日産、西川社長辞任で株価反発。上昇トレンド転換なるか?

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日産の西川社長ついに辞任!株価反発だが、これは上昇トレンド転換なのか

日産社長辞任で株価は動くか。

昨年11月カルロス・ゴーン元会長が逮捕されてからもうすぐ1年。

そのカルロス・ゴーン氏にクーデターを起こしたとも言われている西川社長も辞任に追い込まれました

その理由は、不正に報酬を受け取っていたから。

結局あんたもか…!

とツッコミを入れたくなってしまいますね。
高値で日産株を買ったステークホルダー(株主)にとっては、ふざけるなといったところでしょう。

しかし、西川社長の辞任報道が出てから、これまで下降トレンドだった日産の株価が反発してきました。

いわゆる“材料出尽くし”というやつでしょうか。

とはいえ、まだ安心はできません。

果たして、本当に日産株の株価は上昇トレンドへと転換していくのでしょうか?

その可能性を探っていきたいと思います!

泥沼化した日産、株価が低迷中だが社長辞任が起爆剤になる可能性も

カルロス・ゴーン逮捕という衝撃から10か月。

その後も様々な悪材料が出るなど、話題に事欠かなかったことだけは間違いない日産。

・ゴーン氏の不正のやり口の発覚や逮捕・起訴・裁判という一連の事件
・親会社である仏ルノーとのパワーバランス問題(仏政府介入でややこしいことに)
・日韓関係悪化で韓国からの撤退検討のニュースが流れる

などなど、細かいことを入れれば、まだありますが割愛(多すぎるので笑)!

そんな日産問題の泥沼化は、日産自動車の株価も底なし沼のごとく下げていきました。

日産株価チャート

※出典:ヤフーファイナンス


上記は「日産自動車」(7201)の直近1年の株価チャートです。

昨年11月のゴーン氏逮捕以降、日産株価が下降トレンドを形成して下落しているのがわかります。

配当利回りが6%近くあったにもかかわらず、株価はなかなか反転しませんでした。
そりゃそうですよね。
業績悪化で減配になる可能性もあるので、現時点で予想配当利回りが6%あったとしても、不確かなのでリスクオンする投資家が少なかったのはいうまでもないことでしょう。

しかし、チャートの右端の赤丸を付けたところをごらんください。

ついに株価が反発したように見えます。

これは西川社長への不正報酬疑惑が報じられ、辞任するかもしれないという思惑が入っての反発だと考えられます。

果たして、本当に株価は底を打ったのでしょうか。
日産株を買い進める投資家のエネルギーが持続しないことには、本格的な日産株の株価上昇とはいきません。

今後の同社株の展望はいかに?

日産株価:社長辞任をきっかけに本格的に上昇トレンドを形成していくためには

西川社長の辞任は、たしかに投資家にとっての買い材料、悪材料出尽くしになった可能性があります。

しかし、悪材料出尽くしで株価が上昇するのは短期間であることが多いですね。

その後、本格的に株価を上昇させていくには、やはり業績面が重要になってきます。

何しろ、カルロス・ゴーン氏らの事件については、約350億円もの被害があるとのこと。
その被害額以上に利益を上げていかないと、投資家としてはとても納得のいくものではないでしょう。
※参照記事「日産、被害総額350億円以上 ゴーン氏ら旧体制と決別図る」

純利益で350億円を稼ぐのは、現在の日産にとっては決してたやすいことではないと思います。

2019年3月期の日産の業績は純利益で約3190億円ありました。
しかし、これは事件発覚前に稼いだ部分が大きかったといえるでしょう。
2020年3月期の純利益予想は前年比46.7%減の1700億円となっています。

若者の自動車離れは進んでいますし、米国の日本車への関税強化がいつ発動されるかもしれないリスクなどがあります。

消費税増税も自動車販売にとってはマイナスに働くことでしょう。

そのような中でも、日産が売れる車、利益の高い車を生産できれば、投資家の期待が高まり、投資マネーが日産株に入り込んでくるかと思います。

日産の「ノート」は登録販売数1位と、安定した人気があります。

ただ、日産はほかのライバルメーカーと比べると自動車のモデルチェンジの頻度が低いといわれています。

こうしたモデルチェンジなどのテコ入れを行うことができれば、株価にも期待が持てるようになるのかなと個人的には感じています。

後は、本当に悪材料出尽くしであることも重要です。

今後さらに悪材料が次々と出るようなことがあると、株価にもあまり良いインパクトは与えないでしょう。

今回の件が本当に悪材料出尽くしになることを願うばかりです。