ゾゾスーツ…悪評判&「ボディグラム」登場で株価の回復見込み立たず

    ゾゾスーツ

    ZOZO(ゾゾ)株価に試練…ゾゾスーツの悪評と強敵「ボディグラム」登場で下降線がつづく

    2017年11月ZOZO(ゾゾ)の前澤社長は自身のツイッターでこう高らかに宣言しました。

    「圧倒的な速度で世界中に配りまくり、体重計や体温計のように一家に一台の存在にする。世界中のお客様の体型を最も知り尽くした企業となり、データを元にひとりひとりにピッタリの服を提供する」

    ゾゾの新たな成長事業であるゾゾスーツ(ZOZO SUIT)のことです。

    ゾゾスーツは、一瞬で体型を採寸でき、1人1人にフィットしたスーツを完成させて提供するサービスです。

    最初は斬新さや物珍しさもあり、マスメディアや個人のツイッター(SNS)などで頻繁に取り上げられました。

    ところが、いざサービスが始まると、完成したゾゾスーツはサイズミスや出来上がり(見た目?)が微妙だったなど…評判はあまり芳しくはないようです。

    おそらくはまだ始まったばかりのサービスなので改善の余地があるということなのでしょう。

    そんな評判に連動してなのか…業績好調だったゾゾの株価も下落トレンドになり、この記事を書いている11/21には年初来安値を更新するまでとなってしまいました

    ゾゾ株価

    ※引用:ヤフーファイナンス

    さらに米企業オリジナル社のAI採寸ツール「ボディグラム」(Bodygram)が採寸精度99%の出来と話題になり、ゾゾスーツの強力なライバルになりそうです。

    ゾゾ(ZOZO)とゾゾスーツ(ZOZO SUIT)にとって厳しい状況が続く中、株価も含めて今後の巻き返しはあるのでしょうか?

    投資妙味も含めて、ゾゾのこれからに迫ってみたいと思います!

    評判がイマイチのゾゾスーツは無料配布を縮小。株価下落に拍車?

    ゾゾスーツのサービス開始から1年ほどたった10/31
    ゾゾの決算説明会で前澤社長は突然ゾゾスーツの無料配布の縮小方針を表明しました。

    その理由は主に2つ
    理由1無料配布を縮小させることで約30億円のコスト減が見込める。
    理由2これまでに配布したゾゾスーツから集めたデータの量が十分な規模になった。

    今後は、これまで集めた採寸データを活用し、身長、体重、年代、性別を入力すれば適切なサイズを提案する新たなサービスへと軸足を移すようです。

    この発表の背景には、同日発表した2019年3月期上期の決算内容が悪化したことが理由として挙げられます。

    同社が発表した連結経常利益は100億円(前年同期比27.7%減)
    通期計画400億円に対する進捗率は25.0%

    という内容でした。
    この決算結果はすぐに株価に反応しました。

    10/31のゾゾ(ZOZO)の株価は終値2719円
    翌11/1終値は2552円
    昨日11/20時点での終値は2230円

    このようにゾゾの株価は下落に拍車がかかってしまいました。

    ゾゾスーツの強敵?「ボディグラム」の評判

    では、ゾゾスーツの強敵になるかもしれないオリジナル社の「ボディグラム」とはどんなものなのでしょうか?

    その評判などもご紹介しましょう。

    まずはコチラをごらんください。
    ボディグラム1
    ボディグラム2

    上記の画像はボディグラムの使用イメージです。

    ボディグラムのサービス内容(使い方など)をかんたんに説明するとこんな感じです。

    【1】スマホで正面と側面の全身写真を撮影し、身長・体重・性別・年齢を入力
    【2】【1】の結果、ウェアの製作に必要な肩幅や首周りなど全身の採寸が瞬時に完了
    【3】着の身着のままで、場所や背景おかまいなしに撮影しても身体のデータだけを抽出して採寸してしまう

    ゾゾスーツの場合、採寸するための専用スーツを着用する必要があったのに比べ、ボディグラムはスマホで正面と側面の写真を撮影するだけでOKと非常に操作がカンタンです。

    しかも、その採寸制度は99%の出来というのですから、ゾゾスーツにとっていかに強力なライバルになる可能性があるかがわかります。

    実際に購入した人の評判も上々のようです。
    オリジナル社が展開するカスタムウェア・ブランド「オリジナル・スティッチ」を利用した人の評判はコチラから見ることができます。

    シリコンバレー発の企業ですが、すでに日本法人を設立し日本でサービスを開始している同社。

    このままの調子でいくとゾゾスーツはかなり厳しいのではないかと個人的には思います。

    なぜなら、ゾゾスーツを利用した人の中には専用の採寸用ウェアを着用しなければならないことが「恥ずかしい」「面倒くさい」という評判が多かったからです。

    ゾゾはすでに100万人以上のデータを収集済みとのことですが、さらなる完成品の精度の高さが要求されそうです。

    ゾゾスーツの巻き返しはあるのか?

    はたしてゾゾの巻き返しはあるのでしょうか?

    その1つの可能性として、先日ZOZOが発表した米男子ゴルフツアー(PGAツアー)への参入が考えられます。

    同社によれば2019年に日本国内でPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」(ゾゾ・チャンピオンシップ)を開催するとのこと。

    松山英樹選手など、世界のトッププロ選手がゾゾスーツのウェアを着用してゴルフをプレイするなどの展開になれば、ゾゾスーツのイメージと認知度は世界的にアップする可能性があります。

    次から次へと新たなチャレンジをしていくZOZOの前澤社長のことですから、かんたんに負けを認めるようなことはしないことでしょう。

    個人的にはそんな社長と同社のチャレンジに期待したいと思います。