株や低位株から株価は急騰していくというわけです。

つまり、一度注目を集めると株価が上昇しやすくなり、適正株価(例の場合1000円)を大きく超えて急騰していくことが多いのです。

これがボロ株投資の醍醐味であり魅力です。

大事なことなので、おさらいします。

★ボロ株投資で狙い目の超低位株とは、「好財務」or「好材料」があるのに安い株価(100円以下)で放置された株です。

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しっかりとメモしました。ABCドットコムのような企業をスクリーニングできるようになりたいです。

ボロ株一覧2021 ※株価の安い順

ボロ株とはどんな銘柄なのかはおわかり頂けたかと思います。

では、具体的にボロ株にはどんな銘柄があるのでしょうか?

株価100円以下のボロ株(超低位株)の一覧をご紹介しましょう。

<ボロ株2021一覧> ※株価の安い順

【証券番号&会社名】 【株価】 【時価総額】
9318 アジア開発キャピタル 8円 125億円
8918 ランド 12円 173億円
6731 ピクセラ 19円 31億円
3777 FHTHD 24円 45億円
8894 REVOLUTION 24円 96億円
8107 キムラタン 25円 37億円
9704 アゴーラホスピタリティーG 25円 70億円
7647 音通 26円 53億円
8836 RISE 26円 25億円
2134 燦キャピタルマネージメント 29円 28億円
1491 中外鉱業 32円 93億円
5721 エス・サイエンス 35円 39億円
6740 ジャパンディスプレイ 36円 305億円
9973 小僧寿し 47円 71億円
5103 昭和HD 53円 40億円
3350 レッド・プラネット・ジャパン 55円 31億円
8789 フィンテックグローバル 55円 110億円
8925 アルデプロ 56円 189億円
1757 中小企業HD 64円 160億円
5856 エルアイイーエイチ 66円 49億円
7571 ヤマノHD 67円 24億円
8105 堀田丸正 67円 40億円
2776 新都HD 69円 18億円
7771 日本精密 69円 15億円
2370 メディネット 70円 124億円
2694 焼肉坂井HD 71円 170億円
3237 イントランス 73円 27億円
6786 RVH 74円 14億円
7610 テイツー 74円 51億円
6993 大黒屋HD 76円 89億円
5940 不二サッシ 77円 97億円
9978 文教堂グループHD 77円 31億円
5955 ヤマシナ 78円 112億円
3390 INSET 79円 54億円
2743 ピクセルカンパニーズ 80円 24億円
3323 レカム 88円 73億円
3521 エコナックHD 88円 38億円
8946 ASIAN STAR 88円 17億円
3010 ポラリスHD 89円 52億円
3664 モブキャストHD 89円 28億円
4564 オンコセラピー・サイエンス 89円 168億円
3266 ファンドクリエーションG 90円 34億円
2388 ウェッジHD 96円 34億円
3113 Oakキャピタル 99円 53億円
3202 ダイトウボウ 99円 30億円
6835 アライドテレシスHD 99円 109億円
1783 アジアゲートHD 100円 60億円
3840 パス 100円 36億円
8912 エリアクエスト 100円 20億円

※2021年10月1日時点

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ボロ株ってたくさんあるのですね…
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このボロ株一覧表では49社が株価100円以下のボロ株(超低位株)としてリストアップされています。
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時価総額30億円以下のボロ株が49社中12社。過小評価されているだけなのか、リスクが高すぎて投資不適格とみなされているのか?見極める力が重要になります。

ボロ株(超低位株)は個人投資家におすすめ

ボロ株投資(超低位株)は、個人投資家にこそおすすめだと思います。

投資診断士や日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリストを歴任してきたクロサキがなぜそのように考えるのか?

そして、ボロ株投資のメリットはどこにあるのか?

ボロ株投資の魅力についてあますことなく語っていきたいと思います。

まずはボロ株が個人投資家におすすめの理由から解説していきましょう。

ボロ株(超低位株)がおすすめの理由

ボロ株が個人投資家におすすめの理由をまとめました。

ボロ株がおすすめの7つの理由
★機関投資家など「プロ」が入ってきにくい

★少額から投資できる

★単価が安くて多くの株数を保有できる

★株価が安いので下値不安が限定される

★値上がりした時の上昇率が高い

★高配当利回りの銘柄

★NISAを使えばテンバガーになっても税金ゼロ

ボロ株がおすすめの理由について、それぞれ解説していきます。

ボロ株には機関投資家など「プロ」が入ってきにくい

ボロ株一覧でも紹介しましたが、ボロ株は時価総額の低い銘柄が多くなります。

そのような銘柄には、機関投資家はあまり参入してきません。

プロの投資家は運用額も大きく、彼らの主戦場は中・大型株となります。

相場の世界はお金を持っているものが圧倒的に強い世界。

資金力のある機関投資家が一気に資金を入れたり、引き上げたりするだけで株価は大きく上下してしまい、初心者の個人投資家などは振り回されてしまうことが多くなります。

そんな力のあるプロに相場を荒らされにくいのは個人投資家にとってはメリットといえるでしょう。

小型株やボロ株はそうしたリスクが抑えられている点からみて、個人投資家におすすめの株といえるかと思います。

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プロが入ってきて株価が急騰してしまうと、ボロ株のような安い株を安値で買えなくなってしまいますね。そんなリスクが比較的少ないのは安心できます。

少額から投資できる

ボロ株は株価100円以下の超低位株なので、1万円以下の少額から投資できます。

生活資金から投資資金を捻出するのはご苦労もあると思います。
投資のハードルが下がるのは個人投資家にとってはありがたいことです。

ボロ株以外の銘柄になってしまうと低位株でも1~5万円くらいの投資資金が必要になります。

仮にあなたが2万円の投資資金を用意したとしましょう。

低位株であれば、おそらく1銘柄を買うのがやっとでしょう。

しかし、ボロ株であれば3~5銘柄に分散投資をしてリスクを抑えることもできます。

少額投資でボロ株に投資できることは、

・生活への負担を減らすこと
・分散投資でリスクを抑えた投資ができること

というメリットがあるのです。

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ボロ株にはただ少ない金額で投資できるというだけでなく、リスクを抑えるメリットもあったのですね。

単価が安くて多くの株数を保有できる

ボロ株は株価が非常に安い株なので、たくさんの株数を保有できます。

例えば、ボロ株一覧の最も安いボロ株…アジア開発キャピタル。

アジア開発キャピタルの株価は8円なので、8000円あれば1000株保有できます。

毎月8000円ずつ積み立て投資していけば、1年で1.2万株の株主です。

もし1.2万株のボロ株を保有した後に、アジア開発キャピタルの株価が動意づくようなことがあればどうでしょう?

ちなみに同社は2021年2月に株価33円まで上昇しています。

ボロ株 アジア開発キャピタル

※引用:トレーディングビュー

この場合、総投資額9.6万円に対して利益は30万円にもなります。

33円-8円=25円

25円×1.2万株=30万円(利益)

ボロ株はたくさん株数を持てるので決算やサプライズIRの発表などで株価が動意づいたとき、大きな利益獲得のチャンスになりうるのです。

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これぞボロ株投資の醍醐味ですね!
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ちなみに紹介したアジア開発キャピタルの場合だと、1~2年に1回は株価が吹きあがる傾向にあります。

株価が安いので下値不安が限定される

ボロ株のおすすめ理由の1つが下値リスクの限定です。

ボロ株とは株価100円以下の元々安い株でしたね。

株価の上は青天井。

下は最大でも0円までの下落となります。

低位株のスクリーニングさえしっかりと行えば、倒産して株価ゼロになるリスクは限りなく抑えられます。

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アジア開発キャピタルの場合だと、100株投資なら最大800円の損失にリスクが限定されるわけですね。
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そうだね。ただ、下値リスクが限定的だからといって安心してはいけません。倒産リスクの高い銘柄などは避けるようにしましょう。

値上がりした時の上昇率が高い

ボロ株は1円の株価の上下に対するインパクトが大きいのが特徴的です。

ボロ株と低位株の株価上昇率の比較をしてみましょう。

下図の左がボロ株、右が低位株です。
ボロ株 株価上昇率比較

株価の上昇は同じ10円。

しかし、上昇率には10倍の差が出ます。

この1円の上昇に対する株価インパクト(上昇率の高さ)が大きいのがボロ株おすすめの理由の1つです。

ちなみに株ではなくETFですが、1~3円で推移している天然ガスETFもあります。
1円上がるだけで50~100%の株価上昇率という驚異的なボロ株の一種です。

※ご興味があればチェックをお願いします。
↓↓↓
ガスETFは1円上昇で2倍儲かるが、買えない、売れないのリスク…

高配当利回り銘柄

ボロ株は経営状況や財務状況のきびしい会社が多く、配当なしの銘柄もあります。

しかし、中には高配当利回りの銘柄もあります。

一般的に配当を出せるということは、それだけ財務に余力があることを意味します。

つまり、倒産リスクが低く、無配当銘柄よりは株価上昇の可能性があるといえるでしょう。

ボロ株の高配当利回り銘柄

【証券番号&会社名】 【配当利回り】
5940 不二サッシ 1.32%
5955 ヤマシナ 1.32%
8912 エリアクエスト 2.00%
3323 レカム 2.33%
8925 アルデプロ 2.73%
5856 エルアイイーエイチ 2.99%

※2021年10月1日時点

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高配当をもらいながら少額投資で大化け期待の投資ができるのがボロ株の魅力なのですね。

NISAでボロ株がテンバガーになっても税金ゼロ

ボロ株は株価が安い分、上昇余地が大きい株でもあります。

・上場廃止の回避
・債務超過解消
・黒字転換
・TOBなどで買収される
・大ヒット商品が生まれる
・大型の資本・業務提携

など、

株価が大きく上がる買い材料が出る、あるいは仕手株化する時などは株価が急上昇していく可能性が高いといえます。

ボロ株(超低位株)が大化け、テンバガーになった場合に気になるのがキャピタルゲイン税でしょう。

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たしかに税金で利益が大きく減ってしまうのは残念な気持ちがしますよね。

そこで威力を発揮するのがNISA(一般)です。

上昇余地の大きなボロ株に投資して実際に株価が大化けした場合でも、税金ゼロです。

先ほどシミュレーションしたアジア開発キャピタルの場合、

利益30万円に対して20.315%の税金(=60945円)が発生します。

これが非課税になるのは大きなメリットといえるでしょう。

しかも、NISAの枠は120万円。

ボロ株であれば、複数の銘柄を1000株単位で買うことも可能です。

ボロ株は危険?デメリットを解説

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ボロ株にメリットがたくさんあることがわかりました。でも、デメリットはないのでしょうか?
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結論からいうとボロ株にもデメリットはあります。これからボロ株のデメリットについて解説していきますね!

ボロ株のデメリットをまとめました。

まずは下記をチェックしてみてください。

<ボロ株のデメリット>
バリュートラップ(安値の罠)

倒産リスクが高い銘柄

仕手株(仕手筋)に振り回されるリスク

ボロ株の3つのデメリットをそれぞれ解説していきます。

ボロ株でおすすめの銘柄を2022年に買おうと思ったら気をつけてくださいね。

株価が上がらない!バリュートラップのリスク

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バリュートラップとはなんでしょうか?わな?なんだかこわそう…
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そうだね。バリュートラップとはボロ株にひそむ罠のことですね。詳しく解説していきましょう。

バリュートラップとは、株価が上がると思ってボロ株を買ったものの、ずっと上がらない状態のことです。

ボロ株のままいつまで経っても株価が上がらないので、

・利益を得られない
・他に良い銘柄があっても資金を回せない(機会損失)

といった状態に陥ってしまいます。

とくに投資初心者の方がバリュートラップにハマってしまう印象があります。

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なぜボロ株でバリュートラップにハマってしまうのでしょうか?
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ボロ株でバリュートラップ(安値の罠)に陥る人が多い理由…解説していきましょう。

上がりそうなボロ株は見極めがむずかしい

ボロ株で多くの人がバリュートラップにハマる理由…

それは“株価の上がりそうなボロ株の見極めがむずかしい”からです。

ボロ株とは、株価100円以下の株であるとご説明しました。

ここで大事なことは、株価が安い株には、安いなりの理由があるということ。

ボロ株(超低位株)になる理由をまとめました。

<ボロ株になる理由>
業績が悪い(回復見込みが低い)

倒産リスクが高い(債務超過など)

スキャンダル・不祥事があった

発行済み株式数が異常に多い

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こうしたボロ株になる理由を見ずに、ただ株価が安いという理由だけでボロ株に投資するとバリュートラップにハマる可能性が高くなります。

そもそも論ではありますが、ボロ株とは株価が上がるよりも安いまま、倒産になる可能性の方が高い傾向にあります。

そこをきちんと意識した上で銘柄探しをすることが重要です。

ボロ株投資をする時に必須なのが、ファンダメンタルズ分析です。

例えば、2020年に株価が急騰した

「小僧寿し」(9973)
「フルッタフルッタ」(2586)

という銘柄があります。

小僧寿しは株価16円(3/9)⇒108円(6/29)
フルッタフルッタは株価107円(3/9)⇒906円(7/6)

※フルッタフルッタは当サイト基準ではボロ株ではありませんが、好例なのでご紹介します。

どちらの銘柄も業績不振で債務超過の状況にありました。

債務超過の状況が続き、状況の好転が見込めないようならボロ株といえど、投資することは考えません。

しかし、小僧寿しとフルッタフルッタはどちらも債務超過から脱出しました。

・小僧寿しはコロナ禍により、お寿司のテイクアウト特需が発生し黒字転換と債務超過解消。

・フルッタフルッタは新株予約権の行使により、増資を繰り返して債務超過から脱出。コロナに同社の商品である「アサイー」が効くとの報道などがあり、思惑買いも入った。

といった理由で、株価が急騰していきました。

まず、大事なことは債務超過の解消です。

さらにコロナ特需による思惑買いなどが入ったという背景があります。

こうした株価が上がる「買い材料」があったのです。

ファンダメンタルズ分析で、このような買い材料が見つからないボロ株に投資してしまうと、バリュートラップにハマることになるリスクが高まります。

会社HPを見て、決算短信だけでなくニュースリリースなども隈なくチェックしましょう。

そうすることで、上がりそうなボロ株かどうかを見極めることができるようになります。

ボロ株には倒産リスクの高い銘柄がある

ボロ株には倒産リスクが通常の銘柄よりも高い特徴があります。

なぜなら、

・業績が悪い
・債務超過

などの理由でボロ株(超低位株)の状態から抜け出せない銘柄もあるからです。

例えば、2020年に上場廃止となったレナウン。

バブル時代には日本を代表するアパレルメーカーだったレナウン。

しかし、ファストファッションの波に押されて業績が低迷し、2020年5月18日に民事再生法の申請にかんする発表が出されました。

5月18日の終値は48円。
翌日は20円。
6月15日の上場最終日の終値は4円。

ボロ株 レナウン

※引用:みんかぶ

かつての名門企業がなんとも寂しい結末となりました。

上場廃止前のレナウンには、IR情報などを見ても業績回復の可能性を感じさせるような材料はなく、倒産は時間の問題でした。

このことはきちんとファンダメンタルズ分析をしている投資家なら誰もがわかったはずです。

株価はずっと100円以下のボロ株の状態でしたが、こうしたボロ株を投資対象から除外する目利き能力を身につけることが大事です。

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はい、ファンダメンタルズ分析できるように勉強していきます!

ボロ株は株価が急騰後、急落するリスク※仕手筋に注意!

ボロ株には急騰する場合があります。

ただ、この急騰の背景には2つの理由が存在します。

<ボロ株が急騰する背景>
★好決算、債務超過、大型資本提携などのビッグIRの発表

★仕手筋による仕掛け

前者であれば健全な理由による株価上昇といえます。

しかし、後者は要注意です。

特に買い材料もないのに株価が急騰する背景には、仕手筋(仕手集団)が存在する場合があります。

ボロ株は株価が安いために仕手筋に狙われやすいデメリットがあるのです。

仕手筋は相場操縦をしてくる集団です。
もちろん違法行為です。

ボロ株が安いうちに株を買い集め、まとまった株を買い占めた後で、一気に大量の買い注文を出して株価をつり上げるのです。

そしてそれに群がってきたイナゴ投資家たちに買い集めていた株を売りつけて逃げるのが彼らの常とう手段です。

巻き込まれると大体の人は大損することになります。

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仕手株は本当にこわいですよね…
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仕手株には手を出さないようにしましょう。

※仕手筋(仕手株)については下記記事で詳しく解説しています。
↓↓↓
仕手株とは?銘柄・チャートの特徴と見分け方

ボロ株の買い方

ボロ株の買い方のポイントは7つ。

<ボロ株の買い方>
★押し目買いを心がける
★逆張りこそボロ株の真骨頂!
★ボックス(レンジ)相場を上抜けたら買い!
★銘柄と時間を分散投資する
★株価暴落とスキャンダルは絶好の買い場
★出来高の少ないボロ株が狙い目
★イナゴ投資家には絶対になるな!

ボロ株の買い方をそれぞれ解説していきましょう。

押し目買いを心がける

ボロ株はすでに株価の安い株です。

ですが、それでもやはり株の取得単価は抑えたいものです。

なにしろ株価が安いと、1円の上昇率のインパクトが大きくなりますからね。

特にボロ株が上昇トレンドになり始めた時には「押し目買い」を心がけるようにしていきましょう。

※押し目買いについて知りたい人は、下記記事で解説しています。
↓↓↓
「押し目買い」と「戻り売り」を株で成功させるコツ

逆張りこそボロ株の真骨頂!

株価が安いまま放置されたボロ株に投資する…

これは基本的に「逆張り投資」になります。

株式市場では「人と同じことをしていては儲からない」という格言があります。

多くの投資家から見放されたボロ株(もちろん上がりそうな株)への投資こそが、実際に株価が上昇した時に大きな利益をもたらすことになります。

下のチャートはダントーホールディングスのものです。

株価が下がっていた時に逆張り投資していればボロ株でテンバガーも狙えました。

ダントー

※引用:トレーディングビュー

ボックス(レンジ)相場を上抜けたら買い!

テクニカル投資には「ボックス相場を上抜けたら株価が上昇していく」という考え方があります。

さらに「横ばいトレンドが続くと、それだけエネルギーを多く溜めこみブレイクした時のエネルギーが大きくなる」という考えもあります。

ボロ株の場合、株価が低迷している銘柄がほとんどでボックス相場(レンジ相場)にある銘柄も多くあります。

もしボックス相場を上にブレイクするボロ株を見つけられたら、買いのチャンスだと言えそうです。

銘柄と時間を分散投資する

ボロ株投資に限ったことではありませんが、株式投資をするときは分散投資を心がけるのが良いかと思います。

ボロ株はただでさえ倒産リスクの高い企業が含まれます。

リスクヘッジを徹底的にこなすことが、あなたのポートフォリオと資産を守りながら増やしていくことにつながります。

分散投資する際には、「銘柄」と「時間」を分散しましょう。

一度に全額投じるのは危険なのでやめることをおすすめします。

分散投資はリスクヘッジだけでなく、銘柄を分散することで株価が上昇するボロ株を当てる確率が高くなるメリットもあります。

株価暴落とスキャンダルはボロ株絶好の買い場

不謹慎な言い方かもしれませんが、

・リーマンショックのような相場暴落
・個別企業のスキャンダル

はボロ株にとっても絶好の買い場となります。

もちろん、全部の銘柄が狙い目というわけではありません。
※きちんとスクリーニングしてください。

経営者の逮捕や食品偽装、建築偽装など…

上場企業のスキャンダルは過去にいくつもありました。

スキャンダルが起こると大抵は株価が大きく下がります。

しかし、それを乗り越えるだけの力のある会社であれば、時間はかかりますがボロ株の状態から大きく株価が上がる可能性を秘めているのです。

1つ、例を出しましょう。

東証2部の「エルアイイーエイチ」(5856) です。
ボロ株 エルアイイーエイチ

※引用:ヤフーファイナンス

<エルアイイーエイチ>のファンダメンタルズ ※21/8/2終値
【株価】71円
【PER】7.03倍
【PBR】1.50倍
【ROE】24.2%
【自己資本比率】60.9%
【配当利回り】2.82%
【流動比率】231.2%
※参照:ヤフーファイナンス、四季報、決算短信

エルアイイーエイチは、クロサキ流ボロ株の探し方によるスクリーニング条件をほとんど満たしていました。

しかし、株価は安いまま。

その背景には長引く訴訟問題がありました。

エルアイイーエイチの場合、会社のHPやIR資料を見ると2016年から訴訟問題を抱えていることがわかりました。

ボロ株 エルアイイーエイチIR

※引用:エルアイイーエイチIR資料

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会社のコメントを見るとまだ係争中のようですね。
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そのようだね。

ここで大事なものの見方を解説です。

会社は21年8月2日公表のIR資料で、この裁判に関する業績への影響は現在精査中と公表しています。

また、2022年3月期の通期予想では増収微減益となっています。

エルアイイーエイチ決算短信

※引用:エルアイイーエイチ決算短信

資料などを見る限り、同社の場合は訴訟問題さえなければおそらく株価が100円以下で推移することはなかったものと考えられます。

逆をいえば、この訴訟問題さえ解消されれば株価は大きく上昇していく可能性を秘めています。

同社の事業は3本柱で食品流通業、酒類製造業、教育関連事業となっています。

訴訟は教育関連事業に関するものです。

食品流通業では、コロナ禍でも業績絶好調な「業務スーパー」のフランチャイズを展開しており、今後も好調を維持すると考えられます

少なくとも、業績は黒字で財務状況も健全、2.8%の配当利回りもある状態です。

直近10年の株価をみると、150円くらいまで上昇しているので、訴訟問題の行方しだいで同程度まで上昇する可能性は秘めていそうです。

仮に株価が2倍になれば、ボロ株投資としては大成功といえる成果といえるでしょう。

ただし、訴訟リスクは看過できません。

ボロ株投資というのは、多かれ少なかれこのようなリスクがひそむ可能性があります。

やはり株価が安い株というのは、何かしら問題を抱えているケースが多いのです。

こうしたリスクとリターンの期待値を天秤にかけ、期待値の方が高い場合に限り、私なら投資を検討していきます。

※なお、当方では銘柄推奨はしません。投資は自己責任でお願いいたします。

出来高の少ないボロ株がおすすめ

ボロ株は出来高の少ない日に買う。

この考え方は逆張り投資の発想に基づくものです。

一般的に出来高が増えてくると株価が上昇してくると考えられています。

これは正論で、事実そうなる銘柄が多いです。

しかし、ボロ株の場合、株価が上がってしまってから投資すると利益率が低下してしまいます。

できれば、まだ不人気の状態の時に上がりそうなボロ株を買うのがベストなのです。

不人気=出来高が少ない

この状態の時に買うと、大体の場合は株価が上昇するまでしばらくの間待つことになります。

それでもボロ株の株価が上昇した時の利益は大きくなるので、出来高の少ない時期に買うのがおすすめのタイミングだと考えます。

イナゴ投資家には絶対になるな!

ボロ株は時おり株価が急騰することがあります。

業績によるものかもしれないし、仕手株化したことによる急騰かもしれません。

ここで大事なことは、株式投資の大原則

“安く買って高く売る”

ことです。

初心者にありがちなのが、急騰したボロ株にあわててお金を投資してしまう失敗です。

これは高値掴みになる可能性が非常に高いのでやめた方が無難です。

急騰した銘柄に飛び乗る投資家をイナゴ投資家といいますが、イナゴになるのはやめましょう。

イナゴトレードは投資ではなくギャンブルです。

※イナゴ投資家について知りたい方は下記記事をごらんください。
↓↓↓
イナゴタワー崩壊とその後【※初心者必読】

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はい、私もイナゴにはならないように気をつけます。

ボロ株の売り方

ボロ株の売り方についても解説していきましょう。

“株は買いよりも売りの方が難しい”という格言もあるくらい、売るタイミングは難しいです。

せっかく買ったボロ株の株価が上がったら、しっかりと利益確定をさせたいですよね。

株価が上がっても、もっと上がる…と思って保有を続け、最終的には損してしまったという話は枚挙にいとまがありません。

ボロ株の売り方について、しっかりと解説していきましょう。

ポイントは4つです。

<ボロ株の売り方>
★株価の天井をねらうのはNG
★上昇トレンドラインを下抜けたら売り
★売るポイントを決めておく
★株価が上がったら時間を分散して売る
★仕手株化したら、少し利確がコツ
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ボロ株の売り方をしっかり見極めていきましょう。

株価の天井をねらうのはNG

ボロ株の株価が上がったらできるだけ利益を最大にしたい…

これは誰もが思う投資家心理といえるでしょう。

何を隠そうクロサキもそう思います。

ですが、どんなプロの投資家でも株価の天井を予想するのは不可能です。

仮に的中したとしても、それはまぐれと考えた方が良いでしょう。

相場格言には「頭と尾っぽはくれてやれ」という名言があります。

十分な利益が出たら、株価の天井まで持っていようとせず、利益確定を心がけましょう。

上昇トレンドラインを下抜けたら売り

ボロ株を売るタイミングを見極めるのに役立つのがトレンドラインです。

上昇トレンドが続いている状態の時は、上昇トレンドラインで株価が反発しながら上がっていきます。

しかし、トレンドが終わる時は上昇トレンドを株価が下抜けることが多くなります。

下のチャートはテラのもの。

上昇トレンドを下抜けた後は一時の反発はあったものの、トレンドとしては下降トレンドとなっていきました。

ボロ株 テラのチャート

売るポイントを決めておく

ボロ株を売る時に役立つのが、マイルールの作成です。

ボロ株に投資する時点で、いつ売るのかを決めておくと売り時を迷わないで済みます。

<マイルールの参考例>
・20%上がったら売り
・2倍になったら売り
・上昇トレンドラインを下抜けたら売り

といった具合に、売りのポイントを予め決めておくことをおすすめします。

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コツはありますか?
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コツはルール通りの売買に徹することです。あらかじめ決めた売りポイントを頻繁に動かすとクロサキの経験上失敗することが多いです。

ボロ株の株価が上がったら時間を分散して売る

買う時同様、ボロ株を売る時も時間を分散して売りましょう。

時間を分散して売ることで、売った後にさらに株価が上がってくやしい…

という状況をある程度回避できます。

つまり、利益を伸ばしながら利益確定をしていけるわけです。

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時間を分散して売るコツはありますか?
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時間分散のコツは上昇トレンドが続いている時に少しずつ売っていくことです。下落トレンドに完全に転換した場合には、売るタイミングを早めたほうが良いでしょう。

ボロ株が仕手株化したら、少し利確がコツ

ボロ株投資をしていると、買った株が仕手化して急騰することがあります。

一概には言えませんが、仕手株化した銘柄は数日間にわたり、株価が急騰するケースが多いように思います。

持株の株価が急上昇している時、

「自分は株の天才だ」
「まだ上がる」

といった心理になりやすい傾向があります。

含み益がどんどん増えて気持ちが大きくなるのです。

そうなってしまうと、強気になってまだまだ株価が上がると思いこみ、マイルールを無視して持ち続け、下落トレンドになってもこれから反発するから…と持ち続けることになります。

結局売れずに利益が吹っ飛ぶパターンが多いのが実情です。

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なんだか切ないですね…
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持株が仕手化したらラッキーと思い、200株以上持っているのなら十分に上がったところで少しだけ利確することをおすすめします。残った株はもう少し保有を続けて利益を伸ばしたところで売る。クロサキおすすめの売り方です。

ボロ株で節税する方法

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ボロ株で節税する方法とは…どういうことでしょうか?
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詳しくは後述しますが、実はボロ株には「端数」を利用した節税方法があります。うまく利用すれば株価上昇以外の方法でも利益を上げられるので詳しく解説していきましょう。

ボロ株の節税で儲かるというメリットとは何なのか?

なるべくわかりやすくご紹介していきます。

ボロ株の取得単価の端数切り上げによる節税とは?

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ボロ株を利用した節税は取得単価の「端数切り上げ」を利用します。
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端数とはなんでしょうか?

まずは下の表をごらんください。

呼び値

※引用:” target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>JPX

これは呼び値の単位の一覧表の抜粋です。

呼び値とは、注文を出すときの単位のことですね。

株価が1000円以下の銘柄であれば通常は1円単位で株の売買が行われます。

ただし、TOPIX100というインデックスに採用されている銘柄に関しては0.1円単位で注文を出すことができます。

さらに、PTS市場での売買も0.1円単位で注文を出して取引することが可能です。

この0.1円単位のことを端数と呼んでいます。

<端数取引が可能な場合>
★TOPIX100採用銘柄
⇒株価1000円以下の場合、0.1円単位

⇒株価3000円以下の場合、0.5円単位

★PTS市場での取引
0.1円単位で取引が可能

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ここまでは前置きです。本題はここからですのでよくお読みくださいませ。

「特定口座(源泉徴収あり)」を使って端数取引をする場合のみ、端数が切りあがるのです。

例えば、ボロ株Aを99.1円の取得単価で購入したとします

そうすると、約定した後の特定口座内の取得単価商事は100円になるのです。

99.1円の0.1円が切りあがって100円に繰り上がるわけです。

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そんなことがあるのですね。
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そうです。ボロ株の節税とはこのシステムを利用した方法になります。
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実際に計算してシミュレーションしてみます。
<ボロ株の節税の計算>
※例題シミュレーション

★株の買い付け★
ボロ株Bを指値99.2円で1万株購入。買付手数料が500円発生した。

<取得価格の計算>
99.2円×1万株+500円=99万2500円

<平均取得単価>
(99.2円×1万株+500円)÷1万株=99.25円/株

★株の売却★
購入したボロ株Bを99.4円で1万株売却。売却手数料が500円発生した。

<売却価格の計算>
99.4円×1万株-500円=99万3500円

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ここから実際の損益と税法上の損益のちがいが出て来ます。

★★実際の損益★★
実際の損益は端数切り上げを行わないので、以下になります。

売却価格99万3500円 - 購入価格99万2500円 = 利益1000円

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1000円の利益になりました。

★★税法上の損益★★
特定口座(徴収あり)、端数切り上げ。

・平均取得単価99.25円を切り上げ ⇒ 100円

その結果
↓↓↓
・取得価格=100円×1万株=100万円

<損益の計算>
売却価格99万3500円 - 購入価格100万円 = -6500円(損失)

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6500円の損失になりました
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端数を切り上げただけで1000円の利益が6500円の損失になってしまいました。
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このボロ株マジックを使った節税が可能となるのです。

どういうことかというと、ボロ株Cの取引で1万円の利益が出ていたとすると、1万円の利益から6500円の損失を通算できるわけです。

本来なら1万円の利益に対して20.315%の税金がかかります。(2315円)

しかし、損益通算することで利益額が3500円に減り、税額も減ります。
3500円の20.315%=711円

節税額=2315円-711円=1604円

例題では結果的に1604円の節税となりました。

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最後に注意点を載せておきましょう。

★注意点★
・特定口座(源泉徴収あり)でしかできない。

・端数で注文を出さないとできない。

・1日○○万円までの取引額までは手数料ゼロのコースは要注意

最後に。ボロ株の魅力はテンバガー?

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最後にお聞きします。ボロ株への投資の最大の魅力はどこにあるのでしょうか?
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やはり株価の上昇余地が大きいことだろうね。銘柄によってはテンバガーも夢ではないからね。株価が10円未満になってくると1円上昇のインパクトが大きいのも魅力だね。

2019年にテンバガーを達成したREVOLUTION(8894)※旧:原弘産。

同社の場合、株価8円から10倍になりました。

個別銘柄だけでなく、ETFにもボロ株はあります。

天然ガスETFはその最たるものでしょう。

最近株価が2円~3円のレンジになりましたが、ずっと株価1円と2円の往復をずっと繰り返していました。

1円で買って2円で売れれば利益率100%です。

さて、今回紹介したボロ株の見つけ方にかんするスクリーニングは、あくまでクロサキの場合。

あなた自身の条件を決めて入力していくと良いかと思いますよ。

スクリーニングをすると、いくつかの銘柄がリストアップされます。

リストアップ企業がゼロの時もありますが、そういう時はパラメータを微調整してみると良いでしょう。

どうしても銘柄が出てこない場合には、今は自分が投資したいと思うボロ株や低位株はないと割り切り、時期を待ちます。

待つこともまた相場なのです。

いくつかリストアップされた企業が出てきたら、一社ずつ吟味していきます。

その中から

★利益率の高い会社
★圧倒的な市場シェアのある商品(サービス)を持っている会社
★前期たまたま突発的な赤字になってしまったが、今期は黒字予想で株価が低位のまま放置されている会社
★訴訟リスクなどを抱えていないか

などを探していきます。

パラメータを少し調整するだけで大化け株を見つけられれば良いとは思いませんか。

ボロ株(超低位株)は、きちんとした見つけ方・探し方でスクリーニングすれば見つかる可能性はたかい投資法です。

毎回銘柄探しが叶うわけではありませんが、根気よく探していけばお宝にありつけるかもしれません。

あなたの投資のご参考になれば幸いです。

ボロ株の中にはテンバガー候補が眠っている可能性があります。

下記記事で紹介しているグローバルウェイは73円からテンバガーになりました。
↓↓↓
2022年テンバガー候補、これから上がる株銘柄5選

2022年のテンバガー達成銘柄がボロ株から出るかもしれませんね。

良かったらチェックしてみてくださいね。

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