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無電柱化関連銘柄、小池都知事再選なら再び注目される?
選挙後は株価が動く。
投資家としては、頭の片隅に入れておきたい言葉ですね。
特に今年は米大統領選挙が行われる年なので、選挙と株価の関係に注目が集まる年となりそうです。
日本の国政選挙は今のところなさそうです。
しかし、7月に東京都知事選挙が行われる予定となっております。
ホリエモンが小池知事の対抗馬としてメディアをにぎわせたりしていますね。
4年前の都知事選は小池ブームが起き、都民ファーストの会と共に都政で躍進しました。
そして、小池氏が掲げたマニフェストに関連した銘柄の株価にも影響がありました。
中でも注目を集めたのが、
無電柱化関連銘柄(電線地中化関連銘柄)です。
地震などの災害対策や街の景観美化の観点からも重要な政策といえそうです。
今回の都知事選で小池都知事が再選すれば、再び注目を集めそうです。
そこで、今のうちに注目しておきたい無電柱化関連銘柄に迫ってみたいと思います。
無電柱化関連銘柄は2016年都知事選後に株価上昇
前回、2016年の都知事選では小池百合子氏が圧勝しました。
その時、小池知事が掲げていたマニフェストには、
東京五輪関連
豊洲市場関連
満員電車解消関連
無電柱化関連
などがありました。(他にも沢山ある)
筆者の記憶では、満員電車解消に関しては2階建車両の導入などを検討するとか言っていたような気がしましたが、完全に聞かなくなりましたね(笑)
JRや東京メトロなどの民間はともかく、都営交通ですらまったく導入の気配さえありません。
で、電線地中化事業についてですが…
平成31年3月に計画案が改訂されるなどしているので、事業として前に進める気はあるようです。
少し調べたところ、東京の無電柱化(電線地中化)計画は昭和61年から始まっていたようです。35年近くも前から計画案そのものは存在していた模様…
それにも関わらず、これまであまり進んでこなかったようですね。
しかし、逆を言えば伸びしろはあるわけです。
伸びしろがあるということは、工事を行う会社にとっては大きなビジネスチャンスがあることになります。
前回の都知事選後には、電柱切断用のワイヤソーを扱うコンセック(9895)の株価が上昇するなどしました。
はたして、2020年7月の都知事選後、無電柱化関連銘柄の株価はどうなるのでしょうか。
小池氏再選の場合、注目の無電柱化関連銘柄とは
コンセックは今回の都知事選後の株価の値上がりにも期待できると個人的には思います。
しかし、筆者がより期待しているのは別の銘柄です。
無電柱化に欠かすことのできない製品を製造している会社といえます。
それはイトーヨーギョー(5287)です。
イトーヨーギョーは無電柱化する上で欠かすことのできないコンクリート製品の製造・販売をしている会社です。
近年、台風などによる被害が甚大になっています。
延期になった東京五輪までに東京の美化を進めたい。
そんな思惑から、小池氏が再選すれば、無電柱化関連銘柄が物色されるかもしれませんね。
連日コロナ関係の記者会見をしていて、コロナ対策がイコール選挙対策になっているのではと思われるほどです。
どの候補が当選するかはわかりませんが、投資家として備えをしておくことは重要だと思います。
筆者も他にも注目の業界がないかなど、探してみたいと思います。
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