伝説の投資家BNF(ジェイコム男)の2019年現在を追う

    BNFジェイコム男

    伝説のトレーダーBNF(ジェイコム男)の2019年現在とは

    2000年代に一躍時の人となった個人トレーダーBNF(ジェイコム男)をご存知でしょうか?

    世間一般には「ジェイコム男」としての名の方が知られているかもしれません。

    BNFさんは2005年に起きたジェイコム株大量誤発注事件で巨額の利益を得たことで、マスコミに盛んに取り上げられ、それまで株や投資に興味のなかった人にも知られるようになりました。

    ただ、投資の世界ではジェイコム事件の前にはすでに有名人で資産も数十億円はあったとされています。
    そんな彼の投資スタイルや2019年現在の状況を追い、こんな投資家や投資の方法もあるのだなということをお伝えしていきたいと思います!

    そもそもBNF(ジェイコム男)とはどんな人物?

    【BNF(ジェイコム男)さんの略歴】
    2000年:バイトで貯めたお金など160万円を元手に知識・経験なしで投資を始める
        →2か月で160万を280万に増やす
    2004年:ハンドルネーム「B・N・F」2ちゃんねるに投稿開始
    →BNFが“あまりに勝ちすぎている”と話題になる
    →投稿を続ける内にBNFの内情が明るみになるにつれ、資金力、数十銘柄を同時売買する視野の広さや洞察力が話題となり、スレッド住民に衝撃が走る
    2005年「ジェイコム株大量誤発注事件」約20億円の利益を得る
        →マスコミに騒がれ、世間一般に広く認知されるようになる
    2008年:秋葉原に商業ビルを購入(推定90億円
    2011年:秋葉原に2件目の商業ビルを購入(推定170億円
    2018年2008年に購入した商業ビルを売却(推定100億~130億円
    2019年:札幌ススキノに飲食店ビルの建設を計画(※参照記事は「伝説の個人投資家BNF氏が札幌ススキノ38坪で飲食店ビル建設~ジェイコム株で20億円儲けた男~」

    BNFさんについて、私が知る限りのことを上記してみました。

    2000年160万円だった軍資金が10年も経たない内90億円の商業ビルを購入するまでに増えています。
    しかもキャッシュで購入したというから驚きです…

    しかしながら、株式投資家として一番目を見張るのは、まったく知識経験なしで株を始めて2か月後には160万円280万円にまで増やしていることですね。

    2000年当時は株のネット取引はまだ一般的ではなく、投資の指南書のようなものもあまりなく、1日中チャート画面を見続けることで値動きの仕方や法則性を身体で覚え、独自の相場観や理論を作り上げていったそうです。

    基本的なBNFさんの投資スタイルはデイトレードなのですが、初期のころはスイングトレードの方がうまくいったらしく、160万円を280万円に増やしたのもスイングトレードによってだったとのこと。

    現在は資産の分散ということで不動産投資も行っているようですが、トレードも毎日続けているようです。

    ただ、これだけ資産を大きく増やしている天才でも、1日に数千万円損失を出す恐れがあり、緊張感をもって臨んでいるようです。

    資産も数百億円にまでなったのだから、もう株をやめれば良いのにやめない理由は、儲け損なうのが嫌だからなのだとか…。

    理由がすごい…!

    株には中毒性がありますが…
    BNFさんも株をやめたくてもやめられない体になってしまっているのかもしれませんね。

    BNF秋葉ビル

    ※BNFさんが購入したとされる商業ビル

    日本中を騒がせた「ジェイコム株大量誤発注事件」とは何だったのか?

    2005年12月に発生した「ジェイコム株大量誤発注事件」

    金融史に残るであろう事件となった本件についてカンタンにおさらいしてみます。
    事件が起きたのは12月8日
    この日に新規上場(IPO)したジェイコム(現・ライク)の株式をめぐり、みずほ証券が誤注文をし、株式市場を混乱させるに至りました。

    どんな誤注文だったのかといえば、みずほ証券の担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤注文してしまったのです。

    今となってはあり得ない事件ですが、当時は注文作業が手入力だったようで起こってしまったのです…

    当のBNF(ジェイコム男)さんは、非常に冷静だったようで、すぐにこのご発注に気づき注文を入れ、利益を確定させたようですね。

    常に相場をチェックし続け、チャンスを見逃さないようにしていたからこそ、この機を逃さずにモノにできたのだと私は思います。

    彼のこの冷静さというのは、中長期投資家にも非常に見習うべきものがあります。

    目先の株価に一喜一憂してしまうと、冷静な判断が下せなくなり、大損してしまうことがあります。

    それを防ぐには、常に冷静でいるメンタルの強さが必要になることでしょう。

    ちなみに、ライク(旧ジェイコム)の現在については、
    2019/5/17掲載「ライク(旧ジェイコム)、大量誤発注事件に巻き込まれたその後と現在」でかんたんにレポートしています。

    BNFさん(ジェイコム男)の現在

    そんな株トレードにて一代で財を成したBNFさんです。

    上記の略歴でも少し触れましたが、現在は2つの理由から株以外にも不動産投資も行っているとのこと。

    【理由の1】
    リスク分散のため。

    【理由の2】
    運用額が大きくなってしまったので、大量の買い注文を入れると株式市場に与える影響が大きくなりすぎてしまったため。

    それでも株の世界からは離れられないようで、海外旅行にすら行ったことがないそうです。

    旅行に行っている間の相場が気になるのと、その間に得られたはずの利益を損なうのが惜しいのだそう。
    ここまでくると職業病といえるかもしれませんね。

    また、贅沢したいという物欲などはあまりないらしく…

    高級車も持っていないし移動は自転車。
    身の回りのものは100円ショップで買う。
    昼食はカップラーメン。

    という質素な暮らしぶりを送っているようです。

    ちなみに昼食がカップラーメンなのは、満腹になると集中力が切れるからだそうです。

    起きている時間、株式市場が開いている間は常に株のことばかりを考えている彼ならではの価値観のように思います。

    何か好きなことや集中できる1つのことに時間や情熱などを費やす…

    これが成功の秘訣なのではないかとBNFさん(ジェイコム男)の話を聞いていると感じました。

    1日中パソコンに張り付いて株価をチェックするのは、普通の人には難しいことでしょう。

    それでも1時間なら1時間。
    2時間なら2時間と時間を決めて集中して投資に臨むと、感覚が研ぎ澄まされ、短期売買では勝てる確率が高まっていくことでしょう。

    基本的に私は中長期売買を好みますし、中長期で資産を増やしていきたい人に向けて情報を発信していますが、短期売買の成功者の在り方を知ることも投資生活を送るうえでとても勉強になります。

    そうした意味もあって今回、BNFさんをご紹介しました。

    これからも気になる投資家やトレーダーがいたらシリーズでご紹介していきます。
    ちなみに第1回は竹田和平さんを取り上げました。