増し担保(ましたん)解除後に株価が上がる株の特徴とは?

増し担保解除

増し担保解除後に株価が上がる銘柄の特徴とは?

(最終更新日:2021年4月7日、元記事:2019年11月26日)
増し担保解除後、株価は上がると思いますか?下がると思いますか?

“増し担保規制(ましたん)解除後の株価がどうなるのか?”

増し担保解除後の特徴を知ることは、あなたの投資パフォーマンスにも大きな影響を与えます。

実は、増し担保解除後に株価が上がる銘柄はそれほど多くはありません。

しかし、増し担保解除後に株価が上昇する銘柄は存在します。

それらの増し担保規制にも負けずに株価が上がる銘柄には、特徴があります。

その特徴について、なるべくわかりやすくお伝えしていきます。

増し担保とは?

増し担保規制(ましたん)とは、信用取引の規制のひとつです。

個別銘柄の株価が動意づき、連日大商いになって株価が連騰していくと信用取引も急増して市場に過熱感が出て、やがて増し担保になります。

具体的には、ましたん(増し担保)になると信用取引を行うための必要委託保証金が増額されます。

通常は30%の証拠金を預け入れておけばOKですが、それが50%になります。

それでも過熱感が解消されない場合、必要証拠金は70%まで引き上げられます。
増し担保
株価1000円の銘柄の場合、現物で買うと10万円必要になります。
通常であれば信用買いの際、3万円の証拠金を預ければ買えます。

しかし、増し担保規制がかかると5万円の証拠金が必要になるわけです。

規制をかけるのは東証です。

ただ、急に増し担保(ましたん)になるわけではありません。

相場の過熱感が出てくると、東証は最初に急騰銘柄を日々公表銘柄に指定します。

2019年11月25日現在の日々公表銘柄は下記の通りです。(一部抜粋)

増し担保:日々公表銘柄

※引用元:日本取引所グループHP


※引用元:日本取引所グループHP

日々公表銘柄になるとどうなるか?

上記のリストの中にある銘柄の中から、ガイドラインに引っかかった銘柄は増し担保規制になります。

東証が増し担保規制をする理由は、相場の過熱感を冷ますためです。

信用取引はレバレッジを利かせて取引するので、利益も損失も拡大する可能性があるため、投資家保護の観点から取り入れられた制度といえるでしょう。

上述したように増し担保規制が入ると、信用取引を行うための必要証拠金が引き上げられます。

その結果、

・証拠金額引き上げ
↓↓↓
・証拠金を積み上げられる投資家が減る
↓↓↓
・買い手が少なくなり、株価下落

というスパイラルが出来上がり、株価は下がるというのがセオリーとなっています。

そして増したん規制が解除になると、必要証拠金が下がり、買い手も増えて株価が上がりやすくなるのが理屈です。

しかし、現実には増し担保解除後は株価が上がる銘柄よりも下がる銘柄の方が多いように感じます。

増し担保解除後、株価はどうなる?過去の実例「レアジョブ」

増し担保解除後の株価が上がるのか下がるのか?

レアジョブ」(6096)を例に見てみます。

レアジョブはオンライン英会話を提供する会社で業績は絶好調です。

株価も2019年11月14日引け後の決算発表後、2週間足らずで2倍近くまで上昇しました。

株価でいうと、2600円台だったものが5100円台まで上がりました。

短期間に株価を上昇させてきただけに、相場に過熱感が出ていました。

増し担保:レアジョブ株価チャート

※引用元:ヤフーファイナンス

結果的に、日々公表銘柄を経て増し担保規制が入りました。

増し担保銘柄のセオリー通りなら、株価は下落することになります。

通常、増し担保になっても株価が上がる銘柄には、多くの強力な買い材料と人気があると私は考えています。

その材料が強ければ、増し担保規制をものともせずに株価は一段高となる可能性がありそうです。

では、その材料とはなんなのか?

レアジョブの場合はいろいろありそうです。
・JR東が社員教育にレアジョブ英会話導入
・Z会が生徒にレアジョブ英会話導入
・大株主に三井物産(資本への安心感&三井物産を介した顧客開拓期待)
・英語教育重点化の国策
・東京五輪・大阪万博・IR・観光立国などのテーマに合致
・先行投資が終わり、収穫期を迎えている
・浮動株が少ない
・東証一部を目指している(と思われる)
・上方修正&株式分割発表

などなど…

他にも挙げればきりがないのですが、これだけの材料があります。

あくまで筆者の個人的感想ですが、期待値は高そうです。

ちなみに、こうした話題のテーマ株に先取りで投資したい場合、市場の次にくるテーマ株を教えてくれる話題株セレクトを利用してみると良いかもしれません。

2019年12月5日付で株式分割が行われることになっていたので、そこに向かって上昇していく可能性はありそうだと考えていました。

しかし、結果的にはレアジョブ株価は下がりました。

私が注目したのは、増し担保解除後の値動きです。

ましたん解除後の同銘柄の株価は解除日こそ上がったものの、その後は横ばい⇒下落に転じていきました。

増し担保:レアジョブの株価チャート

※引用元:スマートチャート


※引用元:スマートチャート

増し担保(ましたん)規制中に一時的に人気が冷めてしまったために、株価もじりじりと下げていく展開になってしまったようですね。

レアジョブといえば、2019年にテンバガーになった銘柄です。

その銘柄をもってしても、増し担保解除後の株価は上がるよりも下がる可能性が高まることが検証されました。

もちろん、すべての銘柄が増し担保解除後に株価を下げるわけではありません。
中には増し担保を無視して株価を強く上昇させていく銘柄もあることでしょう。

ただ、あなたが増し担銘柄に投資することを検討する際には、よくよく注意が必要だということだけはいえそうです。

増し担保解除後、株価が上がる銘柄の特徴とは?

増し担保解除後に株価が上がる銘柄にはどんな特徴があるのでしょうか?

クロサキが考える特徴について、以下にまとめました。

<増し担保解除後、株価が上がる銘柄の特徴>
・増し担保規制になっても、株主が投げ売りしない銘柄

これをテクニカル風に言い換えると、

・増し担保規制当日の株価下落が小さく、レンジ相場(ボックス相場)で株価が推移していく銘柄

となります。

解説しましょう。

増し担保規制が入ると、多くの投資家は株価が下がると思い、保有株を売る傾向が高くなります。

特に過熱感が出ていて、これ以上はもう上がる要素が乏しいと思われる銘柄の場合は大抵株価が下がります。

しかし、増し担保解除後も株価が上がる銘柄の場合、増し担保になっても大きく下落せず移動平均25日線を大きく下回ることもなくレンジ相場になることが多いのです。

そして、増し担保解除後、株価が上がっていくパターンになります。

実例を見てみましょう。

新型コロナワクチン関連として注目され、株価が急騰したツインバード工業(6897)のチャートです。
増し担保:ツインバード工業の株価チャート
※引用:ヤフーファイナンス

ツインバード工業のチャートを見ると、増し担保になっても株価は下がっていないどころか上昇しています。

その後、レンジ相場がしばらく続き、増し担保解除後、数日してから株価は上昇していきました。

25日移動平均線(赤い線)をサポートラインにしているのも確認できますね。

ツインバード工業は、新型コロナワクチンを保管する冷却装置を製造している会社であり、ワクチン接種が始まるという思惑から株価が急騰しました。

国民全員に2回のワクチン接種をするとなると、約2億5千万本のワクチンが必要になります。

当然ながら、同社のワクチン保管装置の需要も急拡大するだろうという強い思惑が働くことになります。

つまり、投げ売りした投資家が少なかったのではないかという推測が働きます。

上記のツインバード工業のような増し担保銘柄を見つけられれば、規制解除後に株価が上がる可能性が高そうです。

役に立つ増し担保関連の情報サイト

最後に、私が増し担保情報を入手しているサイトをご紹介します。

日々公表銘柄になった時点から情報を入手できます。

増し担保解除ラインに関する情報サイト一覧

【ましたん速報!】
http://mashitanpo.sakura.ne.jp/

【増担保規制解除への道】
http://mashitanpo.web.fc2.com/

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