オリンパス年初来高値!高値銘柄への投資はOK?

オリンパス

オリンパス、年初来高値更新!その後の株はどうなった?

(追記:2020/2/12)
19年2月におとなの株ラウンジで取り上げた「オリンパス」(7733)。
あれから1年が経ったので、その後のオリンパス株価がどうなったのかを検証していきます。

元記事を書いた当時、オリンパスの株価は年初来安値から昨年来高値、そして年初来高値更新と、株価が反発して上昇を継続している状態でした。

元記事の中では、短期的には上昇継続の可能性がある旨を書きました。
その後の実際のチャートを見てみたいと思います。

<オリンパスの株価チャート(週足)>※同社は株式を二分割しています。

オリンパス 週足チャート

※引用元:ヤフーファイナンス

上記はオリンパスの週足チャートです。

チャートを見る1156円のラインがサポート(支持線)として機能しているのがわかります。

夏枯れ相場が終わってからは、一段上昇してから横ばいというサイクルを繰り返しているのが見て取れますね。

1年で株価は1150円⇒2100円まで950円近く上昇しています。
上昇率にすると82.6%増です。

米中貿易問題や英国EU離脱問題、新型コロナウイルスなど、様々な外部環境の悪化がある中、非常に底堅くて強い動きを見せてきた1年だったといえるでしょう。

かつては会計不正に度重なる訴訟問題など、不祥事連発で株価も低迷しましたが、この上昇トレンドの強さは本物だと個人的には思います。

上昇トレンドがどこまで続くかはわかりませんが、今後もこの勢いがしばらくは続きそうなので、引き続きチェックしていきます!

(追記:了)
(元記事:2019/2/27)

オリンパス」(7733)の株価が絶好調です!

昨年クリスマスに年初来安値3,035円を付けてから株価は大幅反発、上昇を続けて昨年来高値、年初来高値更新が続いています。

オリンパス チャート1

※引用:ヤフーファイナンス

上記はオリンパスの株価チャートです。

赤丸を付けたクリスマスの3,035円の株価から、一気に上昇しているのが一目瞭然ですね。

そこで気になるのが、この年初来高値更新が続いているような銘柄には、投資すべきか否か?

これはベテランの投資家でも悩む、ある意味「永遠のテーマ」だと思います。

あなたが株式投資を続けていけば、必ずこういう株に出合うことになるでしょう。

そんなとき、どんな判断を下せば良いのかを、オリンパスのチャートを見ながら考えていきましょう!

オリンパス年初来高値更新、乗るかは理由で決まる!

年初来高値更新を続ける銘柄への投資は、いわゆる「順張り投資」になります。

順張り投資は、株式投資のスタンスとしては最もポピュラーで基本的な戦略といえます。

※順張り投資…株価上昇の波に乗って投資していくこと。株価が少し下がった“押し目”を狙うのがコツ。

とはいえ、オリンパスの場合、あまりにも急激に株価が上昇してしまいました。
もう上がらないのではないか…?と不安に思うかもしれませんね…

オリンパスのように、急な株価上昇を遂げた銘柄への投資を検討する時は、なぜ株価が上昇したのかを知ることが成功の秘訣です!

上記チャートを見ると、年初来安値を付けた12/25以降、下落しすぎた株価が自律反発していましたが、年明け1/8にマドを開けて株価が急伸しています。

これは、オリンパス株をモルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断格上げにしたからだと考えられます。ほかの証券会社でも投資判断の格上げがされており、これによって株価が一気に上昇したものと考えられます。

元々相場環境が悪く、オリンパス株もつられ安になっていたので、上昇の余地はあったものと私は思っています。
年が明けて米中貿易摩擦や米朝協議などの外部要因が落ち着きを見せ、日経全体にも買いが入りやすくなったことも大きかったですね。

それに加え、1/11にオリンパスが「抜本的な企業変革プラン」をしたことで株価は一段高。
2/25には国内初の内視鏡分野にて薬事承認を取得したAI(人工知能)製品、内視鏡画像診断支援ソフトウエアの発売を発表して株価が上がるなど、直近はアナリスト評価が高いことと、新製品発売などのIRもあり、買い材料にも恵まれました。

これは一般的に今後の株価上昇に期待が持てるサインといえるでしょう。

オリンパス年初来高値の今をテクニカル分析

ではオリンパスの年初来高値更新をテクニカル分析してみると、今後の株価には期待が持てるでしょうか?

オリンパスチャート2

※引用:ヤフーファイナンス

上記チャートはオリンパスのものです。
先ほどのものにボリンジャーバンドMACD(マックディー)を表示させました。

年初来高値を更新する銘柄への投資を検討する際、知っておきたいのはその銘柄の過熱感です。

それを知るためのテクニカルツールがボリンジャーバンドとMACDです。

チャート上段にはボリンジャーバンド、下段にはMACDを表示させています。

ボリンジャーバンドで見てほしいのは、「ミドルラインの傾き」と「2シグマにローソク足がタッチしているか」の2点。

MACDで見てほしいのは、「ゴールデンクロスになるかどうか」です。

【ボリンジャーバンド】
チャートを見るとミドルラインの傾きが上向いているのがわかります。

これは株価が上昇していくサインです。下向くと下落サイン

さらに、ローソク足を見ると、2シグマ(上から2番目の赤いライン)にまだタッチしなさそうなことが見て取れます。

これはまだ株価が短期的には上昇する可能性を示唆していると分析できそうです。

【MACD】
MACDで大事なのは、MACDの上段でデッドクロスが出るかどうか

そして、デッドクロスが出た場合、上段の範囲内で再びゴールデンクロスになるかどうか

もし再びゴールデンクロスになれば、投資家の投資意欲がふくらみ、株価は一段高になる可能性が強いものと思われます
オリンパスのチャートを見ると、青いラインが赤いラインをゴールデンクロスしそうに見えなくもないですね。

もう少しはっきりとゴールデンクロスしそうな形になったらねらい目となる可能性が高いかなと私は分析します。

以上のことから考えると、今回のオリンパスの場合、短期的には上昇の波に乗って年初来高値のさらなる更新を狙った順張り投資はありかなと思います。

ただ、現状MACDはデッドクロスの状態なので、株価が下落する可能性も秘めており注意が必要です。

最後におさらいですが、年初来高値更新を続ける銘柄の場合、その銘柄の相場の過熱感を見極めることが大事だということを覚えておくと判断に迷いがなくなるかなと思います。

お役に立てれば幸いです!

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