
「空売り」の仕組みはとてもシンプル。ゆえに投資家の必須スキルともいわれる
「空売り」…株式投資に興味のある人なら、経験はなくても言葉くらいなら聞いたことがあるかもしれません。
通常、株式投資は現物取引といって、トヨタ自動車やソニーなど、欲しい株の銘柄があったら、その株を買うために必要なお金を用意して買い注文を出して買います。
これに対して、「空売り」は信用取引といって、現時点でトヨタやソニーの株を持っていなくても、他人から株を借りて取引ができる手法のことをいいます。
もう少しわかりやすく説明するために、簡単な「空売り」の例についてお話していきましょう。
今回は「おとなの株ラウンジ」で紹介してきた
「ローソク足の見方」
「ポイントアンドフィギュア」
に続く、投資手法シリーズ。
株長者の中には空売りを誰にもいわず上手に活用している人もいます。
本当においしい話は誰にも教えずにこっそりと活用する…だからこそ一般の人にはなかなか情報が回ってこない…
そんな情報格差を乗り越えて株式投資で財を築いていきましょう。
空売りの仕組みの例
「空売り」とは、証券会社を通じて他の投資家から株を借りて売り、その銘柄の株価が下がったところで株を買い戻して貸主に返すという方法です。
例:
1、あなたが現在株価1000円のABC自動車の株価が今後下落すると予想したとします。
2、この時、証券会社を通じて同社株の保有者から株を借り、1000円ですぐに売ります。
3、その後、予想通り株価は下がり、800円になった時点で同社株を買い戻します。
4、買い戻した株を返却します。
この結果…
売却額1000円、買戻し額800円の差額である200円が、あなたの儲けとして手元に残ります。
この取引をまとめると以下の通りです。
1000円の株を借りて売る
↓↓↓↓
800円に株価が下がったら買い戻して持ち主に返却
↓↓↓↓
200円の利益を獲得
※A点1000円、B点800円、利益200円
まとめるとたったの3行で書けてしまうほどシンプルな投資手法です。
リスク管理をしっかりと行って「空売り」をすれば、「買い」の投資だけでなく「売り」からの投資でも利益を狙えるようになるのが空売りの魅力といえますね。
では、空売りはどのように活用していくことが有効といえるのでしょうか。
自分の銘柄分析に自信があれば、ご自身が選んだ銘柄の空売りをしていくというスタイルを取るのもいいでしょう。
しかし、他にもっと良い方法があります。
それはプロのアドバイスを取り入れた空売り方法です。
投資顧問を活用した「空売り」の方法
ここでいうプロとは投資助言業を行っている投資顧問のことです。
なぜ、私が投資顧問を使った方法が良いといえるのか。
その理由をお話していきます。
投資顧問とは、投資に関する助言を行うプロです。
現在、投資顧問業を行えるのは金融庁から認可を受けた会社だけと法律で定められております。
したがって、彼らは国から認められた投資助言のプロであり、それだけ信頼が厚いということです。
投資助言に関しては、主に今後株価が上昇する企業の予想をすることにあります。
この株価予想の的中率の高い投資顧問を活用することが、「空売り」の成功率、利益幅を高める秘訣といえます!
ここで、実例を交えてお話していきます。
これからお話するのは「雅投資顧問」が推奨した銘柄情報になります。
推奨銘柄:アイビーシー(3920)
推奨時期:6月7日~6月29日
推奨開始日株価:1519円
利益確定タイミング:2630円
この情報の中で最重要なのは、利益確定タイミングです。
投資顧問が利益確定タイミングを出した場合、その後は株価が下落していくパターンが多いのです。
実際のチャートを見てみましょう。
1、6月7日、1519円でアイビーシーの株を購入
2、6月29日、2630円になったら売る(利益確定1111円)
3、同時に今後は株価が下がっていくことが予想されるので、即座に2630円で「空売り」
4、7月3日、株価が2260円に下がったら買戻し(2630円–2260円=370円の利益確定)
⇒「現物買いの利益1111円」+「空売りの利益370円」=「1481円の利益」
ということも可能になるのです。
これが投資顧問を活用した「空売り」の手法です。
空売りの注意点
ここまでポジティブな面を書きましたが、最後に注意点も記しておきます。
投資にはリスクもつきものですので。
注意点というのは、投資顧問の情報の確度と、「上げ」だけでなく「下げ」に対する助言にも強いかどうかということです。
投資顧問が推奨した銘柄が上がる確率が高いかどうか。
ここを見極めることが大事です。
後は、予想に反して株価が下がらなかった時に、すぐに損切りをすることを徹底すれば、空売りは非常に有効な投資手法になります。
一度、投資顧問を参照されてみてはいかがでしょうか。

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