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■72の法則
今回ご紹介するのは「72の法則」です。
この法則を使うと、「投資や借金したお金が2倍になる期間」が簡単にわかります。
つまり、冒頭でも説明したこれから投資や借金をするうえで”得”か”損”かの判断材料にできます。
今投資でお悩みの方や、これから借り入れをしようと考えている方は、覚えておくべき法則です。
■投資で役立つ「72の法則」
先ず、投資における72の法則とは「投資した金額がどのくらいの期間で2倍になるのか」が分かります。
具体的にどのような計算方法かというと、
「72÷金利=投資額が2倍になる期間(年)」
シンプルにこれだけです。
では、実際に年利6%の金融商品でシミュレーションしてみましょう。
「72÷6=12年」
いかがでしょう?
年利6%の金融商品に投資をすると、倍にするまでに“12年”もかかります。
結構かかりますね。(笑)
これが年利8%だと”9年”で倍になるので、金利(年利)は高いほうが「投資」は有利といわれています。
因みに銀行預金の金利は「0.001%」なので、倍になるには約7万2千年かかります。(笑)
最近ではこの謳い文句で年利の安い投資商品を薦めるビジネスマンも多いようです。
ただ、銀行本来の機能は”安全にお金を預け引き出すこと”なので、誤った投資勧誘には気を付けましょう。
■借金でも役立つ「72の法則」
では、借金はどうでしょうか?
住宅ローンや車のローンなど色々ありますが、私が借りている住宅ローンで計算してみます。
※35年固定金利(1.3%)
「72÷1.3=55年」
倍になるのに“55年”かかるようですね。
この間に返済予定なので、余計な利子を払わずに済みそうです。
住宅ローンなどにおいては、年利(金利)が安い得は得です。
ただ、ここで注意なのは安い金利にはそれなりの理由があるということです。
スーパーで売られている食材に例えるなら「見た目が悪い」「傷がある」「味がいまひとつ」などといった具合です。
住宅ローンなど長期の借り入れをする際は、しっかりとした商品か見極めることも忘れないように。
余談ですが、”クレジットカード”のキャッシングやリボ払いは金利が高いことで知られています。
保証人が不要で誰でも簡単に借り入れすることが出来るため、利息制限法(金利に関する法律)ギリギリの利息設定をしているといわれていますが、、、
その金利は14.4%
これを72の法則に当てはめると・・・
「72÷14.4=5年」
5年で倍になります。恐ろしいですね。
カードのキャッシング枠が常に満額なんて方はそうそういないと思いますが、もし心当たりがあれば早めに完済することをおすすめします。
かくいう私も、数年前までは支払いが追いつかず色々な所から借金していた事もあります。
ご利用は計画的にですね。
■まとめ
今回はお金にまつわる「72の法則」について書いていきました。
ただ、この法則はあくまでも目安を知るための法則です。
「金利◯%です。」と言われた際に体感しにくい事もあるかと思うので、この法則に当てはめてみると具体的に考えられるようになります。
お金に操られる事なく、操る側でいたいものですね。
本日も最後まで読んで頂いてありがとうございます。