レナウン株価がストップ安、民事再生で上場廃止&マネーゲームの恐れ

    レナウンのロゴ

    レナウン株価がストップ安気配、民事再生で6/16上場廃止決定

    2020年5月18日の前場終了現在。
    レナウン(3606)株価がストップ安気配(48円)のまま、寄り付いていません。

    レナウンの板情報

    ※出典:SBI証券


    おそらく、本日はこのまま寄り付かないことでしょう。

    かつてのアパレルの名門レナウンが、民事再生法手続きに入ったことを発表。
    6月16日に上場廃止されることも決定し、売り注文が殺到…

    値が付かない状態となっています。

    マスコミではコロナで初の上場企業の倒産と報道されていますが、実際はそうではないと筆者は思います。
    コロナは最後の一押しにはなりましたが、レナウンの場合は90年代以降、じり貧の状態が続いていましたし、非常に厳しい状態であることは明白でした。

    とはいえ、民事再生となり上場廃止が決まった以上、株価はストップ安となり大きく下落していくことでしょう。

    もともと民事再生を発表する前から株価は低迷しており、5月15日(金)の終値は78円でした。
    なので、下落余地は株価が数百円もある銘柄よりは少ないのですが、安いからという理由で大量に株を保有していた人にとってはひとたまりもないことでしょう。

    上場廃止が決定すると、廃止日までマネーゲームの仕手戦になることがあります。

    レナウンの場合もそうなる可能性は十分にあることでしょう。

    上場廃止日までのレナウン株価がどうなるのか。
    投資初心者はなるべく手を出さない方が良い理由もお伝えしていきます。

    民事再生&上場廃止でレナウン株価のストップ安は続くのか?

    上記のレナウンの板情報を見る限り、なかなか株価は寄り付かないでしょう。

    成り売り注文が2150万株に対して成り買い注文は7.6万株。
    指値売り注文は2480万株に対して指値買い注文は21.5万株。
    (20年5月18日12時32分現在)

    レナウン関係者や、かつて憧れのブランドとして同社を見ていた世代の人にとっては、なんともさみしい限りだと思います。

    しかし、相場は無常です。

    今日はストップ安気配のまま終了し、ザラ場終了時に株価はストップ安の48円になることでしょう。

    そして、おそらくは明日もストップ安になるのではないかと筆者は思います。
    大損しても株を現金化したいというホルダーはたくさんいるでしょうから。

    もし明日もストップ安になると、レナウン株価は18円になります。

    ただ、ストップ安はいったんそこで終了となります。
    株価が30円以下になると、事実上下限の値幅制限がなくなるのでストップ安にはならなくなるからです。

    値幅制限

    ※出典:auカブコム証券HP


    基本的には上場廃止になると自由に売買できなくなりますし、廃業になったりしてしまいますと、文字通り株は紙切れになってしまうので無価値になってしまいます。

    ですので、一般的なことをいうと、上場廃止までの間に換金したい投資家の売りが多くなることが予想されます。

    ただし、レナウン株の取引には注意すべき点もあります。

    レナウン、株価ストップ安後の取引には要注意。マネーゲーム化のおそれあり

    レナウンの株価はどうなるのか?

    最悪上場廃止日の時点で1円まで下落する可能性があります。
    ただ、過去の倒産や民事再生手続きをした上場企業の中には、1円よりも高い株価を維持したまま上場廃止になった銘柄もあります。

    これは仕手筋と呼ばれるトレードのプロたちによるマネーゲームになった結果だと私は思っています。

    株価が10円以下にまで下がると、1円の上下でもかなりの利幅になるため、トレーダーたちの様々な思惑が交差して値動きが荒くなりやすくなります。

    値動きが荒くなると、値幅も出てきますので、さらに熟練のデイトレーダーたちにとっては腕の見せ所と言わんばかりに積極的なトレードを仕掛けてくる場合があります。

    そうなると、投資初心者はかもにされる可能性が非常に高まるため、レナウンにこれから投資しようとすることはおススメできません。

    レナウンがSHARPや東芝のように窮地に陥ったところから復活できるかどうかは未知数です。

    私自身は、レナウン相場には参加せず、どのような顛末になるのかを見守っていきたいと思います。

    今後、コロナ禍の影響で倒産などに追い込まれる上場企業が出てくる可能性は十分にあります。
    持ち株の財務状況などを今一度調べなおした方が良いと筆者は考えています。


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