レーティングの株への影響は決してあなどれない

    レーティング・格付け

    レーティングは株にこんな影響を与える

    (最終更新日2020/9/2、元記事2019/10/2)

    レーティングは株価にどれほど影響を与えるのか?」

    あなたはレーティングと株の影響関係を意識したことがありますか?

    今でこそ株メディアの運営をしています私ですが、正直なところ、以前はあまりレーティングと株への影響を意識していませんでした。

    しかし、レーティング(格付け)が株価に影響を及ぼすことを知るたびに、少しずつ考えを改めていきました。

    では、株価に大きな影響を与え得るレーティングとはなんなのか?
    レーティング
    レーティングの「強気判断」「目標株価」といった指標が、個別株の株価はどう動くのか?

    その傾向と対策をお伝えしていきましょう!

    証券会社の株式レーティング一覧(代表的なもの)を紹介

    株探などの株メディアを見ていると、証券会社のレーティング情報を目にすることがあります。

    レーティングとは証券会社のアナリストが、個別銘柄の「投資評価」と「目標株価」を設定したもの。

    投資評価とは、「オーバーウェイト」「強気」などの投資判断のこと。

    レーティングは、発表する証券会社によって表現や目標株価が異なります。

    もし現在の株価よりも大幅に高い目標株価となれば、株価に影響が出る買い材料になる可能性があります。

    逆に、目標株価が低いと売り込まれることも…

    個人的にはレーティングは影響力を考えて要注意情報だと思います!

    証券会社のレーティングはバラバラなので、代表的なものを一覧にしてみました。

    証券会社レーティングの表記一覧

    ・大和証券
    投資評価は「1~5」の5段階 ※「1が最も高評価、5が最低評価」

    ・野村證券
    「Buy」(バイ)、「Neutral」(ニュートラル)、「Reduce」(リデュース)の3段階

    ・みずほ証券
    「買い」、「中立」、「アンダーパフォーム」の3段階

    ・ゴールドマン・サックス証券
    「買い」、「中立」、「売り」の3段階

    ・JPモルガン証券
    「Overweight」(オーバーウェイト)、「Neutral」(ニュートラ ル)、「Underweight」(アンダーウェイト)の3段階

    ・クレディスイス証券
    「Outperform」(アウトパフォーム)、「Neutral」(ニュートラ ル)、「Underperform」(アンダーパフォーム)の3段階

    ・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
    「Overweight」(オーバーウェイト)、「Neutral」(ニュートラ ル)、「Underweight」(アンダーウェイト)の3段階

    ※ただし、中小型株の場合は「Buy」(バイ)、「Hold」(ホールド)、「Sell」(セル)の3段階

    代表的な証券会社のレーティング表記を紹介しました。

    中小証券会社も独自のレーティングを公表しているので、調べてみると面白いですよ。

    レーティングが上方修正された銘柄は買うべきか?

    レーティングについてあなたが気になること。

    それはやはり格付けが引き上げられた個別株に投資して、儲けられるかに尽きると思います。

    下記のレーティングリストをごらんください。

    レーティング・格付けリスト

    ※出典:アセットアライブ株式情報


    これはアセットアライブ株式情報というサイトに掲載されているレーティング・格付け情報です。

    レーティングの中で投資家が見るところは「投資評価」「目標株価」「新規or継続」です。

    証券会社が新規でレーティングを開始したのであれば、今まで注目されていなかった銘柄が注目された証。

    買い材料といえます。

    継続してレーティングを発表した場合、投資評価と目標株価が上がったのか否かが重要です。

    評価が下がれば、株価の見通しは暗く、上がれば明るいというのがセオリーです。

    個別銘柄のレーティングを新しく発表するときは、投資評価と目標株価の両方を発表するのが基本。

    大和証券の場合だと、「投資評価は2、目標株価は1250円に引き上げ」というぐあい。

    投資評価が前回のレーティング発表と同じ、目標株価だけ修正になる場合も多々あります。

    こうした情報が出された時も、影響されて株価は動きますので注意が必要です。

    大和証券が「大塚ホールディングス」と「宇部興産」のレーティングを引き下げた例を見ましょう。

    ・大塚HD:投資評価「2」→「3」、目標株価5200円→4600円
    ・宇部興産:投資評価「3」のまま、目標株価3230円→2370円

    大塚HD:投資評価も下げられ、目標株価も600円下げられています。
    宇部興産:投資評価は据え置きですが、目標株価は860円も引き下げられています。

    大塚HD株価

    ※出典:ヤフーファイナンス


    宇部興産株価

    ※出典:ヤフーファイナンス


    レーティング発表後、どちらも株価は下がりました。
    やはり株に与える影響がレーティングにはありそうです。

    とはいえ、下げ幅はそれほど大きくはありません。
    この日は日経平均そのものが140円以上下げていることも影響が考えられます。

    では、上方修正された銘柄はどうでしょうか。

    ゴールドマン・サックスがレーティングを引き上げた「カシオ計算機」を見てみましょう。

    投資評価:「中立」→「買い」、目標株価1380円→1900円

    格付けが引き上げられた日のカシオ計算機の株価は以下の通りです。

    カシオ計算機チャート

    ※出典:ヤフーファイナンス


    年初来高値を更新する上昇となっています。

    日経平均が140円も下げる中、非常に強い株価。

    上昇トレンドに加え、レーティング上方修正が大きかったですね。

    ここで大事なのは、トレンドだと思います。

    もしカシオ計算機のトレンドが下降トレンドの最中であれば、結果は違っていたことと思います。

    しっかりとした上昇トレンドにある中での、格付け上方修正。

    この二つがそろったときは、買いの大きなチャンスになりそうです。

    レーティングの株への影響はあなどれないが、過信も良くない

    レーティングが株に与える影響をこれまで見てきました。

    格付けが下方修正された銘柄は株価が下落、上方修正された銘柄は株価が上昇しました。

    しかし、レーティングの通りにいかないのが相場。

    相場には、参加している人の様々な思惑が働くため、セオリー通りにはいかない値動きをすることもあります。

    レーティングが引き上げられたのに、あまり株価が上がらないこともあれば、逆に下がってしまうこともあります。

    ですので、レーティングは情報が発信された直後に確かに影響力はありますが、過信するのは良くないです。

    レーティングを元に投資活動をするのは、私はあまりおススメしません。

    ただし、参考にはなるので参考にしています。

    それよりは、ご自身の投資哲学や相場観、テクニカル分析する能力などを磨いていったほうがより良い結果に結び付くと思います。

    投資家として大事なことは、どんな情報を得ても一喜一憂したりせずにブレない姿勢を貫くこと。

    そのためには、投資家としての自信を付けることです。

    そのための情報をおとなの株ラウンジではお伝えしていきたいと思います。

    レーティングについては、基本的に証券会社などが格付けするため、証券会社出身者が運営する投資顧問を利用してみるのも良いかもしれません。

    外資系証券出身の代表がいるTMJ投資顧問も選択肢の1つになるかと思います。

    様々なコースなどが用意されているので、1度覗いてみてはいかがでしょう?


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