日産株価年初来安値!ゴーン再逮捕で回復株価は一気に下落。今後は?

日産年初来安値

日産株価、年初来安値を更新…ゴーン氏再逮捕で株価回復はむずかしいか?

11/19に逮捕された日産の元会長カルロス・ゴーン氏

11/20日産の株価は年初来安値を更新
だが、ストップ安にはならず940円付近まで下落した日産株価は1000円を超えるまで回復
(参照:11/20「日産株価はストップ安どころか持ち直す。なぜ?カルロス・ゴーン逮捕で」

日仏を巻き込む国際問題化までしている事件なのに、なぜ株価が下落していかないのだろうか…?

そう思って日産株価をチェックし続けていましたが、「カルロス・ゴーン氏再逮捕」をきっかけに一時回復していた日産株価は再び年初来安値を更新していきました!

配当利回り6%以上の日産株ですが、はたして投資家の信頼を得て、株価の本格的な回復は今後あるのでしょうか?

今が日産株の買い時なのでしょうか?

気になる日産の株価の今後を読み解いていきます!

【日産ゴーン再逮捕】株価915.6円、PER7.16倍、PBR0.65倍、配当利回り6.23%は通常なら大バーゲンセール!…だが、

【日産ゴーン元会長を巡る時系列】
11/19最初の逮捕(取引時間外)
11/20日産株価940円の年初来安値(前日終値1005.5円)
12/3日産株価1008.5円を付けて逮捕前の水準まで回復
12/10起訴と再逮捕
12/11日産株価前場に912.1円を付け、逮捕直後の年初来安値(940円)を更新

ゴーン氏逮捕後の日産株価の動きを時系列にまとめてみました。

これをチャートで見るとこんな感じです。
日産チャート
チャートで見るときれいなアップダウンをしていますね。

11/20に窓を開けて下落後、反動で株価が一時回復することを読めた人はここで利益を得られたことでしょう。

とはいえ、これはそれなりに投資経験のある人でないと、利確するのはむずかしかったのではないかなと思います。

なにしろ聞こえてくる日産関連のニュースはネガティブなものばかりでしたので、投資家心理が冷え込んでいたのは間違いないことでしょう。

そして、昨日(12/10)のカルロス・ゴーン氏の起訴・再逮捕を受け、本日の日産株価は大きく下落して年初来安値を再更新しました。

本日(12/11)前場現在日産銘柄は株価915.6円、PER7.16倍、PBR0.65倍、配当利回り6.23%となっています。(※ヤフーファイナンス参照)

通常なら大バーゲンセールです。
数字だけを見れば私が投資顧問なら買い推奨を出したくなるところです。

買い推奨を出すということは今後株価が上昇していくと予想している証拠…
しかしながら、本当に日産株価は上昇していくのでしょうか?

年初来安値は続く?日産株価を占う上で気になる記事と今後は?

逮捕されたとはいえ、これまで1990年代の日産の経営危機を救った救世主として見られることが多かったカルロス・ゴーン元会長。

しかしながら、調子が良かったのは最初の5年だけ。
その後は有利子負債が増加していったとの気になる記事を見つけました。
⇒元ネタ記事「ZAIオンライン

この記事を読んだ後で、私の方でもいろいろと調べてみると、2018年3月期終了時点での日産の自己資本比率は28.7%であることがわかりました。

ちなみに同時期のトヨタ自動車の自己資本比率は38.2%。ホンダが41.0%でした。
自己資本比率
ライバル企業と比較しても、自己資本比率は低く、それだけ有利子負債の割合が高いというのは間違いなさそうです。

有利子負債が多ければ、それだけ支払利息が増えて収益を悪化させる要因になります。

配当利回り6%以上というのが、現在の日産株価を支えているのであれば、収益悪化の要因足り得るものは見過ごせないですね。

利益あっての高配当ですので!

自己資本比率を高めて財務状態を健全化するためにも、業績を回復させたいところ。

そのためには、

・良いクルマを作ること
・クリーンな会社であること
・ルノーとのアンバランスな資本関係の改善

上記のことが重要になります。

まずは事件の早期解決と再発防止の徹底。
そしてユーザーの信頼を回復する。

この2つの糸口が見えるようになるには、時間がかかることでしょう。

ですので、すぐに日産の株価が大きな回復(上昇)をしていくのは難しいかもしれません。
短期的には年初来安値更新もあり得ることでしょう。

ですが、5年10年の長い目でみれば、個人的にはこれからしばらくの間が同社の株の仕込み時のようにも感じています。
※個人的な見解ですので、投資は自己判断と自己責任でお願いします。

昔は「技術の日産、販売のトヨタ」といわれていたトヨタと比肩されていた時代もあった日産。

一日も早く信頼回復して株価も回復してほしいところです。