スパイバー…なんだかクモ(スパイダー)みたいな名前ですよね。
実はIPO期待の会社なんです。
みなさんは「蜘蛛の糸でできた服がある」と聞いたら、どんな印象を受けますか?
「そんな服着たくない」、「気持ち悪い」、「そもそも編んだり縫ったりできないでしょう」、といろいろな反応があるとおもいます。
でも、そんな「蜘蛛の糸」で作られた服が実際にあるのです。
手掛けているのは「スパイバー」という繊維ベンチャー企業で、将来IPOも期待されます。
スパイバーの可能性について詳細をみていきましょう。
目次
将来スパイバーは上場するのか? IPOに期待大!
まずは会社概要についてみていきましょう。
企業名:スパイバー株式会社
設立:2007年9月15日
資本金:174憶4366万円
代表者:関山和秀
本社:山形県鶴岡市覚岸寺字水上234番地1
現時点でスパイバーのIPOの時期は未定です。
会社設立から10年以上経っているため、そろそろという期待がありますが、上場に関する具体的な情報はあがっていません。
スパイバーが手掛ける合成タンパク質を原料にする素材の開発は、さまざまな分野において、応用が可能です。
例えば以下ような分野で、本格的な実用化が期待されます。
・輸送機器分野:軽量化、安全性向上、脱石油化
・建築分野:安全性向上、耐震
・電子機器分野:耐衝撃性、植物化
・衣料分野:安全性、耐衝撃性
スパイバーは11年の歳月をかけ、新素材開発の革新的なプラットフォームを作り上げているため、応用の可能性はいくらでも広げることができるでしょう。
ほぼ無限の組み合わせを持つタンパク質素材の可能性に、際限はありません。
そのため仮にスパイバーが上場するとなれば、多くの投資家が株の購入に殺到し、プラチナチケット化する可能性が大でしょう。
上場前でも後でもどちらでも株を購入するのは可能ですが、上場後はかなり高騰することが予想されるので、上場前に買う方がいいでしょう。
製品化が期待される「Qmonos」
クモの糸を使ったスキージャケットが、将来発売されるかもしれません。
スポーツアパレルメーカーのゴールドウィンは、スパイバーが開発した新タンパク質素材「Qmonos」をつかったスキージャケットを公開しました。
現在はプロトタイプの段階で製品化にはいたっていませんが、産業や工業に画期的な変革をもたらす新素材として注目を集めています。
というのも「Qmonos」は合成タンパク質を原料とするクモの糸を原料に作られており、持続可能な素材だからです。
衣類には石油が多く使われていますが、持続可能性や自然環境への影響が問題視されています。
「Qmonos」が実用化されれば、それらの解決に大きく貢献できるでしょう。
「Qmonos」は持続可能性や環境にやさしいだけでなく、素材としての性質も優れています。
スパイバーの開発する合成クモ糸繊維は、重さ当たりタフネス(靭性)が鋼鉄の340倍とされており、大変強い強度をもっています。
スパイバーは現在アパレル分野と輸送機分野に重点をおいていますが、将来的には医療や建築、ロボットや宇宙といった産業分野での実用化も目指しています。
◆ゴールドウィンの株価に注目
スパイバーと関係の深い銘柄として、ゴールドウィンがあげられます。
先にも紹介したように、ゴールドウィンはスパイバーが開発した「Qmonos」を材料とするスキージャケットのプロトタイプを手掛けています。
ゴールドウィンは2018年3月期の決算において、25年ぶりに過去最高益を更新しており、ここ数年2ケタ成長を続けています。
スパイバーに注目が集まれば、当然「Qmonos」を材料とする製品を手掛けるゴールドウィンにも注目が集まるので、関連銘柄として目をつけておく価値は十分あるでしょう。
株価をみてみましょう。
ゴールドウィン(8111)
直近1年の株価ですがゴールデンクロスが起こっており、これからも上昇することが期待されます。
スパイバーのIPOとあわせ、注目するといいでしょう。