アセットアロケーション 理想のポートフォリオの決め方

    アセットアロケーション

    アセットアロケーションとポートフォリオ

    突然ですが、あなたに質問です。

    アセットアロケーション」と「ポートフォリオ」の違いがわかりますか?

    貯蓄から投資へ…の合言葉とともにどちらも良く聞かれるようになった言葉。

    しかし、きちんと理解している人は少ないようです。

    正解をいうと、

    アセットアロケーションとは資産配分を意味し、どのアセット(資産)にどれくらいの比率で投資するかを表した言葉です。

    例:外国株式30%・国内株式30%・Jリート20%・外国債券10%・国内債券10%

    アセットアロケーションの円グラフ

    ポートフォリオとは、アセットアロケーションを具体化したもの。

    上の円グラフでいうと、下記のようになります。

    ・外国株式30% アップル10%、ファンドA20%

    ・日本株式30% トヨタ5%、TOPIX連動型ETF25%

    ・Jリート20%  Aリート10%、Bリート10%

    ・外国債券10% C債券5%、F債券5%

    ・国内債券10% H債券5%、X債券5%

    アセットアロケーションとポートフォリオの違いがわかったところで本題。

    アセットアロケーション、あるいはポートフォリオの理想の決め方や比率はあるのか?

    アセットアロケーションとは、基本的に長期資産運用を前提にした分散投資の考え方。

    人によって資産状況や年齢なども違うため、一概に語るのはむずかしい。

    しかし、あなたがどのような状況にあったとしても、アセットアロケーションとポートフォリオの決め方のヒントはお話できます。

    アセットアロケーションはiDeCoを利用して税制メリットを受けて作ることも可能です。

    今回は、クロサキがシミュレーションした理想のポートフォリオの決め方を紹介。

    アセットアロケーションの見落としがちな注意点

    アセットアロケーションに限らず、投資の話をすると大抵の人は「どの株が上がるのか教えて」と言ってきます。

    はっきり申しますと、そのような考えはアセットアロケーションには大敵です。

    目先の株価の上下に一喜一憂する投資手法とは一線を画するからです。

    アセットアロケーションを行う前に、ゼひともやっておいて頂きたいことがあります。

    アセットアロケーションを考える際、多くの人が見落としがちな注意点です。

    <アセットアロケーションの前に準備すること>

    ・ライフプラン設定

    ・マネープラン設定

    ・自分の資産状況、リスク許容度を知る

    ・出口戦略

    さくら出口戦略

    クロサキの持論ですが、日本の投資家には出口戦略を持たない人が多い印象。

    あなたが65歳で資産2000万円を達成したいと思えば、それが出口です。

    出口にたどり着くため、逆算して毎年どれくらいのお金を積み立てて何%で運用すれば65歳で目標2000万円を達成できるのか?

    これを考えるのがマネープランの設定です。

    なぜ65歳で2000万円ほしいのか?

    それを決める要素がライフプランです。

    なので、ライフプランの設定から始めることをおススメします。

    なお、ライフプランやマネープランは途中で変わることを前提にしています。

    ですので、最初に決めた通りにやらなきゃいけない…と思う必要はありません。

    ライフプランに変更があった時点で計画を練り直し、アセットアロケーション、ポートフォリオも見直していくことになります。

    アセットアロケーション 理想のポートフォリオの決め方

    アセットアロケーションを考える上で大切なことは、「出口までの年数」と「いくら資産運用で作りたいのか」です。

    それによって、あなたが組む理想的なポートフォリオの決め方も変わってきます。

    ここで、アセットアロケーションとポートフォリオのシミュレーションをしてみましょう。

    モデルケースとして、50歳男性を取り上げて計算してみたいと思います。

    アセットアロケーションのシミュレーション

    モデルケースの男性の場合、毎月5万円を15年間積み立て運用することになります。

    ここでアセットアロケーションとポートフォリオを考える前にかんたんな計算をしましょう。

    目標達成に毎年どれくらいのリターンが必要なのかを計算。

    楽天証券のHPに無料の計算ツールがありますので、シミュレーションしたい方にはおすすめですよ。

    クロサキがシミュレーションした結果を紹介します。

    <シミュレーション結果>
    運用計算
    ※出典:楽天証券HP

    毎月5万円を積み立て、15年間で1500万円にするには…

    年率6.4%の運用リターンが必要だとわかりました。

    年率6.4%のリターンを求めるとなると…

    アセットアロケーションを考える場合、ある程度アクティブなポートフォリオになりそうですね。

    ※アクティブとは、積極運用を意味しリスクを取った運用のこと。

    アセットアロケーションを考える際、一般的に考えられる資産は下記のとおり。

    「現金」
    「個別株」
    「投資信託(ETF含む)」
    「REIT(リート)」
    「債券」
    「不動産」
    「コモディティ(金など)」

    最近だと「暗号資産」も加わるかもしれません。

    この中でも、

    「投資信託(ETF含む)」

    を中心とした運用になりそうです。

    <投資信託(株式)が中心になる理由>

    ・現金はインフレに弱く、金利もほぼゼロ。

    ・債券は金利が低い。

    ・コモディティは金利を生まず、保管料などのコストもかかる。

    ・不動産(現物)は高くて手が届かない。管理も大変。

    以上のことから、

    国内型株式投信・国際型株式投信を中心に、REITや債券を組み込むポートフォリオが理想的になりそうです。

    もし50歳ではなく30歳の人であれば、暗号資産を全体の5%程度組み込むのもありかもしれません。

    今後、暗号資産は法整備やセキュリティ強化、通貨としての利便性が向上すれば、価格も安定的になる可能性を秘めていますので。

    モデルケースの50歳男性の場合、

    アセットアロケーションを考えるとクロサキなら以下のような資産配分比率が理想的かなと考えます。

    ・外国株式(投信)35%

    ・日本株式(投信)35%

    ・債券(国内外合計)5%

    ・REIT(国内外合計)15%

    ・コモディティ(ETF)10%

    ※クロサキの個人的見解です。

    ポートフォリオについては、具体的な銘柄などは挙げませんが、投信に関してはインデックスファンドを多めに組み入れます。

    手数料の安さと分散投資効果が大きいからです。

    積立投資の場合、時間を分散するのでドルコスト平均法のメリットを受けます。

    長期で成長見込みのある国の株に投資すれば、基本的には投資信託の価格も上昇して15年後の目標額の達成も夢ではないと考えます。

    特に日本の場合、つみたてNISAとiDeCoという税制面で優遇される制度が充実しています。

    この2つの制度をフル活用して資産運用していけば、老後資金の不安解消は十分に望みがあります。

    アセットアロケーション ポートフォリオを年1回は見直しを

    アセットアロケーションでは、定期的にポートフォリオの見直しを勧めます。

    頻度は人によりますが、年1回くらいで十分だと思います。

    見直しの際、iDeCoなどにはスイッチングという制度があるので、今保有している資産を他の資産に振り分け直すことが可能です。

    運用機関が長ければ長いほど、見直しは重要になります。

    若いうちはリスク高めのポートフォリオを組んで運用。

    年齢を重ねてリタイアを意識するころになると、すでに積み立てた資産が膨らんでいるので、安定運用に移行する。

    これがアセットアロケーションのポートフォリオに対する一般的な考えとなります。


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