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12/19ソフトバンクIPO直前、ペイペイ(PayPay)でクレカ不正利用被害?で上場後株価はどうなる?
12/19のIPO直前、ソフトバンクにとってペイペイ(PayPay)の話題沸騰が強烈な追い風となっていました…!
ソフトバンクにとっては、12/6に発生した大規模通信障害をチャラにするくらいのインパクトでした。
(参考:12/7掲載「ソフトバンク、上場(IPO)直前の通信障害に株価への影響は大?」)
しかし、ペイペイ(PayPay)の「100億円あげちゃう」キャンペーンの熱気が冷めやらぬ中、ペイペイ利用者から「PayPay経由で80万円不正利用された」など、クレジットカード(クレカ)不正利用の“被害報告”がSNSで話題になっています。
Twitter情報
https://twitter.com/rulearc/status/1073360093406584832
ブログ情報
https://news.cardmics.com/entry/paypay-card-fuseihigai/
ソフトバンクの新規上場(IPO)まであと2日。
せっかくペイペイ(PayPay)人気で上場後の株価への期待も出てきただけに、まさかの出来事でした。
暗雲立ち込めてきたソフトバンクIPOですが、ペイペイの飛ぶ鳥を落とす勢いが暗雲を吹き飛ばし、上場後の株価は上昇していくのでしょうか?
IPO後のソフトバンク株の可能性に迫っていきます!
ソフトバンク上場前におさらい:ペイペイ(PayPay)で本当にクレカ不正利用が発生した?
ペイペイ(PayPay)の快進撃はまさにソフトバンクの新規上場(IPO)にとって、最大の宣伝効果となるものでした。
今回のクレジットカード(クレカ)不正利用はそれに水を差す形になってしまったわけですが、そもそもペイペイ(PayPay)のインパクトはどれくらい凄かったのでしょうか?
それはペイペイの「100億円あげちゃう」キャンペーンの終了時期が大幅に前倒しになったことからもわかります。
12/4に始まったキャンペーンですが、当初は2019年3月末までの開催期間で、期限前でも100憶円に達した時点で終了というものでした。
しかし、実際は12/13(わずか10日間)で終了するほど消費者が殺到しました。
(関連記事:12/12掲載「ビックカメラ、ペイペイ(PayPay)効果で株価がスゴイことに!」)
私の主観ではありますが、ソフトバンクにとっては普通に100億円を使ってCMを打つよりもはるかに大きな宣伝効果を得られたことでしょう。
それだけに、ペイペイ(PayPay)利用者から被害の声が上がっているクレカ不正利用問題は軽視できません。
PayPay株式会社のHPでもいち早く注意喚起を促しているほどです…。
なにしろたくさんの人がキャンペーンによってペイペイ(PayPay)を利用しましたから、不安に感じている人が少なくないようなのです。
しかし、現在のところPayPayから個人情報が流出したという事実はないようで、過去、他社から流出したクレジットカード番号や有効期限等を悪用した可能性が高いようですね。
ですので、現時点ではクレカ不正利用の被害に遭った原因はペイペイ(PayPay)が直接の理由ではないと言えそうです。
ということは、このきちんとした情報が正しく広まって認知されていけば、ソフトバンクのIPOに対する悪影響は少なく済むのではないかと個人的には思います。
12/19ソフトバンクIPO後の株価はクレカ不正利用問題に負けず上昇するか?
このブログをお読みの方が気になるのは、やはり上場するソフトバンクの初値。
さらには、IPO後の株価が長期的に上昇していくのかということかと思います。
ソフトバンクの初値予想については、
11/13掲載「ソフトバンク初値予想は1500円?新規上場(IPO)は12/19」の中で、
期待を込めて1900円と書きました。
・知名度抜群のソフトバンクであること。
・久しぶりの非常に大型の上場案件であること。
・ヤフージャパンとソフトバンクで共同出資したペイペイ(PayPay)が絶好調であること。
など、不安よりは期待値の方が高いというのが率直なところですね。
ですので、上記記事を書いた時と変わらず、私の初値予想(期待)は1900円で変わらずです。
今回のクレジットカードの不正利用の問題に関しては、ペイペイ(PayPay)が直接の原因であることは確認されていませんし、これからさらに利用者を増加させていくためにペイペイの方でもきちんと対策を取っていくことでしょう。
少なくとも次の大々的なキャンペーンを打ち出すまでには、何らかのアナウンスがあるのではないかと期待しています。
新規上場ソフトバンクのIPO後の株価については、上場初日に上昇して2~3日が上がるかもしれません。
そこから利確売りが入って、株価は一時的に下落することが予想されます。
しかし、この流れは大体どのIPO銘柄も似たような動きになっています。
本当に強い株というのは、IPO後の過熱感が一服した後で、徐々に上げていくことが多いものです。
一時的に株価が下落する場面もあるかもしれませんが、年単位の長期的視野でソフトバンクの株価の推移を考えると、私はソフトバンクの株価は上昇していく可能性の方が高いのではないかなと考えています。
株価上昇が実現していくためには、上場によって獲得する資金をどんな事業や企業に投資していくのかにかかっています。
親会社のソフトバンクグループを率いる孫正義会長はアリババやヤフーなどを見出した先見の明の持ち主です。
孫正義会長の目利き能力への期待の高さも、私がソフトバンクの株価が長期的に上昇していくだろうと考える理由です。
実際に株価が上昇していくかはお約束できませんが、今後も期待を持って同社の動向を見守っていきたいと思います。
なお、くれぐれもクレカの情報流出にはお気をつけくださいませ。