アノマリー「ジブリの法則」は2019年も健在だった。検証結果発表

    ジブリの法則

    ジブリの法則のアノマリーは2019年も健在。検証結果やいかに?

    相場の世界にいくつも存在するアノマリー
    その中でも一風かわったアノマリーが存在します。

    「ジブリの法則」

    ここ10年くらいの間に注目されるようになったアノマリーです。

    ジブリの法則とは、日テレ系の「金曜ロードショー」でジブリ作品が放送されると、その夜のNY市場あたりから株価や為替が大幅に下落したりするというもの。

    一説によると、ジブリの法則が囁かれるようになったのは2006年ごろからのようですね。

    ちなみに、2018年は10月26日『もののけ姫』11月2日『紅の豚』が2週連続で放送されました。

    その時は、NYダウ平均300ドル(もののけ姫)、109ドル(紅の豚)下落し、ジブリの法則が健在であることが確認されました。

    果たして、2019年の今年もジブリの法則というアノマリーは健在なのでしょうか?

    8月、3週連続でジブリ作品が放送されたので、検証結果を発表していきたいと思います!
    ※参照記事「8月30日に再び株暴落か?「ジブリの法則」を市場が注視」

    ジブリの法則:8月16日『千と千尋』23日『ポニョ』30日『ラピュタ』で検証

    今年の夏は、ジブリ作品が3週連続にわたって金曜ロードショーで放送されました。

    8月16日『千と千尋の神隠し』同23日『崖の上のポニョ』30日『天空の城ラピュタ』と3週連続の放送となりました。

    それぞれの放送日の際、相場はどのように動いたのかを見ていきましょう。

    8月16日『千と千尋の神隠し』
    NYダウ平均前日比249ドル高
    日経平均(週明け19日):前日比144円高

    8月23日『崖の上のポニョ』
    NYダウ平均前日比623ドル安
    日経平均(週明け26日):前日比449円安
    ドル円相場104円台

    8月30日『天空の城ラピュタ』
    NYダウ平均前日比41ドル高
    日経平均(週明け2日):前日比78円安(始値)
    ドル円相場が前週末からマド開け下落し、再び105円台

    ドル円チャート

    ※出典:ヤフーファイナンス

    以上が数字による結果となります。

    この結果をもとに検証してみると、『崖の上のポニョ』放送時はわかりやすく株価も為替も大きく下げていて、ジブリの法則のアノマリーは当てはまったといえそうですね。

    ただ、『千と千尋の神隠し』放送時はダウ平均も日経平均も上昇
    『天空の城ラピュタ』放送時は、ダウ平均はわずかに上げたものの、日経平均は下落スタートとなりました。

    3回の放送をトータルで見ると、まちまちという結果になったといえそうです。

    このことから言えるのは、的中回数(頻度)はまちまちだが、あてはまった時は、下落幅が大きいということかと思います。

    ちなみに、金曜日というのは土日をまたぐので、もともとポジションを手仕舞う投資家が多いのと、米雇用統計の発表など重要指標の発表が多いので元々株価が乱高下しやすい土壌があります

    今回、ポニョ放送時に大幅下落したのは、米中が関税報復合戦を加熱させたことが大きいと言えます。

    金曜日は元々相場が動きやすいこともあり、ジブリ作品が放送されることが多い金曜日のNY市場と週明けの日経平均と為替には注意が必要だと思います。

    ジブリの法則のアノマリーは今後も続くのか?

    金曜ロードショーにおけるジブリ作品の視聴率はとても高いらしいですね。
    と、いうことは今後も多くのジブリ作品が放送されることになると予想されます。

    投資家としては今後もアノマリー:ジブリの法則が通用するのか?ということが気になるかと思います。

    もし的中率が高いのであれば、放送前にポジション解消・日経平均プットの買いなど…様々な対策が立てられますので。

    個人的な見解ですが、今後もジブリ作品が放送されるときに株式市場や為替相場が急落したり暴落したりすることはあることでしょう。

    ただ、それはジブリ作品がどうのこうのではなく、現在の世界経済のあちらこちらにいつ相場の暴落を招いても不思議ではない地雷が多いからです。

    米中貿易摩擦、英国EU離脱、ドイツ景気後退、イタリア政情不安などなど。

    他にも枚挙にいとまがありません。

    特に米国の雇用統計発表やFOMCとジブリ作品放送の日程が重なった時は要注意だと思います。

    雇用統計とFOMCでの金利発表は世界中の投資家から注目され、市場を大きく動かすエネルギーを持っています。

    株価が上昇する方向にそのエネルギーが転換されれば良いですが、マイナスに作用した時は大幅下落にもなりかねないので注意です。