師走相場は株安か株高か?いきなり波乱のスタートだが年末は?

師走相場

大幅株安で幕開け。師走相場は株安か株高かを占う

2019年も残り1か月を切りました。
元号が平成から令和に変わるなど、様々なことがあった1年でしたね。

そんな1年の最終月である12月の株価は米中貿易戦争への懸念拡大などから、大幅安の展開となっています。

師走相場はこのまま株安が続くのか、それとも株高となって来年へとつなげるのか?

気になる師走相場の株式市場の動向を占っていきたいと思います!

師走相場が株安・株高のどちらに振れるかは米中貿易戦争次第か?

11月末からNYダウ工業平均が4営業日連続で下げています。

これまでFRBの金利引き下げ、米中貿易問題が米国有利な合意に近づいているなどの楽観論が市場に広まりダウ平均を押し上げてきましたが、この楽観論が後退したことによるものと考えられます。

それに加え、米国の経済指標が低調だったことも理由として挙げられます。

NYダウ平均チャート

※引用元:世界の株価と日経平均先物


上記のチャートはNYダウ平均です。
チャートを見ると、10月以降はきれいな右肩上がりの上昇トレンドだったことがわかります。

一見すると、単なる株価の調整のようにも見えますが、4日連続でダウ平均が下がっているのは何かの前触れなのかと気になるところです。

相場の世界では、「米国がくしゃみをすると日本は風邪をひく」といわれることがあります。
それだけ日本株と米国株の連動性が高いことを示唆した言葉です。

で、ダウ平均が連続で下げていることの影響なのか、日経平均も連続で下落しています。

日経平均225チャート

※引用元:世界の株価と日経平均先物


上記のチャートは日経平均株価です。
ダウ平均同様、10月以降は上昇トレンドを形成していたことがわかりますね。

で、ダウ平均同様、直近5営業日は株価が続落しています。

日経平均の場合、テクニカル的にいうと、23000円辺りのところに下値支持線がありそうですね。

この水準を下にブレイクされると、下落の勢いが加速し、師走相場はさらに株安の展開になりそうな気がします。

一方で、23500円付近に上値抵抗線があるようにも見えます。

もしこの価格を上放れることになれば、日本株はさらなる高見を目指して上昇していく可能性が高まるのかなと思います。

それもこれも、おそらくは米中貿易戦争の行方次第ということになるでしょう。

世界の1位、2位の経済大国同士で貿易戦争をしているため、世界経済にとっては影響が甚大。

日本は両国とも経済的な結びつきが強いため、特に大きな影響を受けそうです。

ここ数日、トランプ大統領が中国との貿易協議について楽観論を打ち消すようなツイートをしており、これが大きな株価の下げ要因になっています。

来年は米国の大統領選も控えているため、再選するには中国への妥協は許されないことでしょう。

さらに、有権者からの支持を集めるため、株高に持っていきたいという思惑があるでしょうから、なおさら米国ファーストの動きが強まることが予想されます。

中国に対して、米国が自国に有利な両国合意に到達できるのか。
非常に注目されるところです。

師走相場は株高アノマリーが多い

12月の師走相場が株高になるのか株安になるのか?

投資家としては非常に気になるところです。
一般的には12月の師走相場は株高になることが多いと言われています。

米国市場の「クリスマスラリー」、日本市場の「掉尾の一振(とうびのいっしん)」などのアノマリーが良く知られています。

クリスマスは米国の消費市場にとって、一番の書き入れ時であり、消費への期待から株価も上昇しやすくなります。

掉尾の一振は、大納会に向けて株価が上昇しやすくなるアノマリーのことです。
掉尾とは、物事の終わりに勢いが出ることを意味します。

アノマリーには科学的根拠がないため、鵜呑みにするのは禁物ですが、頭の片隅には入れておきたいところです。

昨年はクリスマスに世界的な株価の暴落があり、クリスマスショックとなってしまいました。

今年はそのようなことがないように願いたいところですが、暴落したらしたで絶好の買い時がやってきたとも言えますので、冷静に判断して対処することが大切です。

目先の株価の上下に一喜一憂せず、戦略をもって相場に臨むことが大切だと筆者は思います。

そうすれば、多少株価が大きく下げても動じることはないでしょう。

筆者個人としては、トランプ大統領は来年の大統領選に向けて、実績作りに勤しむことが予想されるため、株価を上げるためにあの手この手をしてくるのではと考えています。

その結果、年末に向けて上昇していく可能性を感じています。
あくまで筆者の私見ですので、あしからず。

暗い気持ちで年末年始を迎えるよりも、明るい気持ちで迎えたいのでぜひ株価高になってほしいものです。