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浅間山小規模噴火!ドーンなど噴火関連銘柄は本当に上昇する?
8月7日夜、浅間山が4年ぶりに噴火しました…!
群馬県と長野県にまたがる浅間山。
夏休みシーズンだけに地元の人やもとより、観光客の安全も心配なところ。
ここ数年、国内では新燃岳や桜島など、噴火が相次いでいます。
そんな時気になるのが、「噴火関連銘柄」。
「ドーン」(2303)など、注目が集まる噴火関連銘柄への投資が有効なのかを探っていきます!
浅間山噴火、警戒レベル3で噴火関連銘柄に思惑買いか?
今回の浅間山の噴火は、前兆があまり見られず、驚きをもって迎えられたようです。
周辺住民の方にとっては、行楽シーズンですし、生活もありますので心配の種が尽きないことでしょう。
早くに噴火への警戒が引き下がることを願っています。
ちなみに今回の浅間山の小規模噴火。
【噴火警戒レベル】は3とのこと。
※参照記事「浅間山4年ぶり噴火「明瞭な予兆なかった」」
こちらをご覧ください。
上の表は、噴火警戒レベルを示したものです。
浅間山のレベル3は、「入山規制」。
レベル4「避難準備」の一歩手前ということになります。
これはなかなか大変な事態だと思います。
しかし、投資の世界では「急に起きた大変なこと」⇒「ショック(サプライズ)」⇒「株価への影響が強まる」という流れになることが多々あります。
はたして今回の場合はどうだったのでしょうか?
見てみました。

※出典:株探
※参照サイト「株探」
上記は投資情報サイト「株探」の火山噴火関連銘柄になります。
15銘柄中9銘柄で株価が上昇しています。
下がっている銘柄も1円安など小幅な値下がりになっているのがわかります。
この結果は、浅間山の噴火が長引けば、それだけ上記企業群に需要が生まれて業績にプラスになるのではないか。株価にも影響が出るのではないかという思惑買いが入った可能性がありそうです。
浅間山噴火:噴火関連銘柄で注目はドーン(2303)
上述の株探の噴火関連銘柄は全部で17銘柄ありました。
その中でも、私が注目しているのは「ドーン」(2303)です。
なぜドーンに注目しているのかといえば、過去にも株価が上昇しているからです!
2018年1月に草津白根山が噴火した際、地理情報システムと防災関連クラウドサービスを提供するドーンの株価は急上昇しました。
※参照記事「ドーンが急伸、草津白根山噴火で思惑」
この時も、噴火警戒レベルは3に引き上げられました。
そして、思惑買いが入ったことによって株価が上昇したのです。
ちなみにその時は
1月22日終値が1259円。
思惑買いが入った1月23日には1350円の高値を付け、終値1303円でした。
自然災害などが起こる時は、過去の事例を踏襲することが多いため、同銘柄が今後注目度を高めていく可能性はありそうです。
浅間山噴火:もう1つの注目噴火関連銘柄は日本アビオニクス(6946)
もう1銘柄くらい、注目株をご紹介したいと思います。
※注目しているだけで、株価上昇を保証するものではありません。
火山の監視システムのビジネスを展開している「日本アビオニクス」(6946)です。
上記の株探のリストでは、本日の株価は10円安となっています。
今のところ、噴火のニュースが買い材料としてはみなされていないようです。
もし今回の噴火が長期化したり、火山レベルが引き上げられるような展開になれば、同社株が注目されて思惑買いが入る可能性もあるかなと思います。
ただ、この手の防災関連株というのは、瞬間的に株価が上がりはするものの、時間が経つにつれて上昇幅をなくしてしまうものもありますので、長期投資には向かないのかもしれません。
あくまで私見ですが、スイングトレードで物色する銘柄かなと感じています。
いずれにしても、日本は噴火も台風も地震も多い国なので、自然災害などでたくさんの人が被害に遭わないことを願ってやみません。
火を噴くのは株価だけにしてほしいものです。