そーせいGに誤発注騒動?わずか2分で急落後、30分で元の値に戻す

そーせいG誤発注騒動

そーせいグループに誤発注騒動?第2のジェイコム男(BNF)の誕生は?騒動の真相に迫る

ジェイコム男の再来か…?
そんな風に思った投資家は私だけではないでしょう…

昨日(4/11)、創薬ベンチャー「そーせいグループ(以下、そーせいG)」(4565)の株に誤発注騒動が持ち上がりました。

わずか30分ほどの出来事で、仕事中だったため、私自身は完全に乗り遅れました(笑)

騒動が収束してからこの件を知ったわけですが、真っ先に思い出したのは「ジェイコム男」ことBNF氏。

2005年に起こった金融史に残る「ジェイコム株大量誤発注事件」で、トレーダーであるBNF氏は20億円もの莫大な利益を得たといいます。

はたして今回のそーせいGの誤発注騒動にはどんな経緯があるのでしょうか?
第2のジェイコム男は現れたのでしょうか…

そーせいGの誤発注騒動の真相に私なりに迫っていきたいと思います!

※BNF氏と「ジェイコム株大量誤発注事件」については、過去記事をごらんください。
18/11/12掲載「伝説の投資家BNF(ジェイコム男)の2019年現在を追う」

そーせいGの株価が前場のわずか30分で乱高下…これが誤発注騒動の引き金に

まずは4/11付そーせいGの株価チャート(15分足)をごらんください。
そーせいG株価チャート
15分足なので、さらに詳細な時間の動きを見ることは、このチャートではできないのですが、実際に株価が大きく動きだしたのは、10時2分ごろだったようです。
(参照記事:ブルームバーグ4月11日付記事

ローソク足を見ると長い下ヒゲを付けた陰線になっているのがわかります。

1500円台前半で推移していたそーせいGの株価は大量の売り注文に押され、一気に株価1400円まで急落…わずか2分ほどの出来事だったようです…!

しかし、その後は30分もせずに急落前の水準まで株価を戻しました。

そーせいGの株価はまさにV字回復したわけです。

もしこの数分の株価1400円の時に持てる現金を全部そーせいG株に投資していたら、かなりの利幅を得られたことでしょう。

株価1400円なので、最低投資額が14万円。
仮に1530円まで株価が回復した段階で売ったとすると、100株あたり13000円の利益を取れたことに。

500株買っておけば、わずか数十分で6万5000円の利確だっただけに、惜しいことをしたなという気持ちになってきます。

現実的にはフルタイム勤務をしている人、通学をしている人、家事や育児で忙しい人などが、こうした数分間に発生するチャンスに乗るのはかなり難しいかもしれませんね。

どの銘柄に誤発注が発生するかわかりませんし、偶然自分がチェックしている銘柄に起きたとしても、すぐに自分が動けるかはその時の状況によるので、大変といえるでしょう。

ですが、もし偶然にも自分が理不尽な株価急落の場面に直面していた場合は、その銘柄のBBS、Twitterをすぐにチェックします。

情報が早いの情報量が多いからです。

誤発注で儲けられるかどうかは、ある意味時間勝負です。
そして、リスクも通常取引をするよりも高くなると思います。

ですので、私の場合はリスクを取れるようなら、情報を素早くチェックして、自分が許容できる範囲内の資金で買い注文を入れます。

それで約定していれば儲けもの…くらいの気構えですね。

そーせいGの誤発注騒動の真相とは?

今回のそーせいGの株価の動きですが、やはり最も気になるのは誤発注騒動になった取引がどんな理由で起こったのか、だと思います。

いろいろ調べてみました。

Twitterなどを見ていると、デイトレをやっている人などは、最初は誤発注かと思ったけれど、アルゴリズム取引によって一気に下落したんじゃないかという見方もありました。

フラッシュクラッシュの可能性を示唆するトレーダーの分析もあるなど、現時点では明確な原因の特定ができていないですね。

※フラッシュクラッシュの詳細はコチラ3/28掲載記事

もう少し時間が経過すれば、わかるかもしれません。

誤発注は基本的に超短期取引になりますので、デイトレやスキャルピングの腕に自信がある人以外はあまり手を出さない方が良いかなというのが個人的な見解です。

アルゴリズム取引は動きがとにかく早いので、まともに戦って勝てるような相手ではありません。

スイングや中長期投資でも個人投資家にチャンスは十分ありますので、まずはそちらからしっかりとマスターしていった方が良いと思います。

そのためにお役に立てるような情報があれば、今後もどんどん「おとなの株ラウンジ」で紹介していきたいと思います!

ちなみに、今のところ今回の騒動で巨額の利益を得た人がいた、という話は聞いていません!

まだコメントがありません

この記事にコメントする

よく読まれているブログ