SBI証券のSOR問題、デメリットと問題点をわかりやすく解説

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    SBI証券のSOR問題、個人投資家をあざむく行為か?

    今、ネット上では個人投資家や個人トレーダーを中心にSBIのSOR問題が話題となっています。

    SBI証券のSORについては、日経新聞もかなり批判的に報じており、SBIの姿勢に疑問を感じざるを得ません。

    おとなの株ラウンジでは、「そもそもSORってなに?」という方にも、できるだけわかりやすく今回の問題について解説していきたいと思います。

    投資の世界では、知らなきゃ損するということがあふれかえっております。

    今回の件もまさにそう。
    しっかりとSORについてのデメリットなどの知識を身に着け、大事な資産を搾取されないようにしていきましょう!

    そもそもSBIのSORって?HFT業者に先回りされるとは?

    今回のSBI証券のSOR問題をネット検索してみると、

    個人投資家の買い注文がHFT業者に覗かれて先読みされ、不利な取引をさせられてしまう、という趣旨の記事が目立ちます。

    この一文を読んだだけで理解できる人は、ここから先の記事を読む必要はないかもしれません。

    しかし、ちょっとでも「?」と疑問を感じた方には、有益な情報になるのではと自負しています。

    前置きはこれくらいにして本題に入ります。

    用語説明からします。

    SORとは、スマート・オーダー・ルーティングの頭文字を取った言葉で、一般的には「SOR注文」という用語で使用されます。

    では、SOR注文というのは何か?

    SBI証券のHPから抜粋します。

    SOR注文

    ※出典:SBI

    ざっくり言いますと、上場株式を売買できる市場というのは複数あります。

    良く知られているのは東証とPTS市場でしょうか。ほかにも札証や名証、福証などもありますね。

    例えば、トヨタ自動車(7203)は東証1部、名証1部に上場しており、PTS市場でも株式の売買ができます。

    ここからが重要なのですが、

    この3つの市場におけるトヨタ自動車の株価は常に同じ価格がついているわけではありません。

    11月19日前場終了時点で、

    東証1部では7794円
    PTS市場では7790円
    名証1部では出来高なし(11/15終値7766円)
    となっています。

    同じトヨタ自動車の株なのに、市場によって価格が違う。

    SOR注文とは、ここに着目した取引で、投資家が100株の買い注文を入れたら、AIが瞬時に一番安い価格の市場に買い注文を出してくれる方法です。

    こうした、別々の市場に上場している銘柄の株価の差を利用して取引する手法は、裁定取引やアービトラージといって、昔から存在する手法でした。

    しかし、素人には非常にハードルが高く、プロか熟練した個人投資家が取り入れるトレード手法だったと思います。

    SOR注文が一般化されたことで、一般投資家でも安い市場で買って高い市場で売ることができるようになった…はずでした。

    本来なら投資家にとっては、有利に働くはずのSOR注文なのですが、今回SBIが提供するSOR注文が問題視されることとなりました。

    なぜか?

    それは個人が出した買い注文をSBI側で覗くことができ、HFTと呼ばれる超高速で取引を成立させるアルゴリズムが個人投資家に不利になるような取引を成立させてしまうためです。

    しかも、SBIでは、一般注文(SORじゃない注文方法)を選ぶことができず、デフォルトで投資家はSOR注文をせざるを得ず、株に買い注文を出せば自動的にHFTの餌食になる可能性があったというわけです。

    HFTについてわかりやすく図説している記事が日経新聞にあったので、引用します。

    HFT

    ※出典:日経新聞


    ※図中のジャパンネクストというのは、PTS市場のことです。

    上の図では、株価1円分、個人投資家がHFTに不利な取引をさせられています。

    たかが1円と思う人もいるかもしれませんが、投資資金の多い人や、取引回数の多い人にとっては、年間通じてかなりの損失になることが予想されます。

    もし、今回日経新聞などで報道され、表ざたになっていなかったらSBIは続けていた可能性があります。

    SBI自身発表、日経新聞の報道後すぐにSOR問題を否定する内容のプレスを出しています。

    SBI証券のSOR問題、個人投資家はどうしたら良い?

    現在はSOR注文でHFTに先回りされる問題は改善されているようです。

    しかし、報道されて叩かれたから直しましたという感じで、やや不信感が募るところです。
    投資家は証券会社のシステムを通じてしか、株の売買ができないので、その胴元である証券会社がチートをするのは良くありません。

    投資家保護の観点からも、今後はこのようなことがないようにしてもらいたいものですね。

    とはいえ、もし個人投資家がこの問題に直面し場合はどうしたら良いのでしょうか?

    すぐにできる問題解決策としては、利用する証券会社を変更することです。

    ネット証券はどこも手数料が安いですし、アクセス環境が悪くなった時のリスクヘッジという意味も込めて、メインで使う証券会社とサブで使う証券会社を用意しておくとよいかもしれません。

    今回の問題は非常に由々しき問題です。

    他の証券会社が同じようなことをしないように気を付ける必要があります。

    SOR注文ができる證券会社を利用する場合には、くれぐれもお気をつけくださいませ。

    ただ、AI(人工知能)による投資や売買注文というのは必ずしも悪いものではありません。
    ウェルスナビのようにロボアドバイザーをウリにした会社も活況を呈していますし、今後AIが投資分野でさらに伸びていくことは間違いないことでしょう。

    SOR注文の場合は、デメリットの方がクローズアップされてしまいましたが、AIを自分の味方につけられれば投資成果にも大きなプラスになるかもしれません。

    その中でも循環物色アナライザーというツールは、バリュー株やグロース株、空売り株銘柄にいたるまで、あなたに適した銘柄候補をスクリーニングすることに特化したツールのようです。

    投資顧問のようにこの株を買ってください、という営業ではないので気になる方は覗いてみると良いかもしれませんね。

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