渋沢栄一がいなかったら東証もなかった?今も残る上場企業がもの凄い

    渋沢栄一画像

    えっ、あの会社も?渋沢栄一が遺した有名上場企業たち。東証、みずほ銀行はほんの一部にすぎない

    新たな1万円札の顔、渋沢栄一

    彼が設立に携わった会社はなんと、500社にも上ります。

    さらに驚くべきは、その中には100年経った今でも残る(会社名変更含む)、上場企業も数多くあるということ…!

    今回は、そんな現在でも残る“渋沢銘柄”にスポットを当て、どんな会社があるのか?

    そして、渋沢栄一が新1万円札の肖像画に採用されたことで、それらの銘柄にご祝儀相場はあるのかなどについて、迫っていきます!

    『日本の資本主義の父』

    新1万円札の顔に決定した実業家・渋沢栄一はこう称されています。

    随分大仰な呼称だな…と思われる方もいるかもしれません。
    しかし、私は決して言い過ぎではないと思います。

    渋沢栄一は、幕末から明治にかけて、大成功した商人や起業家たちがこぞって財閥を作って自分の帝国を作っていく中、作ろうと思えば作れたはずなのに財閥を作ることもなく、500を超える企業の設立、日本赤十字や商工会議所、一橋大学の設立にまで携わった偉人です。

    これらの企業が近代日本の発展に貢献したことを考えれば、資本主義の父と称されても納得ですね。

    では、どんな銘柄が今も残っているのでしょうか?

    さっそく見ていきましょう!

    東証やみずほ銀行、日本の金融の黎明期を支えた渋沢栄一

    渋沢栄一が設立に携わったり、経営に関与した企業は500以上にも上ります。
    その他の団体なども入れれば、600にもなると言われています。

    全部をご紹介することはとてもできないので、その一部を紹介してきます。
    一部でも数が多い…(汗)

    なお、会社名は現在の上場銘柄名で記載させていただきます。

    ・みずほフィナンシャルグループ(8411)
    ・東京海上ホールディングス(8766)
    ・王子ホールディングス(3861)
    ・澁澤倉庫(9304)
    ・第一三共(4568)
    ・デンカ(4061)
    ・東洋紡(3101)
    ・帝国ホテル(9708)
    ・キリンホールディングス(2503)
    ・古河機械金属(5715)
    ・東京ガス(9531)
    ・KDDI(9433)
    ・三井物産(8031)
    ・ダイワボウホールディングス(3107)
    ・清水建設(1803)
    ・IHI(7013)

    渋沢栄一の没後などに、合併などで社名変更になった企業が多いのですが、これだけ多くの企業が残っているのはスゴイですね。

    ここに挙げた上場企業は一部です。

    当たり前といえば当たり前なのですが、どれも昔からある名前を聞いたことのある会社ばかりですね。

    特徴としては、明治の日本近代化の時代に、国を発展させるために必要(重要)だった産業が多いですね。

    金融・エネルギー・金属・建設・通信・医薬品など…

    人々の暮らしに必要なものを、会社を通じて世の中に提供し、国の発展に貢献していたことが見てとれます。

    帝国ホテルは迎賓館としての役割を果たすために建造されたのだとか。

    いまだに世界に名をはせるホテルとして超有名企業ですね。

    キリンホールディングス(キリンビール)やKDDI、東京ガスなどは、わりとお世話になっている会社なので、渋沢栄一がいなかったら、もしかして存在していなかった会社なのかなと思うと感慨深いものがありますね。

    それにしても500社というのはスゴイです。
    年間50社ずつでも10年かかる計算です。

    とてつもないバイタリティーを持った人物であったのだな、ということだけはこの数字を見るだけでも伝わってきます。

    新1万円札「渋沢栄一」決定で、渋沢関連銘柄にご祝儀相場はあるのか?

    昨日(4/9)に政府が発表した紙幣の刷新。
    まだ少し先の話とはいえ、紙幣や硬貨を扱う銘柄は軒並み株価が上昇したことは昨日の記事でお伝えしました。
    4/9掲載記事「紙幣刷新銘柄に早くも買い殺到!株価上昇率TOP10過半数を占める」

    では、渋沢栄一が直接関係した会社の株価はどうだったのでしょうか?

    気になるところです。

    今回紹介した16銘柄について調べてみました。

    ・みずほフィナンシャルグループ(前日比マイナス
    ・東京海上ホールディングス(同プラス
    ・王子ホールディングス(同マイナス
    ・澁澤倉庫(同プラス
    ・第一三共(同マイナス
    ・デンカ(同マイナス
    ・東洋紡(同マイナス
    ・帝国ホテル(同マイナス
    ・キリンホールディングス(同マイナス
    ・古河機械金属(同マイナス
    ・東京ガス(同マイナス
    ・KDDI(同マイナス
    ・三井物産(同プラス
    ・ダイワボウホールディングス(同プラス
    ・清水建設(同マイナス
    ・IHI(同マイナス

    紙幣刷新の発表があった昨日、前日比でプラスになった銘柄は16銘柄中4銘柄という結果になりました。

    まさかの25%…

    少々意外な結果となってしまいました。
    ですが、渋沢栄一が直接創業した澁澤倉庫は力強く株価を上げていました。

    まあ、要因としては渋沢栄一の生きた時代からあまりにも月日が経過していること、会社名が変わってしまっていて関連がわかりにくいことなどが挙げられると思います。

    澁澤倉庫の場合は、社名だけでも渋沢栄一を連想させますので買いが集まりやすかったのでしょう。

    紙幣刷新銘柄の場合は今後大きな実需が発生するので、どの銘柄も上げやすかったと思いますが、渋沢関連銘柄の場合は必ずしもそうではないことも要因だと思います。

    いずれにしても、坂本龍馬たち幕末の志士が政治の面から日本を変えていったのであれば、渋沢栄一は経済の面から発展させていったといっても過言ではないと思います。

    なぜか国内での知名度がそれほど高くない偉人なので、これを機にもっと多くの方に彼の功績を知ってほしいですね。