竹田和平~日本一の株式投資家から学ぶ心得にこそ成功のカギがある!

    竹田和平

    竹田和平さん(1933-2016)、和製バフェットこと伝説の投資家の哲学

    あなたは竹田和平さんという投資家をご存知でしょうか?

    竹田和平さんは“和製バフェット”とも呼ばれ、投資の世界では日本一の個人投資家と知られる伝説の投資家です。

    元々は「タマゴボーロ」で有名な竹田製菓(現・竹田本社)を創業した実業家で、最盛期には100社を超える上場企業の大株主だった人物です。

    そんな日本一の投資家「竹田和平さん」は、目からうろこの投資哲学や投資基準など…

    さまざまな教えを遺してくださいました。

    その1つが竹田さんの投資スタイル。

    投資というと株価チャートを見てパソコンに張り付いているトレーダーをイメージする人もいるかもしれません。

    ですが、竹田和平さんの投資スタイルはまったく違います。

    彼は「会社四季報」の情報だけを頼りに株式投資をしていました。
    会社四季報
    その理由として「伝統のある四季報スタッフが集めた情報を信頼することだけで十分で、情報が多すぎると迷うだけでいいことはない」とのこと。

    四季報が間違えたときは自分も間違える。
    その覚悟を持つだけとも話しています。

    こんなことを言える投資家はそうはいません。

    だからこそ、そんな稀有な投資家である竹田和平さんをぜひご紹介していきたいと思います。

    竹田和平さんの投資哲学とは

    竹田和平さんは「会社四季報」以外にも、さまざまな投資哲学を持った人物でした。

    【モノ言う株主にはならない】
    たとえば竹田さんはいわゆる「モノ言う株主」 にならず、企業を「励ますだけの株主」になることを心がけ、株主総会へは出席したこともなければ、投資先の会社の経営者と話をしたこともないそう。

    この「モノ言う株主」にならず、「励ます株主」というのは本家のウォーレン・バフェットと同じですね。
    おそらく、このあたりの投資哲学が竹田和平さんを“和製バフェット”と言わしめているのでしょう。

    【値上がりを期待して株を買わない】
    私も含めほとんどの投資家は値上がりを期待して株を買うと思います。
    しかし、竹田和平さんの投資哲学は違います。

    彼の投資哲学が書かれた著書「花のタネは真夏に播くな~日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学~」(著・水澤潤)

    からの引用ですが、竹田和平さんにはこんな哲学があるそうです。

    「値上がりを期待して買ってはいけません。値上がりしそうだと感じる株は、買ってはダメなのです。なぜなら値上がりしそうに思える株は、値下がりする株だからです。値下がりが続いて、もうこれ以上は、ここから値下がりしても底が知れてるという株を買うんです。みんな見放してしまって、値上がりしそうもないと思える株を、買い支えてあげるのです」
    花のタネ
    とても深い言葉ですね…。

    「ここから値下がりしても底が知れている株を買う」

    この考え方は逆張り投資家にとっては非常に重要な考え方だと思います。

    こうしたしっかりとした投資哲学を持っていないと、目先の株価に踊らされて結局は損をしてしまうことが多くなりがちです。

    そうならないためにも、竹田和平さんの投資哲学は私たち投資家に多くの教訓を授けてくれます。

    竹田和平さんが重要視する投資の5つの数値

    上記で竹田さんが会社四季報の情報だけを元に株式投資しているとお伝えしました。

    では、伝説の投資家である竹田和平さんは会社四季報のどんな箇所に注目をして投資先を決めていたのでしょうか

    彼が注目していた5つの数値をご紹介していきます。

    【竹田和平さん投資判断を下す注目の数値】
    ・EPS(1株あたりの利益)
    ・配当性向
    ・株主資本比率
    ・過去の高値からの値下がり具合
    ・過去の売上高の伸び率

    ・EPS(1株あたりの利益)

    EPSは「当期純利益」を「発行済み株式数」で割った金額です。
    この金額が多ければ、それだけ多くの配当金を会社は出せますし、株主に報いることができるので竹田さんは重要視しているとのこと。

    ・配当性向

    配当性向は当期純利益の何%を配当に回そうとするかという数値です。
    当期純利益が100億円の企業が30億円の配当を出せば、配当性向は30%となります。

    竹田和平さんは企業は配当を持って株主に利益を還元すべきとのスタンス。
    ですので、この配当性向の高い企業への投資を好んでいたようです。

    ・株主資本比率

    株主資本比率とは、総資産に占める株主資本の割合で、企業の財務体質の健全度を知るための数値です。
    この数値が高ければ高いほど、財務体質は健全です。
    一般的には株主資本比率が60%もあれば、その企業はそうそう倒産することはないでしょう。

    ・過去の高値からの値下がり具合

    株式投資は割安な株を買うことに成功の秘訣があります。
    ですので、過去の株価の高値からどれくらい値下がりしているのかを知ることが、今後の株価の値上がりを予想するうえで大切だといえます。

    ・過去の売上高の伸び率

    売上の伸び率が高いということは、それだけ会社が毎年成長している証拠。
    売上と利益が毎年高い伸び率を示せば、投資家はその会社に期待して投資を増やします。
    結果、株価も上昇していきます。

    「過去の売上高の伸び率」に関しては、ウォーレン・バフェットも投資する際に注目している数値だといわれています。

    本家バフェットと和製バフェット…通じるものがあるようですね。

    さて、日本一の個人投資家、竹田和平さんの投資哲学と重要視していた数値はご参考になったでしょうか。

    残念ながら竹田さんは2016年に他界されていますが、彼が遺してくれたさまざまな教えは、今でも私たちに多くの気づきを与えてくれるものばかり。

    先人の遺してくれたものを大切にして、今後の投資活動に活かしていきたいですね!