エナフン(奥山月仁)氏の保有銘柄に見る投資のヒント

エナフン

エナフン(奥山月仁)氏の保有銘柄・大化け割安成長株投資

(最終更新日:2022/8/1、元記事:2020/8/26)

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クロサキさんはエナフンさんというサラリーマン投資家をご存じですか?
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知っているよ。“エナフン”というのは奥山月仁氏のハンドルネームだね。エナフン氏の大化け割安成長株投資と保有銘柄を知ることは多くの個人投資家にとってヒントになると思うよ。

エナフンこと奥山月仁氏はサラリーマン投資家として、数億円の資産を築いたとされています。

エナフン氏とはどんな投資家なのか?

なぜエナフン氏の保有銘柄と投資手法が多くの個人投資家へのヒントになるのか?

投資診断士のクロサキから見たエナフンこと奥山月仁氏を紹介します。

★エナフン氏が運用するブログ「エナフンさんの梨の木」
★本名の「奥山月仁」名義で運用するツイッター情報

についても紹介していきます。

エナフン(奥山月仁)氏とは

エナフン氏はサラリーマンをしながら株式投資を始めて数億円の資産を築いた人です。

エナフン氏のかんたんなプロフィールを紹介します。

<エナフン>
★本名:奥山月仁

★ハンドルネーム:エナフン

★投資歴は約30年

★株式投資でビュー:高校2年

★大阪大学経済学部で証券理論を修める。

高校生で株式投資をはじめ、大学のゼミで証券理論を学んだそうです。

会社員とはいえ、若いころから理論だって株式投資について学び、実践を重ねてきた人物であることがうかがえますね。

エナフン氏はブログを運用しています。
また、本名の奥山月仁名義でTwitter運用、書籍の刊行もしています。

エナフン:Twitter
★Twitterアカウント「奥山月仁」(@Ww5kwirZbGAdxoR)

⇒ブログ更新のお知らせが多め。旅行写真やニュース記事へのコメントなども投稿。

★アメブロ「エナフンさんの梨の木」

⇒エナフン氏の投資哲学などに関する投稿が多め。彼が何をどう考え、バリュー投資をしているのかを知るのに有益。

★エナフン氏の書籍
・“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術
・“普通の人”でも株で1億円! エナフン流VE(バリューエンジニアリング)投資法

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エナフンさんは情報発信を積極的に行っている人なので、彼の投資哲学や保有銘柄についての情報やヒントがつかみやすそうですね。

エナフン氏の投資スタイル

エナフン氏の投資スタイルは

“普通の人だから勝てる”をモットーに、3~5年後に2~3倍に株価が上昇する銘柄を狙う投資手法

です。

大化け割安成長株投資ですね。

ただ、大化けといってもテンバガー(10倍株)を狙うのではなく、手堅く2~3倍になりそうな割安株を狙うところが特徴です。

いわゆるバリュー・グロース株狙いといえるでしょう。

ちなみに、相場全体の株価が割高となりバリュー・グロース株がなくなってしまった時には持株を全て売って現金ポジションを持つのだそうです。

実際に2017年には保有株を売却したことを明かしています。

元々は短期投資家だったエナフン氏。

しかし、“ある出来事”から中長期投資家となり資産増に成功したとのこと。

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短期投資家の時は今ほどの大きな成功はできず、中長期投資にスタイルを変えてからエナフンさんの快進撃は始まったようですね!
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エナフン氏が短期投資家からスタイルを変えることになった“ある出来事”について、次章でくわしく解説していきますよ。

エナフン氏を変えたピーター・リンチとの出会い

元々短期投資家だったエナフン氏を変えたのは伝説のファンドマネジャー、ピーター・リンチの書籍との出合いでした。

これはエナフン氏に限ったことではありませんが…

一般的に短期投資で成功するには中長期投資よりもかなり優れた技術が必要になります。

チャート分析や投資家心理の読み、ニュースのチェックなど。

気を配る部分が多く、個人投資家レベルで成功するためのハードルは高めと言って良いでしょう。

エナフン氏も短期投資ではうまくいかずに苦労もされたようですね。

短期投資家時代は買ったり負けたりだったそうです。

この苦労はクロサキもとてもよくわかります。

会社勤めをしながらの短期投資は、非常にむずかしいですね。

トイレに隠れてこっそり株価のチェック…
バレたらクビかな…といううしろめたさもあり、トレードにも本業にも集中できない。

そんな心理状態で行う投資がうまくいくはずもなく、投資金が減っていく負のスパイラルに陥りやすくなってしまいます。

エナフン氏は当ブログでも紹介した伝説のファンドマネジャー、ピーター・リンチの書籍と出合ってから変わったようですね。

※ピーター・リンチの記事はコチラ
↓↓↓
ピーターリンチ、13年で資産を700倍以上にした伝説の投資家

あるインタビューの中でエナフン氏はこう語っています。

「私が漠然と(こうなのかな)と思っていたことがズバリまとめられていて、視界が開けました。何を見てどう判断して、どう動けばいいのか、を体系だって教えてくれた、投資の師匠です。

引用元:サラリーマン投資家インタビュー エナフンさん 中編 ピーター・リンチ流の中長期投資。大化け株のヒントは?

エナフン氏にとって、ピーター・リンチは投資の師匠なのだそうです。

クロサキと同じです。
ピーター・リンチの「株で勝つ」は一度読んだ方が良いと思いますよ。

<ピーター・リンチとは>
★フィデリティ社のマゼラン・ファンドを1977年から1990年まで運用し、平均29.2%の年間リターンを達成した。

★ファンドマネジャーのような機関投資家だけでなく、個人投資家の強みを活かしながら投資できることを広く知らしめた人物。

★「テンバガー」という言葉を広めた人物。

エナフン氏は短期投資スタイルをやめ、ピーター・リンチが提唱する中長期投資に専念。

その結果、資産を増やしていけるようになったそうです。

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良き師との出会いが、エナフンさんの将来を変えることになったのですね。

エナフン氏の保有銘柄

エナフン氏はそれほど多くの銘柄を保有しないことでも知られています。

ポートフォリオを組む場合、5~6銘柄にすることを明かしています。

割安成長株に集中投資することで、資産を増やしていく戦略ですね。

残念ながら現在どのような銘柄を保有しているのかは明らかにされていません。

証券口座にもそれほど頻繁にはアクセスしないとのこと。

銘柄数が多すぎると銘柄管理するのが大変なので、エナフン氏の気持ちはとてもよくわかります。

毎日こまめにチェックしていると、目先の株価の値動きに惑わされてしまいがち。
自信を持って選んで投資した銘柄だからこそ、このような投資ができるのでしょう。

相場が悪くなったりした場合には、持ち株をすべて売って現金ポジションを厚くすると書きましたが、現金ポジションを多くしている時も、銘柄探しは常に行っているようですね。

エナフン氏の投資のヒント

エナフン氏は書籍やブログ、インタビューのなかでさまざまな投資のヒントを提供しています。

そのうちの2つが

★メモと見える化
★知見を活かす

です。

メモと見える化

気づきをメモして「見える化」。

本やセミナーなどで自分が学んだこと、気づいたこと、株を買った理由など

投資ノートなどをつくって書いておくことはとても大切なことです。

自分の考えを整理する効果と読み返すことで、反省点やあらたな気づきを得られることがあります。

エナフン氏も、ブログ「エナフンさんの梨の木」を書くことで、情報の整理をしやすくなったそうです。

知見を活かす

これは仕事などがいい例です。

例えば、あなたがゲーム会社に勤務していれば業界の情報にくわしいでしょう。

そのような専門的な知見を投資に活かすことで、特定の業種の銘柄に対してのアドバンテージが得られます。

他にも書籍などからは、投資のストーリーを大切にしていることがわかっています。

投資のストーリーとは、企業の成長ストーリーのこと。

一般的には今後長期にわたり大きな成長ストーリーが描ける銘柄に投資を行い、成長ストーリーが崩れたら売却というイメージです。

エナフン氏の投資は中長期投資。

企業の成長ストーリーを自分で描けるかも重要だということです。

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