オリエンタルランドは成功!値上げと株価上昇の関係

    オリエンタルランド値上げと株価上昇

    オリエンタルランド、値上げで株価も上昇!だが、値上げ=株価上昇とは限らない

    ミッキー、超強気!
    と言いたくなるような東京ディズニーランド、ディズニーシーの料金値上げ。

    コンスタントに値上げをしても、ファンが離れないのはスゴイとしか言いようがないですね。

    ファンが離れない⇒売上・利益が落ちない⇒株価上昇

    というプラスサイクルが働き、運営元のオリエンタルランド(4661)の株価は、値上げ発表でも上昇しています!

    しかし、上場企業の中には、商品・サービスの値上げを発表しても株価が上昇しない銘柄もあります。

    オリエンタルランドとの違いはどこにあるのでしょうか?

    今回は料金値上げと株価上昇の関係について迫っていきます!

    オリエンタルランド株価の強みは、値上げを繰り返しても客離れしないこと

    オリエンタルランドと言えば、度々料金の値上げをする企業として有名です。

    今回の値上げで1DAYパスポートの料金は大人8200円になるそうです。
    ちなみに、1983年の東京ディズニーランド開園時の1DAYパスポートの料金が3900円。

    開業27年で、2倍以上になる計算です。

    東京ディズニーリゾートの値上げ(1DAYパスポート)の歴史を振りかえってみましょう。

    <1983年>3900円:東京ディズニーランド開園
    <1987年>4200円
    <1989年>4400円:消費税3%導入
    <1992年>4800円
    <1996年>5100円
    <1997年>5200円:消費税5%に増税
    <2001年>5500円:東京ディズニーシー開園
    <2006年>5800円
    <2011年>6200円
    <2014年>6400円:消費税8%に増税
    <2015年>6900円
    <2016年>7400円
    <2019年>7500円:消費税10%に増税
    <2020年>8200円

    今年4月の値上げで実に13回目の料金値上げとなります。

    そのうち、消費税の導入・税率アップを理由にした値上げが4回
    つまり、他の9回はそれ以外の理由による値上げということになります。

    そのほとんどは、新しいアトラクションを作ったりするためのコスト転嫁だと考えられます。

    こうしてみると、2010年以降の値上げはすさまじい…
    直近10年で2000円も値上がりしています。

    それでも、客離れが起きて株価下落につながらないのは、ミッキーマウスを始めとしたディズニーブランドの強さなのでしょう。

    値上げした分、キャスト(お客さん)を楽しませられているからこそ、リピーターになる人が多いのだろうなと分析しています。
    おそらく、日本の他のテーマパークがこれほど頻繁に値上げをしたら、客離れが加速していくでしょうね。

    最近は国策で外国人訪日客を増やす施策が行われていますし、空港から近い。さらに複数のホテルまで所有しているため、お客さんの囲い込みがしやすいのでしょう。

    テーマパークだけでなく、アナと雪の女王などの映画のヒットもさらにディズニーファンを増やしています。

    おそるべし。

    だからこそ、オリエンタルランドが東京ディズニーリゾートの値上げを発表しても、株価が下落せず、上昇していくものと思われます。

    オリエンタルランドに見る、値上げと株価上昇の関係

    オリエンタルランドは値上げ発表が好感され、株価上昇となりました。

    しかし、値上げをすることで深刻な客離れが起き、業績を悪化させてしまう企業も存在します。

    両者の違いはどこにあるのでしょうか。

    値上げで客離れが起きてしまった居酒屋チェーン「鳥貴族」(3193)を例に考えてみましょう。

    鳥貴族は飛ぶ鳥落とす勢いで成長が加速していた2017年10月に値上げに踏み切りました。
    しかし、この値上げが裏目に出て客先離れが起き、業績は悪化。株価も1年以上にわたり下落していきました。

    <鳥貴族チャート>

    鳥貴族株価チャート

    ※引用元:ヤフーファイナンス


    筆者が思うに、両者の違いは低価格を売りにしているか、高付加価値を売りにしているかの違いだと思います。

    鳥貴族の場合、「安くておいしい焼き鳥チェーン」が主な利用客の同社に求めるイメージ。

    一方、ディズニーランド・ディズニーシーは日常生活とは異なる体験。そこにキャストは価値を求めています。幼いころからディズニー作品を見たり、ディズニーランド・ディズニーシーの両方に行っている人が固定ファンになっています。

    価格の安さで商売している店は、その売りである安さが失われたら一気に客離れを起こしてしまうリスクを持っています。

    鳥貴族の場合、そのリスクが表面化しました。

    一方、ディズニーには幼いころからディズニーに親しんだ固定ファンが多くいて、多少高くても夢の国を体験できるならお金を払っても良いという人が多くいます。

    この違いが、「値上げ」を発表したオリエンタルランドと鳥貴族の差になっているのだと思います。

    ディズニーのような世界中にファンがいるブランド力がある企業は、少々の値上げでもびくともしないことが多いように感じます。

    ですので、値上げをする企業に投資を考える場合は、強力なブランドを持っている企業にしておいた方が無難だと筆者は考えます。

    価格競争をしているような企業の場合、客離れが起きる可能性があるので注意が必要です。


    株式ランキング