(最終更新日:2021/11/9、元記事:2018/12/10)
そこで 「テンバガー候補2021【日本株】有力5銘柄」と題して、今後10倍株を達成しそうなテンバガー候補に迫ってみたいと思います。
★テンバガー達成を一度は味わってみたい人
★短期トレードは苦手、長期投資で資産を増やしていきたい人
★10倍株候補の見つけ方がわからない人
★2~3年で運用資産を10倍にしたい人
目次
テンバガー候補2021【日本株】厳選5銘柄
テンバガーの2021年日本株有力候補とはどの銘柄か?
大化け期待の持てる厳選5銘柄を紹介していきます。
2021年のテンバガー候補としてクロサキが厳選したのは、この5銘柄です。
★ステムリム(4599)
★カラダノート(4014)
★Speee(4499)
★Nexus Bank(4764)
★ファブリカコミュニケーションズ(4193)
※銘柄の推奨ではございません。投資は自己責任でお願いします。
なお、テンバガー候補をスクリーニングするにあたり、以下の10倍株候補の探し方を基本としています。
・時価総額:300億円以下
・国策などの時流に乗ったテーマ株
・新興銘柄(マザーズ、ジャスダック、東証二部)
・バリュー株ではなくグロース株
・創業社長が大株主
・新規上場(IPO)から5年以内の銘柄
・連続で20%以上の増収予定
テンバガー候補2021「ステムリム」(4599)
ステムリムは大化け期待の大阪大学発のバイオベンチャー。
ステムリムは雑誌ダイヤモンドZAIでも2021年テンバガー候補№1に選ばれた銘柄です。
ステムリムがテンバガー候補に挙げられる理由は、同社が開発中の新薬「レダセムチド」の可能性の大きさにあります。
ステムリムが開発を進める「レダセムチド」は再生誘導医薬と呼ばれ、損傷した細胞を自分の細胞を使うことなく、再生誘導する工業薬品です。
2021年8月現在、他のバイオベンチャーが手を出していない領域の薬となっています。
レダセムチドが完成すると、品質を保ったまま安価に大量生産が可能となるため、再生医療の分野におけるゲームチェンジャーになる可能性を秘めています。
これこそがテンバガー候補に挙げる最大の理由です。
ステムリム社の公式サイトを見ると、再生誘導医薬の適応症として期待される疾患領域は非常に広いことがわかります。
<再生誘導医薬が期待される疾患領域>
※引用元:ステムリムHP
レダセムチドは塩野義製薬に導出していて、治験も順調に進んでいます。
<主な治験の進捗>
【表皮水疱症】2相終了後、条件付き早期承認申請
【脳梗塞(急性期)】2相が21年9月末終了予定、3相実施予定
【心筋症(虚血性心筋症・拡張型心筋症)】2相入りの準備中
※上記データは21年8月時点のもの
塩野義製薬と提携していて、2021年にはレダセムチドを使った表皮水疱症の医薬品が上市される予定となっています。
他にも
・資生堂、大阪大学と連携したアンチエイジングに関する医薬品、化粧品の開発
・コロナで肺を損傷した人向けの薬品開発
なども進めており、有望な研究がそろっています。
ステムリムをテンバガー候補の条件に当てはめてみましょう。
・時価総額は約390億円。⇒条件外
・コロナ関連の人気テーマ。⇒条件に当てはまる
・マザーズ銘柄のグロース株。⇒条件に当てはまる
・創業社長が大株主。⇒条件に当てはまる
・上場してから3年未満。⇒条件に当てはまる
テンバガー候補2021「カラダノート」(4014)
カラダノートはライフステージに合わせた家族データプラットフォーム事業を展開する企業です。
「ママびより」「陣痛きたかも」「授乳ノート」などのアプリを運営しています。
妊娠~育児にライフステージにあったアプリ、サービスを展開しており、高いユーザー満足度で囲い込みに成功しているのがカラダノートの強みといえるでしょう。
<カラダノートの高評価アプリ※一部抜粋>
「ママびより」:子育てアプリ利用満足度 No.1
「ぐっすリンベビー」:ママ友に紹介したい寝かしつけアプリ No.1
「ワクチンノート」:赤ちゃんが生まれたばかりのママ友におすすめの予防接種記録・管理アプリ No.1
「お薬ノート」:使いやすさNo.1
ほかにも
・子育て世代の就労・転職をサポート
・DXによる保険代理業
・フィンテック関係
・住宅関連事業
・宅配水サービス
など「子育て」を核にして事業の多角化を図っています。
業績も好調で、会社四季報2021年3集夏号によれば、22年7月期の売上高は前期比30%となっています。10億円⇒13億円。
カラダノートをテンバガー候補の条件に照らし合わせてみます。
・時価総額は約78億円。⇒条件に当てはまる
・子育て支援、少子化対策、女性活躍社会の人気テーマ。⇒条件に当てはまる
・マザーズ銘柄のグロース株。⇒条件に当てはまる
・創業社長が大株主。⇒条件に当てはまる
・上場してから1年未満。⇒条件に当てはまる
テンバガー候補2021「Speee」(4499)
Speeeはマーケティング支援、中古物件売却、外装リフォームの仲介サイトを展開する会社です。
2020年末には介護・福祉施設の仲介サイトをスタートさせ、拡大を図っています。
データ活用したマーケティングに強みを持ち、マーケティングDXや不動産DXの分野にて高い成長を継続しています。
ほかにも
・営業
・マネジメント
・個人情報保護法
など、ビジネスに欠かせない分野でのセミナーも積極的に行いクライアントの獲得に強みを持っているようです。
業績も好調で、会社四季報2021年3集夏号によれば、
【売上高】※単位:百万円
★「19年9月期」7420
★「20年9月期」9347
★「21年9月期予想」13500
★「22年9月期予想」18000
【営業利益】
★「19年9月期」198
★「20年9月期」777
★「21年9月期予想」1200
★「22年9月期予想」1800
【当期純利益】
★「19年9月期」21
★「20年9月期」407
★「21年9月期予想」660
★「22年9月期予想」1100
となっています。
ほぼ毎期20%以上の増収増益となっており、非常に高い成長性があるといえますね。
Speeeをテンバガー候補の条件に照らし合わせてみます。
・時価総額は約395億円。⇒条件に当てはまらない
・DXの人気テーマ。⇒条件に当てはまる
・ジャスダック銘柄のグロース株。⇒条件に当てはまる
・創業社長が大株主。⇒条件に当てはまる
・上場してから1年未満。⇒ほぼ条件に当てはまる※20年7月上場
テンバガー候補2021「Nexus Bank(ネクサスバンク)」(4764)
Nexus Bankはシステム開発が祖業ですが、フィンテック事業に進出する会社です。
韓国のJT親愛貯蓄銀行を傘下にいれてから事業規模が急拡大しています。
2021年2月に公表した中期経営計画では
・コンテンツへの投資を対象にする“エンタメ・事業型クラウドファンディング”へ進出
・キャッシュレス社会のニーズに応える“デポジット型クレジットカード”の展開
が盛り込まれました。
さらに、同計画書では業績面での大幅な成長計画も発表されました。
その数値は以下のとおり。
<2023年度までの業績の成長計画>
★営業収益は540%増(2020年度実績比)
38.7億円⇒250億円
★営業利益は1230%増(2020年度実績比)
3.7億円⇒50億円
もしこの目標値が達成されれば、株価の大幅な見直しが入る可能性は高そうです。
2021年8月17日時点で、同銘柄は信用買い残が1300万株(売り残0)と非常に多く、将来の売り圧力が膨らんでいますが、需給が改善されればチャンスはありそうです。
ネクサスバンクをテンバガー候補の条件に照らし合わせてみます。
・時価総額は約72億円。⇒条件に当てはまる
・キャッシュレス、フィンテックの人気テーマ。⇒条件に当てはまる
・ジャスダック銘柄のグロース株。⇒条件に当てはまる
・創業社長が大株主。⇒条件に当てはまらない
・上場してから1年未満。⇒条件に当てはまらない
・20%以上の増収。⇒条件に当てはまる
テンバガー候補2021「ファブリカコミュニケーションズ」(4193)
ファブリカコミュニケーションズは、事前通知や督促など法人向けSMS送信サービス、サブスクリプションによる中古車販売業務管理システムを展開する会社です。
ファブリカコミュニケーションズの現状は
・法人向けSMS送信サービスは新規顧客の開拓が好調
・中古車販売業務管理システムは解約率改善と営業エリア拡大が順調
にあるようで、22年3月期には配当も開始される予定となっています。
さらに、板金修理・レンタカー事業も成長してきており、22年3月期第一四半期決算の実績も好調に推移しています。
今後は中古車販売業務管理システムの拡大に注力していくことが考えられ、導入社数を30年までに現在の3000から1万社に拡大するビジョンとなっています。
Nexus Bankをテンバガー候補の条件に照らし合わせてみます。
・時価総額は約133億円。⇒条件に当てはまる
・法人SMS、サブスク、DXの人気テーマ。⇒条件に当てはまる
・ジャスダック銘柄のグロース株。⇒条件に当てはまる
・創業社長が大株主。⇒条件に当てはまる
・上場してから1年未満。⇒条件に当てはまる
・20%以上の増収。⇒条件に当てはまらない ※16%程度
テンバガー候補のスクリーニング条件と見つけ方
テンバガー候補はどんな条件でスクリーニングすれば発掘できるのか?
テンバガー株となった地域新聞社(2018年)とBASE(2020年)にいち早く注目したクロサキなら、お役に立てるかもしれません。
クロサキがどんな条件でスクリーニングを行い、のちにテンバガー株となるテンバガー候補を見つけたのか?
すでにかんたんにお伝えしましたが、ある条件でスクリーニングをして、ピックアップされた銘柄を詳細に分析していったのです。
2021年のテンバガー候補の見つけ方やスクリーニング条件には特徴があります。
以下に、クロサキが考えるテンバガー候補の条件を並べてみました。
・時価総額:300億円以下
・国策などの時流に乗ったテーマ株
・新興銘柄(マザーズ、ジャスダック、東証二部)
・バリュー株ではなくグロース株
・創業社長が大株主
・新規上場(IPO)から5年以内の銘柄
・連続で20%以上の増収予定
2020年のテンバガー株、BASE(4477)を例にしてみましょう。
BASEの株価の年初来安値は774円。
・年初来安値時の時価総額:約169億円。⇒条件に当てはまる
・コロナ禍でECサイト需要が急増。⇒条件に当てはまる
・マザーズ銘柄のグロース株。⇒条件に当てはまる
・創業社長が大株主。⇒条件に当てはまる
・上場してから1年。⇒条件に当てはまる
・18年12月期⇒20年12月期、連続20%以上の増収。⇒条件に当てはまる
BASEはテンバガーになりやすい条件をすべて満たしていたことになります。
テンバガーのスクリーニング条件などに関しては、より詳しくコチラの記事に書いてあります。ご興味がありましたらどうぞ。
↓↓↓
テンバガー スクリーニングで上場5年以内有望株を探す
2020年のテンバガー株の一覧
2021年のテンバガー候補を探るうえで参考になるのが、2020年にテンバガー株となった銘柄です。
2020年、テンバガーを達成した銘柄は10銘柄以上ありました。
2019年の3銘柄から大幅増となりました。
<2020年の年初来安値からテンバガーを達成した銘柄>
上記表の中では、ヘッドウォータースだけ2020年のIPO銘柄で、IPOの抽選に当選しないとテンバガー達成は不可能でした。
しかし、ヘッドウォータース以外にも10銘柄がテンバガー株となっており、誰にでもチャンスはあったといえるでしょう。
もしBASE株を底値774円の時にNISA枠(120万円)をフル活用して買っていたら、購入株数は1500株。
(17240円-774円)×1500株=2469万9000円の利益となっていました。
上表の銘柄の共通点としては、3月のコロナ・ショック時に底値を付け、そこから半年以上かけて高値を付けていることが挙げられます。
2021年、テンバガーとなる日本株を掴むために
テンバガー銘柄は、良い銘柄を安く買うだけでは実現しません。
テンバガー銘柄を達成するには、忍耐が必要になります。
日本人投資家は短期志向の人が多いとよく言われます。
しかし、テンバガーを達成する銘柄は、株価が10倍になるまで時間がかかるもの。
その間、株価が短期的な下落に転じることもあります。
それは短期的なトレンド転換や、人気が沸騰して増し担保規制に引っかかるためかもしれません。
※増し担保(ましたん)に関しては、下記記事をごらんください。
↓↓↓
増し担保の解除後に上がる株と下がる株の見分け方
そこで株価下落に耐えられなくなって売ってしまうと、せっかくのテンバガーのチャンスをみすみす逃すことに。
ですので、多少株価が下がっても保有していられる銘柄を安値で買うことが成功のカギといえるでしょう。
後は、自分の選んだ銘柄を信じられるかです。
テンバガー銘柄はテクニカル分析だけで選ぶのは難しいので、どうしてもファンダメンタル分析も必要になります。
目利き能力を鍛えていきましょう。
2021年テンバガー達成銘柄
※21/11/9追記
2021年もテンバガー達成銘柄が出ました。
グローバルウェイ(3936)と東京機械製作所(6335)の2銘柄です。
グローバルウェイは7月21日の年初来安値73円から11月2日に高値4358円を付けました。実に60倍!シックステンバガー達成です。
東京機械製作所は年初1月5日の安値256円から9月10日の高値3720円まで上昇。株価は14.5倍になりました。
グローバルウェイは仮想通貨(暗号資産)「タイムコイン」を手掛けており、仮想通貨に投機資金が流入したこと、タイムコインを売り出すことの発表、株式分割の発表などで人気に火が付き60倍までかけあがりました。
最近の仮想通貨バブルの波に乗ったことがテンバガー達成の大きな要因となりました。
グローバルウェイはテンバガー候補のスクリーニング条件のうち
・時価総額:300億円以下
・国策などの時流に乗ったテーマ株
・新興銘柄(マザーズ、ジャスダック、東証二部)
を満たしていました。
株価73円の時の時価総額は13億円程度でした。
テンバガーのお役立ち情報集
テンバガーの達成は2021年に限らず、情報収集がモノを言います。
2022年のテンバガー候補については下記記事でまとめています。
↓↓↓
2022年テンバガー候補銘柄、これから上がる株5選
そこで、「見つけ方」と「投資家」にわけて、それぞれテンバガー投資、10倍株投資を達成するために役立つと思う記事をご紹介していきます。
ぜひご参考にチェックしてみてください。
★★米国株テンバガー関連情報★★
※2022年の米国株のテンバガー候補
↓↓↓
米国株のテンバガー候補【2022年】有望銘柄8選
※大注目の投資テーマ「メタバース」の米国本命&注目株
↓↓↓
メタバース銘柄のアメリカ(米国)株一覧と本命を公開
※米国株レバレッジETF「TECL」の今後とは
↓↓↓
TECLの構成銘柄と今後も株価を上げる理由を解説
★★見つけ方★★
※テンバガー検索に役立つバフェットコード
↓↓↓
バフェットコード 使い方をわかりやすく図説【プロ推奨】
※今一番熱い投資テーマからテンバガーが出る可能性あり
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メタバース銘柄・関連株 日本株44銘柄の本命を公開
★★投資家情報★★
※テンバガー発掘の専門家エミンユルマズ
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エミンユルマズ氏の経歴 トルコから来た天才は何者?
※大化け優良株に定評の投資家エナフン
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エナフン(奥山月仁)氏の保有銘柄に見る投資のヒント
※「テンバガー」の生みの親、ピーターリンチ
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