スガノミクス銘柄の本命・大化け期待国策銘柄を投資診断士が厳選紹介

スガノミクス銘柄

スガノミクスとは?スガノミクス銘柄の大本命・大化け期待国策銘柄を厳選紹介

(最終更新日:2020/10/30、元記事:2020/9/8)

スガノミクス」「スガノミクス銘柄」という言葉を多く見かけるようになってきましたね。

こんにちは、株歴15年、投資診断士のクロサキです。

この1か月は安倍前首相の突然の辞任から菅義偉総理大臣の就任と、政治が大きく動きましたね。

菅首相は安倍政権の経済政策アベノミクスを継承すると早くから名言。

スガノミクスという言葉が出来上がり、スガノミクス銘柄は首相就任前から動き出しました。

明確に定義されていませんが、スガノミクスとスガノミクス銘柄の定義は下記のとおりでほぼ間違いないでしょう。

スガノミクスとは、アベノミクスを継承した菅政権の経済政策。

スガノミクス銘柄とは、スガノミクスの恩恵を受ける企業の株。

スガノミクス銘柄として期待できそうな事案
・大手携帯キャリアの料金値下げ
・地方創生・インバウンド
IR法案(カジノ法案)
・ふるさと納税
・GoToキャンペーン
・ワーケーション
・ペーパーレス/判子レス

最初に株価が動いたスガノミクス銘柄は、福島銀行を始めとする地方銀行株でした。

菅首相が「地方銀行の数が多過ぎる」と発言したことから、地銀淘汰が加速するとの思惑で地銀株が全体的に急伸しました。

はやくもスガノミクス銘柄の威力を見せた瞬間でした。

しかし、クロサキは地銀株がスガノミクス銘柄の大本命だとは思っていません。

巷では、スガノミクス銘柄といえば、通信関連・マイナンバー関連・オンライン教育関連・オンライン診療関連・不妊治療関連などが代表格とされているようです。

クロサキも異論はありません。

しかし、ネットでスガノミクス銘柄を情報検索すると一覧表ばかりが出てきて、結局どの銘柄が株価上昇を期待できる銘柄なんだ?

と感じてしまうことでしょう…(クロサキは感じました笑)

そこで、クロサキが吟味、厳選したスガノミクス銘柄の大本命・大化け銘柄を選んでみました。

それと同時に、この銘柄はやめた方が良いという株も選んでみました。

これからじっくりとスガノミクス銘柄について、お伝えしていきましょう。

スガノミクス銘柄の本命銘柄は「ITbookホールディングス」

スガノミクス銘柄の主役、本命になりそうなテーマはデジタル庁といえるでしょう。

なぜデジタル庁関連が本命といえるのか、クロサキが解説します。

菅首相はデジタル庁の創設を看板政策に掲げています。

“看板=最重要政策”

新政権は始まったばかりなので、看板政策を失敗させるわけにはいかない。

いきなりコケたら、支持率急落は間違いなし。

最悪、短命政権で終わるやもしれない。菅首相としてはそれは避けたいところ。

わざわざデジタル庁を創設するために、大臣ポストまで菅首相は作りました。

しかも年末までにはデジタル庁を発足させる方針を明確に打ち出しています。

省庁ができると、予算が制定されます。巨額の予算が…笑

当然ながら、関連銘柄企業は国策銘柄として、国からの仕事受注を目指します。

そこで、クロサキがスガノミクス銘柄の本命に掲げる銘柄の登場!

ITbookホールディングス」(1447)

ITbookホールディングスに関しては、マイナンバーカード銘柄の期待銘柄ということで以前に紹介しました。

 

マイナンバーはデジタル行政に欠かせないトピックです。

2021年からはマイナンバーカードが保険証として使えるようになります。

運転免許証との連携の話も出ています。

納税から住民票の取得まで、今後は様々な展開が進展していくことでしょう。

しかし、マイナンバーカード関連の銘柄なら他にもいくつもあります。

スガノミクス銘柄の本命にクロサキはなぜ掲げたのでしょう?

その答えは、国との仲が良いから(笑)

いやぁ、調べればわかりますが、国が民間企業に発注する仕事をとにかく沢山獲得しているんです、ITbookホールディングスは。

お見事というしかない!

ということはですよ…?

あなたももうお気づきでしょう。

デジタル庁が発足し、業務スタートとなったらITbookホールディングスはこれまでの実績と強みをいかんなく発揮してくるだろうと。

株価は素直です。

<ITbookホールディングス株価チャート>
ITbookホールディングスの株価チャート
※出典:ヤフーファイナンス

前回6月末に付けた天井949円の株価を、9月23日に3か月ぶりに更新(950円)。

上場来高値となり、今日も新値更新となっています。

デジタル庁が本格的に始まったら、さらに上昇する可能性がありそうです。

スガノミクス銘柄の本命は、国土強靭化や観光促進銘柄の側面もあるため、ネタが多くて材料はそろっています。

スガノミクスがアベノミクスを本当に継承していくのであれば、スガノミクス関連銘柄の主役になる可能性を秘めているでしょう。

スガノミクス関連銘柄で大化けする可能性を含んだ銘柄

スガノミクスはデジタル庁が本命テーマ。
スガノミクス銘柄の本命はITbookホールディングス。

しかし、スガノミクス銘柄で大化けしそうな銘柄は他にもあります。

他サイトなどでほとんど取り上げられていない銘柄をクロサキはご紹介したいと思います。

クロサキ自身、ひそかに投資している銘柄です。

ギフティ(4449)】

スガノミクス銘柄の中では、ペーパーレス・地方創生・DXの項目に分類される株です。

ギフティは、電子ギフトやeギフト券などを一貫して手掛けるサービスを提供する会社。

地方自治体が独自に市民に配布するポイントや割引券なども手掛けています。

<スガノミクス銘柄としてギフティが期待される理由>

・全国の自治体で地域通貨やクーポン券などに採用
ギフティPR
※出典:ギフティHP

・コロナ禍で現金払いを嫌う消費者が増え、ギフティが提供する電子チケット、eギフト券の需要が伸びている。

・ドトールなど、全国展開するコーヒーショップなどでも導入が進み、利用できる店が増加中

・ワーケーションなどで、飲食物をテイクアウトして自宅などで働く人が増加

・東証1部上場期待(大和証券が9月4日付レポートで公表)

電子ギフト市場は伸びており、ギフティが市場の拡大をけん引してきたといっても過言ではありません。

地方創生はスガノミクスの政策に掲げられることでしょう。

地方自治体レベルでいえば、秋田県、秋田市、岡山県などで同社のプラットフォームが利用されています。

クーポン券というと、紙の券がつづられたものがいまだに配布されたりしますが、はっきりいって時代遅れです。

日本は先進国で最も行政でのIT導入が遅れている国の1つ。

これを挽回するためのデジタル庁でもあります。

ギフティには今後の需要の伸びがあるだろうとクロサキは読んでいるのです。

競争力が現時点では非常に高く、市場規模も大きいために伸びしろがあると思うこともクロサキが投資を決めた理由。

テンバガーになる銘柄の多くは

新興市場銘柄
小型株
上場5年未満

などの共通点があります。

ギフティはそれらの条件を満たしていることも大化けしそうだとクロサキは感じているのです。

スガノミクス銘柄の大化け株となるのか、乞うご期待!

※投資判断は自己責任で行ってください。株価上昇を確約するものではありません。

スガノミクスで株価が下がりそうな銘柄

株価があがりそうなスガノミクス銘柄を取り上げてきましたが、下がりそうな銘柄にはどんな株があるのでしょうか?

スガノミクスでは、恩恵がある銘柄の傍らで業績に悪影響が出る銘柄も出てきそう。

特に、菅首相が官房長官時代から強く推進している携帯・スマホ料金の値下げに関しては、通信企業は戦々恐々のようです。

日本通信などの後発組の通信企業にとっては、低料金サービスをお客に提供できるのでチャンス。

しかし、3大キャリア(NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク)にとっては、料金値下げ圧力が強まることで収益悪化。

株価にとっても今後逆風が吹き荒れそうです。

大きく株価が上昇していくのは、難しいのではとクロサキは思います。

ディフェンシブ銘柄でもあるため、リスクオフの流れで買いが入ることはあるかもしれませんね。

楽天も本格的に参入してくるので、競争激化になるため、3大キャリアにとっては大変そうです。

最後に

スガノミクス銘柄の皮切りとなった地方銀行株。

地方銀行が多過ぎるということなので、今後淘汰されていくことでしょう。

先日も、青森銀行(8342)とみちのく銀行(8350)が経営統合を協議しているとのニュースがありましたね。

この地方銀行の淘汰の流れは今後間違いなく加速していくでしょう。

SBIホールディングス(8473)が第4のメガバンク構想を掲げ、地方銀行との提携を進めていることからも明らかです。

スガノミクスの重要政策の1つに地方銀行再編が加わる可能性は十分考えられます。

地方銀行株にも、スガノミクス銘柄として注目していこうと思います。

スガノミクスのようなテーマ株には流行りがあり、いかに早く次の注目テーマに着目できるかが成功のカギともいえます。

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