ウェルスナビはやめた方が良いと考える人が増加している疑問について

ウェルスナビ

ウェルスナビはやめた方が良い?やめたいと考える人の心理とは

(最終更新日:2020/10/30、元記事:2020/7/7)
ウェルスナビをご存じでしょうか?
ウェルスナビとは、AIを駆使したロボアドバイザーがあなたの代わりに資産運用してくれるサービスです。

貯蓄から投資へ…

この流れに乗りたいものの、資産運用の仕方がわからないという高齢者や忙しくて相場を見ている暇がないという現役世代などを中心にウェルスナビの利用者は増えているようです。

ウェルスナビは2016年7月にサービスインし、2020年6月4日時点で預かり資産2500億円、口座数31万口座となっています。(※ウェルスナビ発表)

しかし、ネット上には「ウェルスナビやめた」「ウェルスナビやめた方がいい?」などの文言が増えているように思います。

着実に口座数と運用金額を増やしてきたウェルスナビに何が起こっているのでしょうか?

ウェルスナビ利用者がなぜやめたいと感じるようになったのか、その謎に迫っていきたいと思います。

ウェルスナビをやめたい・やめた方が良い?と感じ始めたのはリスクに気付いた人

ウェルスナビのサービスは筆者が利用しているSBI証券でも申し込めます。
証券会社や銀行など、多くの金融機関でサービスを提供しています。

ウェルスナビ提携

※出典:ウェルスナビHP


上図の提携パートナー企業を通して利用できます。

パートナー企業の多さからも、口座開設数が増加しているのがわかります。

ちなみにロボアドバイザーはNISA口座で利用することはできません。
これが可能だったら、おそらくもっと利用者は増えていることでしょう。

ウェルスナビに限らず、ロボアドバイザーはAIによって資産運用がなされます。

投資はこわい、でも銀行に預けていても金利は雀の涙。
老後2000万円問題もあるし、なんとか少しでも有利に資産運用をしたい…

そう思う人は多いと思います。

しかし、自分で個別株運用をするのは大変です。
うまく運用できれば、2000万円どころか億万長者にもなれますが、失敗すれば資産の大半を失ってしまうリスクも内在します。

この投資家の不安にうまくマッチしたのがウェルスナビを始めとしたロボアドバイザーなのでしょう。

しかし、冒頭でも述べたように「ウェルスナビをやめた」「ウェルスナビをやめた方が良い?」と疑問に持つ人が増えているようです。

なぜでしょう?

きっかけは今年3月頃のコロナ・ショックだと思われます。

市場の急変にウェルスナビのロボアドバイザーも対応しきれなかったようで、利用者の資産が大きく目減りしたようですね。

ウェルスナビのHPではリーマン・ショック時の相場状況を考慮しても、長期運用すれば資産が増えていく旨が記載されています。

ウェルスナビシミュレーション

※出典:ウェルスナビHP


たしかに理屈の上ではそうです。
上の図のシミュレーション通りといえるでしょう。

しかし、実際に自分の大切な資金を入れて、目の前の株式市場の暴落、積立資産の目減りを前にすると、心が萎えてしまうものです。

特に、資産運用や投資を始めて初めて大きな市場の暴落を経験した人にとっては、精神的なショックは大きかったことでしょう。

ウェルスナビをやめた人もいるかもしれません。
ウェルスナビをやめたいと思い始めた人もいるかもしれません。

本来は市場の暴落というのは、長期投資家にとっては安く資産を買えるチャンスです。
しかし、疑心暗鬼になってしまった人が増えたのだろうというのが筆者の見解ですね。

ウェルスナビはやめた方が良いのか?続けるべきか?

コロナ・ショックのような相場の大暴落は今後もあることでしょう。
では、そうした大暴落が到来したらウェルスナビをやめた方が良いのでしょうか?

筆者が思うに、

暴落が来た=ウェルスナビをやめる

という短絡的な考えは捨てた方が良いでしょう。

大事なことは運用をAIに任せるにしても、ご自身でも投資の勉強をすることと、メンタルを鍛えておくことです。

長期で運用するウェルスナビであることを知っているはずなのに、相場の暴落で狼狽してしまうひとは心構えができていない人がほとんどと言って良いでしょう。

だから、目先の株価や資産額の上下に右往左往してしまう。

長期投資ならば株価が大きく下がったらチャンス。
その心構えがしっかりとできていれば、冷静な判断ができるでしょう。

少なくともすぐにウェルスナビをやめた方が良いという考えにはならないと思います。

ウェルスナビをやめた方が良いと真剣に考える時は、ご自身の人生プランやマネープランにウェルスナビによる資産運用が適合しなくなった時にした方が良いでしょう。

そして、自分に知識を付けることが重要です。
自分で理解のできないものに投資してしまうことは、投資ではなく投機です。

筆者の尊敬する世界一の投資家ウォーレン・バフェットも自分で理解できないものには投資しません。

AIの失敗ではなく、自分の投資戦略の失敗であることの方が可能性としては高いと思います。

そうならないように気を付けていきましょう。

AIを駆使したロボはウェルスナビの他に、循環物色アナライザー、話題株セレクトなどもあります。

循環物色アナライザーは、バリュー株やグロース株、逆張り株などのテーマに合わせて銘柄を配信してくれます。

話題株セレクトは、次にくるテーマ株をチョイスしてくれます。

選定してくれた銘柄を見て、あなたの投資の参考にしてみるのもありだと思いますよ。

関連記事

人生100年時代には老後資金2000万円必要?

併せて読みたい

投資ロボが抽出した銘柄の実力に投資診断士が納得した結果とは

まだコメントがありません

この記事にコメントする

よく読まれているブログ

「投資コラム」の人気記事トップ3

免責事項
掲載している情報や口コミについては、万全を期しておりますが、その内容の安全性や正確性などを保証するものではありません。
ならびに、当サイト介した外部ウェブサイトの閲覧、ご利用は、お客様の責任で行っていただきますようお願いいたします。
万一、外部ウェブサイトの利用につき問題が生じた場合、
その責任はリンク先の外部ウェブサイトが負っていますので、外部ウェブサイトと利用者ご自身の責任で対処してください。