
「株」より「社債」の方がメリットは多い?社債について考えてみる
おとなの株ラウンジが、あえて「社債」への投資について触れてみたいと思います。
それはなぜか?
実は最近、社債を発行する企業が増えているからです。
企業にとっては、低金利で資金調達ができるからメリットがあるのです。
では、投資家にとってのメリットはあるのでしょうか?
そして、株式投資と比較して有利な点などもあるのでしょうか?
この2点に絞って社債への投資について考えていきたいと思います!
社債とは(株と簡単に比べてみる)
社債というのは、企業が投資家からお金を借りる時に発行する債券のことです。
投資家から借金をするので、基本的に金利を支払います。
そして、期限が到来したら、額面分のお金を投資家に返済しなければなりません。(償還)
最近は企業が発行する超長期債が増えています。
償還期限50年を超えるような社債です。
低金利で超長期にわたって借金できるので、企業にとってのメリットは多いです。
投資家にとってのメリットは、銀行に預けておくよりは金利が高いことが挙げられます。

※引用元:SBI証券
それと担保がある社債の場合は、社債の発行企業が倒産しても企業が持つ資産を売却して、そこから返済金を受けられるので、ある程度のリスクの低減ができます。(株の場合はこれがない)
ただし、株のように企業の成長によって価格が何倍にも上昇するようなことは、ほぼないと言っても良いでしょう。
株の場合は、企業の資本金の部分に資金を入れるのに対し、社債は負債の部分に資金を入れることになります。
これが株式投資と社債投資の違いです。
<ほかの株と社債の違い>
・株の場合は配当や株価上昇などにより、利益の分け前を得られますが、社債にはそれがありません。
・社債は企業が倒産した時に売却資産から資金を回収でき(無担保債券などは除く)、株にはそれがありません。
こうした株と社債の違い、メリット・デメリットなどをきちんと理解することが、大切な資産を防衛するために重要なことになるのは間違いないと思います。
社債投資のメリット:株よりも良い投資先か?
社債のメリットをざっと挙げると、下記の通りになります。
・銀行に預けておくよりも金利が高い。
・償還期限がくれば、額面の金額が返ってくる。
・償還期限まで保有するのであれば、株のように価格の上下に一喜一憂しなくて良い。
・格付けの高い社債を買えば、リスクはかなり抑えられる。
社債は基本的に安全度の高い投資といわれており、「銀行に預けておくのはもったいない、でも、老後資産を増やすために安全な資産運用をしたい」という人に向いているかなと筆者は思います。
しかし、多少リスクを取ってでも資産を増やしていきたいという方にとっては、株の方が長期的に見てメリットはありそうです。
今後、長期にわたって高成長が望める企業の株を、株価が安いときに買って保有し続ければ、時間とともに株価も上昇していく可能性が高いと考えられるからです。
社債への投資を考える場合、上記の画像のようにトヨタやクレディスイスといった世界的な企業も社債を発行しているので、デフォルト(債務不履行)リスクはかなり抑えられるでしょう。
ただ、外債(外貨建て社債)を買う場合には、為替変動のリスクがありますので要注意です。
10年くらい前の1ドル70円台のような超円高の時に買っておけば、よほどのことがない限りは為替差損を受けることはありませんが、そうではない時期の投資は注意が必要です。
メリット・デメリット、注意点。
投資をするならこの3つを理解したうえで、投資をすることをおススメします。
社債投資に関しては、長期投資で目先の価格の上下に一喜一憂したくない場合、筆者なら検討するようにします。
安全性という面では、担保がある分だけ株式投資よりは安全性が高いといえるでしょう。
※↓↓↓一生懸命ブログ書いていますので、もし良かったらぽちっとクリックおねがいします。

株式ランキング