このページにたどりついたあなたは、バフェット太郎という投資家に少なからずご興味があることとお察しします。
米国株投資家として有名なバフェット太郎氏の正体、ポートフォリオなどに迫っていきます。
「バフェット太郎10種(銘柄)」のポートフォリオ、米国株高配当銘柄への投資戦略は有効なのか?
「バフェット太郎10種(銘柄)」とは、米国株投資家のバフェット太郎氏おすすめポートフォリオの名称です。
バフェット太郎氏が提唱する「バフェット太郎10種」(12銘柄、30銘柄も…)。
このバフェット太郎10種というポートフォリオ戦略を投資診断士の視点からわかりやすく解説していきます。
目次
バフェット太郎のポートフォリオと銘柄
(最終更新日:2022/7/20、元記事:2021/12/15)
バフェット太郎氏はメディアにも頻繁に登場する有名投資家です。
日本株のデイトレで有名なBNF氏やテスタ氏とは違い、中長期投資家なので初心者も参考にしやすいのが特徴です。
そのため、バフェット太郎氏が投資する銘柄、ポートフォリオを知りたい投資家はとても多いようです。
バフェット太郎氏は銘柄、ポートフォリオを自身のブログでも公開しています。
バフェット太郎氏の代表的なポートフォリオが「バフェット太郎10種(銘柄)」なのです。
さらに、インタビューなどでバフェット太郎氏は12銘柄、30銘柄のおすすめ株を紹介したこともあります。
バフェット太郎氏がおすすめの「バフェット太郎10種」からご紹介していきましょう。
バフェット太郎10種(10銘柄)
バフェット太郎10種とはどんな銘柄なのでしょうか。
バフェット太郎氏は米国株の高配当銘柄に好んで投資しています。
その中でもコカ・コーラやマクドナルド、P&Gといった高配当企業の銘柄で構成したポートフォリオが「バフェット太郎10種」です。
基本的にはいわゆるオールドエコノミーとよばれる産業の銘柄で構成されているのが特徴です。
バフェット太郎10種(銘柄)のポートフォリオは、以下の10銘柄になります。
【ティッカー】 | 【社名】 | 【配当利回り】 |
---|---|---|
IBM | ブリストル・マイヤーズ・スクイブ | 3.49% |
MO | アルトリア・グループ | 7.86% |
WMT | ウォルマート | 1.56% |
XOM | エクソン・モービル | 5.54% |
KO | コカ・コーラ | 2.97% |
JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 2.51% |
PG | プロクター&ギャンブル | 2.24% |
VZ | ベライゾン・コミュニケーションズ | 5.05% |
PM | フィリップモリス・インターナショナル | 5.34% |
MCD | マクドナルド | 2.25% |
※配当利回りは予想利回り。
※配当利回りは21/12/10終値をもとに算出。
バフェット太郎10種の予想配当利回りは3.12%。※21/12/10終値で計算
ほとんどの銘柄が日本人にもおなじみの企業ではないでしょうか。
アルトリア・グループは「マルボロ」のたばこを海外展開している企業といえばわかると思います。
ウォルマートも楽天に売却するまで「西友」の親会社として、小売業界ではよく知られていた会社です。
ちなみに、2021年3月まではIBMがバフェット太郎10種に組み入れられていましたが、ブリストル・マイヤーズに変更になっています。
バフェット太郎10種+2銘柄、12銘柄でリスク分散
バフェット太郎氏の10種(銘柄)やポートフォリオを調べると「バフェット太郎 12銘柄」というワードが出てきます。
このバフェット太郎氏の12銘柄は、彼がIG証券のキャンペーンに登場した時に語った銘柄についての情報のようですね。
しかし、この「バフェット太郎 12銘柄」というワードを見てクロサキは別のことを考えてしまいました。
バフェット太郎氏の投資法をさらに進化させた投資手法です。
解説しましょう。
結論からいうと、クロサキのいう「バフェット太郎の12銘柄」とは「バフェット太郎10種」に高配当ETFの「SPYD」と米国債券ETF「AGG」を加えたポートフォリオのことです。
なぜバフェット太郎氏はこのETF2銘柄を加え、バフェット太郎10種+2銘柄にしたのでしょうか。
その答えは、ポートフォリオ全体のリスクヘッジのため。
両方のETFについて詳しく解説していきましょう。
SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
※出典:ブルームバーグ
SPYDは正式名称を「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」といいます。
SPYDは「S&P500高配当指数」をベンチマークとしており、S&P500の採用銘柄の中で配当利回りが高い80銘柄に分散投資できるのが特徴。
米国企業の高配当銘柄に分散投資できることから注目を集めるETFとなっています。
【SPYDの組み入れ銘柄TOP10】 | |
---|---|
【ティッカー】 | 【社名】 |
AVGO | ブロードコム |
PFE | ファイザー |
CMA | コメリカ |
BKR | ベーカー・ヒューズ |
SPG | サイモン・プロパティ―・グループ |
STX | シーゲート・テクノロジーHD |
KEY | キーコープ |
CVX | シェブロン |
MPC | マラソン・ペトロリアム |
EIX | エジソン・インターナショナル |
※配当利回りは21/12/10終値をもとに算出。
SPYDの銘柄構成は金融や不動産・公益事業のセクター比率が高くなっています。
SPYDをポートフォリオに追加することで、バフェット太郎10種(銘柄)+80銘柄に分散投資できるメリットがあります。
長期資産運用の基本は分散投資。
バフェット太郎氏の戦略である高配当銘柄に分散投資できるメリットがあるため、ポートフォリオに加えると万一の株価急落のときにダメージが軽減されます。
ちなみに、SPYDの配当利回りは3.78%となっています。 ※21/12/10終値
AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF)
※出典:ブルームバーグ
AGGは正式名称を「iシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF」といいます。
AGGは「ブルームバーグ米国総合債券インデックス」をベンチマークとしており、米国の債券市場全般の動きに連動することを目指した債券ETFとなっています。
AGGの主な構成債券は、米国政府機関が発行している債券がメインですが、信用力の高い社債も含まれております。
一般的に、株価と債券の価格は逆相関にあります。
つまり、株価が上がれば債券価格が下がり、債券価格が上がれば株価が下がるのがセオリーです。
債権は最も安定感のある金融商品であり、株価が急落するような相場にも強いのが特徴です。
安定的な収益に加え、株価が下がった時のリスクヘッジとしても機能するため、分散投資の一環としてバフェット太郎氏の10種のポートフォリオに加えることで安定感が増します。
バフェット太郎の黄金30銘柄
バフェット太郎氏は自身の著書で「黄金の30銘柄(30種)」なるものを紹介しています。
この30銘柄はバフェット太郎10種と重なる銘柄も含まれていますが、それ以外の銘柄も多数紹介されているので、ポートフォリオを作成する参考までにご紹介したいと思います。
バフェット太郎黄金の30銘柄
【ティッカー】【社名】 | |
---|---|
AAPL | アップル |
INTC | インテル |
IBM | IBM |
MSFT | マイクロソフト |
WFC | ウェルズ・ファーゴ |
MMM | スリーエム |
USB | USバンコープ |
MCD | マクドナルド |
CAT | キャタピラー |
WMT | ウォルマート |
KHC | クラフト・ハインツ |
UNP | ユニオン・パシフィック |
CVX | シェブロン |
KO | コカ・コーラ |
PEP | ペプシコ |
SO | サザン |
PG | プロクター&ギャンブル |
HD | ホームデポ |
MDLZ | モンデリーズ・インターナショナル |
T | AT&T |
EMR | エマソン・エレクトリック |
XOM | エクソン・モービル |
CL | コルゲート・バルモリーヴ |
JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン |
PM | フィリップ・モリス・インターナショナル |
ABBV | アッヴィ |
AMGN | アムジェン |
MO | アルトリア・グループ |
ABT | アボット・ラボラトリーズ |
VZ | ベライゾン・コミュニケーションズ |
バフェット太郎氏の30銘柄についても、基本的にはバフェット太郎10種と同じセクター株になります。
コカ・コーラとペプシコが良い例ではないでしょうか。
アルトリアとフィリップモリスも同じ「たばこ」を扱う会社です。
基本的には財務盤石の一般消費財、金融などの手堅い銘柄でポートフォリオが構成されています。
ディフェンシブ銘柄が多いのも特徴といえますね。
バフェット太郎の正体とは
バフェット太郎氏とはどんな人物なのか、詳しく紹介していきましょう。
バフェット太郎氏は、米国株高配当銘柄を中心に投資する米国株投資家です。
『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』の著者で、ブログ『バフェット太郎の秘密のポートフォリオ』の運用、YouTubeチャンネル「バフェット太郎の投資チャンネル」も展開しています。
楽天証券メディア「トウシル」など、ネットや雑誌などの数々のメディアに登場しており、米国株投資をしている人なら知らない人はいないのではないでしょうか。
しかし、バフェット太郎氏は資産額や銘柄、ポートフォリオなどは公開しているものの正体は謎のままです。
バフェット太郎氏の正体で判明しているのは、1983年生まれ、年収1,000万円程度の企業に勤務するサラリーマンということ。
会社員ということで、顔出しNGと考えるのが妥当でしょう。
顔出しや本名なども明かしていないため、バフェット太郎氏の正体を知ろうとしても、素顔にたどり着くのは難しいのが現状です。
「バフェット」と名乗っているので、ウォーレン・バフェットに影響を受けた投資家であることが推測できます。
実際のところ、バフェット太郎氏の銘柄はバフェットが好む銘柄も多くあります。
コカ・コーラやフィリップモリスなどが「バフェット銘柄」に当たります。
バフェット銘柄を知るには、バークシャーハサウェイのポートフォリオを見るのが一番です。
下記にまとめていますのでご興味があればどうぞ。
↓↓↓
バークシャーハサウェイの最新ポートフォリオ2022
バフェット太郎の経歴
バフェット太郎氏の投資経歴を見ていきましょう。
・23歳のとき資金300万円で株式投資をスタート。
⇒日本株メイン。
ジェレミー・シーゲルの名著「株式投資の未来」に出合う。
その結果…
・2015年から米国株にシフト
⇒現在はコカ・コーラやマクドナルド、IBMなど米国の「超大型連続増配高配当株」10社に均等投資
23歳で投資資金300万円も持っていたのはスゴイですね。
時期的にライブドアや村上ファンドが世間をにぎわせていたころにバフェット太郎氏は学生時代を過ごしていたと思われ、その時に株式投資に興味を持ったのかもしれませんね。
バフェット太郎氏が影響を受けたシーゲルはバフェットも尊敬する人物で「ウォートンの魔術師」と呼ばれています。
「株式投資の未来」はクロサキ自身も読んでおり、とても感銘を受けたのを覚えています。
米国株投資家に限らず、株式投資をしている人であれば一読をおすすめする名著です。
バフェット太郎の資産推移
バフェット太郎氏は米国株運用で資産をどれほど増やしてきたのでしょうか。
ご本人がブログで紹介しているバフェット太郎氏の資産推移をご紹介。
【バフェット太郎氏の資産推移】 | |
---|---|
【年月】 | 【資産額】 |
2016年1月 | 3477万円 |
2016年3月 | 3600万円 |
2016年6月 | 3659万円 |
2016年9月 | 3741万円 |
2016年12月 | 4538万円 |
2017年3月 | 4680万円 |
2017年6月 | 4973万円 |
2017年9月 | 5134万円 |
2017年12月 | 5654万円 |
2018年3月 | 5086万円 |
2018年6月 | 5427万円 |
2018年9月 | 6252万円 |
2018年12月 | 5976万円 |
2019年3月 | 6940万円 |
2019年6月 | 6920万円 |
2019年9月 | 7230万円 |
2019年12月 | 7660万円 |
2020年3月 | 6450万円 |
2020年6月 | 6870万円 |
2020年9月 | 7270万円 |
2020年12月 | 7580万円 |
2021年3月 | 7770万円 |
2021年5月 | 8840万円 |
2016年1月の3477万円から2021年5月の8840万円まで、約5年で資産を2.5倍に増やしています。
このバフェット太郎氏の運用成績は、米国株の株価チャートを見れば納得です。
※出典:トレーディングビュー
上のチャートはS&P500の月足チャートです。
オレンジ色のラインはダウ平均です。
2016年以降、どちらも右肩上がりで上昇しています。
2020年3月にコロナショックによる一時的な下げがありますが、すぐに反発しているのが一目瞭然。
米国株の成長とともにバフェット太郎氏のポートフォリオも資産額を増やしていっています。
バフェット太郎の評判
バフェット太郎氏は本人いわく「日本一アンチの多い米国株ブロガー」なのだそうです。
果たして実際のところ、バフェット太郎氏の評判はどうなのでしょうか?
中立の立場から良い評判と悪い評判の両方をご紹介していきましょう。
バフェット太郎の良い評判
バフェット太郎氏の評判について、良い評判の多くは書籍やYouTube動画の内容が分かりやすかったという内容です。
確かに彼の書籍の文章は、平易な文章で書かれていて、投資初心者にもわかりやすい印象をクロサキ自身も受けます。
動画についても、いくつか見ました。
例えば、「【最強】あなたがVTIに投資すべき理由」という回の動画のコメント欄にはこんなコメントがありました。
最近VTIへの投資の勧めを色々なとこで見ていたので、その理由がわかって勉強になりました!
あくまでクロサキの個人的な印象ですが、バフェット太郎氏の高評価は米国株初心者、投資初心者と思われる方のものが多いように感じます。
動画の作成にもかなり力を入れているようで、わかりやすさ重視にしているのが伝わってきます。
それが高評価につながっているのでしょう。
バフェット太郎の悪い評判
バフェット太郎氏のネガティブな評判についても紹介しておきましょう。
本人はアンチが多いと語っていますが、どのあたりがアンチなのか。
調べてみました。
調べてみると、確かにアンチは多い印象。
では、どんなバフェット太郎氏の悪い評判があるのでしょう。
大きく分けると4パターンに分けられると思います。
<バフェット太郎氏の悪い評判>
・投資ではなくアフィリエイトで稼いでいる
・実はそんなに利益が出ていない
・同じ内容の焼き直しが多い
・相場の読みが甘い
バフェット太郎氏のブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」を見ると、バナー広告や証券会社のアフィリエイトは確かに多い印象を受けます。
バフェット太郎氏はIG証券、トレイダーズ証券とコラボしており、新規口座開設のアフィリエイトをブログで展開しています。
このあたりのことが、「投資で稼いでいるのならアフィリエイトしなくても良いはずだ」との評判につながっているようですね。
ポートフォリオに関しても、資産額が増えていますが、バフェット太郎氏は毎月50万円近くを追加投資しているので、資産額が増えているのは資金を追加しているからで投資のリターンはそれほど高くない、との評判もあるようです。
書籍のアマゾンレビューから引用してみます。
筆者が公開している資産残高を見てみても、その大半は毎月追加している約5000ドル(約50~60万円)を含めた積み立てによるもので構成されており、投資による資産増は極僅かであることがわかります。
引用元:Amazon
YouTubeチャンネル「バフェット太郎の投資チャンネル」
※出典:バフェット太郎の投資チャンネル
バフェット太郎氏はブログの他にYouTubeチャンネルにも力を入れています。
「バフェット太郎の投資チャンネル」は登録者43.4万人。 ※21年12月現在
2~3日に1本ペースで新作動画がアップされており、更新頻度は高めといえるでしょう。
動画の内容は16~17分程度の相場観を解説するタイプと、1分程度の時事ネタへの短い解説をするタイプに大別されます。
<16~17分程度の動画のテーマ例>
・【終焉】米経済、2024年後半からリセッション入りか
・2月相場と2022年の米国株の見通し
・【NG】失敗しない新興国株投資
<1分解説動画のテーマ例>
・【1分解説】米国株10月までに急落か テーパリング懸念で
・【1分解説】株式市場が急落するリスク
・【1分解説】中国の景気回復が減速!米国景気に暗雲
バフェット太郎の米国株高配当銘柄投資に向く人・向かない人
バフェット太郎氏の米国株投資をまねしようとする人がいます。
しかし、そのまま鵜呑みにしてしまうのは、まねする相手がバフェット太郎氏以外の人物であったとしてもリスクを払います。
なぜなら、まねをするだけで思考することが停止してしまうからです。
まねをするにしても、自分でバフェット太郎氏の10種ポートフォリオ戦略の良しあしを理解し、自分の投資スタイルや人生プランなどを総合的に考えてから決めた方がよいでしょう。
バフェット太郎氏の投資スタイルは、米国株の高配当銘柄投資です。
ここでは、米国株の高配当銘柄投資に向く人と向かない人のお話をしていきたいと思います。
米国株の高配当銘柄投資に向く人
米国株高配当銘柄投資に向く人をリスト化しました。
米国株高配当銘柄に向くのはこんな人
・長期投資できる人
・米国の将来、成長性を信じられる人
・追加投資(配当再投資)できる人
・目先の株価に一喜一憂しない人
・ファンダメンタル分析できる人
・ポートフォリオ運用できる人
・為替リスク、二重課税リスクを理解している人
基本的に高配当銘柄への投資は日本株であろうと米国株であろうと長期投資スタイルになります。
サラリーマンの一般的な戦略であれば、
「高配当の再投資」+「毎月給与から追加投資」のダブルエンジンで資産額の増加を加速させていく手法です。
米国株の高配当銘柄への投資も基本的に同じ。
そのためには、リスク分散のためのポートフォリオ運用。
※ポートフォリオについては下記記事を参照
↓↓↓
アセットアロケーションの理想の決め方と便利ツール
銘柄選びのためのファンダメンタル分析。
株価が急落してもパニックにならないメンタル。
為替や税金の知識。
そういったものが必要になります。
手っ取り早く儲けたい…という人には向かない投資手法…
それが米国株の高配当銘柄投資だと思います。
米国株には30年も40年も(それ以上も)連続増配する企業がたくさんあります。
ウォーレン・バフェットは連続増配企業として有名なコカ・コーラ株に投資していることでも有名です。
コカ・コーラのように高いブランド力と強い財務基盤を持っていれば、倒産リスクはとても低いでしょう。
財務良好+高配当+連続増配銘柄への投資が理想といえます。
米国株の高配当銘柄投資に向かない人
米国株の高配当銘柄投資に向かない人についてもまとめました。
米国株高配当銘柄に向かないのはこんな人
・長期投資できない人
・ポートフォリオ運用できない人
・追加投資(配当再投資)できない人
・目先の株価に一喜一憂してしまう人
・ファンダメンタル分析しない人
・配当の二重課税を確定申告するのがめんどくさい人
米国株の高配当銘柄への投資が不向きな人は、基本的に向いている人の逆の人です。
米国株の高配当銘柄への投資は長期投資が一般的です。
つまり、何年間にもわたってバイ&ホールドできない人にはあまり向かないといえるでしょう。
米国株と税金 確定申告で配当の二重課税を取り戻そうの記事で詳しく書いていますが、米国株の配当には米国側と日本側で二重課税されてしまいます。
これはNISA枠で米国株を買っていても起こります。
二重課税された米国側の10%分の税金を取り戻すのに、確定申告が必要です。
この確定申告がめんどくさいと思う人が多い。
めんどくさくても、きちんと確定申告して還付金を受け取る人なら問題ありませんが、確定申告しない…という人は米国株の高配当銘柄投資は不向きといえるでしょう。
米国株投資のおすすめ情報サイト
米国株投資のおすすめ情報についてもご紹介します。
この記事を書いている時に入ってきたニュースからご紹介しますと、楽天証券が米国株積立サービスと、楽天ポイントでの米国株の購入サービスをはじめることになりました。
楽天経済圏で生きている人には朗報ですね。
これまでS&P500インデックス投信などは楽天ポイントで買えましたが、直接個別銘柄もポイントで買えるようになったのは魅力です。
さて、米国株投資で成功するには情報が命。
そこで、おとなの株ラウンジでおすすめする米国株情報サイトをご紹介します。
米国株にかんする情報は日本株と比べると少ないのが現状です。
バフェット太郎10種のように、最初から投資する銘柄が決まっているならそれでも良いかもしれません。
しかし、多くの場合は米国株の銘柄選びや配当情報などの有益な最新情報をどこかから入手する必要があります。
クロサキがおすすめする3つの米国株情報サイトをご紹介します。
finviz(フィンビズ)
※出典:finviz
米国株の無料スクリーニングツールと言ったらこれ、といえるのがfinviz(フィンビズ)です。
ティッカーを打ち込めば、企業のファンダメンタル情報、チャート(簡易)が表示されるので、高配当だけでなく、財務状況などをみながら銘柄選びを行うのに便利なサイトです。
米国株のスクリーニングに関しては下記記事でまとめています。
↓↓↓
米国株スクリーニングのおすすめ条件とサイトを厳選
Portfolio Visualizer(ポートフォリオ・ビジュアライザー)
米国株投資にはポートフォリオ運用が大事だと解説しました。
そのポートフォリオ運用を手助けしてくれるのが、Portfolio Visualizer(ポートフォリオ・ビジュアライザー)です。
バックテスト・ポートフォリオ(Backtest Portfolio)の機能を使うと、あなたが入力した銘柄たちが円グラフで表示され、視覚的にとてもわかりやすくポートフォリオ管理ができるすぐれもの。
資産管理が苦手な人にも使いやすいツールなので、おすすめです。
DividendInvestor.com(ディビデンド・インベスター)
米国株の高配当銘柄投資をするなら、個別銘柄の配当実績と利回り情報が重要になります。
それをたやすく検索できるのがディビデンド・インベスター。
DividendInvestorを利用すれば、個別銘柄の連続増配年数・配当利回り・配当スケジュールがわかります。
日本株だと年4回配当の銘柄はめずらしいですが、米国株だとわりと多めにあります。
不定期で配当を実施する企業もあるため、このサイトは配当目当ての投資家にとってはありがたいサイトといえるでしょう。