大東建託が契約問題トラブルで株価急落したその後…復活はあるのか?

大東建託

大東建託にもアパート投資家との契約問題でトラブル?株価急落は一時的?建設株の今後はどうなる?

(追記:2019/11/5)
大東建託の株価が急落してから8か月余り
その後の同社の株価は復活したのかどうか、追記していきたいと思います。

2月28日掲載の元記事では、大東建託とアパートのオーナーとの間で契約上のトラブルがあって株価が急落したと書きました。

半年以上の月日が経ち、少しはほとぼりが冷めたのでしょうか?
日経平均が年初来高値を更新している中、同社の値動きを追ってみたいと思います。

<大東建託チャート>

大東建託チャート

※出典:ヤフーファイナンス

チャートには2つの赤丸が付けられています。
左の赤丸が元記事掲載日の2月28日。
右の赤丸が昨日の終了時点の株価になります。

終値ベースですと、2月28日の終値が15435円
11月1日の終値が14430円

ちょうど1000円くらい下がっている計算になります。

しかし、5月には12270円まで下がっていたので、そこから2000円以上は株価を回復させている状況です。

そして、チャートをごらんいただくと分かりますが、6月後半以降は13300円台~14600円台ボックス相場を形成していました。

そのボックス相場の下値が切りあがって、ボックスを上抜ける可能性があるため、もし上抜ければ、上昇トレンドになる可能性があるかなと予想できます。

アパートオーナーとの契約トラブルや同業他社の不祥事など、ネガティブ材料が多かったため低迷していた大東建託の株価。

テクニカル的には反転の兆しが出ているだけに、チャンスはあると思います。

(追記:了)
(元記事:2019/2/28)

2/28、東京証券市場の前場取引時間。
建設会社大手の「大東建託」(1878)の株価が急落しています。

その理由は、大東建託とアパートのオーナー契約に至らなかった人との間の契約上のトラブルです。

このトラブルの報道を受け、大東建託株価には早速大きな影響が出ています。

大東建託株価

※引用:ヤフーファイナンス

大東建託の株価は、前日より1,000円以上(-6.19%)急落していますね。

現在、株式投資家の間では、「かぼちゃの馬車事件」「レオパレス問題」などの影響によってアパート建築、管理、サブリースを行っている企業への警戒感が高まっています。

「次はどこの会社が問題発覚?」

と思っている投資家も少なからずいるようですし、そんなタイミングで噴出したトラブル。

・いったいどんなトラブルなのでしょうか?
・トラブルがすぐに収束しそうなものなのか?
・すぐに収束するのなら株価が急落した今が買いのチャンスなのか?

これらのポイントに絞って大東建託にまつわるトラブルと投資の検討をしてみたいと思います!

大東建託とアパートオーナー契約に至らなかった投資家の間のトラブルとは?

今回大東建託に持ち上がったトラブルとはどのようなものなのでしょうか。
報道されていることを簡単にまとめてみました。

【大東建託のトラブル内容】
・大東建託とのアパートオーナー契約に至らなかった人たちに申込金が返金されない事例が複数あった。
・返金されなかった人たちからの相談が特定適格消費者団体に相次ぎ、同団体が実態の把握に向けた情報の提供を呼び掛ける。

という流れのようです。

大東建託では建設工事の契約締結前に申込金として30万円の支払いを求めていたようです。そのほかに、契約に至った時は一時金として最低数十万円を請求していたとのこと。

しかし、現在は大東建託の方で返金に応じているようですので事態はほどなく収束するのではないかなと思っています。

アパートオーナーになろうとする投資家は、会社員や親から相続した土地などを持っている個人が多く、何か契約上の問題があった時には泣き寝入りすることが多かった可能性があります。
大東建託アパート
訴訟費用は高いですし、時間もかかり精神的にもつらいですからね。
しかし、ここ最近のアパート建築や管理、サブリースを扱う会社の不祥事によって、風向きが変わってきたように思います。

SNSの発達によって、問題企業の情報がすぐに特定、拡散されて攻撃される時代。
理不尽だと感じる投資家やオーナーが声をあげ始めたということなのでしょう。

大東建託側としても、同業他社がここ最近起こしてきた問題やその後の社会的影響を百も承知でしょうから、トラブル解決に向けていち早く動き出したことが考えられそうですね。

株価が急落した今が大東建託の買いのタイミング?

すでに申込金の返金に応じているものの、本日の大東建託株価は前日比6%以上も急落しています。

これは、契約トラブルの話が出たこと自体へのショックだと考えられます。

株主や株主ではない投資家からしたら「またか」という気持ちが強かったことと思います。
それで失望売りが出た可能性は十分に考えられます。

しかし、もし返金に応じたことによって全てのトラブルが解決済みならば、この申込金トラブル問題はすぐに収束して、株価も回復に向かう見込みが高いのではないでしょうか?

そうであれば、今が絶好の買い場になる可能性があると私は見ています。

ただ、このトラブルを機に他にも問題が出てくるようなら、そうはいきません。
どうなるかはまだわかりませんが、今後も注意深く大東建託のIRなどを見守る必要がありそうです。

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