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消費増税まで10か月、積水ハウスに駆け込み需要の可能性あり。株価上昇前がねらい目?
2019年10月。
8%から10%へと消費増税が実施されます。
そこで気になるのが消費増税の度に発生する「駆け込み需要」。
駆け込み需要が期待される銘柄は数多あれど、どの銘柄がねらい目なのか?
銘柄選定にはかなり迷うかもしれません。
そんな中、私が目を付けたのが、住宅メーカー「積水ハウス」(1928)です。
大手住宅メーカーですし、とても有名な企業なので、名前を聞けば「あぁ、あの会社ね」とイメージできることでしょう。
積水ハウスの株価は2018年末の相場下落により大幅下落し、回復途上にあります。
ファンダメンタルズの数値も割安水準にあり、配当利回りも高め。
そこへ来て、消費増税前の駆け込み需要の可能性大…
ということで、株価がまだ安い今、積水ハウス株を買っておけば数年後には大きな利益を得られるのではなかろうかと思い、積水ハウスの可能性に迫っていきたいと思います!
積水ハウスのPER、PBR、配当利回りはかなりお買い得。
積水ハウスの株を買ったとして、将来的に大きな利益を得られるかどうかをはかるには、現状のPER、PBR、配当利回りなどの数値を知ることが重要になります。
2018/12/27の取引終了時点の積水ハウスの数値を見ていきましょう。
【積水ハウス(1928)】
PER:8.79倍
PBR:0.94倍
配当利回り:4.88%
自己資本比率:50.7%
ROE:11.59%
PER10倍以下
PBR1倍割れ
配当利回り約5%
自己資本比率50%以上
ROE10%以上
積水ハウスのこれらの数字を見ると、非常に割安で高配当、かつ自己資本をうまく活用していて財務状態もまずまずの会社であることがわかります。
株式市場全体が冷え込んでいて、下落相場やパニック相場になっていなければ、積水ハウスの株価がこの状態で放置されていることはなかなか考えにくいかなと個人的には思っています。
上記は積水ハウスの直近の株価チャートです。
この3か月ほど1600円~1700円台前半の間でボックス相場を形成していましたが、12月末の大幅な下落相場の煽りを受け、ボックスを下抜けて株価が下がってしまいました。
ただ、最後(右端)のローソク足を見ると、長い下ヒゲを付けており、下落のエネルギーが弱まり、株価反転のサインが出ているようにもみえます。
このチャートは12/26までの株価を反映したものなのですが、12/27には株価は上昇しています。
この流れが続くようならば、クリスマスの大幅な株価の下げは、積水ハウスの株を底値で買うチャンスだった可能性があります。
しかし、仮に底値で買えなかったとしても、まだまだ割安水準なのでチャンスはあるかと思います。
積水ハウスの2020年1月期は西日本豪雨からの利益反発か?
2019年1月期の積水ハウスの業績は西日本豪雨の影響で工事が遅延し、厳しいものとなりました。
株価が下落気味だったのは、その業績を反映してのものだと思われます。
しかし、その工事の遅延も徐々に解消に向かい、新しく販売し始めた低価格帯の木造住宅の効果もあり、消費増税前の駆け込み需要が十分に見込まれることでしょう。
株価というのは、一度大きく反発すると上昇していくのが非常に早くなることがありますので、積水ハウスに関してもその可能性は十分にあるものと感じています。
消費増税もさることながら、改元というのも住宅需要が増える一つの要素になりそうですね。
住宅を建てる時というのは縁起を担ぐ人が割といますし、元号が変わるタイミングで家を建てたい・買いたいという人も一定数増えそうですね。
こうした事情から、一度株価が動意づく“きっかけ”があれば、積水ハウス株価は上昇トレンドへと転換していくのかなと個人的には感じています。
いずれにしても、今年はイベントの多い一年ですし、株価の方も大きく上昇していくことを願っています!