バルチック海運指数に投資歴15年の私が注目する3つの理由

    バルチック海運指数

    バルチック海運指数とは?要注目の3つの理由

    バルチック海運指数(バルチック指数)をご存じでしょうか?
    バルチック艦隊…ではありません(笑)

    機関投資家や投資顧問などが注目する経済指標のことです。
    バルチック海運指数とは、どのような指数でなぜ注目されるのか?
    投資にどう活かせるのか?

    ポイントを押さえながら、バルチック海運指数に注目する3つの理由を紹介していきます。

    そもそもバルチック海運指数とは?

    バルチック海運指数とは、Wikipediaから引用すると「ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数」のことです。

    同取引所は海運会社や業者から鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物を運搬する外航不定期船の運賃を聴取し、結果を取りまとめて同指数を発表します。1985年1月4日を基準値の1000として算定しています。

    バルチック海運指数

    ※出典:BloombergのHP


    少し難しい言葉が並びましたが、ざっくり言うと不定期船の運賃の上下から、世界貿易の増減をチェックするための指標です。

    国際貿易においては航空輸送よりも海上輸送の方が多いため、バルチック海運指数を重視しているプロの投資家がいます。※ちなみに日本の場合は3:1の割合で海上輸送の方が多い。

    つまり、国際貿易額が増加しているか減少しているかで、世界経済の動向が見えてくるわけです。

    貿易額の増減によって、世界経済が促進しているのか減速しているのか、その程度を読み解くことができて株価が落ちるのではないかと予想する投資家が出てくるわけです。

    バルチック海運指数に注目する3つの理由

    バルチック海運指数に注目するエコノミストもいます。
    有名なところだと、メディアによく登場するエミン・ユルマズ氏がそうでしょうか。

    彼のYouTube番組などを見ると、たびたびバルチック海運指数と株価の関係にふれられていますね。

    さて、私がバルチック海運指数に注目する理由は3つあります。

    <バルチック海運指数に注目する3つの理由>
    ・世界経済(貿易)の動向がつかめる
    ・バルチック海運指数との相関関係が高い指数や個別銘柄の株価が読みやすい
    ・日本は基本的に輸出国なので、バルチック海運指数が日経平均などに影響を与えやすい

    この3つの理由をどう投資に活用するのか?
    私は以下のように活用しています。

    バルチック指数が高くなることは、海運株の業績が好調だと読み取れる。
    ↓↓↓
    海運株が好調ということは、輸出企業の業績・株価も好調になると予想される。
    ↓↓↓
    日経平均に与える輸出企業の影響力が大きいので、日経平均も上昇するのではと予測できる。

    このような連想をしていき、海運株や倉庫株、輸出株、インデックス投資のタイミングを計るのに利用しています。

    具体例として、バルチック海運指数と個別株の相関関係を見てみましょう。
    個別株の方は、独立系の国際海上輸出混載首位を走る「内外トランスライン」(9384)のチャートです。

    内外トランスラインとバルチック海運指数

    出典:ヤフーファイナンス、BloombergのHP


    このチャートは、過去5年間のチャートとなっています。
    どちらのチャートも似たような動きをしているのがわかります。

    このように複数のチャートを比較してみて、連動性がある銘柄があればバルチック海運指数を参考に投資を考えることができます。

    絶対にバルチック海運指数と同じ動きをするわけではありませんし、タイミングが多少ずれることもあります。

    しかしながら、相場の大局観を養う意味でも、バルチック海運指数について知っておくことは有意義だと個人的には思います。

    特に現在のように新型コロナで国際輸送に大きなうねりが起きている時には、チャンスがあるかもしれません。

    ご参考にしてみてはいかがでしょうか。


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