レーティング・格付けが株価に与える影響は決してあなどれない

レーティング・格付け

レーティング・格付けは株価にこんな影響を与える

株式投資をしていると、ちょくちょく「レーティング(格付け)」情報に出くわします。

証券会社のアナリストなどが、個別銘柄の今後の目標株価などを設定したもので、このレーティング情報によって株価が上下することがよくあります。

このレーティング情報、様々な証券会社が発表していることもあり、信じて良いのかどうかも含めて気になるところです。

せっかく買った銘柄のレーティング・格付けが引き下げられたことで株価が下がって損した。

私はこのような経験があります。
もしかしたら皆さんにもそんな経験があるかもしれませんね。

そこで今回は、レーティング・格付けが株価に与える影響について考えていきたいと思います。

レーティング・格付けが上方修正された銘柄は買うべきか?

投資家として、レーティングについて気になること。

それはやはり格付けが引き上げられた個別株に投資して、儲けられるかどうかに尽きると思います。

まずは下記のリストをごらんください。

レーティング・格付けリスト

※出典:アセットアライブ株式情報

これは株式情報を掲載しているアセットアライブ株式情報というサイトに掲載されている本日の格付け情報です。

レーティング・格付けの中で投資家が見るところは「投資評価」と「目標株価」だと思います。

「投資評価」については、格付けをする証券会社によって違いがあり、どの証券会社がどういう投資評価を下すのかを知っておく必要がありそうです。

例えば、大和証券、野村證券、JPモルガン証券だと以下のような投資評価になります。
・大和証券:投資評価は「1~5」の5段階 ※「1が最も高評価、5が最低評価」
・野村證券:「Buy」(バイ)、「Neutral」(ニュートラル)、「Reduce」(リデュース)の3段階
・JPモルガン証券:Overweight(オーバーウェイト)、Neutral(ニュートラ ル)、Underweight(アンダーウェイト)の3段階

個別銘柄のレーティングを新しく発表するときは、投資評価と目標株価の両方を発表するのが基本です。

大和証券の場合だと、「投資評価は2、目標株価は1250円に引き上げ」という具合ですね。
投資評価が前回のレーティング発表と同じ、目標株価だけ修正になる場合も多々あります。
こうした情報が出された時も、株価は動きますので注意が必要ですね。

ちなみに、大和証券が本日「大塚ホールディングス」と「宇部興産」のレーティング・格付けを引き下げました。

大塚HD投資評価「2」→「3」、目標株価5200円→4600円
宇部興産投資評価「3」のまま、目標株価3230円→2370円

大塚HD:投資評価も下げられ、目標株価も600円下げられています。
宇部興産:投資評価は据え置きですが、目標株価は860円も引き下げられています。

大塚HD株価

※出典:ヤフーファイナンス


宇部興産株価

※出典:ヤフーファイナンス


この両銘柄の株価、本日下げております。

とはいえ、下げ幅はそれほど大きくはありません。
今日は日経平均そのものが140円以上下げていることも影響していると思います。

では、上方修正された銘柄はどうでしょうか。

ゴールドマンサックスがレーティングを引き上げた「カシオ計算機」を見てみましょう。
投資評価:「中立」→「買い」、目標株価1380円→1900円

格付けが引き上げられた本日のカシオ計算機の株価は以下の通りです。

カシオ計算機チャート

※出典:ヤフーファイナンス


年初来高値を更新する上昇となっています。

日経平均が140円も下げる中、非常に強い株価だと言えそうですね。
チャートのトレンドが上昇トレンドだということもありますし、それに加えてレーティングを引き上げられたことが大きかったといえるでしょう。

ここで大事なのは、トレンドだと思います。
もしカシオ計算機のトレンドが下降トレンドの最中であれば、結果はまた違っていたことと思います。

しっかりとした上昇トレンドにある中での、格付け上方修正。

この二つがそろったときは、買いの大きなチャンスになりそうです。

レーティング・格付けによる株価への影響はあなどれないが、過信も良くない

レーティング・格付けが株価に与える影響をこれまで見てきました。

格付けが引き下げられた銘柄は株価も下がり、引き上げられた銘柄は株価が上がっていました。

しかし、レーティングの通りにいかない場合も多々あるのが相場です。

相場には、そこに参加している人の様々な思惑が働くため、時としてセオリー通りにはいかない値動きをすることもあります。

レーティングが引き上げられたのに、あまり株価が上がらないこともあれば、逆に下がってしまうこともあります。

ですので、レーティング・格付けというのは、情報が発信された直後に確かに影響力はありますが、過信するのは良くないと言えそうです。

ですので、レーティングを元に投資活動をするのは、私はあまりおススメしません。

それよりは、ご自身の投資哲学や相場観、テクニカル分析する能力などを磨いていったほうがより良い結果に結び付くと思います。

投資家として大事なことは、どんな情報を得ても一喜一憂したりせずにブレない姿勢を貫くこと。

そのためには、投資家としての自信を付けることです。

そのための情報をおとなの株ラウンジではお伝えしていきたいと思います。