武田薬品、買収承認後の株価続落に歯止め…NY市場上場で挽回の兆し

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武田薬品、NY市場上場と巨額買収完了で株価反転…上昇トレンドなるか?

(2019/1/16追記)

12/6に武田薬品工業のシャイアー買収に関する記事を掲載してから1か月余り。

臨時総会での巨額買収の承認後、年初来安値を更新するまで下がっていた武田薬品の株価にようやく反転の兆しが出てきましたので追記していきます!

創業家によるシャイアー買収反対などで揉めに揉めた巨額M&A。
しかし、それも1/8に無事に買収完了

さらに、昨年12月にはNY市場上場も果たし、巨大マーケットのある米国での認知度を上昇させやすい環境も整いました。
(参照元http://news.livedoor.com/article/detail/15878795/

年明けから相場環境も改善したことも手伝ってようやく武田薬品の株価も反転しました。
武田薬品最新チャート
上記は武田薬品の株価チャートです。

12/6に載せた記事の中で、ボリンジャーバンドのミドルラインが上向いてくれば下落トレンドが終わり、株価が反発してくると書きましたがまさにその通りになってきました。

一時的に利確売りに押されることはあるかもしれませんが、徐々に株価は切り上げていくのではないかなというのが私の現時点での見解です。

ですので、長い目で見ればまだ武田薬品への投資はチャンスがあるように感じます!
業績内容がさらに伴ってくれば、より力強い上昇トレンドとなっていくことでしょう。

また、武田薬品工業に何か大きな動きなどがありましたらお伝えしていきます!

(追記:了)

武田薬品、創業家の反対を押し切り買収承認されるも株価は続落で前途多難

(2018/12/6掲載)
12/5武田薬品工業(4502)が臨時株主総会を開催し、アイルランドの製薬大手「シャイアー」の買収が承認されました

その結果。

「日本のM&A史上過去最高額の7兆円の巨額買収成立!」
「世界7位となる日本初のメガファーマ(巨大製薬企業)が誕生!」

といった景気の良い言葉がメディアに踊りました。

しかし、本当に景気が良い話なのでしょうか?

少なくとも投資家にとっては少なからず失望を伴うものだったようです。

臨時株主総会の翌日(12/6)の武田薬品の株価は年初来安値を更新…

武田薬品工業株価

※引用:ヤフーファイナンス

それが投資家の失望の表れだといえそうです。
今年の大発会で6500円の始値を付けた武田薬品の株価は、本日前場4100円まで下落しました。

1年かけて武田薬品の株価は37%も下落した計算になります。

今回のシャイアー買収をめぐっては、武田薬品工業の創業家との対立などが話題となっていました。

結果的には創業家の反対を押し切る形で、買収が承認される形となったわけですが、そんなお家騒動勃発の企業に投資家が何を思うのでしょうか?

・武田薬品は買収によって成長していくのか?
・株価は上がるのか?
・株価が安くなった今が買いのタイミングなのか?

このあたりの気になる点を中心に武田薬品株への投資について迫ってみました。

武田薬品の買収政策はなぜ創業家と揉めた?

創業家出身で元社長の武田国男氏がシャイアー買収に反対し、12/3に記者会見まで開きました。

元々武田薬品の海外企業買収政策を始めた人物の言葉だけに、話題となりました。

武田国男氏が買収に反対している理由は、シャイアーの財務状態にあるようでした。
かんたんに言うと「借入金が多くてリスクが大きい」という理由でした。

それでも経営陣は、シャイアー買収に舵を切り続けます。

なぜか?

その理由は複数。

【武田薬品が買収に舵を切る理由】
・国内市場が人口減少で縮小
・規模を大きくしないとファイザーなどの巨大企業による寡占市場で戦えない
・巨額の資金と時間がかかり高リスクの創薬に対するリスクヘッジ
・自社で創るより、売れる完成品を持っている企業を買収した方が確実で早い
などなど。

創薬には高いリスクが付いてまわりますので、買収路線を拡大していかねばならないと経営陣が考えるのも無理のないことです。

この考えの違いが対立を生んでしまったようですね。

しかしながら、機関投資家や一般の個人投資家のほとんどは買収賛成に票を入れたとのこと。

それは武田薬品に立ち込める閉塞感を破ってほしいとの投資家の願いが多いように感じました。
シャイアーロゴ

武田薬品の買収策:チャート上はかなり厳しい。株価反発の可能性は?

では、今回のシャイアー買収劇は投資家にとって、武田薬品に投資する好機なのかを見ていきましょう。

ここではテクニカル分析の面からお話をしていきます。

ということで、まずは武田薬品のチャートを見ていきましょう。
武田薬品チャート1
今年1月の高値から長期下落トレンドを形成してきたのがこのチャートから見てとれますね。

この長期下落トレンドが底を打ち、武田薬品の株価が上昇していく兆しはないのでしょうか?

テクニカルツールを色々と調べてみました。

そして、いくらか可能性がありそうな指標が見つかりました。

それが「ボリンジャーバンド」「MACD」です。

論より証拠

まずは同時期の武田薬品のチャートをごらんください。
武田薬品チャート2
上段がボリンジャーバンド
下段がMACD
です。

ボリンジャーバンドを見ると株価反転のサインといわれる-2σ(シグマ)にローソク足がタッチしています。

MACDの方は、もう少しで2本の線がゴールデンクロスしそうな形状になっています。

ただ、ボリンジャーバンドの方を見ると、年輪のように7本ある線の真ん中の線(ミドルライン)の傾きがやや下向きになっているのが気になるところです。

本格的に株価が反発していくときは上向きになっているからです。

このミドルラインの傾きが上向いてくれば、下落トレンドが転換し、武田薬品の株価も反発していくものと思われます。

逆に、下向きの傾向が強くなると、一層の株価下落になる可能性が高いでしょう。

これらのテクニカル分析から私が導き出した答えは

短期的にみて株価の下落が続く可能性の方がやや優勢であるというものです。

その最大の根拠は今も述べた通り、ボリンジャーバンドのミドルラインの傾きですね。

これはあくまでもテクニカル分析による私の見解です。

ファンダメンタルズの方でサプライズがあれば株価の状況も変わってきますし、日本を代表する製薬メーカーですので、個人的にはがんばってほしいなと願っています!