東京オリンピック延期が株価に与える影響…日経平均1万円割れも?

    東京オリンピック延期

    東京オリンピック延期が株価に与える影響の深刻度とは

    3月23日、安倍首相がついに東京オリンピック延期の可能性について国会で言及しました。
    これは東京オリンピック延期が現実味を帯びてきたことを意味します。

    はたして、実際に東京オリンピック(東京五輪)が延期になった場合、日経平均株価はどうなってしまうのか?

    再び1万円割れの悪夢を見ることになるのでしょうか?

    投資家にとって気になる株価の今後の動向について考察していきたいと思います。

    東京オリンピック延期の株価への影響は織り込み済み?

    東京オリンピック延期の現実味はすでに帯びていたといえるでしょう。

    新型コロナウイルス(新型肺炎)の震源地がアジアから欧米へと移り、感染者数・死者数の拡大に歯止めがかからない状態の現在。

    米国のトランプ大統領などの要人、各競技機関、JOC委員などから東京五輪延期に関する言葉が出ていました。

    現実的に、もし7月に東京オリンピックを開催したとしても、世界各国の人々が応援するために来日するかというと、非常に厳しいと言わざるをえません。

    経済損失を考慮して中止という選択肢がないのなら、延期という選択肢しかなかったと思います。

    物事の先を読むのが株式投資の世界です。
    東京オリンピック延期が濃厚になることは、すでに織り込み済みだったと思います。

    しかし、延期になることは織り込み済みでも、それが株価に織り込み済みだったかは不明です。

    3月23日時点では、東京五輪開催の延期が正式に決まったわけではありません。
    もし延期になるとしても、どの程度の期間の延期なのかもわかっていません。
    また、延期から中止へと判断が変わる可能性についても、現時点では否定できない状況にあります。

    年内延期なら経済的な損失は最小限に抑えることができることでしょう。
    それでも、ある報道によれば6000億円程度の損失になるといいます。

    中止になれは兆単位の損失になるため、日本政府としてはなんとしてもそれだけは阻止したいところ。

    この記事を書いている間に、カナダがもし通常通りに開催するなら選手団の派遣を拒否するというニュースも流れました。
    もうほぼ、延期の既定路線といえそうですね。

    しかし、株価に関しては、延期が正式決定していないことや、延期開催の日程も固まっていないことから経済に与える影響が読めず、織り込み済みとはなっていないように思います。

    東京オリンピック延期の影響で日経平均株価は1万円割れ?

    東京オリンピック延期が現実になったら、日経平均株価にどんな影響が出るのでしょうか?

    3月23日12時40分現在の日経平均株価は16,803円。
    先週末の終値よりも株価は上昇しています。

    安倍首相が東京五輪延期を容認というニュースが流れたのが今朝。
    それを好感してなのか、日経平均は取引開始直後上昇しました。

    その後は、マイナス圏に転じる場面もあり、前場は前日終値から一進一退といった感じです。

    下記の画像は日経平均の月足チャートです。

    日経平均の月足チャート

    ※出典:ヤフーファイナンス


    2012年に8000円台だった日経平均株価は、上昇トレンドに支えられながら右肩上がりを続けてきました。
    しかし、チャートの右端を見ると、その上昇トレンドをローソク足が大きく割り込んでいるのが確認できます。

    テクニカル分析でいうと、これは上昇トレンドが終わり、下降トレンドに転換したことを示唆しているといえましょう。

    株価の上昇はいわゆるアベノミクスと日銀砲によって支えられていた部分が強く、どちらも限界に達しているのが実情です。

    そのうえ、新型コロナウイルスによる経済停滞、東京オリンピック延期が合わされば、再び株価1万円割れの最悪のシナリオも想定しなければならない事態になるやもしれません。

    もちろんそうならないことを切に願いますが、投資家としては、最悪のケースを想定して動くように心がけることは非常に重要です。

    実際に延期になった時のリスクヘッジなども十分にした上で、投資行動に臨んでいくことをおススメします。

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