アセットアロケーションの決め方と理想のポートフォリオ

アセットアロケーション

アセットアロケーションの決め方を徹底解説

(最終更新日:2021/5/11、元記事:2021/3/11)
アセットアロケーションの決め方、あなたはどうしていますか?

アセットアロケーションとは、資産運用で「株・投資信託・債券・不動産・商品」などに何%ずつ資産配分するかを決めること。

アセットアロケーションの決め方次第で、将来のリターンも大きくかわってきます。

しかし、アセットアロケーションの決め方には決まった正解がありません。

人によって年齢、経済状況、今後のライフプランも異なるためです。

これがアセットアロケーションの決め方を難しくしているようです。

でも、ご安心ください。

あなたに合ったアセットアロケーションの決め方はきっと見つかります。

そのためのヒントとなる考え方をご紹介していきます。

ご自身に合った理想のアセットアロケーションを見つけていきましょう。

アセットアロケーションの決め方の前に

アセットアロケーションに限らず、投資の話をすると多くの人は「どの株が上がるのか教えて」と言ってきます。

はっきり申しますと、そのような考えはアセットアロケーションには大敵です。

目先の株価の上下に一喜一憂する投資手法とは一線を画するからです。

アセットアロケーションを行う前に、ゼひともやっておいて頂きたいことがあります。

アセットアロケーションを考える際、多くの人が見落としがちな注意点です。

<アセットアロケーションの前に準備すること>

・ライフプラン設定

・マネープラン設定

・自分の資産状況、リスク許容度を知る

・出口戦略

副管理人アイコン
大切な資産だからこそきちんと目標を立てること。目標に近づけるためのプランが必要になるのですね!出口戦略、しっかり考えましょう!

クロサキの持論ですが、日本の投資家には出口戦略を持たない人が多い印象。

あなたが65歳で資産2000万円を達成したいと思えば、それが出口です。

出口にたどり着くため、逆算して毎年どれくらいのお金を積み立てて何%で運用すれば65歳で目標2000万円を達成できるのか?

これを考えるのがマネープランの設定です。

なぜ65歳で2000万円ほしいのか?

それを決める要素がライフプランです。

なので、ライフプランの設定から始めることをおススメします。

なお、ライフプランやマネープランは途中で変わることを前提にしています。

ですので、最初に決めた通りにやらなきゃいけない…と思う必要はありません。

ライフプランに変更があった時点で計画を練り直し、アセットアロケーション、ポートフォリオも見直していくことになります。

アセットアロケーションの決め方:ポートフォリオ

アセットアロケーションの決め方は、ライフプランや出口戦略を用意したうえでどれくらいのリスクを取れるのかを決めるところから始まります。

アセットアロケーションを決めたあとで、ポートフォリオを組むことになります。

突然ですが、質問です。

「アセットアロケーション」と「ポートフォリオ」の違いがわかりますか?

きちんと理解している人は少ないようです。

正解をいうと、

アセットアロケーションとは資産配分を意味し、どのアセット(資産)にどれくらいの比率で投資するかを表した言葉。

例:外国株式30%・国内株式30%・Jリート20%・外国債券10%・国内債券10%
アセットアロケーションの円グラフ

ポートフォリオとは、アセットアロケーションを具体化したもの。

上の円グラフでいうと、下記のようになります。

・外国株式30% アップル10%、ファンドA20%

・日本株式30% トヨタ5%、TOPIX連動型ETF25%

・Jリート20%  Aリート10%、Bリート10%

・外国債券10% C債券5%、F債券5%

・国内債券10% H債券5%、X債券5%

アセットアロケーションとポートフォリオの違いがわかったところで本題。

理想のアセットアロケーション、ポートフォリオの決め方や比率はあるのか?

アセットアロケーションとは、基本的に長期資産運用を前提にした分散投資の考え方。

人によって資産状況や年齢なども違うため、一概に語るのはむずかしい。

しかし、あなたがどのような状況にあったとしても、アセットアロケーションとポートフォリオの決め方のヒントはお話できます。

アセットアロケーションはiDeCoを利用して税制メリットを受けることも可能です。

理想のポートフォリオの決め方のシミュレーションも紹介します。

アセットアロケーションの決め方:シミュレーション

アセットアロケーションを考える上で大切なことは、
「出口までの年数」
「いくら資産運用で作りたいのか」
です。

それにより、理想のアセットアロケーション、ポートフォリオの決め方も変わってきます。

アセットアロケーションとポートフォリオのシミュレーションをしてみましょう。

モデルケースとして、50歳男性を取り上げます。

アセットアロケーション:シミュレーション

モデルケースの男性の場合、毎月5万円を15年間積み立て運用します。

ここでアセットアロケーションとポートフォリオを考える前にかんたんな計算。

目標達成に毎年どれくらいのリターンが必要なのか。

楽天証券のHPに無料の計算ツールがありますので、シミュレーションしたい方にはおすすめですよ。

クロサキがシミュレーションした結果を紹介します。

<シミュレーション結果>
アセットアロケーション運用計算
※出典:楽天証券HP

毎月5万円を積み立て、15年間で1500万円にするには…

年率6.4%の運用リターンが必要。

年率6.4%のリターンを求めるとなると…

アセットアロケーションを考える場合、アクティブなポートフォリオになりそうですね。

※アクティブとは、積極運用を意味しリスクを取った運用のこと。

アセットアロケーションを考える際、一般的に考えられる資産は下記のとおり。

「現金」
「個別株」
「投資信託(ETF含む)」
「REIT(リート)」
「債券」
「不動産」
「コモディティ(金など)」

最近だと「暗号資産」も加わるかもしれません。

この中でも、

「投資信託(ETF含む)」

を中心とした運用になりそうです。

<投資信託(株式)が中心になる理由>

・現金はインフレに弱く、金利もほぼゼロ。

・債券は金利が低い。

・コモディティは金利を生まず、保管料などのコストもかかる。

・不動産(現物)は高くて手が届かない。管理も大変。

以上のことから、

国内型株式投信・国際型株式投信を中心に、REITや債券を組み込むポートフォリオが理想的になりそうです。

もし30歳の人であれば、暗号資産を全体の5%程度組み込むのもありかもしれません。

今後、暗号資産は法整備やセキュリティ強化、通貨としての利便性が向上すれば、価格も安定的になる可能性を秘めていますので。

モデルケースの50歳男性の場合、

アセットアロケーションを考えるとクロサキなら以下のような資産配分比率が理想的かなと考えます。

・外国株式(投信)35%

・日本株式(投信)35%

・債券(国内外合計)5%

・REIT(国内外合計)15%

・コモディティ(ETF)10%

※クロサキの個人的見解です。

ポートフォリオについては、具体的な銘柄などは挙げませんが、投信はインデックスファンドを多めに組み入れます。

手数料の安さと分散投資効果が大きいからです。

積立投資の場合、時間を分散するのでドルコスト平均法のメリットを受けます。

長期で成長見込みのある国の株に投資すれば、投資信託の価格も上昇して15年後の目標額の達成も夢ではないと考えます。

特に日本の場合、つみたてNISAとiDeCoという税制面で優遇制度が充実しています。

この2つの制度をフル活用して資産運用していけば、老後資金の不安解消は十分に望みがあります。

アセットアロケーションに便利なツール

アセットアロケーションを組むのに便利なサイト「ファンドの海」を紹介。

資産配分の決め方には試行錯誤することでしょう。

ファンドの海の無料ツールを利用すれば

・期待リターンとリスク
・長期運用による運用結果の予想
・より良いアセットアロケーションにできるか

がわかります。

すべて表やグラフなどでわかりやすく表示してくれます。

期待リターン:4.45% リスク:13.40%
元本:550万円 総投資額:0万円 期間:30年
(期待値:2030.6 標準偏差:1614.1 中央値:1589.5 最頻値:974.0)

by 長期投資予想/アセットアロケーション分析


自分でどのアセット(資産)にいくら配分するのかを入力すると、

アセットアロケーションの資産配分に応じ、期待リターンとリスクが表示されます。

アセットアロケーションの決め方に役立つツールでしょう。

不備な点があるとすれば、投資信託が項目に含まれていないことですね。

アセットアロケーション分析
※引用:ファンドの海

とはいえ、アセットアロケーションの決め方を考えるうえで、役に立つツールなのは間違いないでしょう。

アセットアロケーション ポートフォリオを年1回は見直しを

アセットアロケーションでは、定期的にポートフォリオの見直しを勧めます。

頻度は人によりますが、年1回くらいで十分だと思います。

見直しの際、iDeCoにはスイッチング制度があるので、今保有している資産を他の資産に振り分け直すことが可能です。

運用機関が長ければ長いほど、見直しは重要になります。

若いうちはリスク高めのポートフォリオを組んで運用。

年齢を重ねてリタイアを意識するころになると、すでに積み立てた資産が膨らんでいるので、安定運用に移行する。

これがアセットアロケーションの決め方、ポートフォリオに対する一般的な考えとなります。

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