これから上がる投資信託銘柄の選び方

これから上がる投資信託

“これから上がる投資信託銘柄”

と題して、厳しい相場環境のなかでもこれから長期投資で上昇していきそうな銘柄の選び方をご紹介していきます。

コロナ感染者拡大、インフレ、テーパリング、利上げ、ウクライナ問題など…

次から次へと株価へのマイナス要因が吹き出し、投資信託も基準価格も全体的に下がっているものが多い状況が続いています。

そんななか、「投資信託は、今は買い時か?」という疑問をお持ちのかたもいるかもしれません。

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クロサキの答えは「YES」です!
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なぜでしょうか?
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なぜなら安くなっている時はお宝銘柄の発掘にもってこいだからです。

投資信託は個別株とは違い短期トレードには不向きな商品であり、あくまで長期投資が前提の商品だから安くなったときは買い時という考え方もあります。

安くなった時にはたくさんの口数を買えますので。

5年10年と保有していく商品なので、株価(基準価格)が下がった今、投資信託は買い時といえると思います。

もちろん、リスクはありますし短期的にはさらに下落することもあるでしょう。

大事なのは投資信託の選び方やリスク管理です。

そのあたりのことも解説していきます。

これから上がる投資信託の選び方

これから上がる投資信託の選び方の基本は、成長期待ができる国や地域、企業を選ぶことにあります。

なぜなら、投信は長期投資が前提なので長期的に成長が見込める投資先に投資しさえすれば、利益をえられる可能性が高まるからです。

では、どんな投資信託の選び方をすればよいのでしょうか?

そのヒントとなる考え方を解説していきます。

投資信託はリスク管理を徹底しよう

投資信託はメリットが多い商品ですが、リスクもあります。

そのリスク管理ができる投信の選び方を心がけることが大事です。

投資信託には以下のようなリスクがあります。

投資信託のリスク

元本保証がない
価格変動リスク
為替変動リスク
信用リスク
流動性リスク
カントリーリスク

こうしたリスクや投資スタイル、目的などをしっかりと持ったうえで資産運用しないと、大損することにもつながりかねません。

リスク管理は徹底的に行いましょう。

※関連記事
投資信託で大損する前に知りたい5つの対策

これから上がる投資信託とポートフォリオ

これから上がる投資信託の選び方の基本は、ポートフォリオを組むことにあります。

もう少し詳しくいうと、アセットアロケーションとポートフォリオを組むことです。

アセットアロケーションとは、運用資金をどのアセット(資産)にどのような割合で投資するか資産配分を決めることです。

運用資金の総額を100とすると、株40・債券30・リート20・コモディティ10といった具合に資産配分をすることです。

<アセットアロケーション>

これから上がる投資信託 アセットアロケーション

ポートフォリオは、さらに細かく分けた方法で、株40のうちトヨタ株〇%、ソフトバンク株〇%といった具合です。

<ポートフォリオ>

これから上がる投資信託 ポートフォリオ

あなたの年齢や資産状況、投資に回せる金額、人生プラン、リスク許容度などを総合的に考えて決めていきます。

この時、何歳までいくらの資産をつくりたいというゴールを決めると、アセットアロケーションとポートフォリオを組みやすくなります。

ゴールから逆算して、いまどれくらいの年間リターンを追い求める必要があるのかがある程度わかるためです。

※関連記事
アセットアロケーション分析 理想の決め方とツール

これから上がる投資信託の利回りシミュレーション

投資信託で資産運用するにはシミュレーションをすることが大事。

なぜシミュレーションが大事かというと、ご自身で設定した運用目標にできるだけブレなく近づけるためです。

シミュレーションのメリットは目標が立てやすくなること。

具体的にいうと以下のとおり。

  シミュレーションのメリット

・毎月いくら積み立てれば良いのか?

・年何%のリターンをめざせば良いのか?

・目標達成のためにどんなポートフォリオを組めばよいのか?

という目標が立てやすくなる

家計に無理のない範囲で積み立てられるかどうかも判断しやすくなります。

投資信託のシミュレーションにかんしては、口座未開設でも証券会社のHPで無料利用できるので利用してみると良いでしょう。

ここでは楽天証券をご紹介します。

楽天証券シミュレーション出典:楽天証券「積立かんたんシミュレーション」

なぜ楽天証券を紹介したのかというと、2パターンのシミュレーションができるからです。

シミュレーション1:目標は未定だが、毎月いくら積み立てられるか決まっている
シミュレーション2:積立金額は未定だが、目標時期と金額が決まっている

  毎月の積立金額で将来いくら準備できるか計算する

・毎月の積立金額:毎月5万円
・積立期間:20年間
・運用利率:3%・5%・7%

※シミュレーション結果
運用利率3%の場合、20年後は1641.51万円
運用利率5%の場合、20年後は2055.17万円
運用利率7%の場合、20年後は2604.63万円

シミュレーション①出典:楽天証券「積立かんたんシミュレーション」

  目標達成に必要な毎月の積立金額を計算する

・目標金額:2000万円
・積立期間:20年間
・運用利率:3%・5%・7%

※シミュレーション結果
運用利率3%の場合、毎月の積立金額は6.09万円
運用利率5%の場合、毎月の積立金額は4.87万円
運用利率7%の場合、毎月の積立金額は3.84万円

シミュレーション②出典:楽天証券「積立かんたんシミュレーション」

※関連記事
インデックス・ファンドの利回りをシミュレーション解説

成長性の高いこれから上がる投資信託を選ぼう

投資信託を選ぶ際、これから上がる投資信託を選ぶようにしましょう。

では、どんな投資信託が今後上昇していくのか?

その答えは、成長性の高い銘柄が組み入れられた投資信託銘柄です。

たとえば米国の代表的な指標であるS&P500。

S&P500はニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を抽出して組み入れられた経済指標です。

組み入れ銘柄にはAmazonやアップル、テスラなど、成長著しい銘柄が多数含まれており、S&P500に投資するだけで米国の成長性に投資していると言っても過言ではないでしょう。

S&P500と日経平均の1990年以降のチャート比較をみれば、どれほど成長性が高いのかがわかります。

日経平均は横ばいの期間が長いのに対し、S&P500は長期目線で右肩上がりとなっています。

日経平均とS&P500出典:TradingView提供のチャート

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上昇の仕方が日経平均とは雲泥の差ですね。こうした成長性の高い対象に投資していくことが大事なのですね。

これから上がる投資信託銘柄の候補たち

「これから上がる投資信託の候補」と題し、注目銘柄を2つご紹介します。

ご紹介するのはインデックス・ファンドとアクティブ・ファンドから1銘柄ずつ。

※推奨ではございませんのでご注意ください。投資は自己責任でお願いします。

  これから上がる投資信託候補

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

ブラックロックESG世界株式ファンド

それぞれのファンドを深堀して解説していきます。

これから上がる投資信託候補①SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

最初にご紹介するのは「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」です。

  ファンドの特色と選んだ理由

<ファンドの特色>
・米国の代表的な株価指数「S&P500」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざす
・S&P500に連動するETF(上場投資信託証券)を投資対象にする
・この投資信託を買うだけで、米国の代表企業500社に分散投資できる

【選んだ理由】
理由1:1965年からの50年間、S&P500の年間平均利回りは9.9%という高成長

理由2:個人投資家から大人気で「つみたてNISA」でも一番人気となっている

理由3:ウォーレン・バフェットもS&P500への投資を推奨している

理由についてもう少し掘り下げていきます。

<理由1>
50年間も平均10%近い成長を遂げてきた指数は、クロサキの知る限りほかには見当たりません。

S&P500は“世界最強の指数”とも言われるほどで、今後も長期で成長していくことが予想されています。

つまり、今後も大きく発展していく米国に順張りするのがこの指数というわけです。

S&P500月足チャート出典:TradingView提供のチャート

<理由2>
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは2022年6月現在、SBI証券が販売する投資信託で一番人気を誇っています。

同社が発表するつみたてNISAでの買付ランキングでも1位になるほどの人気です。

インデックスファンド人気出典:SBI証券

次のようなサイクルが出来上がっているとクロサキは考えます。

S&P500人気

<理由3>
世界一の投資家と称されるウォーレン・バフェットは、かつて自身が会長を務めるバークシャー・ハサウェイの株主への手紙で妻への遺言を紹介しています。

その遺言の内容は

「資金の10%を短期国債に、90%を非常に低コストのS&P500インデックス投信に回すこと」

という資産運用の指南でした。

妻への遺言という体裁ですが、一般の人へのアドバイスという形でこの遺言を紹介しています。

参考:バフェットが妻に遺言した投資法とは 筆者が500万円の利益を得た投資信託

これから上がる投資信託候補②ブラックロックESG世界株式ファンド

次にご紹介するのは「ブラックロックESG世界株式ファンド」です。

  ファンドの特色と選んだ理由

<ファンドの特色>
・運用資産10兆ドルを誇る世界最大級の運用会社「ブラックロック」が運用
・ビッグデータの分析など最新テクノロジーを駆使したブラックロック独自の計量モデルを活用して銘柄選定を行う
・今後成長が期待される先進国のESG銘柄(企業)を投資対象にする
・ブラックロックが3000社以上から選りすぐった成長性の高い企業に分散投資できる

【選んだ理由】
理由1:ブラックロック社とESG投資の成長性

理由2:当ファンドの過去の実績

このファンドを選んだ理由をもう少し掘り下げてお話します。

<理由1>
ブラックロックは「iシェアーズ(iShares)」ブランドのETFを展開する運用会社として知られる会社です。

ブラックロックの運用資産は1100兆円以上を誇り、世界最大の運用会社です。

そして、投資の世界では資金力のある投資家ほど有利になるのが一般的です。

つまり、世界一の運用資産額を誇るブラックロックの投資信託を購入することは、運用額の小さな会社が販売する投資信託を買うよりも有利になる可能性があります。

ESGについては、近年世界中で「ESG投資」が拡大しており、機関投資家が企業へのESG要請を強めている傾向にあります。

ESGに消極的な会社はポートフォリオから外されることもあるようです。

逆をいえば、ESGに力を入れている会社には機関投資家の買いが入る可能性が高いということです。

ブラックロックが選定した企業ですので、ESGには相当力を入れていることが考えられます。

他の機関投資家や環境問題を重視する個人投資家などの買いも入り、運用パフォーマンスの向上が期待できます。

<理由2>
以下のブラックロックESG世界株式ファンドのチャートをごらんください。

ブラックロック出典:SBI証券

2020年に大きく落ち込んだコロナ・ショック以降、右肩上がりで基準価額は上昇しています。

コロナ・ショックの底値よりも2倍以上になっています。

それだけ気候変動を始めとした問題に投資家の関心が高いことの証左。

2021年に英国で開催された「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」(COP26)を受け、持続可能な未来を構築するための企業や政府に一層の努力を求める圧力が強まることも予想されています。

ESG投資は2022年も加速していき、当ファンドにも資金が流入する可能性は高そうです。

投資信託のメリットとデメリット

投資信託は長期投資が前提ですので、メリットとデメリットをしっかりと理解してから投資することが重要です。

なぜならメリットを理解して投資すれば利益を伸ばせる可能性を大きくし、デメリットを理解していれば資産を減らすリスクを減らせるからです。

投資信託のメリットとデメリットを下図にまとめました。

投資信託のメリット・デメリット

投資信託のメリットとデメリットを深堀して解説していきます。

投資信託のメリット

投資信託のメリットの代表的な4つをご紹介します。

<専門家が運用してくれる>
株式投資の場合、どの銘柄に投資すべきかが成功のカギを握りますが、投資経験者でも銘柄選びには悩んでしまいがちです。

しかし、投資信託ではファンドマネジャーが多数の銘柄を選んで運用してくれます。

投信を1本買うだけでプロが選んだ銘柄に分散投資できることは、初心者や銘柄選びに自信のない人にとっては大きなメリットといえるでしょう。

また、運用期間中は月次レポートや運用報告書で運用実績を確認できるのも特徴です。

<分散投資でリスクの軽減が可能>
投資信託のメリットの1つは分散投資できることです。

株式や債券など、投信の投資対象は多種多様で、銘柄ごとの要因で常に価格が変動しています。

資産運用のリスクを低くするには、なるべく国や資産や銘柄の分散を意識して、異なる値動きをする商品を組み合わせるのが理想です。

分散投資することで、資産運用のリスクを抑えられます。

分散投資

<少額から運用可能>
通常、株式投資や債券投資には、数十万円程度のまとまった資金が必要になります。

比較的お金のかからないFXでも10万円程度は用意したいところです。

しかし、投資信託であれば、100円程度から手軽に始められます。

最近は楽天ポイントなどのポイントで投資信託を買えるサービスも普及してきており、余ったポイントと少額の現金を組み合わせて投信を買うこともできます。
少額から資産運用を始められることは、投資ビギナーにとってはハードルが低くて始めやすいと思います。

投資経験を積むうえでも、投資信託は一番始めやすい金融商品の1つだと思います。

<種類が豊富>
投資信託は種類が豊富です。

ネット証券の二大巨頭SBI証券と楽天証券ではそれぞれ2600種類以上の投資信託を取り扱っています。

国内ETFや外国ETFまで含めると、その数はさらに増えます。

投資信託には様々な分類方法がありますが、投資対象による分類だけでも4種類もあります。

「株式投資信託」:株式を投資対象とするファンド
「公社債投資信託」:国債・地方債・社債などを投資対象とするファンド
「不動産投資信託」:ホテルやオフィスビル、倉庫などの不動産を投資対象とするファンド
「証券投資信託以外の投資信託」:ゴールドやコーンなどの商品を投資対象とするファンド

上記4つのうち、株式・公社債・不動産はさらに国内と外国に分類されます。

ほかにも、インデックス・ファンドとアクティブ・ファンドといった投信の分類もあります。

インデックス・ファンド:日経平均やNYダウなどの投資指数を投資対象にするファンド
アクティブ・ファンド:ファンドマネジャーが投資対象を選定するファンド

このように投資信託銘柄には種類が豊富にあります。

その豊富な投資信託の中から自分にあった投信を購入できることはメリットといえるでしょう。

投資信託のデメリット

投資信託のデメリットの代表的な4つをご紹介します。

<元本保証がない>
投資である以上、投資信託にもリスクがあります。

その一番のリスクは「元本保証がない」こと。

運用成績次第で利益が得られることもあれば、値下がりしてマイナスになる「元本割れ」の可能性もあることを理解して投資するようにしましょう。

投資信託の基準価額は市場のさまざまな要因によって変わるため、投資する時にはどんな影響を受けやすいのかを考える必要があります。

特にファンドの投資対象によって影響を受けるものが異なります。

下図に代表的なものをご紹介しましょう。

投資信託のデメリット

<コスト(手数料)がかかる>
投資信託には通常、以下の3つの手数料がかかります。

・購入時手数料
・信託報酬(運用管理費用)
・信託財産留保額

ファンドの中にはノーロードといって、購入時手数料のかからない商品もありますが、基本的には上記の3つの手数料が発生します。

ファンドのコスト

信託報酬にかんして付け加えると、

アクティブ・ファンドの方がインデックス・ファンドよりも高いのが一般的です。

その理由は、前者はファンドマネジャーが世界中から情報を集めて精査し、投資先を決めるので時間や人件費などが後者よりもかかっているためです。

投資信託の比較

※用語解説※
アクティブ・ファンド…ファンドマネジャーが投資する銘柄を選定するファンド
インデックス・ファンド…日経平均などのインデックスに連動するよう運用されるファンド(投資銘柄があらかじめ決まっている)

上記の例だとアクティブとインデックスの信託報酬の差は1.25%にもなります。

投資信託は長期運用が基本になるので、運用期間と運用資産が増えていくほど差は開くことになります。

なるべくコストの安い投資信託を選ぶようにしましょう。

<個別株のような売買ができない>
投資信託は個別株のように取引時間中に自由に売買できません。

なぜなら、投資信託は複数の銘柄を組み入れているため、個々の時価評価をもとにして1日に1回基準価額が算出されて公表される仕組みになっているためです。

さらに、投信の売買取引は当日の基準価額が公表される前に締め切られる「ブラインド方式」が採られています。

なので、今日の基準価額で売買したいのであれば、今日の基準価額公表までに注文を出す必要があります。

基準価額公表後に売買注文を出すと、翌日の注文として処理されます。

なお、基準価額が公表される時間はファンドによって異なります。

ザラ場でタイムリーに取引をしたいのであれば、通常の投資信託ではなくETF(上場投資信託)を買うことをおすすめします。

ETFであれば個別株同様の取引を行えます。

<個別株のように価格が数十倍になることはほとんどない>
投資信託は個別株のようにテンバガーを狙った投資には不向きな金融商品です。

なぜなら投資信託は複数の銘柄を組み入れた金融商品であり、構成銘柄の中には株価が上がるものもあれば下がるもの、横ばいで推移するものなどさまざまだからです。

組み入れ銘柄のほとんどの株価が強い上昇トレンドになれば、10倍以上になる可能性はありますが現実的ではありません。

短期間で基準価額が急騰することはほとんどない金融商品なので、短期間で大儲けしたい人には不向きというデメリットがあります。

長期投資でゆっくりじっくり資産を増やしていくことを目指すのがセオリーです。

これから上がる投資信託も分散投資が鉄則

投資信託への投資の仕方の鉄則は「つみたて長期投資」と「分散投資」です。

それは「これから上がる投資信託」においても同じことがいえます。

では、なぜ分散投資が必要なのか?

その理由を解説していきましょう。

なぜ分散投資するのか?

分散投資をする最大の目的は、値動きの異なる資産に分散投資することで、リスクを抑えながらも資産の成長の波に乗り、目的を達成する可能性を引き上げることです。

市場は上昇・下落のサイクルを繰り返しながら推移します。

S&P500十10年債利回り出典:TradingView提供のチャート

結婚や出産、マイホーム購入、子供の大学進学など、まとまったお金が必要になるライフイベントがくるタイミングで運用資産額が大きく下落をしてしまうと、運用目的の達成ができなくなるリスクがあります。

そのリスクの可能性を低減するために分散投資をするわけです。

分散投資には、

資産分散(株や債券・コモディティなど複数の金融資産に分散)

地域分散(先進国や新興国など複数の国・地域の資産に分散)

時間分散(購入時期をずらして購入単価を平均化する。ドルコスト平均法)

などの手法があります。

時間分散では、積立投資で購入タイミングを分散することで購入単価をさげます。

それにより、一括購入の場合と比べてリスクを軽減できます。

これから上がる投資信託はつみたてNISAとiDeCoで

投資信託による資産運用では、積立投資を選択するのが一般的です。

最近注目を集めている「iDeCo」や「つみたてNISA」もまさに投資信託を長期積立するための制度といえるでしょう。

これから上がる投資信託には「つみたてNISA」と「iDeCo」を活用すると運用パフォーマンスが上がります。

なぜならどちらの制度も税制面で優遇されているからです。

投資において、税金はコスト。

このコストを抑えることが長期資産運用のリターンに大きな影響を与えることになります。

ですので、もし可能であればつみたてNISAやiDeCoを上手に活用しながら資産運用することをおすすめします。

下表につみたてNISAとiDeCoのかんたんな比較を載せておきます。

つみたてNISAとiDeCo

運用の自由度が高いのはつみたてNISAです。

選べる銘柄数もiDeCoよりも多いです。

一方、iDeCoには60歳まで資金を引き出せないデメリットがあるので注意が必要です。

ご自身の年齢や今後のライフプランなどを踏まえ、無理のないように積立投資していくことが大切です。

両方の制度を組み合わせても良いでしょうし、どちらかだけを利用するのもありです。

最後につみたてNISAとiDeCoのかんたんなシミュレーションをご紹介しましょう。

  つみたてNISA のシミュレーション

【運用者の属性】
40歳会社員

運用期間:20年
毎月の積立金額:3.3万円
想定リターン:5%(年利)

総投資額:792万円
20年後の資産額:1356.4万円
節税額:114.6万円
(計算式:1356.4万円-792万円×20.315%=114万6578円)

つみたてNISA シミュレーション出典:SBI証券

  iDeCoのシミュレーション

【運用者の属性】
40歳会社員
企業年金なし
年収500万円

運用期間:20年
毎月の積立金額:2.3万円
想定リターン:5%(年利)

総投資額:552万円
20年後の資産額:945.3万円
節税額:189.0万円

iDeCo シミュレーション出典:楽天証券

つみたてNISAの節税額は114.6万円
iDeCoの節税額は189.0万円

※iDeCoの場合、掛け金の全額が所得控除されるため、年収の多い人ほど所得税・住民税の減税額が多くなります。

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