アサカ理研株価が急上昇↑↑中国の米へのレアアース輸出規制の思惑で

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アサカ理研株価が突然のストップ高連発!中国が米国にレアアース輸出規制発動ちらつかせ思惑買い

(2019/5/31追記)

米中貿易摩擦によって株価の上がる銘柄にはこんなものもあった…。
アサカ理研の株価の急上昇は、そう思わせるような2日連続のストップ高でした!

昨秋に都市鉱山銘柄として、アサカ理研を取り上げましたが、今回は意外な形で当銘柄が注目を集めることになりました。

米国のトランプ大統領による中国への貿易圧力。
中国も報復関税を米国に課していますが、ダメージの差は歴然です。

そこで中国側は切り札として「レアアースの輸出規制」という外交カードをちらつかせてきました。
参考記事:ブルームバーグ

iPhoneなど、米国が世界に誇る製品などに、数多く使用されているレアアース。
その多くは中国から輸入しているものです。

日本も数年前に、中国との関係が悪化した時にはレアアース輸出規制を受けました。
それと同じことをしようとしているわけですね。

そこで注目を集めたのがアサカ理研です。

都市鉱山から金などのレアアースを回収することに強みを持つ同社には、投資家の思惑買いが集まりました。

アサカ理研株価リスト

※引用:ヤフーファイナンス


1390円だった株価はわずか2日間で2090円まで爆謄。
実に50.3%の株価上昇率です。

2日連続のストップ高だったので、今日はさすがに利確売りされていますが、もし本当にレアアースの輸出規制が実施されれば、株価はさらに上昇していく可能性がありそうです。

米中貿易摩擦は長期化の様相を呈しており、レアアース問題も長引けばそれだけアサカ理研の需要は増え、同社の株価を押し上げる要因となることでしょう。
(追記:了)

アサカ理研株価に追い風?商品市況の改善で上昇トレンド形成か?

(元記事:2018/10/5)
10/4株式新聞にて「注目株:アサカ理研―銅価格反発で恩恵、「都市鉱山」関連の側面も」との見出しで注目されたアサカ理研(5724)

その翌日、10/5アサカ理研の株価は、一時前日比7.6%上昇まで買われました。

このいきおいは本物なのかを検証して、アサカ理研を順張り投資で追いかけられるのかを予想していきます!

アサカ理研の株価

※引用:ヤフーファイナンス

アサカ理研は都市鉱山テーマ株

株式新聞の1面を飾ったことで、株価に大きなインパクトを与えたアサカ理研。
そんなアサカ理研は、都市鉱山関連、EV(電気自動車)関連テーマ株として注目が集まります。

アサカ理研は都市鉱山から金や白金(プラチナ)、コバルトなどのレアメタルを回収するリサイクル業務を行っているのです。

コバルトは電気自動車に使われるので、電気自動車テーマ株としても扱われることがあります。

こうしたテーマ株として注目される銘柄は、同じテーマの銘柄に大きな株価上昇が起こった時に注目を集め、連想買い、思惑買いが入ることが多くあります。

同業種のあの会社の株価が上がっているなら、アサカ理研の株価も上がるんじゃないか?との連想から買いが入るわけですね。

アサカ理研の株価はなぜ軟調だった?

しかしながら、アサカ理研の株価は最近まで軟調でした。
そのことはアサカ理研の株価チャートを見ればあきらかです。

まずは同社の株価チャートをごらんください。
アサカ理研の株価チャート
これは2018年5~10月にかけてのアサカ理研の株価チャートです。

5~9月まで下落を続け、9月後半から下落トレンドが反転。
上昇トレンドへと切り替わっています。

株価2700円台から1800円台まで下落、反転後は2500円台まで回復していますね。

この株価の下落と回復をひも解くカギは、「米中貿易戦争」と「商品市況」にあります。

貿易摩擦をめぐって現在アメリカと中国の間で関税の掛け合い合戦が展開されているのは、テレビのニュースなどでご存知かと思います。

この煽りを受けて、鉱山資源などの商品市況も一部で軟調な展開となっていました。
特に、アサカ理研の株価に影響を与えたのは銅価格の下落のようですね。

以下のチャートは6~10月の銅ETFのものです。
銅ETFチャート
アサカ理研の株価の推移とほとんど同じ動きを見せていますね。

これは言い換えれば、アサカ理研の株価は銅価格に連動している可能性が高いということです。

都市鉱山からせっかく銅を回収しても、銅の市場価格が下落していたのではもうけが減ってしまいます。

それがアサカ理研の株価の下落にもつながっていたというカラクリです。

アサカ理研の今後の株価の展望

長らく低迷していたアサカ理研の株価ですが、銅価格の上昇とともに反転を開始しました。

そうなると、今後は何円くらいまで株価が上昇していくのかということになってくるかと思います。

1つの目安はアサカ理研の年初来高値にあると私は思います。

アサカ理研株価の年初来高値は1月に付けた3165円

今後、さらに銅価格が本格的な長期上昇トレンドになっていけば、アサカ理研の売上・利益にもプラスに働くことが予想されます。

こうした流れになってくれば、現在2500円をにらんだ株価も3000円を超え、年初来高値3165円を目指した動きになるのではないでしょうか。

十分その可能性はあると私は思います!

そのあたりが利確のポイントになると予想しています。

ただし、米中貿易摩擦の行方いかんによっては、相場に予期せぬ変動が起こることもありえますので注意が必要です。

そのことを念頭に置きつつ、今後もアサカ理研の株価の動向を見守っていきたいと思います!

また何か大きな株価の動きなどがあったら追ってお伝えしていきます。

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