小野薬品は売られ過ぎ?ノーベル賞は年初来安値株価の希望の光か?

    小野薬品売られ過ぎ株価

    小野薬品の株価は売られ過ぎなのか?ノーベル賞で年初来高値更新後は一転、年初来安値へ

    2018年10月2日小野薬品工業(4528)の株価が年初来高値を更新しました。

    小野薬品株価

    ※引用:ヤフーファイナンス

    前日、小野薬品工業が発売するがん免疫治療薬「オプジーボ」の基礎研究をなした京都大学特別教授の本庶佑氏に今年のノーベル医学生理学賞が贈られることが決まったためです。

    多くのがんに苦しむ方たちにとって、希望の光となった本庶教授の研究。
    投資家にとっても株価上昇で希望の光となったようですね。

    しかし…

    その株価上昇の勢いは長くは続きませんでした

    その後の小野薬品の株価は強い下落トレンドを形成。
    10月初め年初来高値を更新したにもかかわらず、月末には年初来安値更新ジェットコースター相場になってしまいました。

    下記の株価チャート情報は10月30日のものです。

    小野薬品の株価

    ※引用:ヤフーファイナンス

    ただ、この下落は小野薬品の業績が悪いというよりも、米中貿易戦争やイギリスのEU離脱問題、イタリア財政問題など…

    世界経済の様々な不安要素により、株式市場全体から投資資金が逃げてしまっているために株価が大きく下落することになったという側面が強いといえます。

    上記のチャートを見ると、10月の小野薬品の株価は売られ過ぎではないかと思いたくなってしまうような見事な右肩下がりであることがわかります。

    はたして、本当に小野薬品の株価は売られ過ぎ水準なのか?
    いつ頃株価の反発と上昇トレンドへの転換は起こるのか?

    テクニカル分析を交えて、私の予想をお伝えしていきます!

    小野薬品の株価は売られ過ぎかを分析してみる

    これから2種類の時間足のチャートを見ていきます。

    1つは6か月足
    2つめは1年足です。

    中期と長期のチャートを比較することで、小野薬品の株価が売られ過ぎなのかを見ていきます。

    では6か月足チャートから見ていきましょう。
    小野薬品6か月足
    6か月足チャートでは、一番上の段にボリンジャーバンド中段にスローストキャティクス下段にRSIを表示させています。

    基本的にはこの3つのツールは株価の買われ過ぎ・売られ過ぎを見るためのツールで、小野薬品の株価が売られ過ぎかどうかを見るために使います。

    この6か月足チャートを見ると、スローストキャティクスもRSIも小野薬品の株価は売られ過ぎの水準にあることがわかります。
    どちらもラインが20以下の水準まで下がっています。

    さらにボリンジャーバンドのローソク足も株価反転ラインの-2σ(シグマ)にタッチしており、株価はいつ反転してもおかしくないように見えます。

    では、次に1年足チャートを見てみましょう。
    小野薬品1年足
    6か月足チャートよりも2倍の期間の長さだけあって、少し違った見え方ができますね。

    表示している指標は6か月足チャートと同じで、一番上の段にボリンジャーバンド中段にスローストキャティクス下段にRSIを表示させています。

    この1年足チャートを分析すると、次のようなことがわかります。

    ・上段のローソク足が-2σにタッチしていない(株価反転シグナルなし)
    ・スローストキャティクス、RSIが共に「売られ過ぎ水準」である20のラインまで下落していない

    6か月足チャートでは、売られ過ぎ水準であるように見えましたが、1年足チャートではまだ売られ過ぎ水準まで達していない

    このことは何を意味しているのでしょうか…

    より長期の時間足の方が蓄積されたデータが多いことから、データの正確性が増すと一般的に考えられています。

    ですので、6か月足チャートよりも1年足チャートのほうに沿った動きを小野薬品の株価はしていくのではないかと考えています。

    そうなると、小野薬品の株価はまだ売られ過ぎとはいえず、ボリンジャーバンドの-2σまで株価が下落する可能性は十分にありえるかと思います。

    おそらくは株価2400円か少し下くらいまでは下がるのではないかと考えます。

    その水準まで株価が下がっていくと、スローストキャティクスやRSIの指標でも売られ過ぎの水準に到達し、本格的な株価反発へとつながっていくものと思われます。

    小野薬品の株価が売られ過ぎになっても注意は必要

    テクニカル分析の結果、小野薬品の株価は売られ過ぎの水準に達するまでには、まだ余地があることがわかりました。

    ただ、仮に小野薬品の株価が分析どおり2400円まで下落しても、焦って株を買う必要はありません。

    現在の株式市場は荒れ相場になりやすい状態が続いており、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析通りにいかない場合もあります。

    ですので、小野薬品に限らず株を買う場合には、一気に資金を全額投入するのではなく、何回かに分けて買うことをおススメしますよ。

    その方がリスク分散にもなりますからね。

    個人的にはせっかくノーベル賞を受賞するような素晴らしい研究開発をしてきたのですから、株価の方でも小野薬品にはがんばってほしいと願っています!

    最後に、今回の小野薬品株価の分析は株価の上昇をお約束するものではないことをお伝えしておきます。
    投資は自己責任でお願いします。