バリュー株とグロース株の逆転現象が2020年後半に起こる?

    バリュー株グロース株

    バリュー株がグロース株を2020年後半に逆転?

    バリュー株がグロース株を逆転する…
    そんな状況が2020年7月頃から起きています。

    2010年代にはバリュー株は買っても全然株価が上昇しないバリュートラップとまで言われ、グロース株に完全にお株を奪われました。

    多くの投資家があこがれるテンバガーになるのは、ほとんどがグロース株でバリュー株はボロ株のままであることも多々ありました。

    私はバリュー株が完全に見向きもされなくなったのかと思っていましたのが正直なところです。

    しかし、コロナ禍で状況が一変。

    7月にはグロース株からバリュー株に投資資金が流れているとの報道も出てきました。

    はたして本当なのでしょうか?
    それとも一時的なバリュー株とグロース株の逆転現象で終わってしまうのか?

    2020年後半以降、バリュー株とグロース株のどっちにより優位性があるのかを独自解説していきます。

    バリュー株の時代は終わり、グロース株の時代だった2010年代

    バリュー株投資の概念は古く、ウォーレン・バフェットの師ベンジャミン・グレアムが確立したといわれています。

    バフェットはグレアムからバリュー株投資を学び、それを発展させた投資手法で巨万の富を築いたのは有名な話です。

    しかし、2000年代辺りからだんだんバリュー株投資が通用しにくい相場になっていき、2010年代にはバリュー株投資に代わり、グロース株投資が台頭しました。

    グロース(成長)株への投資は、インターネットやスマートフォンの普及、5Gなどの新技術への期待などもあり、大きな成功を収める企業(銘柄)が続出。

    バリュー株をグロース株が凌駕しつづけてきました!

    日経新聞電子版によれば、リーマン・ショック後から今年の2月までの間、テンバガーを達成した銘柄は839銘柄もあったそうです。
    その中でも、株価が100倍以上になった銘柄33銘柄は、スマホやバイオブーム、AI(人工知能)などのビッグトレンドになったグロース株がほとんどとのこと。

    <そーせいグループの株価チャート>

    そーせいグループ株価チャート

    ※引用:ヤフーファイナンス


    10年以上もそんな時代が続いたため、バリュー株投資はもはや通用しない…という空気さえ漂っていたと筆者は思っていました。

    私自身、割安株だと思って買った銘柄の株価がなかなか上昇しないことが多々ありました。
    これはいわゆるバリュートラップ(割安の罠)ですね。
    バリュートラップは、割安な株を買ったにもかかわらず、投資後に株価が上昇しない状態が続くことです。

    例え損していなくても、投資効率が悪く、他に株価が割高でもバンバン株価が上昇しているグロース株を横目に見ながら悔しい思いをしたものです。

    当時はPBR1倍割れで業績も赤字ではない…そんな企業でも株価は低位から抜け出せない状態でした。

    もし私のような悔しい思いをしたくないのなら、主観の入らない銘柄選びをしてみるのも一つの手段です。

    AIを駆使した循環物色アナライザーであれば、主観が入ることなく、上昇期待が持てるバリュー株をチョイスしてくれることでしょう。

    バリュー株がグロース株を逆転した背景とは

    バリュー株がグロース株を逆転した背景には、コロナ禍があるようですね。
    コロナにより、これまで高成長を続けてきた企業の中には成長にブレーキがかかるところもあるでしょう。

    そうなると株価は下がっていくので、保有株を利確する。
    利確した資金をどうするかとなると、キャッシュリッチでPBR1倍を大きく割っているようなバリュー株に振り分ける投資家もいるようです。特に高配当銘柄であれば、投資妙味もそれなりにあります。

    最近、経済系メディアでも以下のようなバリュー株に関する見出しが出始めました。

    ブルームバーグより引用(2020/7/15)
    「グロース氏、短期的にバリュー株を選好-グロース株「最良期過ぎた」」
    日経新聞電子版より引用(2020/8/12)
    来るか「バリュー株の逆襲」米金利と業績動向がカギ

    バリュー株というのは、すでに株価がかなり安い状態にあります。
    ですので、コロナの第二波がきてもさらに大きくは値下がりしないだろうという心理も働くのではないかと筆者は思います。

    キャッシュリッチであれば、そう簡単には倒産することもありません。

    リスクヘッジという意味もあるのかもしれませんね。

    新型コロナのワクチンが完成しておらず、まだ完成に時間がかかりそうな現在。
    第二波、第三波とコロナの波が続くようなら、さらにバリュー株が見直されていく可能性を感じています。

    そうなれば、2020年後半以降もバリュー株がグロース株を上回る可能性は十分にありそうです。

    ただし、株というのは基本的には会社の成長に投資するものです。
    ですので、コロナ後も見通した上で長期投資をするのであれば、グロース株投資にも分はあるでしょう。


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