ソニーの株価は上がるか?

    ソニーの株価は上がる?

    ソニーの株価上昇は期待できるか?

    2018年度第一四半期の決算発表の際、「2018年度通期の決算見通しを上方修正した結果、最終利益が2年続けて過去最高を更新する見通しになった」と発表。

    業績は絶好調のようだ。

    そんな中、先日ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)が、ICカードを使った「仮想通貨ハードウェアウォレット技術」を開発したと発表。

    ヤフーファイナンスの掲示板「テキストリーム」にも、ハードウェアウォレットの件は言及されており、投資家の目がソニーに集まっているのがうかがえる。

    今回は新たに開発された「仮想通貨ハードウェアウォレット」と、ソニーの業績をけん引する「イメージセンサー事業」から、ソニーの将来性を探っていきます。

     

    ソニーへの期待①:「仮想通貨ハードウェアウォレット技術」

    まずは「仮想通貨ハードウェアウォレット技術」についてみてみましょう。

    ソニーの仮想通貨ハードウェアウォレット技術イメージ図

    株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 プレスリリースより引用

    ソニーCSLのプレスリリースから引用した、「仮想通貨ハードウェアウォレット技術」のイメージ図です。

    仮想通貨のユーザーは仮想通貨を購入した取引所などの「オンラインウォレット」を利用して、仮想通貨の取引をおこなっています。

    仮想通貨を自由に取引するために必要なのが「秘密鍵」ですが、その「秘密鍵」の管理は今のところ「オンラインウォレット」の運営者が担っています。

    そのため、仮に「オンラインウォレット」が不正アクセスを受け「秘密鍵」が流出してしまうと、ユーザーが保有する仮想通貨を他人に使われてしまうリスクが発生します。

    今回ソニーCSLが開発したのは「秘密鍵」の流出を防ぐため、オンラインネットワークに接続されたPCやスマートホンとは独立したデバイス(ハードウェアウォレット)です。

    長年つちかってきた、非接触型のICカード技術を応用して開発されました。

    ICカード型のハードウェアウォレットは小型で持ち運びやすく、高度な技術によって「秘密鍵」の流出リスクも低く抑えられます。

    これから仮想通貨のユーザーがさらに増えれば、今回のIC技術を応用したハードウェアウォレットの爆発的な普及も考えられます。

     

    ソニーへの期待②:「イメージセンサー事業」

    「イメージセンサー」とは何かご存知でしょうか?

    恥ずかしながら筆者は「イメージセンサー」が何であるかわかりませんでした。

    イメージセンサーは、レンズから入った光を電気信号に変換する半導体のことで、人間の眼でいえば網膜に該当する部分のを指します。

    このイメージセンサーの技術がソニーは世界最高峰であり、その詳細をこれからみていきましょう。

    ソニー 部門別売上高

    EE Times Japan「ソニーイメージセンサー事業の技術投資戦略を裏読み ―― 新領域に賭ける狙いとは?」より引用

    ソニー 部門別営業損益

    EE Times Japan「ソニーイメージセンサー事業の技術投資戦略を裏読み ―― 新領域に賭ける狙いとは?」より引用

    上のグラフを見ると半導体部門の売上高は際立って大きいわけではありませんが、利益額は群を抜いており、営業利益のけん引役とみて差しつかえないでしょう。

    ソニーはイメージセンサーの増産にも注力しています。

    2017年度の同社エレクトロニクス部門の設備投資額は約2,400憶円で、他の映画(180憶円)、音楽(100憶円)、金融(200憶円)などと比べ、突出しています。

    そのエレクトロニクス部門への設備投資のうち、70%(約1,680憶円)がイメージセンサーに向けられており、同社の力の入れ具合をうかがうことができます。

    イメージセンサーは、そのほとんどがスマホ向けに出荷されています。

    そのためスマホがほぼ一般に普及されたことにより、イメージセンサーの需要が今後落ち込むのではと危ぶむ声もありますが、スマホ以外の領域でもイメージセンサーは応用が可能です。

     

    応用①「車載」

    先進運転支援システム(ADAS)の進歩や自動運転の実現に、イメージセンサーはなくてはならない存在です。

    自動車業界では、ソニーがイメージセンサーの最大手であるのは十分認知されているため、これから自動車産業での需要の拡大が見込めます。

     

    応用②「監視カメラ」

    「監視カメラ」というと真っ先に防犯目的での使用が頭におもい浮かびますが、将来的には更なる用途の拡大が期待できます。

    例えば渋滞を緩和するため交通状況をカメラで監視し、道路交通システムの効率化をはかるなど、その用途はあらゆる分野に広げることができます。

    「最高益を更新したとはいっても、株価はすでにピークを打って下がっている」というコメントを、ヤフーファイナンス掲示板「テキストリーム」で見かけました。

    そのコメントに対する反応が「そう思う:12」、「そう思わない:23」。

    やはり市場はソニーに期待していると判断して、いいのではないでしょうか?

    2年連続での過去最高益更新へ向け、ソニーから目が離せません!