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SBI、メガバンク化に向け着々。業務提携の福島銀行株価はストップ高
今後ますます、地方銀行の淘汰が進むことになる。
そんな出来事が起こっています。
SBIホールディングスと福島銀行との資本業務提携です。
収益力が年々低下し、じり貧の地方銀行。
株式市場でも、PBR1倍割れは当たり前。0.1倍台さえ珍しくありません。
福島銀行の株価も低迷した状態のままでした。

※引用元:ヤフーファイナンス
本日、SBIとの資本業務提携の報道がされてストップ高にはなりましたが、まだPBRは0.2倍台と超割安です。
SBIホールディングスは、みずほ・三井住友・三菱UFJに次ぐ第4のメガバンクを誕生させることを標ぼうしています。
そのための手法として、地方銀行との業務提携を進める戦略を打ち立てています。
今回の福島銀行との業務提携はその一環。
これで2行目になります。
たった2つの地銀を傘下に収めただけではとてもメガバンクにはなりません。
ということは、これからも機会を見て、次々と地銀との資本業務提携を推し進めていくことが予想されます。
もし、次に(さらにその次でも)提携する地銀の株に投資できていれば、将来的に大きな利益を上げられるかもしれません。
眉唾な話ではありますが、全くの夢物語でもないので、あくまでもそういう可能性があるということで、地銀投資への可能性を探っていきたいと思います!
SBIとの提携でストップ高:福島銀行の株価上昇率はトップ
11月11日の前場時点で、福島銀行の株価上昇率は市場全体のトップとなっていました。

※引用元:ヤフーファイナンス
最近はNYダウや日経平均が年初来高値や過去最高値を更新するなど、株式市場には投資資金が流入しているのが顕著になっています。
何か材料があれば、その銘柄には一気に投資資金が集中することも珍しくありません。
特に今回の場合は、SBIグループという金融界のメガグループとの提携なので、投資家が持つ期待も大きいのでしょう。
サプライズと期待の大きさから、ストップ高になったと筆者は推測します。
とはいえ、今日はニュースが出た当日。
明日以降もこの買いの勢いが続けば、本物の勢いといえるのではないでしょうか。
すぐに利確売りに押されるようだと、短期的なバブルで終わってしまう可能性が高まると思います。
株価が急騰する前から福島銀行の株を保有していた人は、大きな利益を上げられたと思います。
しかし、そうではない人はどうしたら良いのでしょうか?
今から福島銀行に後追いで投資するか、それとも他の銘柄を探すか?
大きく分けるとこの2つの選択肢になるかと思います。
後追いの場合は、すでに30%も株価が急騰しているので、後を追うのが怖いと思うかもしれませんね。
その場合、他の銘柄を探す選択肢が有望になることでしょう。
となれば、SBIが次に提携を目指す地銀を探すのも有力な選択肢の1つになるのではないでしょうか。
次にSBIグループ提携しそうな地銀はどこ?
となると、次にSBIグループとの提携を発表する地銀はどこなんだ?
ということになりますよね?
はい、それが分かれば苦労はありません(笑)
インサイダー情報でも入手しない限り、確度の高い投資を行うのは難しいでしょうね。
ただ、対策が全くないわけではありません。
今年9月の時点で気になる記事が配信されています。
※参照記事「【図解・経済】SBIの「第4のメガバンク」構想(2019年9月)」
この記事の中で、SBIの北尾吉孝社長は9月時点で10行の地銀から提携の打診が来ていることを明かしています。
この言葉を信じるならば、今回明らかになった福島銀行を除いても残り9行は提携の可能性があることになります。
さらに、今後その数は増えていく可能性も高いのではないでしょうか。
日銀のマイナス金利政策やAIの発達などで、それほど地銀の収益力は低下しているのです。
ちなみに、9月には島根銀行との提携を発表しているSBI。
島根銀行、福島銀行と来ており、地域はばらばらですね。
中国地方と東北地方と来ているので、次は四国や北陸、九州辺りの地銀などにチャンスがあるのではないかと個人的には思っています。(あくまで私見です。投資は自己判断&責任で)
そうすれば、全国を網羅するネットワークが出来上がっていきますので。
北海道や沖縄を含めて各地方に最低1行の提携先を持つことになるのであれば、少しは的を絞りやすくなるかもしれませんね。
会社四季報や各地銀のHPなどを見て、地銀の財務状況などを研究すれば、さらに候補先を絞れるようになると思います。
このように自分で情報を取捨選択していくリテラシーを身に着ければ、あなたの投資力も上がり、より確率高く利益を上げられるようになっていくものと信じています。
そのためのお役に当サイトが立てれば幸いです。