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メルカリの株価はどこまで上がる?株価上昇の理由とは?
(最終更新日:2021/4/7、元記事2019/1/17)
メルカリの株価はどこまで上がるのでしょうか?
2018年6月のIPOから2年半以上経過し、メルカリ株価はようやく上場初値にして上場来高値6000円を超える可能性が出てきました。
メルカリの株価の今後…どこまで上がるのか?
なぜメルカリの株価が上昇しているのか、その理由とは?
メルカリ株の保有者、あるいは株価が上昇しているので今から買ってみたいと思っている方に向け、メルカリ株価の今後の展望についても独自の見解をお伝えしていきます。
メルカリ株価が上場来高値6000円を超えそうな株価上昇の理由
メルカリの株価はどこまで上がるかの前に、なぜ上昇していくと予想するのかを、テクニカル・ファンダメンタルの両面からお話していきましょう。
■テクニカル面
メルカリの株価チャート(週足)をごらんください。
<メルカリ株価チャート>
※引用元:スマートチャートプラス
2018年6月の新規上場後、メルカリ株価はすぐに下落。
2019年1月~3月にかけてやや反発したものの、その後じわじわと続落。
2020年3月のコロナ・ショックでは上場来安値をつけるに至りました。
しかし、コロナ・ショックの際に株価は底を打ち、その後は本格的な上昇トレンドを形成しています。
2020年10月14日には株価が5930円となり、上場初値にして上場来高値6000円に肉薄しました。
その後、やや株価は調整を続けていますが、本日(21/1/7)は大幅高となり中長期的な上昇トレンドが継続されていることが確認されました。
また、週足のチャートパターンも株価上昇のサインであるカップウィズハンドルとなっています。
※引用元:スマートチャートプラス
日足ではなく週足でカップウィズハンドルが出ているのが特徴ですね。
セオリー通りにいけば、今後大きく株価を上昇させていく可能性がありそうです。
■ファンダメンタル面
ファンダメンタルの面でもメルカリの株価が上昇しそうな要素はあります。
例えば、下記の要因です。
・コロナ禍での投資抑制
・米国事業の業績改善
・コロナ禍での商材の取扱量の増加
・鹿島アントラーズ買収による知名度・新規顧客層の開拓
これまでのメルカリは、成長拡大のために莫大な投資を続けてきたために巨額の赤字経営が続いてきました。
特に米国事業での投資額は大きく、赤字の大きな要因となっていました。
業績赤字を嫌気されて株主から失望売りを浴び、株価が下げ止まらない状況が続いていたと言ってもよいでしょう。
しかし、最近は積極投資を抑制。
その結果、これまで営業赤字だったものが2021年6月期第一四半期決算では、営業黒字(3.6億円)に転換しています。(前年同期は70億円の赤字)
また、コロナ禍もメルカリにとっては追い風となりました。
巣籠もりで個人間売買も増え、取扱量も増加。
首都圏で2回目の緊急事態宣言が発令されたこともあり、今後もこの流れは続くものと思われます。
また、2019年7月にJリーグの鹿島アントラーズを買収したこともプラス材料と見ています。
メルカリの主な利用者層は20~30代の女性となっており、30~40代の男性層を取り込めていない状況でした。
鹿島アントラーズの親会社になることで、こうした今までメルカリを利用してこなかった層の開拓と知名度・ブランド力アップが見込まれています。
これらのテクニカル・ファンダメンタル材料を考慮すると、メルカリの株価は今後も上昇する可能性が十分に考えられます。
メルカリの株価がどこまで上がるかを予想するのは難しいところですが、6000円の壁をブレイクできれば、7000円を目指していく流れになるものと個人的には予想しています。
(2020年9月15日追記)
メルカリの株価の今後について、状況が大きく変わりましたのでお話します。
2020/1/22の追記で、管理人はメルカリ株価の今後について、上昇トレンドに転換する材料がないと書きました。
しかし、その後の新型コロナウイルスのパンデミックが状況を一変させました。
緊急事態宣言が発令され、私たちの生活は一変。
メルカリなどのフリマアプリでマスクや除菌アルコールなどを転売する人が急増、社会問題になったのは記憶に新しいところ。
メルカリの利用者、利用回数、取り扱い金額などが急増したこと。
そのことに対する業績期待などから、メルカリの今後の株価が上昇すると思った人が増えたのでしょう。
<メルカリの株価チャート>
※出典:ヤフーファイナンス
3月のコロナ・ショックで株価は底を打ち(1557円)、その後は上昇トレンドに転換して株価5340円にまでなりました。
2018年にIPOした時のメルカリの初値が6000円。
その後、一度も初値6000円を超えることなく、株主たちを失望させてきましたが…
コロナをきっかけに、上場来高値更新をする日が、近いうちにやってくる可能性が出てきたと予想します。
実はメルカリ、8月6日に2020年6月期業績の上方修正を発表しています。
それだけ業績が好調であることが、決算の数字となって表れているわけです。
9月から始まったマイナポイントをメルペイでも申し込めることも追い風となると思います。
ただ、上方修正を出したとはいえ、未だ赤字企業であることに変わりはありません。
メルカリが黒字転換するようになれば、株価の今後にはさらに期待が持てそうですね。
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(追記:2020/1/22)
メルカリの株価、相変わらず下がっています。
19年11月に発表された20年6月期第一四半期決算の内容が前年同期よりもさらに大幅悪化したことが嫌気され、下降トレンドから全く抜け出せません。

※参照「メルカリ2020年6月期第二四半期決算短信」
はっきり言って、トレンド転換する材料がないですね。
今のままでは、メルカリの株価は今後も厳しいと言わざるを得ない。
メルカリアプリのライバルといえば、ヤフオクだと思いますが、ソフトバンクグループの方はZOZOを買収するなど、着実に拡大路線を続けて、差が開くばかりの状態です。
メルカリは2月6日、20年6月期第二四半期決算を発表する予定。
決算内容次第では、メルカリの株価は今後もさらに下落していく可能性もあるので要注意が必要だと思われます。
(追記:2019/8/9)
「メルカリ」(4385)が8月8日、2019年6月期決算を発表したので追記していきます!
昨年の新規上場後、上場初日に付けた株価6000円の壁を一度も超えられていないメルカリ。
それどころか、先行投資が拡大し、赤字幅が膨らむばかりの状況に投資家からは期待よりも苛立ちの方が大きくなっていました。
そんな状況で迎えた決算。
メルカリにとっては、上場後の初めての通期決算になります。
メルカリの株価が今後、上昇していく要素があるのかに注目して見てみました!
今回発表された決算内容をかいつまんで読むと以下のとおり。
【売上高】516.83億円(前年比44.5%増)
【営業利益】121.49億円の赤字(前年44.22億円の赤字)
【経常利益】121.71億円の赤字(前年47.41億円の赤字)
【当期純利益】137.64億円の赤字(前年70.41億円の赤字)

※参照「メルカリ2019年6月期決算短信」
結果は増収減益。
国内のフリマアプリ「メルカリ」事業は好調で売り上げも伸びて黒字でした。
しかし、米国事業での先行投資、英国事業からの撤退、キャッシュレスサービス「メルペイ」のキャンペーン費用、積極的な人材採用などのコストがかさみました。
本業のもうけを表す営業利益では約3倍、当期純利益では2倍近くに赤字幅が拡大してしまいました。
決算発表では、これからの1年を勝負の年と位置付け、さらに積極的な投資をしていく姿勢も見せました。
しかし、長期投資家ならともかく、デイトレーダーのような短期投資家にとっては、赤字幅拡大を容認するような発言は株価を下げる原因。
メルカリの株価は今後も厳しい状況が続きそう。
本日(19/8/9)のメルカリ株は売り込まれています。

※出典:ヤフーファイナンス
株価を見る限り、上場来高値6000円の半分にも満たない状況です。
米国での業績アップとpaypayなどの競合過多なキャッシュレスサービス。
この二つの課題を早期に解決しないかぎり株価の大幅な上昇は難しいように思います。
不安要素もあります。
これまでは国内事業で稼いだお金を先行投資に回す…というサイクルで成長してきましたが、国内事業の成長にも陰りが見えてきているからです。
もしこの成長サイクルが崩れてしまうと、メルカリにとっては成長戦略の変更を余儀なくされる可能性も出てくるかもしれません。
メルカリ自体は大分世の中に浸透してきているので、個人的には頑張ってほしい。
しかし、株価の方はきちんとした成長軌道に乗せていかないと、なかなか長期での強い上昇を望むのは難しいかなと感じてしまう決算内容でした。
(元記事:2019/1/17)
2018年6月、多くの投資家の期待を胸に満を持して上場したIPO株「メルカリ」。
しかし、上場初日に付けた6000円という最高値から、株価は下落を続け1/3まで下がってしまいました。
米国事業の赤字拡大が大きく、メルカリ株価の下落が止まらない状況に投資家の怒りは爆発。
「上場ゴール」と揶揄される事態に発展。
メルカリは攻めの姿勢を貫き、今後の株価上昇へとつなげられるのか?
株主の信頼を取り戻せるのか?
2019年、メルカリの株価が今後上昇していく可能性があるのか。
株投資歴十数年の管理人が独自予想をしていきたいと思います!
メルカリ、株価の今後。赤字の最大要因、米国事業の今後の可能性
上場後初の決算でメルカリの2018年6月期の業績は70億円の赤字となりました。
前年同期の42億円の赤字から実に28億円も赤字幅が拡大したことになります。
これが投資家の失望と不安、怒りを誘い、メルカリの株価は強烈な下落トレンドを形成。今後も続きそうな気配です。
そんなメルカリですが、実は本業のフリマアプリ「メルカリ」事業は好調をキープしているのです。
純損益こそ赤字が拡大しましたが、売上高は357億円(前年同期比62%増)と高成長。
この本業で稼いだ利益を食いつぶすことになったのが、海外事業です。
英国、米国での事業がうまくいかず、英国事業からは昨年末ついに撤退を発表。
しかしながら、米国事業に至ってはまだ撤退しておらず、米国市場での認知度とシェアを広げるために大幅な先行投資を継続。
これが吉と出るのか凶と出るのか…
この結果により、メルカリの今後の株価が左右されるのは間違いなさそうですね。
米国事業の今後の可能性ですが、私はかなり厳しいのではないかと見ています。
米国にはすでに超巨大企業となっているイーベイなどが存在します。
日本では圧倒的な知名度シェアを誇るメルカリもその他大勢に過ぎません。
会社四季報からの引用によれば、メルカリは米国での知名度上昇のためにラジオCMや屋外看板に力を入れているとのこと。
ラジオや屋外看板が悪いとは言いません。
ただ、ネットを使用したサービスなのでそちらの方に力を入れた方が良いのでは…と感じてしまいます。
メルカリが今後、株価を上昇させて株主に報いたいのならなおさらです。
よほど画期的なサービスを米国でスタートさせでもしない限り、現状では米国市場で大きな成果を上げるのは難しそうです。
また、メルカリは国内でもフリマアプリ以外に新規事業を立ち上げており、こちらも苦戦しているものが多いようですね。
「おとなの株ラウンジ」で度々取り上げてきたライザップグループと姿が重なって見えてしまうのは管理人だけかな…。
ライザップも本業は好調だけれど、M&Aを繰り返して事業を広げうまくいっていない。
その結果、赤字に転落。
どちらの企業にも共通しているのは拡大を急ぐ攻めの姿勢です。
本業で稼げているうちに他の収益柱も育てたい。
事業の多角化と成長がメルカリの株価の今後にもプラスになるはず…
その気持ちはわかりますし、間違っていないと思います。
しかしながら、少し成長を急ぎ過ぎているようにも見えてしまいます。
メルカリが米国での認知度とシェアを拡大させるには、マス媒体もさることながら使ってもらいたいユーザーを絞り込んだマーケティングが必要になるものと思われます。
これが奏功すれば、メルカリは今後の株価上昇への兆しが見え始めてくることでしょう。
メルカリの株価の今後の上昇可能性をさぐる
メルカリの株価チャートをごらんください。
※出典:ヤフーファイナンス
メルカリの株価は6月の上場初日に6000円を付け、年末には1704円まで下落しました。
現在は若干株価を戻し2000円を回復した水準となっております。
この株価がやや回復した背景には、2つの理由があると私は見ています。
理由1:相場環境が改善された
理由2:英国事業撤退が発表され、買い材料とみなされた
理由1はメルカリ単体でどうこうできることではありません。
しかしながら、理由2は戦略的撤退とみなされ、これ以上赤字幅を広げないプラス材料と投資家からみなされた可能性があります。
投資家としての立場からいうと、この英国事業撤退は私も評価しています。
米国事業については撤退するつもりは現在のところないようなので、一日も早く業績アップへの足掛かりを作ってほしいものですね。
あとは、スマホ決済「メルペイ」を成長させられるかどうか。
グーグルペイ、楽天ペイ、ラインペイなど、似たようなサービスが群割拠の状態なので、その中で優位性を見出して利用者を増やせるかが成功のカギといえそうです。
・メルカリユーザーをどれだけメルペイユーザーにできるのか
・どれだけ新規ユーザーを増やせるのか
この上記2つを成功させられれば、メルカリの今後の株価は上昇へと転換していく可能性があるように感じます。
ただし、メルカリの株価がどこまで行けば下げ止まるのか、現状で図るのは難しいです。
後は、現在公表されていない、今期の業績予想の公表ですね。
公表されていないことで、投資家心理を悪化させてしまいましたから、これが明らかになるだけでも「情報がわからない不安心理」は大分低減されるかと思います。
私としてもメルカリの動向は気になるので、今後も同社の動きはフォローしていきたいと思います。
何か動きがありましたらお伝えしていきますね!