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業務スーパーの神戸物産は歩いて探せるテンバガー
(最終更新日:2019/9/5、元記事:2019/3/22)
3月に紹介した、業務スーパーを展開する神戸物産(3038)の株価が、その後、スゴイことになりました。
3月22日掲載の元記事では、2009年に158円だった神戸物産の株価が2019年3月27日には3975円まで上がり、テンバガー超えの20倍以上の株価になったとお伝えしました。
しかし、神戸物産の株価はその後も右肩上がりを続け、8月15日には高値6370円をつけました!
6370円ということは…計算すると株価158円(2009年3月)の40.3倍!
ダブルテンバガーどころか驚異の40倍株となってしまいました。おそるべし!
この株価上昇の立役者となったのは、昨今日本中でブームになっている「タピオカ」だと私は考えています。
業務スーパーではタピオカミルクティーとインスタントタピオカという2種類の商品を販売していますが、どちらも店頭に並ぶとあっという間に売り切れになるほど。
ブームの威力はすさまじいです…!
私自身、2年ほど前からどちらの商品も知っていて、買ったこともありますが、当時は売り切れることもなく普通に購入できました。
最近、街のあちらこちらで見かけるスタンドのタピオカ専門店だと一杯600円以上するものがほとんどですが、業務スーパーで買えば半値ほど。
消費者が買い求めたくなる気持ちはよくわかります。
他にも消費税の増税によって、より安く大量にまとめがいできる点も業務スーパーが消費者から支持されている理由だと思います。
そんなタピオカブームに乗って神戸物産の株価は上昇していきました。
元記事で紹介したピーター・リンチが好みそうな銘柄ですね。
タピオカがブームであることは、普段から業務スーパーを利用している人なら、かなり早い段階からわかったと思うので、その時点で株を買っていれば利益を得られたことでしょう。
タピオカブームの終焉とともに株価も下がるのかは、これからの動向をチェックしていきたいと思います!
(追記:了)
(元記事:2019/3/22)
「業務スーパー」という激安スーパーをご存知でしょうか?
最近メディアなどで取り上げられることも多いので、ご存知かもしれませんね。
「業務スーパー」は“業務”の冠を乗せながらも、一般人大歓迎のスーパーです。
海外の珍しい食品を始め、アイスや冷凍食品、調味料など…食品を中心に品ぞろえ豊富で私も良く利用しています。
しかし、私は「業務スーパー」そのものを紹介したいわけではありません。
その親会社である「神戸物産」(3038)の株価がこの10年でテンバガー(10倍株)になっていたことをあなたにお伝えしたいのです…!
2009年3月27日には158円だった神戸物産の株価は、現在3975円になっています。
テンバガー(10倍株)どころか、20倍以上になっていますね…!
じつは、難しいテクニカル分析などできなくても、業務スーパー(神戸物産)の成長性と、出店速度などを把握していれば、その成長の波に乗ることは誰にでもできました。
そして、そのような株は神戸物産に限ったことではありません。
古くはユニクロを展開している「ファーストリテイリング」(9983)がそうでした。
そこで今回…
テンバガー候補銘柄はあなたの身の回りに実はあるかもしれない、をテーマにお伝えしていきたいと思います!
伝説のファンドマネジャーも推奨する身近なテンバガー探し
「テンバガー」(10倍株)という言葉を使いましたが、実はこの言葉、米国の伝説のファンドマネジャーが生み出した言葉です。
そのファンドマネジャーの名を「ピーター・リンチ」と言います。
ウォーレン・バフェットと並び、私が尊敬している投資家の1人です。
※ウォーレン・バフェットについては下記記事で紹介しています。
↓↓↓
ウォーレン・バフェットの投資ルール・名言

※ピーター・リンチ
このピーター・リンチが著書「ピーター・リンチの株で勝つ」の中で紹介しているのが、自分の身近なところから将来大化けしそうな銘柄を見つける、という方法です。
著書の中では、米国の小学生たち相手に株式投資のレクチャーをしており、「その中で自分の身近なところから将来値上がりしそうな株を見つけてごらん」という形で、子供たちに有望株を探させるという内容だったかと記憶しています。
その際、「スーパーなどですぐに売り切れになっているのに、株価にまだ反応がない株」などに将来大化けしそうなチャンスがある旨を説いています。
これに私見を加えると、家の近所などに支店が増えているお店で、上場していながら株価がまだ上昇していない株なども、将来のテンバガー候補に入れても良いかもしれませんね。
普段、自分が行く場所にあるお店や商品を見た時、もしものすごく流行っているようなら上場しているのかな?と気にかけてみましょう。
上場していながら、株価がその勢いや成長力に反応していなければ、じっくりとその銘柄の研究を始めてみることをおススメします。
中長期で見れば、将来のテンバガー株(10倍株)になる可能性を秘めていると私は思います!
神戸物産のような銘柄を探すには街をよく見ることがカギ
ピーター・リンチが「株で勝つ」の中で説いているのは、ある意味「足を使って情報を稼ぐ」という超アナログの銘柄発見方法です。
現在はSNSを始めとしたインターネット全盛の時代ですが、この著書が出版されたのがネットの普及する前だったことが大きいと思われます。
とはいえ、ではこの方法がダメなのかというと、私はそんなことはないと思っています。
何でもかんでも知りたいことはネットで検索する時代。
ほとんどの投資家もそうです。
しかし、同じようなワードを入れて検索しても、出てくるページは同じようなページばかり。
つまり、そういう投資家は、みんな同じような情報しか入手できないことを意味しています。
儲けたいなら人と違うことをするというのは、投資の世界では良く知られたことです。
一番有名なのは「逆張り投資」ではないでしょうか?
みなが株を売っている時に買う…
それが最終的に大きな利益につながるという考え方ですね。
ですので、ほとんどの投資家がネット情報を元に投資情報を得る中で、足を使って情報を得るという行動は、あなただけの貴重な情報になる可能性を秘めているのです。
もちろん、その情報がすべて利益につながるわけではありませんが、そういうものの考え方をしていくことも大きな利益をあげていく上では大切になると私は考えています。
業務スーパーに関しても、10年前は今ほど出店数が多くなかったはずです。
もし、その出店スピードの速さに気づき、なおかつ家の近くに店舗があってその店の賑わいなどを目で確かめることができたら、この20倍株をつかむことができていたかもしれません。
こうしたチャンスというのは、これからもあると思いますので、街の中を見るクセを付けてみてはいかがでしょうか。
あなたが将来のテンバガー候補を見つけられることを願っています!