ソフトバンクG、利益でトヨタ超えまでわずか。高成長は投資すべき?

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    ソフトバンクG決算、営業利益2.3兆円でトヨタ超えも視野か…?

    5/9、「ソフトバンクグループ」(9984)が発表した2019年3月期決算は目を見張るものとなりました。

    本業の利益を示す営業利益で、名実ともに長年日本一を誇ってきた「トヨタ自動車」(7203)に僅差のところまで迫ったのです…!

    <営業利益2019年3月期>
    トヨタ自動車2兆4675億円(前年比2.8%増)
    ソフトバンクグループ2兆3539億円(前年比80.5%増)

    両社の営業利益額の差は、約1100億円まで縮小しています。
    何よりも、トヨタ自動車前年比2.8%増の成長率だったのに対して、ソフトバンクG80.5%増という驚異的な成長率を達成しているのが驚きです。

    ソフトバンクGは孫正義会長が率いる投資事業会社であり、その投資事業がうまくいっていることが業績好調の要因となっています。

    本日もソフトバンクが筆頭株主である米ベンチャーのウーバーが上場し、ソフトバンクは莫大な上場益を得ます。

    このように高成長を遂げているソフトバンクGは、投資に値するのかどうかについて考察してみました。

    ソフトバンクGの利益をトヨタ超えに肉薄させた投資内容とは

    ソフトバンクGの最近の動きとして有名なのはいわゆる「10兆円ファンド」です。

    10兆円もの投資資金を集め、今後大きな成長が見込める有望な投資先に出資をしていくというのが主な事業です。

    では、孫正義会長率いるソフトバンクG10兆円ファンドはどんな企業に出資・投資をしているのでしょうか?

    調べてみると、米国・インド・中国の企業が投資先としては多く、他にもシンガポールやポーランド、ブラジル、香港などワールドワイドに投資を行っているのが特徴と言えそうです。

    その中から、一部を紹介していきたいと思います。

    【wework】(ウィーワーク)
    ・世界最大級のコワーキングスペースを提供する会社。
    ・日本にも上陸しており、事業規模を拡大中
    ・様々なタイプのスペースがあり、顧客のニーズに柔軟な対応が可能
    ・マイクロソフトやIBMのような巨大企業も活用
    ウィーワーク
    【COMPASS】(コンパス)
    ・アメリカの不動産マッチングサービス。
    ・ZillowやRedfinなどの競合サイトがある中、掲載不動産の近隣のビジネスデータベースがわかりやすいとユーザーから好評。
    コンパス
    【Uber】(ウーバー)
    ・クレカとスマホがあればすぐにタクシーを呼べる配車マッチングアプリ。
    ・飲食店のデリバリーを頼めるウーバーイーツも人気を呼ぶ。
    ・トヨタ自動車と共同出資
    ・米国市場に上場で莫大な上場益を獲得
    ウーバー

    以上、3社を紹介しました。
    とはいえ、ここに例を挙げたのはほんの一部に過ぎません。

    かつて中国のアリババに出資をして、巨額の上場益を得た経験のある孫正義会長ですから、ものすごい先見の明があるのでしょう。

    アメリカの通信会社スプリントは苦戦しているようですが、ポートフォリオ全体でいえば、非常に大きな利益を上げているようなので、今後もファンド全体として…あるいはソフトバンクGとして投資先から上がってくる利益が増加すれば大きな成長力となっていくことでしょう。

    利益拡大が著しいソフトバンクGへの投資を今から行うことに、うまみはあるのか?

    ここ最近、海外メディアが報じている、ソフトバンクグループによる「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の上場計画。

    もしこれが事実ならば、ソフトバンクの利益は増加することになりそうです。

    と、いうのも、ソフトバンクと10兆円ファンドの投資先は非上場企業が多く、これらの企業の価値は上場企業のようにすぐにわかるものではありません。

    ですが、ファンドが上場すれば、一定のルールによっていままで見えづらかった非上場企業の市場価値が算出されるようになり、おそらくはファンドが投資した時よりも企業価値は増加しているだろうと予想されます。

    そうなれば、ソフトバンクGが保有する株の価値も上昇し、同社の利益も会計上増加することになります。

    さらに、ファンドが上場することで、資金の流動性が増し(換金性の向上)、多くの投資資金を呼び込める可能性が出てきます。

    投資資金が増えれば、それだけ有望な会社への出資を行えるようにもなりますし、将来的に大きなリターンを得ることもできそうです。(もちろん失敗の可能性もあります)

    以上のことから考えてみて、あくまで個人的にではありますが…

    「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が上場した場合、さらにソフトバンクGの成長は加速していくことが予想されるので、投資のうまみは増えるのかなと予想しています。

    もちろん、投資するからには自分である程度の企業分析はしますが、株価が割安であるならば投資先の1つとして考えても良さそうだと思っています。