最後の相場師・是川銀蔵の名言は現代の株式投資にも通じる

    是川銀蔵

    最後の相場師、是川銀蔵の名言・格言を株式投資に活かす

    最後の相場師、是川銀蔵(明治30年~平成4年)をご存じでしょうか?

    株式投資や相場の世界では伝説の相場師であり、多くの市場関係者や投資家に影響を与えたといわれている人物です。

    伝説の投資家というと、ウォーレン・バフェットやピーター・リンチ、日本だと最近のB・N・F氏やテスタ氏などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが戦前戦後の激動の時代に活躍した最後の相場師、是川銀蔵には学ぶべきところが沢山あります。

    是川の残した名言・格言を株式投資に活かせるよう、彼の言葉を紹介したいと思います。

    最後の相場師、是川銀蔵の名言・格言

    最後の相場師と呼ばれた是川銀蔵には、いくつもの名言・格言と投資に関するルールがあります。

    主なものを紹介していきましょう。

    <是川銀蔵の株式投資に関する名言・格言>
    一、銘柄は水面下にある優良なものを選んでじっと待つ
    一、経済、相場の動きからは常に目を離さず自分で勉強する
    一、過大な思惑はせず、手持ちの資金で行動する

    <是川銀蔵が定めた株式投資に関する5つのルール>
    一、株は人が奨めるものではなく、自分で勉強して選ぶもの
    一、二年後の経済の変化を自分で予測し大局観を持つ
    一、株価には妥当な水準があり、値上がり株を深追いしてはいけない
    一、株価は最終的に業績で決まる。腕力相場は敬遠すべき
    一、不測の事態などリスクはつきものと心得る

    どちらも深いというのが筆者の感想です。
    是川銀蔵の生きた時代にはインターネットは存在していませんでした。

    すぐに銘柄情報や世界の経済情報が手に入る時代ではなかったからこそ、独自の投資哲学やルールを構築する必要があったのかもしれません。

    是川銀蔵の名言・格言・ルールを見てみると、自分で勉強することの大切さと大局観を持つこと、冷静さを保つことの重要性を説いているように見えます。

    是川銀蔵はかつて会社経営をしていましたが、昭和金融恐慌によって預金していた銀行が破綻してしまい、その煽りを受けて倒産したそうです。
    この経験が彼のターニングポイントとなります。恐慌の経験から資本主義に懐疑心を抱き、図書館に3年間も通い詰めて世界情勢や投資理論について独学したといいます。
    猛勉強の結果、恐慌は景気サイクルによる予測可能な出来事であると理解したというから驚きです。

    3年間も図書館に通う根性は私にはありません。
    努力の末に手に入れた投資の知識や相場観、大局観を大切にしたからこそ、是川銀蔵は勉強することの大切さを説いたのでしょうね。

    簡単に情報が手に入る現代だからこそ、自分で考えることの大切さ、自分を律することの重要性が増しているように私には感じられます。

    是川銀蔵の名言は、私も投資するときには今一度思い出すようにしたいと思っています。

    最後の相場師、是川銀蔵の最も有名な戦い「住友金属鉱山株買い占め」

    是川銀蔵を語る上で外せないのが住友金属鉱山株の買い占めでしょう。

    1981年、当時すでに80代半ばに差し掛かろうかという年齢だった是川銀蔵。
    同年9月に鹿児島県の菱刈鉱山で金鉱脈が発見されたことが発表されました。

    是川は朝鮮で鉱業を営んでいたことがあり、その経験に基づき、現地調査をいち早く行って株の買い占めを進めていきました。

    その結果、当時のお金で200億円近い巨利を得たと言います。
    現在の貨幣価値に換算すると250億円くらいですね。

    自分の経験を活かし、すぐに現地に赴きニュースの秘めた可能性をそろばんではじく。
    そして誰もまだ買い進めていない中で株を買い占めてしまうのだからスケールが大きい人だったのでしょう。

    普通80代の人物がこんなことはできないと思います。

    行動力もずば抜けていたことがわかるエピソードといえそうですね。

    住友金属鉱山株の買い占めについては、一般人にはとてもマネできることではありませんが、勉強することの大切さを是川銀蔵自らが示した出来事だったように思います。

    私も自ら考える力をさらに養っていきたいと思います。


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